週刊『印刷雑誌』

週刊『印刷雑誌』3巻9号 2012年3月5日
Japan Printer weekly vol.3, no.9
毎週月曜日10時発行

週刊『印刷雑誌』は,印刷会社に限らず,印刷物を購入する人,印刷に興味がある人を対象にした無料のWebメディアです。
紙メディアである技術専門誌の月刊『印刷雑誌』(1470円)と連携し,印刷に関係した情報を中心に毎週月曜日発行します。

ファイブ・アイランド,付箋カレンダーを販売
 ファイブ・アイランドは3月2日,各月10枚綴りの付箋カレンダーを発売した。2012年4月〜2013年3月に対応し,2013年分は5月より受注を始める。OEM生産では3ヵ月,6ヵ月,形状,サイズの変更にも対応する。

BookLive,集英社の人気コミック9タイトルをePub形式でAndroid端末向けに配信
 BookLiveは3月2日より,電子書籍ストア「BookLive!」で集英社の人気コミック『LIAR GAME』や『青の祓魔師(エクソシスト)』,『君に届け』など9タイトルをePub形式でAndroid端末向けに配信している。今回の配信のため,ePubビュアーエンジンを開発し,スマートフォンやタブレット端末での可読性を高めた。4月以降,各種OSにも順次対応予定。

コンテンツワークス,フォトブックの増刷データを無期限保管するサービスを無料提供
 コンテンツワークスは4月11日より,フォトブック作成サービス「Photoback」で,増刷データを無期限で保管するクラウドサービス「マイライブラリ」を無料で提供する。注文した増刷データは自動的に「マイライブラリ」に保管される。同社は2011年の東日本大震災を受けて被災地域の顧客の増刷データの保管期間を通常40日から1年に延長し,震災以前のデータを提供している。なお,2月29日時点で現存するデータは,無期限保管サービスの適用を受ける。

大日本印刷,販促ツール制作サービスと電子チラシ制作・配信管理システムを連動
 大日本印刷は,ブランドルールや法規制に準拠した店舗独自の販促ツールの制作を簡便にするASPサービス「PROMAXLIGHT(プロマックスライト)」と電子チラシの制作・配信管理システム「オリコミーオ!」を連動させ,紙と電子のクロスメディアでの販促支援を行うサービスを3月2日より始めた。店舗ごとに制作しているチラシやポスターなどの紙媒体と電子チラシを一元管理することで,店舗や地域で異なる販促ツールの効率的な展開が可能となる。なお本格的な販売に先行して(株)はせがわに採用された。地域別の新聞折込みチラシを,同社の各店舗ホームページとオリコミーオ! サイト上で電子チラシとしても掲載する。

DNPデジタルコム,Facebook活用クローズドキャンペーンの応募受付開始
 DNPデジタルコムは,Facebookを活用したクローズドキャンペーンの応募受付サービス「Social de Entry(ソーシャル・デ・エントリー)」を3月1日より始めた。クローズドキャンペーンは,生活者が購入した商品に添付してあるシールなどに印字されたシリアルナンバーや2次元コードを元にキャンペーンに応募できる仕組み。同サービスは,急速に利用が拡大しているFacebookを活用することでキャンペーンの活性化を支援する。

パピレス,少年画報社500冊全巻無料キャンペーン実施
 パピレスは3月2日正午〜3月5日正午,電子書籍サイト電子貸本Renta!で少年画報社500冊全巻無料キャンペーンを実施する。ツイッター連動企画としてパピレススタッフが全500冊を読み,作品の感想をツイッター上で紹介する。またその様子をユーストリームで生中継する。

BookLive,「まんがで学ぶ 成功企業の仕事術」シリーズ「ワタミ」編の配信を始める
 BookLiveとバラエティ・アートワークスは3月1日,電子書籍ストア「BookLive!」で「まんがで学ぶ 成功企業の仕事術」シリーズ「ワタミ」編(全2巻,500円,194ページ)の配信を始めた。同書は成功企業の歴史や企業理念,経営者の仕事術や経営哲学を漫画で学ぶシリーズの作品で,朝日新聞出版との連携により紙版も発行し,リアル書店でも提供するという取り組みの1つとなっている。

