週刊『印刷雑誌』



週刊『印刷雑誌』 4巻2号 2013年1月15日
Japan Printer weekly Vol.4, no.2 毎週月曜日10時発行

週刊『印刷雑誌』は,印刷会社に限らず,印刷物を購入する人,印刷に興味がある人を対象にした無料のWebメディアです。
紙メディアである技術専門誌の月刊『印刷雑誌』(1470円)と連携し,印刷に関係した情報を中心に毎週月曜日発行します。

page展に各社が出展
 2月6〜8日,池袋サンシャインコンベンションセンターでpage展が開かれる。
 大日本スクリーン製造とメディアテクノロジー ジャパンはワークフローシステム「EQUIOS Ver.2」やオンライン入稿・校正システム「EQUIOS Online」などで業務の効率化を提案する。富士フイルムグローバルグラフィックシステムズはワークフローシステム「FUJIFILM WORKFLOW XMF V5.1」や,一元管理サーバー「X Bucket」などの各システムの成功事例を紹介する。モリサワは組版編集ソフトウェア「MC-Smart 1 Ver. 1.5」やフォント「MORISAWA PASSPORT」,電子雑誌「MCComic」などを紹介する。イトックスサプライはトナー圧着機「オフィスシーラー」を出展する。オフィスシーラーは2月より発売予定で,トナーを糊がわりにする圧着方法のため消耗品が不要になる。

日本印刷産業連合会,750人が新年交歓会に出席
 日本印刷産業連合会は1月8日,東京・虎ノ門のホテルオークラで新年交歓会を開いた。足立直樹会長は「印刷産業の利益創造,次世代への継承,女性の活躍支援が今後の課題。他産業や地域のパートナーとして印刷産業をアピールする必要がある。同会も印刷産業の地位向上に努めていく」と挨拶した。参加者約750人。

優れたカタログ,ポスター,カレンダー作品を表彰
 日本印刷産業連合会が主催する「全国カタログ・ポスター展」と,同会と日本印刷新聞社が共催する「全国カレンダー展」の表彰式が1月9日,東京・日本橋の三井ホールで開かれた。経済産業大臣賞をカタログは「縄文人展 写真本『JOMONESE』」(発行:美術出版社,印刷:山田写真製版所)が,ポスターは「グラフィックトライアル2012:勝井三雄とAR3兄弟」(発行:凸版印刷印刷博物館,印刷:凸版印刷)が,カレンダーは東洋インキSCホールディングス(印刷:凸版印刷),ミサワホーム(印刷:大日本印刷),東京ステーションギャラリー(印刷:大日本印刷)が受賞した。
 なお1月9日〜11日,浜松町の東京都立産業貿易センターで「全国カタログ・ポスター展」の作品展が開かれた。「全国カレンダー展」の作品展は1月16日〜18日に東京銀座画廊美術館で,1月22日〜24日に大阪マーチャンダイズ・マートで開かれる。

エックスライト,照明ブース発売
 エックスライトは1月7日,照明ブース「SpectraLight QC」を発売した。サンプルの欠陥率を下げ,製品色に一貫した光源や条件を提供する。またデジタルプログラミングにより照明レベルの管理や表示をする。蛍光ランプの照明レベルを監視し自動的に調整を行い,照度を補正する。
  
アコ・ブランズ・ジャパン,ラミネーター発売
 アコ・ブランズ・ジャパンは1月4日,作業時間を短縮したオフィス用ラミネーター「FUSION 3000L A3」(1万8690円),「同3100L A3」(2万2890円),「同5100L A3」(4万7250円)を発売した。電源を入れてから約90秒で使用でき,作業効率を上げた。

竹橋プリンティングセンター,各社の得意商材を紹介
 竹橋プリンティングセンターは1月9日,東京・竹橋の如水会館で「コミュニティスクエア交流会」を開いた。「プレゼン大会」として,仙台共同印刷が電子ブック,新日本カレンダーが4月始まりカレンダー,やまとカーボン社と啓文社がAR,三協タックラベルがシール印刷,長岡通商がのぼりや旗,ユニオン印刷が圧着ハガキ,などを紹介した。

キンコーズ・ジャパン,上製本の提供を開始
 キンコーズ・ジャパンは1月15日より,「製本フェア」と題し論文やテキストなどの上製本での製本や,表紙オプションにPPポリプロピレン加工の追加などの提供を始めた。上製本は1冊4800円で,背表紙には金文字が入れられる。

エプソン,ディスクデュプリケーターのソフトウェアに新機能追加
 エプソンは1月10日,CDやDVDへのデータ書き込みやレーベル印刷ができるディスクデュプリケーターの統合ソフトウェア「Total Disc Maker」のWindows版に新機能を追加し無償で提供を始めた。レーベル面の印刷に関しデータが1枚ずつ異なるディスクの一括作成ができるほか,最大50枚のディスクをまとめて読み込み,パソコンへの保存などの作業時間を短縮した。

エプソン販売,プリンタやプロジェクターを割引販売開始
 エプソン販売は3月28日まで,Web上でビジネス向けのインクジェットプリンタやプロジェクター,複合機,スキャナーなどを割引価格にて販売している。

