週刊『印刷雑誌』

週刊『印刷雑誌』3巻10号 2012年3月12日
Japan Printer weekly vol.3, no.10
毎週月曜日10時発行

週刊『印刷雑誌』は,印刷会社に限らず,印刷物を購入する人,印刷に興味がある人を対象にした無料のWebメディアです。
紙メディアである技術専門誌の月刊『印刷雑誌』(1470円)と連携し,印刷に関係した情報を中心に毎週月曜日発行します。

富士ゼロックス,ストレージサービスとの連携でコンビニ出力を可能に
 富士ゼロックスとアイネットは,アイネットがHadoop分散ファイルシステムで構築した企業向けストレージサービス「Cloudstor」と,富士ゼロックスの「ネットプリント」が連携した企業向けクラウドサービスを4月1日より提供する。これにより,Cloudstor ユーザーはストレージに格納したデジタルファイルを全国のセブン-イレブン店舗(約1万3700店)で印刷することが可能となる。営業資料の持ち歩き負担が軽減できるほか,在庫するカタログを削減できる。

国立情報学研究所,学生IDのオープンな利用研究に着手
 国立情報学研究所は3月5日,OpenIDファウンデーション・ジャパンと共同で,オンラインIDに信頼を付与し,大学が発行するIDと民間企業が提供するサービスをつなぐ「トラストフレームワーク」に関する研究を始める。参加企業は自社のサービスを確実に学生へ届けられ,IDや資格確認にかかるコストを下げることができる。ID管理ポリシーは国際標準に基づいて策定・公開するため,組織や業界,国境を超えた柔軟な認証ができ,さまざまな利用者情報を安全にやり取りすることが可能になる。サービス開始は2012年内を予定。

セブンネット,個人商店向けWebチラシ制作・配信サービスを提供
 セブンネットは3月8日より,地域情報をWebチラシとして提供するWebチラシ作成・配信サービス「まちミチャオ!」を提供する。同サービスは自社や各商店のWebサイトとの連携を含めすべて広告主自身がオンライン上で操作するシステム。用意された雛形に必要情報を入力し,5ステップでサイトへの公開ができる。作成物はPDFダウンロードもでき,店頭への貼り出しなどにも対応できる。月額5250円。

BookLive,「まんがで学ぶ 成功企業の仕事術」最新刊「アパホテル」編を配信
 BookLiveとバラエティ・アートワークスは3月9日より,電子書籍ストア「BookLive!」で「まんがで学ぶ 成功企業の仕事術」シリーズの第3弾「アパホテル:利益を生み出す逆張りの成功哲学」編(全1巻)の配信を始めた。同シリーズは経営戦略やマネジメントが手軽に学べるとして同サイトで好評を受けている。194ページ,525円。

アドビ,Adobe Photoshop Lightroom 4発売
 アドビシステムズは,Mac OSとWindows向けのAdobe Photoshop Lightroom 4がアドビストアおよび全国のアドビ製品取り扱い企業を通じて3月16日から提供が始まると発表した。製品版16,800円,アップグレード版10,080円,乗換え/特別提供版10,080円,学生・教職員個人版6,930円(すべて税込)。
 また発売にともない,インプレスジャパンが運営するWebサイト「GANREF」と連携し,「634 ANGLES〜634アングルの東京新名所MAPプロジェクト」を始める。

GMG,屋内外広告市場向け大判出力用ソフトを発表
 GMGは2月21日,スペイン・バルセロナで開かれたFespa Digitalで屋内外広告市場向け大判出力用ソフト「GMG ProductionSuite」を公開した。同ソフトは編集,RIP,プロファイラー,印刷ジョブ管理の各機能があり, 800以上の出力装置に対応している。1台のコンピュータ上でRIP,編集,1〜2台の出力機を接続する単純構成のほか,10台以上のプリンタやカッティング装置へのジョブ転送を可能にする大規模,分散型構成などさまざまな形態に対応するライセンス方式を取っている。対応OSはMac OS 10.5-10.7,Windows XP,Vista,Windows7。編集機能では,貼り合わせ画像の出力では倍率計算が不要なほか,袋加工,ハトメ加工などの定義や位置の決定もできる。