リアリックス,小説投稿サイト「時空モノガタリ」開設
 リアリックスは2月29日,短編小説,掌編小説を募集し読者が評価するWebサイト「時空モノガタリ」を開設した。さまざまなテーマで原稿用紙数枚程度の作品を募集し,読者も評価できる。優秀作品には賞金を贈呈する。

日本HP,低VOC水性インク対応の大判プリンタ新製品
 日本ヒューレット・パッカードは3月1日,同社の無臭とVOC低減が特長の水性インク「HP Latexインク」を採用した大判プリンタの新製品として,104インチ(2.6m)幅に対応した「HP Designjet L28500」を発売した。乾燥・硬化用ヒーターを内蔵し乾燥時間の短縮を図ったほか,出力速度を61インチの機種に比べて約30%〜最大60%まで高速化した。また搬送,プリント,巻取りまでの精度を高める強化テンションバーや,サイドのめくり上がりを防ぐエッジホルダーを搭載して,薄く柔らかい素材でも高品質な出力に対応する。価格は498万円(税込522万9000円)。

ユポ・コーポレーション,合成紙「ユポ静電気吸着」を発売
 ユポ・コーポレーションは3月1日,静電気の力でガラス面などに吸着する合成紙「ユポ静電気吸着」の販売を始めた。合成紙ユポと剥離フィルムとの間に静電気が帯電し,剥離フィルムをはがすと,静電気の力で平滑面に吸着する。粘着剤を使わずに平滑な面に吸着するので,剥がすさいの糊残りの心配がなく,各種ポスター,商品POPなどの用途で使用できる。印刷段階では基材表面は帯電しないため,平版オフセット印刷をはじめ各種印刷に対応できる。また,剥離フィルム(半透明)にも印刷が可能なため,両面印刷を施し,表裏で別絵柄を表示することもできる。

フォーサイト,「Chart@Once SE Sr.2」を発売
 フォーサイトは3月2日より,FileMaker Pro用自動グラフ作成環境の拡張版Chart Once SEをバージョンアップした「Chart Once SE Sr.2」の販売を開始した。同製品により,複数のつながりをもたせるリレーションを作成せずに自分のファイルにグラフを自動表示できる。コピー&ペーストで自分のファイルに設定することで,グラフを自動作成できる。2万4800円より。

アドビ,Apple iPad 2上でPhotoshop機能による画像編集を実現
 アドビシステムズは2月28日,iTunes App Store 上でiPad 2向けのAdobe Photoshop Touchの提供を始めた。同アプリは,直感的なタッチスクリーン用アプリで構成されるAdobe Touch Appsファミリーの中心的なもので,タブレット端末上で編集,レイヤーを使用した複数写真の組み合わせ,写真の修正,描画などの作業を可能にする。今後同ファミリーは順次提供を始める予定。

Too,ハードカバーの手作りブックキットを発売
 Tooは3月1日,ハードカバーのオリジナルブックを作る「手作りブックキット」を発売した。家庭用プリンタで出力し,ホチキスで綴じ,カバーを貼り付けるだけでハードカバーの本ができる。用紙は写真出力を考慮した両面光沢紙と手書きに対応する両面上質紙の2種を用意。2L判,横型,用紙12枚1セット,1365円。

大日本印刷,3次元CG画像データで造るリップマン型ホログラムを開発
 大日本印刷は3月1日,3次元コンピュータグラフィックス画像データで造るリップマン型ホログラムを開発したと発表した。同ホログラムでは,従来はおもに模型を使用して作製していた同ホログラムの表示絵柄に,コンピュータ上で作成した実在しない画像でもデザインとして適用できるようになったため,模倣がより困難になる。同社は同ホログラムを,高級商品のブランド保護のほか紙幣や商品券,ギフト券などの金券用途や,パスポート,国民IDカード,運転免許証など向けに展開する。

