週刊『印刷雑誌』

週刊『印刷雑誌』 3巻29号 2012年7月9日
Japan Printer weekly Vol.3, no.29毎週月曜日10時発行

週刊『印刷雑誌』は,印刷会社に限らず,印刷物を購入する人,印刷に興味がある人を対象にした無料のWebメディアです。
紙メディアである技術専門誌の月刊『印刷雑誌』(1470円)と連携し,印刷に関係した情報を中心に毎週月曜日発行します。


小野高速印刷,英語版電子書籍サイトを開始
 小野高速印刷は7月2日,自費出版本と専門書を扱う英語版の電子書籍出版・販売サイト「BookWay GLOBAL」を始めた。英語圏から日本の書籍を購入できる。また合わせて自費出版本や専門書を作っている出版社や学会のほか,個人など英語圏に向けて書籍を販売したい人も募集している。

大日本印刷とインプレスR&D,電子書籍管理ソフトをより便利に
 大日本印刷とインプレスR&Dは7月4日,異なる電子書籍サイトで購入した電子書籍を一元管理するソフトウェア「オープン本棚」に,購入した冊数や内容の評価の閲覧,感想の入力・編集を可能にする機能を追加した。さらにAndroidやMacOSでEPUB形式ファイルの閲覧もできる。

廣済堂,女性向け電子書店を提供
 廣済堂は7月3日,20〜30歳代女性向けiPhone用電子書店「BookGate女子」の提供を始めた。仕事や料理,占い,恋愛,結婚などのテーマの本を扱う。タイトルやジャンル,新著やランキングから書籍を検索でき,今までのApple IDで利用できる。

パピレス,電子書籍サイトで白泉社発行漫画を配信
 パピレスは7月3日,同社運営の電子書籍サイト「電子貸本Renta!」で白泉社が発行する漫画の配信を始めた。『ガラスの仮面』や『フルーツバスケット』などをPCやスマートフォンで読める。

電子書籍市場,技術が向上
 リードエグジビションジャパンは7月4日〜6日,有明の東京ビッグサイトで書籍総合見本市の東京国際ブックフェアと電子出版EXPOを行った。大日本印刷,凸版印刷,共同印刷,真興社,小野高速印刷など印刷会社の電子書籍サービスが紹介されたほか,電子書籍端末では,楽天の発売するkobo社の製品や凸版印刷の開発した実機が初展示され,注目を集めた。また,富士フイルムや富士通,東芝,モリサワ,ビジュアルプロセッシングジャパンなど各メーカーが電子書籍制作や環境の支援システム,セキュリティ対策技術などを提案した。なお,亜細亜印刷の初等教育支援プログラムや石川特殊特急製本のフォトブックサービスなども人目を引いていた。詳細は月刊『印刷雑誌』9月号で報告する。

CBJスクラッチ,スクラッチ印刷をオフィス事務機で
 CBJスクラッチは6月29日,個人データやシリアルナンバーなどの可変データのスクラッチ印刷をオフィス事務機で印刷できる技術を開発した。同機は,小規模商店街や小ロットのDM,配布物,学園祭などで活用する。なお,販売サービスはNICが行っている。

東洋インキ,カラーユニバーサルデザイン支援アプリを提供開始
 東洋インキは7月3日,カラーユニバーサルデザインを支援するiPhoneアプリ「UDing」の提供を始めた。iPhoneのカメラで撮った色の色覚タイプ別の見え方の違いや,判別しやすい配色であるか,などを確認できる。

GMGジャパン,インクジェットプルーフ用ソフトウェアを販売開始
 GMGジャパンは7月3日,インクジェットプルーフ用ソフトウェアGMG Colorproof/DotProof/FlexoProofのバージョン5.4を発売した。インクジェットプリンタEPSON PX-H10000/H8000搭載測定機を使いスポットカラーの自動最適化や,スポットカラーデータベースから特色スウォッチブックを作成し印刷する機能などを追加した。

フォーサイト,ファイルメーカー用グラフ作成環境を発売
 フォーサイトは7月5日,ファイルメーカー用グラフ作成環境「Chart@Once 4」をアップグレードし,「Chart@Once 5」を発売した。FileMaker Pro 12に対応し,グラフデータの変更などはビューアやファイルと同期できる。基本グラフは20パターン40種類。特別価格1万800円より。

