週刊『印刷雑誌』

週刊『印刷雑誌』 3巻24号 2012年6月4日
Japan Printer weekly Vol.3, no.24
毎週月曜日10時発行

週刊『印刷雑誌』は,印刷会社に限らず,印刷物を購入する人,印刷に興味がある人を対象にした無料のWebメディアです。
紙メディアである技術専門誌の月刊『印刷雑誌』(1470円)と連携し,印刷に関係した情報を中心に毎週月曜日発行します。

大日本印刷とDNPメディアクリエイト,電子カタログを制作・配信できるシステムを開発
 大日本印刷と大日本印刷の子会社DNPメディアクリエイトは5月29日,紙媒体と同時にPCやスマートフォンで閲覧できる電子カタログを制作・配信できるシステム「ミカタ」を開発した。紙と同様の閲覧性を保持し検索機能や動画・音声などを入れられ,書棚機能により複数の電子カタログを端末に登録できるため常に最新のカタログを閲覧できる。メタデータを自動生成し紙と電子どちらにも利用できるため,制作時間を従来の半分,制作費を3分の2に低減した。制作費用は1ページ500円より,配信サーバー費用初期費用30万円,月額利用10万円より。

BookLive,ソーシャル本棚にフェイスブックとツイッター連動機能を追加
 BookLiveは5月30日,紙の書籍と電子書籍を一元的に管理できるソーシャル本棚「読むコレ」に,フェイスブックとツイッターの連動機能を追加した。書籍の感想を同SNSに投稿でき,SNSのアカウントで読むコレにログインすることができる。また自由にランキングを作って公開できる「MYランキング」機能も加えた。

富士ゼロックス,Android OS対応ドキュメントを活用するソフトウェアを無償提供
 富士ゼロックスは5月30日,ドキュメントをモバイル端末で表示するソフト「DocuWorks Folder for Android1.0」の無償提供を始めると発表した。Android OS対応のモバイル端末でWeb上のドキュメント共有環境を介して,同社の月額課金制サービス「Working Folder」を使うとファイルのやり取りができる。また,文書やフォルダの名称変更や移動や削除,保存が行える。同ソフトは2011年12月よりiOS向けに提供しており,今回はAndroid OSモバイル端末にもサービスを拡大した。

Quark,QuarkXPress9の出力データAmazon Kindle形式にも対応
 米国のQuark社は5月31日,統合デザインソフトQuarkXPress9の無償アップデートを始め,電子コンテンツがAmazon Kindle形式で書き出し可能になったと発表した。変換ツールの使用やソフトウェアの追加をしなくてもePub形式やKindle形式に変換できるため,Kindle市場への参入が容易になった。

Quark,デジタル出版を支援する製品強化のためMobileIQを買収
 Quark社は5月29日,デジタル出版を支援する自社製品を強化するため,アプリ開発やデジタル出版事業を行うMobileIQを買収したと発表した。Quarkのデザイン機能とMobileIQの事業を組み合わせてコンテンツのメディア配信を支援する。企業向けデジタル出版の利用範囲を金融業界や製造業,政府機関などへ拡大する。なお,MobileIQはQuarkの子会社になる。

日本HP,デジタル印刷機2機種を販売開始
 日本ヒューレット・パッカードは6月1日,デジタル印刷機「HP Indigo 7600」(6720万円)と「HP Indigo W7250」(1億2600万円)の販売を始めた。両製品は,黒をCMYの3色合成で表現しCMYK印刷時と比べて印刷速度を最大33%向上する機能を搭載。前者は,最速160ページ/分のカラー印刷が可能な枚葉機で,損紙自動検出機能や,隆起印刷やエンボス加工などの機能があるほか,オプションのライトブラックインキを使うとより高品質なグレースケールの写真印刷が可能。後者は,最速320ページ/分のカラー印刷と960ページ/分のモノクロ印刷が可能な大量印刷向けのロール機で,品質と生産性の向上を図り新しいカラーマネージメント機能を搭載した。

クレオネットワークス,Web to Printシステムをクラウド型ASPサービスで提供
 クレオネットワークスは5月30日,既存のネット印刷サービスに編集や自動レイアウト,版下生成などの機能を付加するWeb to Printシステムのクラウド型ASPサービス「W2Pクラウド」(ダブリューツーピークラウド)を始めたと発表した。編集ソフトを持たない発注者でも同システム上で入稿データの編集ができ,そのままPDF/X-1a形式(CMYK対応)の版下を生成する。印刷商材やスタンプ商材,グッズやノベルティの名入れ商材に対応。ネット印刷事業者へ直接販売するほか,「再販モデル」や,製品ロゴや編集アプリケーションなどをカスタマイズして販売パートナーに独自サービスとして展開できる「OEMモデル」がある。