グラフテック,12インチ幅対応小型カッティング機を発売
 グラフテックは3月14日より,最大幅305mm対応のカッティング機「silhouette CAMEO」を発売する。自動トンボ読み取り機能でA4判印刷物に合わせて対象物をグリットローリング方式でカットし,16GB対応のSDカード挿入口を標準装備し,データの読み込みを容易にした。フィルム厚み0.1mm以下(高輝度反射フィルムを除く)のほか,ハガキ,インクジェットフォト紙などに対応。

グラフテック,大判カラーコピーシステム「EIS180シリーズ」をリニューアル
 グラフテックは3月15日より,A0・A1判対応カラーコピーシステム「EIS180シリーズ」3機種6モデルをリニューアルする。従来機に比べ読み取り速度を向上し,インクジェットプロッタと組み合わせることで約59%コピー時間を削減した。いずれも最大通紙サイズ965mm,最大読み取り幅932.2mm,長さ16m,原稿厚み0.05〜1.6mm,補間解像度最大9600dpiに対応。インクはマットブラック,ブラック,シアン,マゼンタ,イエローで,印字モードは3種。A0判対応EIS185,144万9000円など。

日本製紙パピリア,特殊機能紙「感熱水溶紙」を発売
 日本製紙パピリアと日本製紙は3月7日,感熱印字ができ,水溶性の機能紙「感熱水溶紙」を開発,発売した。紙厚は95ミクロン,水分散時間60秒以内,海外の食品業界ですでに使用されている。水で洗い流すことを前提とした物流ラベルなどへの使用が見込まれる。

マークス,3次元モデラーGoogle SketchUP専用レンダラーを販売
 マークスは3月8日より,3次元モデラーGoogle SketchUP専用レンダラー「Render[in]」の販売を始めた。同製品はマウスで簡単に立体モデルが作成できるGoogle社が開発したSketchUPのプラグインソフトでプレビューウィンドを使用し,変更点を即時的に反映させる。光源や反射の設定だけでなく,アングルの変更やモデル内の部品の移動や変形も反映でき,作業が効率的になる。2万2000円(税抜き)。

ナナオ,手術室向け60型液晶モニターと小型信号配信システムを発売
 ナナオは,手術室向け画像表示モニターソリューション「EIZO RadiForce LX600W」(60.1型カラー液晶モニター)と信号配信マネージャー「LMM0802」を7月2日より販売すると発表した。これまで以上の大型のモニターと小型の配信マネージャーを発売し,手術室のシステム規模に応じて選べるラインアップを提供し,市場のニーズに応えていく。オープン価格。

大日本印刷,宇都宮に有機合成工場を新設
 大日本印刷は3月7日,機能性素材や医薬原薬の生産を行うグループ会社DNPファインケミカル福島の新工場を,同社が生産拠点を構える宇都宮工場の敷地内に建設すると発表した。DNPファインケミカル福島は現在,福島第一原子力発電所事故により工場所在地が警戒区域に指定されたため操業を停止しており,生産再開の目処が立たないため,新工場を建設して生産を再開する。新工場棟は鉄骨造4階建て,延床面積約8000m2で,4月に着工して2013年1月から順次生産を始める。