ダイヤ工業,蓄光性模様材「ルミフレーク」発売
 ダイヤ工業は7月2日,PETフィルムに蓄光顔料のコーティング処理を施した蓄光性模様材「ルミフレーク」の販売を発表した。合成樹脂などへの添加量を従来の約10分の1に減らし,太陽光や蛍光体などの光を吸収し暗所で斑点模様に光る。

読売新聞東京本社,新聞記事検索の短期利用版を販売
 読売新聞東京本社は7月2日より,Web上で読売新聞の記事検索ができる「ヨミダス歴史館」の2ヵ月利用版を企業向けに販売し始めた。9万4500円。

日本印刷技術協会,『JAGAT印刷産業経営動向調査2012』発行
 日本印刷技術協会は6月29日,2011年度印刷産業経営力調査の結果をまとめた『JAGAT印刷産業経営動向調査2012』を発行した。同協会会員企業の印刷・製版・加工などを行う141社を対象とし,業績や戦略,設備について調査した。4年連続で減収減益,産業戦略は上流分野への転換,設備投資は前期とほぼ同じが過半数だった。A4判,104ページ,一般1万500円,会員5250円。

凸版印刷,アプリ制作・公開サービスを開発
 凸版印刷は7月4日,PCやスマートフォン向けにWeb上でアプリ制作や公開ができるサービス「SPRESSOR」を開発したと発表した。HTML5に対応した商品カタログや会報誌などのWebサイトを作成でき,デバイスごとの自動最適化が可能。コンテンツの制作から公開をパッケージ化した。

凸版印刷,音声SNSを活用した販促開始
 凸版印刷は7月上旬より,音声SNS「Bubbly」を活用した販促サービスを始め,キリンビールの新デザイン缶「Budweiser(バドワイザー)」のプロモーション「バドコレ AR」に採用された。同SNSは専用アプリを通じて投稿した音声を共有できるサービス。ARを採用し缶そのものを認識させ,アプリに沿ってカメラを缶にかざすと美女の応援メッセージが閲覧できる。また同SNSに登録すると,バドワイザーのフェイスブックのページにつながり友人や知人に同プロモーションを告知できる。

凸版印刷,カラーマネジメントシステム開発
 凸版印刷は7月2日,紙の印刷物と同等の色再現が可能なタブレット端末向けのカラーマネジメントシステムを開発したと発表した。白熱灯や蛍光灯下での色の見え方の情報を取り込み,印刷物と統一された色再現を端末上で行う。2014年末に販売予定。

凸版印刷,SNS活用販促システムが写真展に採用
 凸版印刷は7月5日,SNSを活用した販促システム「LinkPlace」が7月6日〜12日に表参道ヒルズで開かれる写真展「ICONIQ UNKNOWN展」に採用されたと発表した。ICタグを気に入った写真の近くにあるNFC搭載スマートデバイスに触れると,フェイスブック上に「いいね!」や写真の画像などが送信される。また写真画像をSNS上からダウンロードすることも可能。

杉本カレンダー,浴室用ヴィジュアル商品発売
 杉本カレンダーは秋より,カレンダーのような浴室用ヴィジュアル商品「浴室でGO!2013:さあ,東北の温泉地へ」を発売する。福島県の高湯温泉や宮城県の松島温泉など6つの温泉地を選び,写真と温泉地の解説,ロケ地の写真4枚を掲載した。ロケの途中で立ち寄った場所やご当地麺を紹介する冊子も付けた。2100円。

赤木印刷,2013年版名入れカレンダーの早期受注割引を実施
 赤木印刷は7月31日まで,2013年版名入れカレンダーの早期受注割引キャンペーンを行っている。新規は商品代金より5%オフ,再注文の人は2年目が6%,3年目が7%,4年目が8%,5年目が9%,6年目以降は10%割引になる。

モリサワ,米国企業ならびに中国企業と業務提携に合意
 モリサワは7月3日,米国のフォントビューロー社と相互協力,中国の北京漢儀科印信息技術有限公司とフォント事業において業務提携に合意したと発表した。これにより同社のフォントサービスで前者製の欧文フォントと,後者製の中国語フォント5書体が利用できる。