エプソン,A3判カラーページプリンタとA3判カラー複合機発売
 エプソンは6月1日より,A3判カラーページプリンタLP-S5300とA3判カラー複合機LP-M5300シリーズを発売した。LP-S5300はA4判モノクロ印刷が毎分35.8枚で出力可能。Mサイズトナーに加え小容量のSサイズトナーも使用できる。従来機種に比べ消費電力を示すTEC値を24%削減した。LP-M5300シリーズはPCを介さずUSBメモリーから直接印刷やコピーができ,パスワード認証印刷などのセキュリティ対策を装備した。ワードやエクセルなどの操作画面から印刷可能で,異なるアプリケーションで作った複数のデータをまとめて印刷できる。LP-S5300は5万円台後半より,LP-M5300シリーズは19万円台後半より。

セルシス,イラスト制作ソフト発売
 セルシスは5月31日,WindowsとMacに対応したイラスト制作ソフトCLIP STUDIO PAINT PROを発売した。線のブレを抑える補正機能のほかタッチを水彩や油彩,アニメ風などにし,3Dの人形に自由にポーズをつけて描写できる。別売りのタブレットペンTab-Mate Controllerを使うと画面の拡大縮小や回転などを行える。ダウンロード版5000円,バリュー版月額500円,パッケージ版は8925円。

フォントワークス,白舟LETS会員向けに11書体を提供開始
 フォントワークスは6月1日,フォントワークスと白舟が運営する白舟LETSの会員向けに,新たに11書体の提供を始めた。筆文字シリーズの「大髭」4書体と懐シリーズの「篆書(てんしょ)」など7書体をCD-ROMとフォント管理ツール「LETS FontACE」からダウンロードできる。

アドビシステムズ,Photoshop Lightroom4.1とPhotoshop Camera Raw7.1のアップデート開始
 アドビシステムズは5月30日,Photoshop Lightroom4.1とPhotoshop Camera Raw7.1のアップデートを始めたと発表した。光の画像調整や色収差を補正するフリンジ軽減機能,RAWファイルのサポートができるデジタルカメラの機種を追加した。キヤノンや富士フイルム,ライカなど26機種に新しく対応した。

大日本印刷,顧客焦点マーケティングに新たな機能追加
 大日本印刷は5月28日より,属性や購買履歴など企業が持つ顧客情報と大日本印刷独自の経営手法を組み合わせた「顧客焦点マーケティング」に新たな機能を追加し提供を始めた。従来の分析に顧客の価値観を分類する「価値観クラスタ」と,顧客の好みや対象物へのイメージを40種類に分類した「嗜好モデル」を組み合わせた調査や分析方法を加えた。新機能により顧客に合った商品,サービス,デザインなどの販促活動が行える。

大日本印刷,オリジナル書体を開発しモリサワにライセンス提供
 大日本印刷は6月1日,オリジナル書体の秀英体「秀英ゴシック金L/B」など6書体を開発し,文字を追加した「秀英明朝L/M/B」3書体を合わせた9書体のライセンスをモリサワに提供したと発表した。秀英ゴシック金と銀ではひらがなとカタカナのデザインが異なる。秀英丸ゴシックは長文向きでくせのないすっきりとしたデザインにした。フォーマットはすべてOpenTypeフォント。MORISAWA Font Select Pack1/3/5として秋より発売する。

大日本印刷,カラーユニバーサルデザインとカーボンオフセットに対応した通帳を開発
 大日本印刷は6月上旬より,カラーユニバーサルデザイン(CUD)とカーボンオフセットに対応した通帳「エコフィットUD通帳プラス」を販売する。CUDにより多様な色覚をもつ人に対応し,通帳の材料調達や製造時に発生する温室効果ガスの削減により環境負荷を減らした。