大日本印刷,NFCを活用した電子マネーシステムを共同開発・技術検証
 大日本印刷は3月6日,ビットワレット,KDDIと共同で,NFCの次世代電子マネーシステム研究の一環として,近距離無線通信技術NFCのTypeAプロトコルを用いたサーバー管理型電子マネーシステムのプロトタイプを開発したと発表した。3社はNFC機能搭載のスマートフォンやTypeAカードの非接触IC決済サービスに関する技術検証を行い,NFC機能搭載スマートフォンへの実装や,サーバー管理型電子マネーシステムでのインターネットを使った即時的な情報交換による利便性向上などが可能と確認。これにより3社は今後,電子マネーサービスの利用範囲がネットとリアルを融合したサービスの領域に拡大することに期待を寄せ,新規事業の拡大を検討する。大日本印刷はNFC機能搭載端末を利用したサービス開発などを積極的に行い,市場の活性化を推進する。

大日本印刷,NFC搭載スマートフォンによるネットと実際の店舗を結ぶ実証実験
 大日本印刷は3月5日,ヤフーと共同でNFC機能を搭載したスマートフォンを活用し,インターネットと実際の店舗を結ぶ「O2O(オンライン・トゥ・オフライン)ビジネス」の可能性を検証する実証実験「Android搭載スマホで宝探し!! トレジャーハントキャンペーン」を,3月15日〜31日に横浜みなとみらいの商業施設で行うと発表した。同キャンペーンでは,施設内に設置された宝箱を模した店頭ツール(Webサイト誘導専用リーダーライター)に,NFC機能搭載またはおサイフケータイ対応のスマートフォンをかざすことで,宝探しやスタンプラリーなどをしながら施設内を回遊できる。

大日本印刷,デジタルサイネージ用コンテンツの編集・配信サービスを提供
 大日本印刷は3月6日,チラシやポスター,Webサイトなどのデータを多様なデジタルサイネージ機器の表示画面に最適化して配信するASPサービス「SmartSignage CMS(スマートサイネージ シーエムエス)」を4月中旬より始めると発表した。多様なコンテンツのデータを登録・管理することで,デジタルサイネージ用コンテンツの編集・配信を容易する。なお,同社が博多阪急と共同運営しているタッチパネル端末を使ったクーポン発券システム向けに同サービスを活用した情報発信サービスを構築し4月中旬に開始する。

大日本印刷,顧客への“おもてなし”を演出するサービスを提供
 大日本印刷は3月6日,店員と顧客の良好な信頼関係を構築し,顧客満足度の向上を図るサービス「CUSTOMER TACTiX(カスタマータクティクス)」を,4月よりASPで提供すると発表した。同サービスは,商品やサービスの購入後や入会後の顧客に対してメール配信やDMの送付などの非接客時の顧客対応業務を標準化し,顧客満足を引き出すシナリオを作成するコンサルテーション,シナリオに沿った施策を実践するためのシステム,施策実施後の効果検証や改善提案を行う運用支援で構成。対面販売を行う多様な業界や業種および顧客の属性など,企業ごとに異なる事業環境に合わせて店員と顧客の最適なコミュニケーション活動を支援する。

大日本印刷,明るさ・量産性を向上したフルカラーリップマン型ホログラムを開発
 大日本印刷は3月7日,材料や生産設備などを改良し,明るさや量産性などを向上したフルカラータイプのリップマン型ホログラムを開発したと発表した。明度の高い材料を使用して明るさを約2倍に引き上げたとともに,生産設備の自動化と省力化で生産性の向上を図り製造コストを約半分に削減した。キャラクター製品のライセンスシールや高級グッズなどのブランド保護用途などに向けて販売する。

凸版印刷,NFC対応スマートフォンを活用した店頭販促の実証実験
 凸版印刷は3月6日,カルチュア・コンビニエンス・クラブおよびKDDIと共同でNFC対応スマートフォンを活用した店頭プロモーション「“タッチでチョイ見!”NFC体感コーナー」の実証実験を2月20日から3月19日まで行っていると発表した。東京のTSUTAYA渋谷店で,設置された同スマートフォンを店頭POPや商品パッケージの所定位置にかざすと,貸出DVDの映画やドラマなどの予告映像を視聴できる。この実験において同社は,企画およびNFCタグの提供,NFCに関わる店頭POPの制作を担当した。