モリサワ,追加フォント書体を発表
 モリサワは7月3日,フォント製品の「アップグレードキット2012」としてモリサワフォント67書体,ヒラギノフォント21書体,タイプバンクフォント103書体を収録し,新たに台湾のアーフィックテクノロジー社の中国語フォント10書体,米国のフォントビューロー社の欧文フォント,中国の北京漢儀科印信息技術有限公司の中国語フォント5書体,韓国のサンドル社の韓国語フォント5書体を収録したと発表した。10月より発売。

モリサワ,旧リョービ書体をタイプバンクへ移譲
 モリサワは7月3日,旧リョービ書体をグループ会社のタイプバンクへ移譲したと発表した。9月末日で旧リョービフォント189製品の販売を終了し,サポート中の製品は2013年9月末日までタイプバンクが継続する。

大日本スクリーン製造,ユニバーサルデザイン対応フォントが液晶テレビに採用
 大日本スクリーン製造は7月3日,ユニバーサルデザイン対応フォント「ヒラギノUniversalシリーズ」が7月下旬より出荷する三菱電機の液晶テレビに採用されたと発表した。濁点や半濁点を大きくして文字のめりはりを強調し読みやすくした。

アマナ,大阪にオフィスを開設
 広告ビジュアル制作事業を行うアマナは7月2日,大阪にオフィスを設けた。関西地域の企業に家電や精密機器,医療,食品業界の商品ビジュアル制作を受託する。ビジュアル素材のデータベース構築からスマートデバイスなどに載せるデジタルツールの開発までを構築していく。

小森すずらん会,若者とのコミュニケーションの違いを聞く
 小森コーポレーションのユーザーで組織する「小森すずらん会」は7月4日,札幌パークホテルで総会と講演会を開いた。「コミュニケーション氷河期と人財育成」として大阪大学招聘教授の高島幸次氏は,現在の情報・通信技術は主導権が若者に移った革命であり,大人の知識・経験が意味をなさない時代になった。子供は大人を敬い,大人は子供を慈しむ秩序が崩壊したなど,大人と若者の考えのギャップなどを解説した。
 小森コーポレーションの小森善治社長は人材育成の重要性を訴え,実践的な知識を伝える同社の技術センターの重要性や,印刷工場を診断する取り組み,顧客のコーディネーターとなる活動などを話した。同社の吉川武志氏はデジタル印刷機を中心としたdrupa 2012の概要を,北林尚基氏はオフセット印刷を核としたデジタル印刷との色の整合などを解説した。

富士フイルムグラフィックシステムズ,ジャパンカラー認証を語る
 富士フイルムグラフィックシステムズは7月6日,東京・西麻布の富士フイルムでJAPAN COLOR認証の討論を行った。色の標準化はなぜ必要かというテーマに金羊社の伊勢木俊昭氏は,ジャパンカラー認証は生産性を上げコストの削減を図るための手段であり,目的は顧客との信頼を作りそれが結果として会社の利益につながると話した。三浦印刷の木村隆氏は色の社内基準を作ってやってきたが,同認証ができてからはそれに合わせるようにした。統一した基準がないと無駄が多いと話した。アート・スキャナ・サービスの上條健一氏はマッチング認証により信頼度が高まったが,さらに認証制度を広めていくことが必要だと語った。電通オンデマンドグラフィックの小野裕二氏は,今後小ロット多拠点の印刷にしていき,協力会社などと販促物などの色を決めるときに同じ基準で話ができるとよくなると述べた。

日本印刷学会フレキソ研究会,最新事情の研究会
 日本印刷学会フレキソ研究会は7月6日,東京・新富の日本印刷会館で「フレキソ印刷の最新事情」のテーマで研究例会を行った。「アニロックスロールのセル形状の印刷品質に与える影響」をサカタインクスの広瀬高志氏が,「彫刻型フレキソ製版システムとカラーマネジメント理論」を富士フイルムの楠達也氏と富士フイルムグラフィックシステムズの宮城安利氏が,「drupe 2012展示会報告とNilpeterユーザー視察報告」をメディアテクノロジージャパンの内田直樹,小田又徳の両氏が,「バルーン業界におけるフレキソ印刷の有用性」をエスエージーバルーンズの矢部信彦氏が話した。