凸版印刷,実物展示とVR作品,複製品による文化財鑑賞プログラム
 凸版印刷は東京国立博物館と共同で,文化財の実物展示とバーチャルリアリティ(VR)作品の上演,複製に触れる体験を組み合わせた鑑賞体験プログラムを,同博物館で3月3日から4月1日まで提供している。今回,重要文化財を含む土偶3体の3次元計測データを活用し,形状と重さを再現した複製を制作。同データを活用し制作したVR作品の上演と土偶の複製に触れる体験会を,実物展示とともに行っている。

凸版印刷,「ネスカフェ エコ&システムパックで東北を応援!」キャンペーン
 凸版印刷はネスレ日本と共同で3月1日から4月30日まで,インスタントコーヒーの詰め替え品のリニューアル発売にともない,売上の一部を東日本大震災で被災した東北の復興支援資金とするキャンペーンを行っている。同商品「ネスカフェ エコ&システムパック」1本につき10円を支援資金とし,また,支援活動のアイデアをWebサイト「THE県人こみゅ」で募集している。

共同印刷,中国に子会社設立
 共同印刷は2月28日,3月に中国上海市に100%子会社の「共印商易(上海)有限公司」を設立すると発表した。独自の機能性包装材料の販売および輸出入を中心としたアジア市場への事業展開を図る。代表者は,共同印刷取締役の清水市司氏が就任。

小森コーポレーション,デジタル印刷に関する販売契約をコニカミノルタと締結
 小森コーポレーションは2月28日,コニカミノルタビジネステクノロジーズと商業印刷市場における販売契約を締結した。コニカミノルタビジネステクノロジーズはデジタル印刷システム「bizhub PRESS」シリーズを日本・米国・欧州・中国の4地域で小森コーポレーションへ供給する。さらに5月より,「bizhub PRESS」シリーズをOEMで提供する。

富士ゼロックス,ビジネス拡大に合わせたビジネスコミュニケーション支援環境を提供
 富士ゼロックスは2月29日,2011年8月に無料で提供を始めたビジネスコミュニケーション支援サービス「SkyDeskサービス」のメール統合管理と名刺管理の2アプリケーションに有料サービスを追加した。今回の有料サービスでは,組織への登録人数を最大300人(無料時は3人),メールの容量を最大15GB(無料時は5GB)などに拡大し,大規模で組織的にユーザー管理ができるようになった。メール統合管理(15GB)1人3000円/6ヵ月。

小森,drupaでのテーマはKOMORI OnDemand
 小森コーポレーションは2月28日,ドイツのデュッセルドルフで5月3日〜16日に行われる国際印刷資機材展drupa2012の出展概要を発表した。同社は前回drupa2008と同ホール,同位置に日本企業では最大のブースを用意した。ブースを大きくオフセットとデジタルに分け,KOMORI OnDemandをテーマにオフセットオンデマンド,デジタルオンデマンド,パッケージ印刷,サービス,環境対応など7コーナーで製品とサービスを紹介する。なお,会場では2月28日に発表したコニカミノルタビジネステクノロジーズとの提携によるフルカラーデジタル印刷機bizhub PRESS C8000も出品する。
 なお,詳細は4月20日発行の月刊『印刷雑誌』5月号にて掲載します。

富士フイルムグラフィックシステムズ,顧客満足度向上フェアを開催
 富士フイルムグラフィックシステムズと富士ゼロックスは2月28日,東京・竹橋の富士フイルムグラフィックシステムズで「顧客満足度向上フェア」を開いた。デジタル印刷をテーマにデジタル印刷機,大判インクジェットプリンタのほか後加工機やデジタル印刷機を使用する出力物の作成提案などを紹介した。またセミナーでは「クライアントデータを活用したビジネスモデルの事例紹介」を主題にインスティルの松原和枝代表が厳しい状況で顧客との関係を強化する手法を話した。