凸版印刷,Facebook活用プロモーションで協業
 凸版印刷は3月5日,同社が開発したNFCとスマートフォンおよびFacebookを連動したプロモーションシステム「リアルいいね!」において,サイバーエージェントと協業したと発表した。両社は共同でチームを発足し,商業施設や流通企業などに向けて同プロモーションの販売を3月上旬より始める。
 同プロモーションは,利用者のFacebookアカウント情報を登録したICタグを展示会などで設置したNFCリーダーにかざすことで,Facebook上に「いいね!」が送信され,商品の画像や商品名,価格,説明,URLなどとともに「いいね!」情報をページに表示できるもの。凸版印刷はシステムやICタグの提供,販促物の制作などを,サイバーエージェントが企画立案や実施を担当する。

凸版印刷,放射性物質を吸着するゼオライト機能紙を開発
 凸版印刷は3月7日,紙にゼオライトを充填し,放射性物質を吸着する機能を付加した紙を開発し,検証用のサンプル出荷を3月上旬より始めると発表した。ゼオライトは放射性物質であるセシウムを吸着する機能があり,同製品は紙に高密度で充填することによりゼオライトの特長を維持したまま加工性の向上を図った。ロール原反で提供できるため,東日本大震災に伴う福島第一原子力発電所の事故で飛散した放射性物質の除染にさいし,従来のゼオライトの散布では均一に撒くことが難しい場所でも,施工および回収の手間を削減できる。また,ロール原反の状態で備蓄しておくことで緊急の除染にも迅速に対応できるという。なお同製品は,新巴川製紙の協力を受けて製造する。

凸版印刷,マチュピチュ遺跡をVR映像化
 凸版印刷は3月8日,TBSテレビと共同で3月10日〜6月24日に国立科学博物館で開催される「インカ帝国展 マチュピチュ“発見”100年」で公開するバーチャルリアリティ映像作品を制作したと発表した。ペルーの標高2400mの断崖に拡がる空中都市マチュピチュ遺跡の全域を世界で初めて三次元計測し,3D(立体視)映像として再現した。上映には6台のプロジェクタを用いた530インチのスクリーンを使い,上空からの俯瞰や空中を自在に飛び廻るといった視点から遺跡を散策する。また現地での復元状況を参考に,約500年前のインカ帝国が繁栄したマチュピチュも再現した。

共同印刷,コーポレートサイトを刷新
 共同印刷は3月8日,事業領域の拡大に伴いコーポレートサイトを全面的に刷新した。スマートフォンやiPhone,iPad,Androidなどのタブレット端末向けに最適化したほか,HTML5とコンテンツマネジメントシステム(CMS)を導入した。また,閲覧者の好みに合わせて製品・サービスを紹介する機能の充実を図った。

新日本カレンダー,ペット用品通販カタログ情報誌を無料配布
 新日本カレンダーは3月7日より,ペット用品通販カタログ情報誌『ペピイ2012年春夏号』と『ペピイキャッツ2012年春夏号』を希望者を対象に無料配布している。同誌では獣医師の監修・指導を受けた飼育方法なども掲載しており,特集には東北復興応援として宮城・福島の動物救護の現状を伝えるほか,ペットの同行避難の注意点などを盛り込んだ。なお,カタログ掲載品5000円以上で送料無料キャンペーンを行っている。

コニカミノルタビジネステクノロジーズ,「bizhub PRESS C70hc」でPANTONEカラー準拠
 コニカミノルタビジネステクノロジーズは3月1日,商業印刷向けデジタル印刷機「bizhub PRESS C70hc」の色再現性においてパントン社のPANTONEカラー準拠の認証を受けたと発表した。同機の再現性はオフセット印刷の数値を上回る70%前半の数値を出しており,4色乾式トナー機の中でも最高クラスに属する。