造本装幀コンクール,文部・経済大臣賞などを22作品に授賞
 日本出版協会と日本印刷産業連合会は7月5日,有明の東京ビッグサイト内カフェレストランニュートーキョーで造本装幀コンクールの授賞式を行った。入賞した22作品に賞状とトロフィーが贈られた。審査員の柏木博氏は全体的に異なった表現の本が多くて選ぶのが難しく時間がかかった。文部科学大臣賞の『蒸気機関車讃歌白い息遣い』は写真とタイポグラフィが素晴らしくモダンな印象だったと話した。経済産業大臣賞の『透明人間再出発』を発刊したミシマ社の三島邦弘氏は一番いいものをどうやったら届けられるのかを考え,原点回帰した作品。装幀よりも詩の内容を伝えたかったと話した。

より効果的な販促製品を提案
 7月4日〜6日,有明の東京ビッグサイトで展示会「販促EXPO」が開かれた。印刷関連企業も多数出展し,POPやノベルティグッズ,シールやノート,メモ帳などの文具,カードなど,意匠性や機能性でより販促効果を高めた印刷物を紹介した。そのほか安価での各種印刷や,デジタルサイネージやAR(拡張現実)などのデジタル技術を用いた販促方法の提案も見られた。

日本文具大賞を発表
 リードエグジビションジャパンは7月4日,有明の東京ビッグサイトで日本文具大賞の授賞式を行った。優秀賞10作品の中から機能部門とデザイン部門の最優秀賞を発表した。機能部門にアピカのPremium C.D.NOTEBOOK,デザイン部門にマークスの「デイリー・プランナー“エディット”」が選ばれた。前者はクリーム上質紙とオリジナル筆記用紙の2種類があり,なめらかな書き心地を提供する。後者は1日ごとや月,年間のスケジュールが書き込める手帳で表紙は全60種類ある。詳細は月刊『印刷雑誌』9月号で報告する。

国際文具・紙製品展を開く
 リードエグジビションジャパンは7月4〜6日,有明の東京ビッグサイトで国際文具・紙製品展を行った。光陽社は円型と扇型の販促うちわサービスや電子書籍作成サービス,環境の取り組みを紹介した。キングプリンターズはWeb受注サービスを始め,小ロット生産やチラシやポスターの当日仕上げが可能だと話した。また,同時開催のライセンシングジャパンでは東洋インキがカラーコミュニケーションアプリTUBUCOLORとカラーユニバーサルデザイン支援ツールUDingの展示と実演を行った。詳細は月刊『印刷雑誌』9月号で報告する。

三菱製紙,本社移転
 三菱製紙は7月17日より,東京・両国に本社を移転する。新住所は〒130-0026東京都墨田区両国2-10-14両国シティコア,電話03-5600-1488。

7月22日まで,アド・ミュージアム東京で「広告電通賞展」
 汐留のアド・ミュージアム東京は7月22日まで,「広告電通賞展」を開いている。新聞や雑誌,Web,テレビ,ラジオ,販促活動などの各広告で受賞した89作品を紹介している。入場無料,月曜休館。
http://www.admt.jp/exhibition/program/2012_daa65th.html

7月28日まで,広告・グラフィックを顕彰するADC賞の展覧会
 東京アートディレクターズクラブは7月28日まで,東京のギンザ・グラフィック・ギャラリーとクリエイションギャラリーG8で,同クラブ会員が広告やグラフィック作品を審査する「ADC賞」の受賞作品を紹介する「ADC展」を開いている。グランプリは,河合雄流,牧鉄馬,藤本宗将,内田将二の4氏が制作した本田技研工業「負けるもんか」のポスターとコマーシャルフィルム。入場無料,日曜・祝日休館。
 なお同展は,9月13日〜10月26日に大阪のdddギャラリーを,11月30日〜来年2月17日に市立小諸高原美術館・白鳥映雪館を巡回する。
ギンザ・グラフィック・ギャラリー
http://www.dnp.co.jp/gallery/ggg/
クリエイションギャラリーG8
http://rcc.recruit.co.jp/g8/exhibition/g8_exh_201207/g8_exh_201207.html

8月31日まで,AIRアプリの作品募集
 アドビシステムズは8月31日まで,Adobe AIRで開発したPCとモバイル端末向けAIRアプリの作品を募集している。Adobe AIR Galleryに登録すると応募できる。9月中旬に優秀作品を選定,表彰予定。
http://www.adobe.com/jp/joc/aircon2012/