日本製紙グループ本社,CSR報告書が「環境コミュニケーション大賞」優秀賞を受賞
 日本製紙グループ本社は3月2日,同社が発行した「CSR報告書2011」が環境省および地球・人間環境フォーラム主催の「環境コミュニケーション大賞」の地球・人間環境フォーラム理事長賞を受賞したと発表した。本報告書は次の点が評価された。東日本大震災で被害を受けた石巻工場でいち早く再開を宣言し,地元に希望を与えた。国内外での森林経営や原材料調達におけるサプライチェーンを通じた取り組みが記述されている。公開情報量が多い。人権取り組みが先進的である。

アドビシステムズ,春の新生活応援キャッシュバックキャンペーン開催
 アドビシステムズは,3月2日より,「アドビ エレメンツ10 製品ファミリー春の新生活応援キャッシュバックキャンペーン」実施している。パーソナルユーザー向け写真編集ソフトウェアの最新版,同ビデオ編集ソフトウェアの最新版が対象となる。期間中に対象製品を購入し,申し込むと最大4000円がキャッシュバックされる。
http://www.adobe.com/jp/joc/e10cashback/

アドビシステムズ,「Adobe Digital Publising Suite」で作成された出版物が1600万件を超える
 アドビシステムズは2月29日,過去1年間で1600万件を超えるデジタル出版物が「Adobe Digital Publising Suite」で作成されたと発表した。また世界の約600社の出版社から,デジタル雑誌と新聞アプリケーションの使用状況に関するデータも明らかにした。さらにデジタル出版物の収益とブランドとの関与拡大を支援する改革も発表した。おもな強化にはマーチャンダイジング機能,コンテンツ供給,アプリケーション作成の高速化が含まれる。

エプソン,「エプソンフォトグランプリ2011」審査結果発表
 エプソンは,インクジェットプリンタでプリントされた写真作品を対象としたコンテスト「エプソンフォトグランプリ2011」を開催し,1万8896点の応募作品の中からネイチャー,ヒューマンライフ各部門のグランプリ,ファミリースナップ部門の金賞,チャレンジ部門の優秀賞をはじめとした各賞を選出した。受賞作品は3月16日〜29日にエプソンイメージングギャラリーエプサイト(東京・新宿)で展示するほか,Webサイトでも閲覧可能。
http://www.epson.jp/ec/campaign/contest/gp/2011/gp_n.htm

日本印刷産業連合会,「容器包装リサイクル法」に関する報告書を発表
 日本印刷産業連合会は3月1日,『平成23年度容器包装リサイクル法に基づく紙製・プラスチック製容器の再商品化実施状況に関する報告書』を発表した。同連合会の傘下団体に加盟している印刷会社における23年度の再商品義務化量は紙製容器716トン,ペットボトル14トン,その他プラスチック製容器6803トン,その他容器1トンで,日本容器包装リサイクル協会との再商品化委託料金は総計で3億6310万円となった。

日本印刷学会,各賞決まる
 日本印刷学会は2月24日,東京・新富の日本印刷会館で平成24年度通常総会を開いた。恒例の各賞は次のとおり。(敬称略)
功労賞:高橋靖/大日精化工業会長。功績賞:小関健一/千葉大学准教授:藤森康彰/共同印刷専務。論文賞:「卵殻カルシウムパウダーを塗工用顔料に利用したインクジェット紙の特性評価」青島駿・江前敏晴・磯貝明/東京大学,「光散乱を考慮した網点モデルによる多色印刷物の色予測」東吉彦ほか/東京工芸大学,内川惠二/東京工業大学。技術賞:「バリアブルデータプリンティングシステムTruepress Jet520の開発」川田亨ほか/大日本スクリーン製造。技術奨励賞:「モニタと印刷物の高精度カラーマッチング手法の開発」杉山徹ほか/大日本印刷。研究発表奨励賞:「レリーフ印刷法を用いた有機ELディスプレイ開発」小野原淳ほか/凸版印刷,「フレキシブル電子ペーパーを実現する印刷テクノロジー」喜納修ほか/凸版印刷,「測光法による油彩画の表面復元」長谷川隆行ほか/凸版印刷,津村徳道ほか/千葉大学,「インクジェットで吐出した微小水滴の紙への吸収速度解析」江前敏晴ほか/東京大学。研究補助金は,財団法人印刷朝陽会賞:論文賞受賞論。印刷機材団体協議会から奨励金5万円:研究発表奨励賞受賞論文,奨励金50万円:「インクジェット印刷技術を利用したろ紙基板多項目医療診断電極チップの作製」前島健人ほか/東京大学,チッテリオ ダニエル/慶應義塾大学。