ユポ・コーポレーション,製品と生産能力を強化
 ユポ・コーポレーションは3月8日,東京・銀座のコートヤード・マリオネット東武ホテルで講演会を開いた。四宮社長は震災時に停止した生産工場が支援により40日の短期間で再稼働できたことに感謝の言葉を述べ,2015年までに鹿島工場の年間4000tへの生産増強,中国をはじめとした海外への販売強化などを発表した。講演では静電気により貼り付け可能でオフセット印刷適性が高い「ユポ静電吸着」や従来品より油性インキの速乾性,低紙粉性を高めた厚手紙「QFF」,不透明度100%で光が裏抜けしない「コンシールQJJB」の紹介をしたほか,テクノロールの浅尾栄次氏がゴムロールの基本特性とメンテナンスについて解説した。

ベルアドワイズ,インクジェットメディアの販売を強化
 ベルアドワイズは3月9日,サイン業界におけるインクジェット印刷の利用拡大に伴いインクジェットメディアの販売を強化すると発表した。溶剤インク用として塩化ビニール素材や合成紙,電飾看板などで使われるクリアPET,防炎性のあるターポリンなど31製品を,水性インク用として紙,合成紙,塩化ビニールなど23製品を販売。また,ラテックスインク対応製品も扱う。施工時の空気抜きを容易にした仕様や,立体物のラッピングに対応した機能などの充実も図る。なお,これらの製品を紹介するカタログ「Sigh Web JET」も発行する。

日本印刷産業機械工業会,Japan Color認証制度「マッチング認証」工場に6工場を認定
 日本印刷産業機械工業会は3月5日,Japan Color認証制度の「マッチング認証」において第2号の認定工場を発表した。同認証は標準印刷認証の取得済み工場を対象に,カラーマネジメント技術を駆使して印刷物の色を基準値の許容幅に収める能力などを認証する。今回認定されたのは,丸理印刷の本社工場,共同印刷の小石川工場,トッパングラフィックコミュニケーションズの板橋工場,トッパンコミュニケーションプロダクツの板橋工場と仙台工場と滝野工場。

Japan Color認証制度「プルーフ機器認証」29件に
 日本印刷産業機械工業会は3月5日,オフセット印刷の色の基準となる「Japan Color」をもとに認定する「プルーフ機器認証」システムが2月24日付けで29件になったと発表した。同認証はプルーフ機器とRIP,用紙を組み合わせて信頼性が高い見本出力物(プルーフ)を安定的に出せる組み合わせシステムを対象としている。

印刷工業会,60周年記念ロゴマーク・タグラインの応募作品内覧会
 印刷工業会は3月5日,東京・新富の日本印刷会館で同会60周年記念ロゴマーク・タグラインの全応募作品152点の内覧会を開いた。同会が推進する環境配慮活動に着目してデザインしたものや,印刷機のローラーをイメージしてデザインされたもの,印刷によって人や未来へ伝える,絆や創造,イノベーションなどをテーマにしたキャッチコピーなどが見られた。同日に,最優秀賞1点と優秀賞2点を選ぶ審査会も開いた。表彰式は4月24日に丸の内の東京会館で開く。

NFC&Smart WORLD展とリテールテックJAPAN展でNFCを使った販促や生活支援を紹介
 3月6日〜9日,有明の東京ビッグサイトで近距離無線通信規格NFCの技術やビジネスの展示会「NFC&Smart WORLD」および,IT機器やシステムの展示会「リテールテックJAPAN」が開かれた。主催は日本経済新聞社。大日本印刷や凸版印刷が,電子マネーやスマートフォン,タブレット端末,デジタルサイネージ,電子ペーパーサイネージ,AR(拡張現実),ソーシャルメディアなどを活用した販促システムや,生活者の情報交換や利便性を高めるシステムと関連技術を紹介した。