9月18日まで,エコ俳句大賞の作品募集
 コニカミノルタは9月18日まで,「コニカミノルタ エコ俳句大賞2012」の作品を募集している。一般,中高生,小学生・幼児部門に分かれており,大賞と特別賞はすべての部門の中から選ぶ。大賞にはロボット掃除機,特別賞にはLEDライトなどが贈られる。応募はWebか郵送。
http://www.konicaminolta.jp/about/csr/environment/env_contents/eco_haiku/2012/index.html

9月30日まで,バーチャルリアリティ作品を上演
 東京国立博物館資料館TNM&TOPPANミュージアムシアターは7月6日〜9月30日,東京・上野公園の同博物館でバーチャルリアリティ作品「江戸城:本丸御殿と天守」を上演する。徳川将軍の住まいや幕府の政務の場として使った本丸御殿や天守を再現した。当日予約制,博物館入館料一般600円,大学生400円。
http://www.toppan-vr.jp/mt/

7月13日〜9月13日,夏休み工作コンテスト開催
 リンテックは7月13日〜9月13日,色画用紙を使った造形プログラムを紹介している創造活動支援サイト「ニューカラーパラダイス」で夏休み工作コンテストを行う。紙を使った作品を携帯電話かスマートフォンで撮影しWebサイトから応募する。
http://www.newcolor.jp/gallery/contest/index.html

7月14日〜9月23日,未知への挑戦を見つめて:宇宙開発と新聞報道
 日本新聞博物館は7月14日〜9月23日,横浜市・関内の日本新聞博物館で企画展「未知への挑戦を見つめて:宇宙開発と新聞報道」を開く。世界と日本の宇宙開発の歴史,9人の日本人宇宙飛行士の活躍などを伝える新聞紙面や報道写真,ロケットの模型や宇宙服などを展示する。一般・大学生500円,高校生300円,中学生以下無料。
http://newspark.jp/newspark/

7月18日,ダイレクトメール推進協議会が全国大会開催
 ダイレクトメール推進協議会は7月18日,東京・新富町のハロー貸会議室で全国大会を開く。同会の最新情報などを紹介する。会員3000円,非会員5000円。13:30〜17:30。問合せは電話03-5275-7100。

7月19日,CD勉強会で印刷教育と工芸に関する勉強会
 CD勉強会は7月19日,東京・八丁堀のハイテクセンターで勉強会を催す。3月に印刷朝陽会より発刊した『図説 印刷文化の原点』の著者・松浦広氏(本の街・神保町文化大使)が,本書を踏まえ,また月刊『印刷雑誌』に連載した内容を中心に,印刷教育についての歴史や,印刷の言葉のはじまり,工芸と工学などについて話す。参加費1000円。問合せは,印刷学会出版部(電話03-3555-7911)。

7月19日〜24日・7月27日〜8月1日,音楽ジャケットの展覧会
 音楽CDやレコードなどのジャケットデザインの展覧会「ミュージックジャケットギャラリー2012 SOUND & ARTWORK:1982-2012 音楽の魅力を伝えたCD30年」が,7月19日〜24日に東京の新宿高島屋で,7月27日〜8月1日に大阪・角田町のHEP HALLで開かれる。主催は,ジャケット印刷会社とディスク製造メーカーの8社で構成する同展実行委員会。「ミュージック・ジャケット大賞」応募作の豪華限定パッケージを展示して一般投票を受け付けるほか,イギリスの音楽文化,ディスク製造やジャケット印刷の工程,音楽ブルーレイディスクなどを紹介する。入場無料。
http://www.epa-mjg.com/

7月19日・8月2日・8月8日,経営と現場のための変革フォーラム
 富士通マーケティングは7月〜8月中に3回に分けて,東京・秋葉原のUDXカンファレンスで「“企業価値経営”を実現する経営と現場のための変革フォーラム2012:競争優位を実現する経営と現場の条件とは」を開く。7月19日は人事や給与に関して,8月2日は経営や会計に関して,8月8日は生産管理に関して講演する。参加無料,要申込,定員各回60人。
http://fjid.jp.fujitsu.com/events/seminar/2012/07/12003927.html