凸版印刷,カタログやチラシ制作業務の効率化を図るサービスの提供開始
 凸版印刷は5月中旬より,カタログやチラシ制作業務の効率化を図る「統合制作支援サービス」の提供を始めた。Web上でカタログやチラシの編集,校正,自動組版,画像データや商品情報などのコンテンツ一元管理を行う。データベースとDTPソフトウェアの連携機能によりデータベース上の最新情報を常にDTPソフトウェアに移行できる。またWebやデジタルカタログなどにも短期間で反映可能。初期費用550万円より,月額45万円より。

凸版印刷とネスレ日本,環境に配慮した詰め替え製品で木下賞受賞
 凸版印刷とネスレ日本は5月31日,環境に配慮した詰め替え製品「ネスカフェ エコ&システムパック」で日本包装技術協会主催の木下賞包装技術賞を受賞したと発表した。同製品は可溶性コーヒーの詰め替え製品で,アルミ箔を使用せず,プラスチック使用量を大幅に削減したことが受賞につながった。

凸版印刷と唐招提寺,国宝鑑真和上坐像をデジタルアーカイブ化
 凸版印刷と唐招提寺は5月31日,奈良国立博物館協力のもと国宝鑑真和上坐像を三次元形状計測と色彩計測,高精細画像撮影による計測で調査し,デジタルアーカイブ化したと発表した。三次元形状計測とはパターン光投影型非接触三次元計測機を用いて像に触れることなく94方向から計測し,データの検証と合成処理を同時に行うことで細部にわたりデータを取得する。なお,国宝鑑真和上坐像のパネルや映像は6月1日〜30日,唐招提寺境内で展示される。

新日本プロセス広芸社,壁掛けタペストリー販売
 新日本プロセス広芸社は5月25日,ダルマの絵の独自の「壁掛けタペストリー」を発表,制作・販売を始めた。素材は綿生地(かつらぎ)でシルク印刷+金箔転写。天地1.85×左右1.40mの大きさで1本7万円。

杉本カレンダー,浴室用ヴィジュアル商品発売
 名入れカレンダー専業メーカーの杉本カレンダーは今秋より,一般向け浴室用ヴィジュアル商品「浴室でGO!2013:さあ,東北の温泉へ」を発売する。被写体広報という考えをもち,カレンダーを利用し被写体側の認知度向上を図った。温泉の周遊スポットやご当地麺などを紹介する冊子も別添する。

印刷の栄文社,フォトアルバム注文につきフォトスタンド付属サービスを開始
 印刷の栄文社は5月31日,オリジナルフォトアルバム作成サイト「マイメモリーブック」で1冊の注文につきフォトスタンドを1つ付属するサービスを始めた。同サイトは同社開発のフォトアルバム編集ソフトMyMemoryBook ver1.0を無料ダウンロードし,自宅で編集・印刷・製本までを注文できる。高画質デジタル印刷や糸とじ製本,ラミネートハードカバーの表紙などに対応。

秀朋,印字付き段ボールを即日発送するサービス開始
 秀朋は5月27日,同社運営の段ボール少量オーダーメイド専門サイト「はこつくーる」で,印字付き段ボールを即日発送するサービスを始めた。従来は印刷がないもののみを受注日発送していたが,インクジェットプリンタを導入し,納期と価格を見直した。利用者がWeb上で自由に原稿を作成でき,文字やバーコード,QRコードの印字も可能になった。

富士フイルム,国内販社を世界展開へ
 富士フイルムは5月30日,グラフィックシステム事業の体制を強化するため,印刷関連機材の国内販売会社である富士フイルムグラフィックシステムズと印刷物の制作用ソフトウエアの開発・販売会社である富士フイルムシンプルプロダクツを統合し,印刷関連製品のマーケティング・販売・技術サービスの機能を世界的に担う新会社「富士フイルムグローバルグラフィックシステムズ(株)」を10月1日付けで発足すると発表した。この新会社は次の製品やサービスを提供する。商業印刷・新聞印刷分野のオフセット印刷用CTP 版・PS 版や製版フィルム,プレートセッター,現像機器,薬品,大判インクジェットプリンタとインク,プリントオンデマンド機器,インクジェットデジタル印刷機,ワークフローやカラーマネジメントや組版用のソフト,デジタル露光システムやフォトマスク用材料,およびこれらの製品に関連する技術サービス。

コダック,drupa2012と欧州印刷会社の視察報告会
 コダックは5月29日,東京・丸の内の東京ステーションコンファレンスでセミナーを開いた。日本印刷技術協会の郡司秀明氏がdrupa2012展の概況を,またコンサルタントの村松礼二氏が,ドイツのKern社とフランスのSAGIM社を紹介した。