JAPAN SHOP展でサイン・ディスプレイ向け大判プリンタ紹介
 3月6日〜9日,有明の東京ビッグサイトで店舗総合見本市「JAPAN SHOP」が開かれた。主催は日本経済新聞社。印刷関連ではサイン・ディスプレイ向けに,大判プリンタメーカー各社の出展があったほか,インターコスモスのラミネーターやインクジェット対応メディア,レザックのカッティングプロッタなどの出展があった。詳細は月刊『印刷雑誌』5月号に掲載。

研文社,社長に網野勝彦氏
 研文社と東京研文社は3月1日付で,代表取締役社長に網野勝彦氏が就任した。網野博前社長は代表取締役会長に就任。

東洋インキ東北,3月13日ビジネス創出展「ビジネスマッチ東北2012春」に出展
 東洋インキ東北は3月13日10:00〜17:00,仙台卸商センター産業見本市会館サンフェスタで開かれる,東北市場におけるビジネス創出を目的とする展示会「ビジネスマッチ東北2012春」に出展する。主催は東北ニュービジネス協議会,東北地区信用金庫協会,東北経済連合会,東経連ビジネスセンター。印刷企業,印刷資機材メーカー14社が出展する。入場無料。
http://www.bmtohoku.jp/index.html

3月13日,Tooソリューションフェア in EPSON
 Tooは3月13日,東京のエプソンスクエア新宿で「Tooソリューションフェア in EPSON」を開き,エプソンのソリューションの紹介とともに,3本の無料セミナーを行う。セミナーは「Japan Color認証制度とプルーフソリューションのご紹介」,「立体パネルデザインセミナー」,「大画面,自由自在“ソフトスケーラー”映像ソリューションセミナー」。
http://www.too.com/event/2012/tokyo03sol/

3月15日,ハイパーギアがe-文書法導入事例セミナー
 ハイパーギアは3月15日,東京・神田駿河台の中央大学 駿河台記念館でe-文書法導入事例のセミナーを催す。定員80人。参加費無料,要申し込み。
http://www.hypergear.com/mt/main/archives/2012/03/_e.html

3月15日〜18日,パトリア日田で特別企画「ダンボール遊園地」など開催
 パトリア日田(大分県・日田市)は3月15日〜18日(10:00〜15:30),子どもフェスティバルの一環として特別企画「ダンボール遊園地」を開く。hacomoの協力で,恐竜ゲートのダンボール迷路を設置するほか,18日は工作教室で「鎧兜と甲冑」の制作を体験できる。入場無料,工作は1人200円。
http://www.city.hita.oita.jp/patria/page_00314.html

3月17日〜4月8日,新潟県立自然科学館で「あそぶ∞まなぶダンボール遊園地」開催
 新潟県立自然博物館は3月17日〜4月8日,特別展「あそぶ∞まなぶダンボール遊園地」を催す。ダンボールの遊具で遊び,ダンボールの機能や特徴を実感できる。安達紙器工業,段ボールリサイクル協議会,新潟紙器工業,レンゴー新潟工場が協力し,工作イベントや工場見学なども行う。月曜休館。特別展入場料200円,入館料大人500円。
http://www.sciencemuseum.jp/niigata/5-1-desc.php?infono=59

3月24日,伊藤美藝社製版所が講演会とチャリティー交流会を主催
 伊藤美藝社製版所(名古屋市)とアイビーネットは3月24日10:00〜,愛知県産業労働センターウインク愛知で「“想い”を“カタチ”にする仕事術:私たちの仕事は社会を幸せにしていますか?」をテーマに水谷孝次氏の講演と同氏の作品を販売するチャリティー交流会を行う。水谷氏はアートディレクター,ウィダーインゼリーのパッケージを手がけるなど東京ADC賞をはじめ多くの賞を受賞,また,北京五輪開会式のオープニングセレモニーでは,芸術顧問として活躍。参加費2000円,要申し込み。
http://www.bigei.co.jp/info/20120215/index.html