7月20日,データ活用セミナーを開催
 ソマード社は7月20日,都島区の大阪府印刷工業組合大会議室で「いん・さつ業態革命のシステムと実践:印刷業におけるネットワークオペレーションシステムTHE 座・ウェブスタジオ事業のご提案」をテーマにセミナーを行う。顧客の要求を満たすための情報活用術として,印刷会社が提供した大手酒造メーカーのプロモーション用DM,ポスターをウェブ上で制作,保存,発注できるシステムをはじめ複数事例を交えながら同社のネットワークオペレーションシステムを紹介する。参加費1000円。問合せは電話03-3233-0911。

7月23日,出版社のための電子出版ビジネス戦略セミナー開催
 出版研究センターは7月23日,東京・神保町の岩波セミナールームで出版ビジネススクールセミナー「出版社のための電子出版ビジネス戦略」を開く。インプレスR&Dの井芹昌信氏が電子出版を取り巻く状況や電子出版ビジネスの提案などを話す。会費7000円。
http://skc.index.ne.jp/seminar/20120723.html

7月24日,日本印刷産業連合会がGP工場交流会開催
 日本印刷産業連合会は7月24日,グリーンプリンティング認定制度で新たに認定された工場の認定式とセミナーを行う「GP工場交流会」を開く。セミナーは「化学物質による健康障害防止対策」について説明する。参加無料,要申込(gp-nintei@jfpi.or.jp,FAX03-3553-6079),申込締切7月20日。問合せは,電話03-3553-6051。

8月15日〜9月7日,紙を折ることをテーマとした展示会開催
 Team GeoFormingは8月15日〜9月7日,東京・神田の竹尾見本帖本店で「紙とデジタルファブリケーション:手と工作機械の折り合い」を開く。PCと接続したデジタル工作機械を用いて紙や木材などを成形する間に人が介入し,紙と人との新たなコミュニケーションを探る。筋押し機の実演や,8月17日は紙が持つ可能性の討論を行う。土日祝日休み。無料。討論のみ要予約。
www.takeo.co.jp/seminar.html(7月13日オープン)

8月29日,InDesign入門セミナー開催
 出版研究センターは8月29日,東京・神保町の岩波セミナールームで出版ビジネススクールセミナー「かゆいところに手が届くInDesign入門」を開く。高陵社書店の高田信夫氏がInDesignを使い原稿の整理から文字組みの設定,テキストフレームの作成,入稿までの作業を説明する。細かい使い方のポイントも解説する。会費7000円。問合せは電話03-3234-7623。

9月7日,デジタル時代の新しい校正セミナー開催
 出版研究センターは9月7日,東京・神保町の岩波セミナールームで出版ビジネススクールセミナー「デジタル時代の新しい校正:電子出版時代を見据えて」を開く。あるふぁ企画の野村保惠氏が電子出版の校正や組版のルールなどを話す。
http://skc.index.ne.jp/seminar/20120907.html

11月2日,日本印刷学会オフセット印刷研究会研究例会を開催
 日本印刷学会オフセット印刷技術研究会は11月2日,東京・新富の日本印刷会館で研究例会を行う。版材・湿し水,インキ,ブランケット,印刷用紙の基礎と最新情報や枚葉機の将来像と付加価値UV印刷など,印刷技術の今後の展開を講演する。定員80人,会員1万円,非会員1万5000円。要予約。
http://www.jspst.org/event/121102.html

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印刷学会出版部で販売しています『印刷文化の原点』(松浦広著,印刷朝陽会刊,1575円)が,社団法人日本図書館協会の選定図書に選ばれました。印刷の歴史・文化面を考察するのに,『紙と印刷の文化録』(尾鍋史彦著,3990円)と合わせ,ご利用ください。全国の書店で購入できます。
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月刊『印刷雑誌』7月号(1470円)が6月20日に発行されました。特集は「印刷産業と技術の行方」。“RE−PRINTING:再発見・再定義・再構成”“ソリューションプロバイダーの実践”“drupa2012報告”“ナノグラフィ”“印刷物を商材に”のほか,“メディアのユニバーサルデザイン”“人材とチームワークでデジタル印刷を活かす”などの単発記事も掲載です。
http://www.japanprinter.co.jp/pages/artivols_2012.html

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週刊『印刷雑誌』3巻29号
2012年7月9日発行
編集長:武川久野
発行人:中村幹
発行所:株式会社印刷学会出版部

 


 

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