富士ゼロックス,Japan Color認証の取得や維持を助けるサービス開始
 富士ゼロックスは6月5日より,印刷・デザイン会社向けに策定されたJapan Color認証の関連サービス「DocuColor 1450 GA for Japan Color 専用対応サービス」の提供を始める。同認証を受けたプリンタ「DocuColor 1450 GA for Japan Color」と同サービスを組み合わせることにより,Japan Color認証の取得や維持をサポートできる。サービスは月額1台3万2000円。

ビーコンエヌシー,印刷業者を対象にWeb販促ツールを提案
 ビーコンエヌシーは5月31日より,印刷物のみを扱う印刷業者を対象にWeb上で販売パートナーを募集している。印刷会社は自社Webサイトや営業カタログなどのサイト制作やメール配信や,営業としてWeb販促ツールを提案でき事業拡大につながる。

ビーコンエヌシー,海外向け事業展開を支援するシステム提供開始
 ビーコンエヌシーは5月31日,多言語サイト作成やサイトのスマートフォン対応,翻訳機能などを備えたWeb支援システムの提供を始めた。メール配信機能は25以上の言語に対応している。

フォントワークス,フォント環境サポートプログラムのサービス終了
 フォントワークスは6月1日,タイプバンクの申し入れによりフォント環境サポートプログラム「タイプバンクLETS」のサービスを8月31日で終了すると発表した。新規契約の申込や現在契約中のPC台数の変更,契約更新受付などができなくなる。同プログラム会員はサービス終了後もライセンス有効期限まで継続して使用できるが,9月1日以降はタイプバンクフォントが取り扱えなくなるため一部のサービスが受けられなくなる。

エプソン販売,インドネシアの子供が東京の本社に来訪
 エプソン販売は5月28日,公益財団法人オイスカが推進する「子供の森」計画に参加したインドネシアの子供たちが,東京・新宿の本社に来訪したと発表した。「子供の森」計画とは子供自身が学校や隣接地で苗木を植えて育てていく活動で,子供たちはショールームや商品を見学した。エプソンは2010年より「使用済みエプソン純正カートリッジ取引回収サービス」において回収実績に応じたポイントのうち,企業や個人から寄付された分を同法人の活動支援金として提供している。

セイコーエプソン,アジアサッカー連盟とのスポンサー契約更新
 セイコーエプソンは5月31日,アジアサッカー連盟との契約を更新したと発表した。2016年までの4年間,今までと同様に支援していく。

ハイデル・フォーラム21,営業マネジメントについて講演
 ハイデル・フォーラム21は5月25日,研究会を行った。カーナープロダクトの横田雅俊氏が営業マネージャーの役割や,戦略的組織営業の仕組みづくりについて話した。顧客の情報を集め顧客の利益を考え,販売促進などの提案までを行っていくことが必要だと語った。

日本印刷技術協会,会長に錦明印刷・塚田氏
 日本印刷技術協会は5月29日,東京の中野富士見町の同本社で通常総会を行い,審議事項が承認された。新会長に塚田司郎氏(錦明印刷社長)が就任した。

日本印刷技術協会,DTPエキスパート認証試験とクロスメディアエキスパート認証試験の合格者を発表
 日本印刷技術協会は5月28日,3月11日に実施したDTPエキスパート認証試験とクロスメディアエキスパート認証試験の合格者をWebで発表した。DTPエキスパート認証試験は受験者347人のうち138人が合格,合格率は39.8%だった。クロスメディアエキスパート認証試験は受験者148人のうち62人が合格,合格率は41.9%。

造本装幀コンクール審査結果発表
 日本印刷産業連合会は5月,第46回造本装幀コンクールの審査結果を発表した。135人・315点の応募があり文部科学大臣賞に『蒸気機関車讃歌:白い息遣い』(クレオ),経済産業大臣賞に『透明人間 再出発』(ミシマ社)が選ばれた。東京国際ブックフェアで展示され,7月5日に表彰式を東京ビックサイトで行う。

CD勉強会,drupa2012を語る
 千葉大学の旧印刷工学科のOBを中心に組織するCD勉強会は5月28日,drupa2012の講演会を開いた。同会会長の五百旗頭忠男氏がdrupa2012の全体的な動きから,Landa社のナノグラフィック印刷機やミヤコシとリョービが共同開発した高粘度液体トナー方式デジタル枚葉印刷機などを紹介した。今後はデジタル印刷機の需要が増え,印刷機もクロスメディア化していく必要があると語った。