日本印刷学会,電子書籍の現状と将来を考える
 日本印刷学会は2月29日,東京・新富の日本印刷会館で技術講習会を開いた。総務省の松田昇剛氏が,電子出版市場の拡大に向けた政府や民間団体の取り組みを紹介したほか,ナナオの長嶋健介氏が電子書籍用端末の色再現について,大日本印刷の関口隆氏が紙と電子の雑誌の同時制作について,方正の河田京三氏が中国の電子書籍・電子新聞および電子図書館の現状について説明した。

日本印刷学会,用紙技術の動向と電子出版のシンポジウム
 日本印刷学会は3月2日,東京・新富の日本印刷会館で「進化する紙メディアと周辺技術」をテーマにシンポジウムを開いた。王子製紙の永田紳一氏は,紙やフィルムに水系塗料を塗布する工程で乾燥後の水分をオンラインで測定する装置の開発を解説した。大日本印刷の岡素裕氏は,書店と電子書店,通販を組み合わせて,紙と電子の両書籍を制作・販売する「ハイブリッド型書店」の仕組みを紹介した。日本製紙の石崎雅也氏は,印刷用紙や情報用紙,新聞用紙の近年開発された製品の課題と対策など特徴を解説した。MPM数値解析センターの安原賢氏は,用紙への塗工や出力における流体・構造・粒子の数値解析技術を紹介した。

全日本DM大賞受賞作品発表
 郵便事業が主催する全日本DM大賞の授賞式が2月28日,六本木の東京ミッドタウンで行われた。総応募数672点から28点が入賞し,「Googleオープンビジネスパートナー教育プログラム」(広告主:グーグル,制作:電通ワンダーマン)が金賞グランプリを受賞した。グーグルの提供する検索連動型広告を広告会社が広告主に説明するための教育プログラムDMで同DMを利用した顧客の10%が新規成約を獲得した。なお,金賞に大日本印刷とトッパンフォームズが制作を担当したソフトバンクモバイルの「新規加入直後の,加入者本人/親向けのコミュニケーションレター」と共立印刷とクリエイティブシャワーが制作を担当したベネッセコーポレーションの「ベネッセ学習環境シリーズの通信販売における,メディアミックスからDMへのさらなる展開による売上拡大戦略」が入賞した。同賞では過去一年間に企業から実際に発送されたDMの中から戦略性,創造性,効果結果の3指標を中心に優れた作品を表彰する。

情報処理学会,震災復興デザインコンテストの受賞者発表
 情報処理学会は2月28日,震災復興デザインコンテストの受賞者を発表した。最優秀賞は築谷喬之氏の「ICカード乗車券を利用するスタンドアロン型避難支援デジタルサイネージ」。表彰は7日の13:30〜14:10,内容発表は3月8日10:00〜12:00で,会場は第74回全国大会の名古屋工業大学にて開かれる。また白鳥則郎氏による特別講演「被災一年後の提言」も行う。

3月5日〜5月31日,王子ペーパーライブラリーで企画展
 王子ペーパーライブラリーは3月5日〜5月31日,企画展「Field」を開く。広島平和記念公園に捧げられた折鶴を再生したノートの制作過程のほか,「よむ」をテーマに編集者,書店員などが紙の魅力を紹介する。9:00〜17:00開館,入場無料,土日祝日休館。問合せは,電話03-3563-4816。