3月30日まで,日本印刷産業連合会が印刷産業環境優良工場表彰の応募工場を募集
 日本印刷産業連合会は同連合会会員の10団体参加の会員企業を対象に,企業の環境問題に対する取り組みを評価する印刷産業環境優良工場表彰の応募工場を募集している。3月30日まで選択式の第1次審査の応募を受け付けており,4月20日〜5月31日に記述式の第2次審査の応募を受け付ける。参加は無料。受賞工場は,モデル工場として見学会や講演会が催されるほか,社会へアピールする機会となる。
詳細は,http://www.jfpi.or.jp/environment/commendation/index.html

4月 6日,日本画像学会が新聞印刷技術の勉強会
 日本画像学会は4月6日,東京・恵比寿カルフールで「第11回イメージングカフェ」を行う。「新聞印刷技術の変遷とこれから」について東京機械製作所の藤尾昇氏が話す。参加は,原則として日本画像学会個人会員のみ。空席が残っている場合,一般の参加も受け付ける。参加費1000円。
http://www.isj-imaging.org/event/imagingcafe/yokoku120406.html

4月11日より,「先端技術館@TEPIA」リニューアルオープン
 機械産業記念事業財団は先端技術を体験的に紹介する展示施設「先端技術館@TEPIA」を4月11日より,展示物を入れ替えて公開する。「SMART TECHNOLOGY:新しい社会・都市・くらしをつくる日本の先端技術」をテーマに企業や団体の技術連携の取り組みや製品を紹介する。入館料無料,月曜休館。
http://www.tepia.jp/exhibition/

4月27日〜8月26日,21_21 DESIGN SIGHTで「テマヒマ展:東北の食と住」
 東京・赤坂の21_21 DESIGN SIGHTは4月27日〜8月26日,東北の「食と住」に焦点を当てた「テマヒマ展:東北の食と住」を開く。デザイナーやフードディレクター,ジャーナリスト,映像作家,写真家が参加し,東北6県で調査した食と住にまつわる約80の物品を紹介する。入場料は一般1000円,大学生800円,中高生500円,小学生以下無料。火曜日休館(5月1日は開館)。問合せは,電話03-3475-2121。

5月16日〜18日,ビッグサイトで教育ITソリューションEXPO
 5月16日〜18日,東京ビッグサイトで「第3回 教育ITソリューションEXPO」が開催される。主催はリード エグジビション ジャパン。ネットからの申し込みで入場無料。
http://www.edix-expo.jp/

7月6日・7日,仙台で印刷関連展示会と講演会
 東北地区印刷協議会は宮城県印刷工業組合の主管で7月6日・7日,仙台卸商センター産業見本市会館「サンフェスタ」で印刷関連展示会と講演会による催事「SOPTECとうほく2012」を開催する。
http://www.miyagi-pia.or.jp/soptec/index.html

9月20日〜22日,2012全日本印刷文化典北海道大会開催
 2012全日本印刷文化典北海道大会が9月20日〜22日,札幌パークホテルを中心に開催される。記念ゴルフ大会,記念式典,全印工連メッセージ,記念講演会,懇親会,全国理事長会議,全国事務局会議,全印工連フォーラム,エキスカーションなどを予定。主催は全日本印刷工業組合連合会と北海道印刷工業組合。
http://www.print.or.jp/event/insatsubunka2012.html

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3月19日に『印刷雑誌』4月号を発行します。「標準化の必要性」を特集テーマとしてJapan Color認証制度や測色方法にも注目しました。中国の印刷産業状況レポートの後編ではパッケージ印刷や証券・セキュリティ印刷の現状を報告します。1号1470円。定期購読料1年間12号分17,640円(税込)で,定期購読ですと送料無料です。これを機会に『「印刷雑誌」とその時代 実況・印刷の近現代史』(税込9030円)もいかがでしょうか。

週刊『印刷雑誌』3巻10号
2012年3月12日発行
編集長:武川久野
発行人:中村幹
発行所:株式会社印刷学会出版部

 

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