口之津開港450年記念事業として,中学生をポルトガル・イタリアに派遣
 口之津港開港450年記念事業実行委員会は6月16日,17日に,南島原の願心寺で有馬のセミナリヨ授業再現事業を行う。主管は有馬歴史研究会。日本で初めて南島原市に設立されたイエズス会の中等教育機関「有馬のセミナリヨ」を再現し,天正遣欧少年使節の功績を再認識する。なお,同事業の参加者8人は8月にポルトガルとイタリアに派遣され,同使節が辿った都市などを訪問する。

6月4日〜9月6日,OJI PAPER LIBRARY企画展「Field」 開催
 OJI PAPER LIBRARYは6月4日〜9月6日,東京・銀座の同所で企画展「Field」 を開く。高級印刷用紙やクラフト紙の見本帳を用意したほか,「つつむ」をテーマに包装資材の魅力や機能を解説する。入館無料,土日祝日休館。
http://www.ojigroup.net/designers/library/exhibition/index.html

6月4日〜8日,PAPER FIELD「AtoJ」展開催
 平和紙業は6月4日〜8日,東京・茅場町のペーパーボイス東京でPAPER FIELD「AtoJ」展を開く。ファンシーペーパーを使用したポスターやパッケージ,小型グラフィックの作品を7組のデザイナーが制作した。使用した加工はUVインクジェット印刷や活版印刷,箔押しなど。新日本印刷,村田金箔,関西活版倶楽部,中野木型製作所,村上紙器工業所,コムネットが参加。土日祝休館。無料。
http://www.heiwapaper.co.jp/j/shop/gallery/t120604.html

6月13日〜15日,JPCA創立50周年特別基調講演開催
 日本電子回路工業会(JPCA)は6月13日〜15日,晴海の東京ビックサイトでJPCA創立50周年特別基調講演を開く。「日本の宇宙開発の現状と展望」や「スマートグリッド・コミュニティの将来像と電子デバイス・電子回路業界への期待」など6講演と3パネルディスカッションを行う。1講演につき会員1万円,非会員2万円。
http://www.jpcashow.com/show2012/event_features/keynote-speech.html

6月13日,フレキソ技術協会が技術研究会
 日本フレキソ技術協会は6月13日,東京・二番町の東京グリーンパレスで「第98回技術研究会」を開く。内容は,Alphasonics洗浄機(幸内雅行氏/クロスリンク・パシフィック),環境対応と省エネを実現 LED-UV乾燥機(山崎雅史氏/富士フイルムグラフィックシステムズ),アニロックス・版洗浄装置(久永信雄氏/コスモテック),drupa201に見るトレンド:プリプレス編(宮崎丹美氏/明昌),drupa2012に見るトレンド:プレス・ポストプレス編(木村洋介氏/クロスリンク・パシフィック)。参加費は,会員7000円,一般1万円。
http://www.ftaj.org/98th_kenkyukai.pdf

6月14・15日,日本印刷技術協会,大阪で講演会開催
 日本印刷技術協会は6月14・15日,住之江のインテックス大阪で印刷市場の展望やdrupa2012の報告などを行う「JAGATカンファレンスin JP 2012」を開く。デジタル印刷ビジネスと成功の法則やEPUB3のコンテンツ制作の実践など計4つの講演を行う。参加費6000〜1万円(事前・複数セッション割引あり)。
http://www.jagat.jp/jp

6月18日,アメリカの電子出版市場のセミナー
 出版研究センターは6月18日,東京・神保町の岩波セミナールームで「電子書籍市場の拡大に対応するアメリカの出版社と書店」と題しセミナーを催す。文化通信社の星野渉氏が,アメリカ視察ツアーの結果から,大小の出版社や,電子書籍ビジネスを手がけるバーンズ&ノーブル,ニューヨークの個性的な独立系書店の現状と,彼らが描く見通しや事業展開を紹介し,電子書籍の本格的な普及期を迎えようとしている日本の出版社,書店などの今後を展望する。参加費5000円。
http://skc.index.ne.jp/seminar/20120618.html