3月7日〜13日,所沢で第61回彩の国古本まつり
 彩の国古本まつり実行委員会は,3月7日〜13日に所沢くすのきホールで「第61回彩の国所沢古本まつり」を催す。歴史,芸能,美術等の専門書からレコード,文庫,マンガまで合わせて約50万点の古本が並ぶ。今回は東京都,埼玉県,千葉県,茨城県の古書店に加え,被災地・福島県いわき市の古書店も参加し,40店舗が出店する。第61回の特集コーナーは「昭和の雑誌」。多彩なジャンルの懐かしい雑誌を集めている。11:00〜20:00(最終日は17:00まで)。問合せは,電話04-2926-2462(開催中は04-2926-3670)。

3月8日,印刷技術懇談会がホワイトカンバスMON-NAKAの見学会を主催
 印刷技術懇談会は3月8日18:30より,東京・越中島にあるホワイトカンバスMON-NAKAの見学会を催す。インクジェットのデジタル印刷機を中心にメディアテクノロジージャパンの平林氏が講演する。同会は東京工芸大学印刷系卒業生が中心となっている勉強会。参加費1000円,要申し込み。
http://www.ingikon.cup.com/home_J.html

3月15日,日本出版学会が電子書籍動向と出版流通をテーマにセミナー
 日本出版学会は3月15日18:30より,東京・水道橋の日本大学で「“紙の本”と“電子の本”の近未来:黒船上陸以降の電子書籍の動向と出版流通」をテーマにセミナーを開く。電子書籍の市場規模は650億円で劇的なコンテンツの増ではない。業界紙を中心にさまざまな出版産業データを検証し,近未来を考える。一般参加料500円。問合せは,電話047-334-7094。

4月10日,日印産連が容リ法と容器包装のCFP制度への対応に関するセミナーを開催
 日本印刷産業連合会は4月10日14:00より東京・新富の日本印刷会館で印刷業界における「容器包装リサイクル法」と容器包装のカーボンフットプリント制度への対応に関するセミナーを開く。凸版印刷の横尾耕一氏が「容器包装リサイクル法」について,大日本印刷の長谷川浩氏がCFP制度の動向と同制度への対応について解説する。なお,同セミナーでは『平成23年度容器包装リサイクル法に基づく紙製・プラスチック製容器の再商品化実施状況に関する報告書』の詳細説明も行う予定。申し込み締切4月6日,定員120名,参加費2000円。
http://www.jfpi.or.jp/

5月19日,全国印刷緑友会札幌総会開催
 全国印刷緑友会は札幌青年印刷人の会の主管で5月19日,北海道の京王プラザホテル札幌で全国印刷緑友会札幌総会を開く。登録料20,000円(予定),14:30総会受付開始。問合せは,電話011-666-3323。

10月27日,全国印刷緑友会沖縄大会開催
 全国印刷緑友会は沖縄県印刷若潮会の主管で10月27日14:30〜,沖縄かりゆしアーバンリゾート・ナハで全国印刷緑友会沖縄大会「ひやみかち沖縄」を開く。登録料22,000円。
http://www.greenfriend.jp/2011/09/54_2.html

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『紙と印刷の文化録:記憶と書物を担うもの』を発行しました。弊社発行の月刊『印刷雑誌』に好評連載された「わたしの印刷手帳」より珠玉の70話を収録し,紙や印刷はもちろん,デザイン,科学技術,政治・経済など幅広い内容を認知科学の視点も交えて論じました。世紀末を挟む激動の現代を振り返る機会としてご一読いただきたく存じます。合わせて『印刷雑誌』の購読もいかがでしょうか。1号1470円。定期購読料1年間12号分17,640円(税込)で,定期購読ですと送料無料です。

週刊『印刷雑誌』3巻9号
2012年3月5日発行
編集長:武川久野
発行人:中村幹
発行所:株式会社印刷学会出版部

 


 

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