6月18・19日,DTP時代の本づくり基礎講座開催
 出版メディアパルは6月18・19日,東京・牛込神楽坂の日本出版クラブ会館でDTP時代の本づくり基礎講座を開く。出版産業の現状や造本設計や原稿整理の基礎知識,カラー校正,電子編集,著作権,校正,誌面デザインなどを2日間に渡り解説する。受講料一般4万円,出版クラブ維持員社3万5000円(教材費,昼食代含む)。要申込。
http://www.murapal.com/yotei/120-444.html

6月19日,プリントミックスが活動を紹介
 プリントミックスは6月19日,東京・西五軒町の三共グラフィックで活動説明会を開く。「“刷り”+新しい市場での儲け方:刷りの仕事が増える考え方」をテーマに活動企画を提案するほか,異業種の人と交流する「商品開発倶楽部」の活動報告も行う。参加無料,要申込,定員15人。問合せは,電話03-3357-0501。

6月20日,翻訳コスト削減セミナー開催
 クロスランゲージは6月20日,東京のベルサール八重洲で「翻訳コスト削減セミナー」を開く。費用削減の仕組みや翻訳支援サービスの効果的な活用法など,ダイキン工業の事例を交えて紹介する。無料,定員100人。要予約。
http://www.crosslanguage.co.jp/press/news/20120530.html

6月22日,出版社向け営業セミナー
 出版研究センターは6月22日,東京・神保町の岩波セミナールームで「新しいタイプの出版営業を考える」と題しセミナーを催す。ノセ事務所の能勢仁氏が,出版社の取次対策,書店営業の再認識を行い,時代に対応した改革提案をする。参加費7000円。
http://skc.index.ne.jp/seminar/20120622.html

6月25日,ダイレクトスマイル製品説明会開催
 サブライムは6月25日,東京の市ヶ谷健保会館でダイレクトスマイル製品の説明会を開く。写真や画像に文字入れなどのデザインができる同製品の販促ソフトウェアとしての機能や活用した会社の成功例などを話す。定員20人,無料。要申込。
http://www.sublime.jp/directsmile/briefing_inquiry.html

6月26日,エコフォーラム「電力不足時代を乗り切る省エネ術」開催
 環境保護印刷推進協議会は6月26日,東京のTKP東京八重洲カンファレンスセンターで「電力不足時代を乗り切る省エネ術」をテーマにセミナーを開く。船井総合研究所の菊地功氏が「電力需給の見通しと企業の対応」を話し,エコエナジーの伊藤智教氏が実践的な方法を,奥村印刷の担当者が実例を語る。参加費無料,定員150人。問合せは電話03-3553-5681。

6月27日,出版社向け営業セミナー
 出版研究センターは6月27日,東京・神保町の岩波セミナールームで「これだけは知っておきたい著作権の基礎講座 出版契約と出版者の法的地位」と題しセミナーを催す。日本書籍出版協会の樋口清一氏が,典型的な出版契約を一例として,基本的な契約の意味を再認識するとともに,最近の法改正の内容並びに今後の動きについても最新の状況について解説する。参加費7000円。
http://skc.index.ne.jp/seminar/20120627.html

6月29日,日本画像学会がプリンテッドエレクトロニクスの勉強会
 日本画像学会は6月29日,東京・恵比寿カルフールで勉強会「第13回イメージングカフェ」を開く。プリンテッドエレクトロニクスの現状と課題について産業技術総合研究所の鎌田俊英氏から話を聞く。参加は原則として同学会個人会員。空席がある場合,一般も可能。参加費1000円。
http://www.isj-imaging.org/event/imagingcafe/yokoku120629.html

6月29日,販促やクロスメディアの事例を紹介するセミナー開催
 日本印刷技術協会は6月29日,東京・中野富士見町の同社でキャンペーンの仕掛けやWeb戦略などの販促・クロスメディア事例を解説するセミナー「Xover Night(クロスオーバー・ナイト)」を開く。講談社の山口志門氏が同社発行の女性誌『VOCE』のアプリ「美プリ」の事例をあげ,紙媒体からWeb,ソーシャルメディアへの変遷などを話す。一般3000円,クロスメディア研究会会員無料。要予約。
http://www.jagat.jp/content/view/3560/395/

7月4日,ソフトウェア資産管理の最新動向セミナー
 ソフトウェア資産管理評価認定協会は7月4日,東京・秋葉原コンベンションホールでソフトウェア資産管理の最新動向セミナーを開く。ソフトウェア資産管理の最新情報や企業や自治体における導入事例を紹介する。無料。定員300人。要予約。
http://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000027.000001396.html

7月7日,日本プリンティングアカデミー同窓会開催
 日本プリンティングアカデミーは7月7日,仙台のSOPTECとうほくサンフェスタで全期生合同の同窓会を開く。?M照彦学校長がdrupa2012の最新動向をテーマに講演し,その後懇親会を行う。参加費懇親会含め6000円。
http://jpa-ob.main.jp/node/1

7月11日,インフォトレンズは大判とインクジェットの講演会
 インフォトレンズは7月11日,東京コンファレンスセンター・品川で「ワイドフォーマット&ジェッティングテクノロジーコンファレンス 2012」を1日かけて催す。参加費は7万3290円(昼食代含む。早期申込割引あり)。
http://www.infotrends.co.jp/cf/wfp/

7月21日,印刷技術懇談会が四谷で35周年記念講演会
 印刷技術懇談会は7月21日12時20分から,東京・四谷の主婦会館で設立35周年記念講演会を催す。「業態変革からソリューションプロバイダーへの進化」(水上印刷・水上光啓社長),「地域産業である印刷会社が地域振興に果たす役割」(農林水産省・木村俊昭氏),「電子書籍がやってくる:紙と印刷の未来」(中西印刷・中西秀彦専務)と懇親会。会費は懇親会含め5000円。問合せは,事務局(東京工芸大学芸術学部・関卓,電話03-6276-1620)。

8月26日,全国6ヵ所でDTPエキスパート認証とクロスメディアエキスパート認証試験,色評価士検定開催
 日本印刷技術協会は8月26日,東京・大阪・名古屋などの指定会場でDTPエキスパート認証と,クロスメディアエキスパート認証試験,色評価士検定を行う。DTPエキスパート認証は筆記試験と課題制作を出題する。受験料2万円。クロスメディアエキスパート認証試験は学科試験と論述試験が出題。受験料1万5000円。色評価士検定は多肢択一式試験と記述試験,実技試験が出題。受験料1万5000円。全試験の郵送受付申込期間は6月26日〜7月26日,個人Web受付は6月26日〜8月2日(色評価士は郵送受付のみ)。
http://www.jagat.jp/content/blogsection/7/364/

8月31日まで,紙わざ大賞作品募集
 特種東海製紙紙わざ大賞事務局は8月31日まで,「紙わざ大賞」の作品募集の受付を行っている。紙を使った立体もしくは平面の作品を募集する。紙わざ大賞に50万円,紙わざ準大賞に30万円などが与えられる。出品無料。作品提出は9月17日〜19日,入選作品は10月11日〜14日に東京・銀座の銀座十字屋ホールで展示される。
http://pull.xmr3.com/p/3706-246281-0438/98860744/4u-92gazou2.pdf

10月17日〜19日,池袋でプレミアム・インセンティブショー
 販促製品やサービスの見本市「プレミアム・インセンティブショー」が10月17日〜19日,池袋サンシャインシティ文化会館で開かれる。主催はビジネスガイド社。入場無料,事前登録制。なお出展申込は8月24日まで。
http://www.pishow.com/46pi/

10月18日・19日,東京・有明でフレキソ展
 日本フレキソ技術協会は,10月18日・19日に東京・有明のTFTビルでフレキソ印刷に関するフォーラムとテーブルトップショーからなる「フレキソ・ジャパン2012」を催す。フォーラムはパッケージ,UVカートン印刷,ビジネス展開,水性インキ,CTP,印刷機,検査機,プリンタブルエレクトロニクスなどをテーマに21件の講演予定で,参加料は2日券2万5000円(会員1万8000円),1日券1万5000円(同1万円)。テーブルトップショーは入場無料。
http://www.ftaj.org/

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6月14日〜16日に,大阪市・住之江区のインテックス大阪でJP産業展協会主催の「JP2012情報・印刷産業展」が開かれます。印刷だけでなく他分野の技術も参考に,情報コミュニケーション技術としての印刷のあり方を探る展示会です。「書籍販売コーナー」で小社の『印刷現場のつくり方:お客様の獲得に向けて』,『印刷技術基本ポイント:オフセットインキ編』『印刷技術基本ポイント:UVオフセット印刷編』を販売いたします。ご来場のさいにはどうぞお手に取ってご覧ください。

週刊『印刷雑誌』 3巻24号
2012年6月4日発行
編集長:武川久野
発行人:中村幹
発行所:株式会社印刷学会出版部


 

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