BookLive,電子書籍専用端末の販売網を強化
 BookLiveは,1月12日より,首都圏を中心に展開する大手書店チェーン「有隣堂」の主要4店舗にて,電子書籍専用端末「BookLive!Reader Lideo(リディオ)」の販売を始めた。今回増えた販売店舗は,伊勢佐木町本店,横浜駅西口ザ・ダイヤモンド店,たまプラーザテラス店,テラスモール湘南店。これまで販売を行ってきた全国チェーンの三省堂書店,福井県を中心にとする勝木書店,TSUTAYAの一部店舗に今回の販売店舗が加わることで,より幅広い地域・読者層への電子書籍の浸透を図る。

グラフィックデザイナー・松永真氏のポスター展
 東京のギンザ・グラフィック・ギャラリーは1月31日まで,グラフィックデザイナー・松永真氏のポスター作品を紹介する「松永真ポスター100展」を開いている。「シンプルは単純ではない」と言う同氏自選の作品100種を展示。平和をテーマにした作品や,各種イベント,美術展,企業や商品のPRポスターがあり,洗練された力強いデザインを見ることができる。

JGAS,2月8日に出展応募締切り
 印刷機材団体協議会は,10月2〜5日に開かれる総合印刷機材展JGASの出展応募を2月8日に締切る。同展示会では来場者の拡大のため,特別講演,パネルディスカッション,セミナー開催し,経営者層の来場と展示ブースへの誘導を行うほか,テーマゾーンを設置し,製品やサービスの紹介をする。また,見学ツアーや動画配信サービスでのPR活動も行う。
http://www.jgas.jp/

コニカミノルタホールディングス,出前授業を通じ理科・科学への興味を育む
 コニカミノルタホールディングスは12月27日,リバネス主催の「教育CSR大賞2012」で新入社員による出前授業が「出前実験教室(中高生)部門賞」を受賞したと発表した。東京・愛知・大阪の中学・高校7校でコピー機の仕組みをテーマに,理科実験授業を行った。新入社員全員が科学の魅力を伝えるために開発したプログラムを地域の学校で実施し社会貢献する姿が評価された。

コニカミノルタビジネスソリューションズ香港,環境保護に貢献
 コニカミノルタビジネステクノロジーズの香港の販売会社であるコニカミノルタビジネスソリューションズ香港は12月27日,環境保護促進組織香港グリーンカウンシル主催の「香港グリーンアワード2012」で銅賞を受賞したと発表した。環境ラベルの「香港グリーンラベル」を取得した複合機の販売や,使用済み複合機の回収やリサイクルによる電気機器廃棄物の削減,物流トラックにソーラーパネルを付けエアコンへの電力供給による排ガスの低減などの取り組みが評価された。

印刷技術懇談会,情報とメディアの現状を学ぶ
 印刷技術懇談会は1月11日,東京・中野新橋の東京工芸大学で例会を開いた。「未来のメディアに期待されるもの」と題しメディアデザイナーの坪田知己氏が,あらゆる情報はポジションとインテリジェンスが決める,情報化の時代は情報の単価が下がる,誌紙面でなく中身が重要,今は人間が主役の時代,などと情報とメディアの現状を話した。

3月3日まで,横浜で2012年報道写真展開催
 日本新聞博物館は3月3日まで,横浜・日本大通の同博物館で「2012年報道写真展」を開いている。また1月31日まで,横浜・日本大通の横浜情報文化センターと東京・内幸町の日本プレスセンタービルで,横浜情報写真記者協会と共催し,日本新聞協会会員新聞社発行の2013年元日付紙面を展示する「元日号紙面展」も行っている。報道写真展は一般・大学生500円,高校生300円,中学生以下無料,元日号紙面展は入場料無料。
http://newspark.jp/newspark/floor/info.html#houdou2012

1月18日,リコーがDMと販促のセミナー
 リコージャパンは1月18日,東京・銀座の同社でセミナーを催す。「ダイレクトメール活用の第一ステップ」としてダイレクトメール推進協議会の田中康生氏が,「インターネットの販売手法を紙媒体で表現する」としてリコープロダクションプリントソリューションズ・ジャパンの亀川賢治氏が講演する。入場無料,定員30人。問合せは,電話03-6278-5176。

1月24日,日本フォーム工連が施設の管理・運用手法に関する講演会開催
 日本フォーム印刷工業連合会は1月24日,東京・関口の椿山荘で「新春講演会」を開く。「ファシリティーマネジマントによる企業経営:世界基準に遅れをとっている日本のファシリティーマネジマント」をテーマにエフエム・パートナーズ・ジャパンのカックス・グレイグ社長が講演する。参加費無料,申込み締切は1月18日。問合せは,電話03-3551-8615。

1月28日,海外への日本の情報発信について大阪で研究報告会開く
 日本出版学会は1月28日,関西学院大学大阪梅田キャンパスで研究報告会を開く。「海外の日本研究とデジタル環境」をテーマに国際日本文化研究センターの江上敏哲氏が発表する。日本の資料や情報を海外の日本研究家や学生に提供する課題について,デジタル環境の整備の必要性を踏まえて考察する。参加費は会員300円,非会員500円。問合せは立命館大学・湯浅俊彦氏,電話:075-466-3136。

2月13日,日本フォーム工連が環境セミナー開催
 日本フォーム印刷工業連合会が2月13日,日本印刷会館で「印刷ユニット・メンテナンス実践セミナー」を開く。印刷ユニットの維持管理について解説する。定員80人,参加費無料。要申込。
http://www.jfpi.or.jp/JBFA/seminar/h24_02kankyou_seminar.pdf

2月19日〜3月21日,包みと結びの伝統を紹介する展覧会開かれる
 銀座のクリエイションギャラリーG8は2月19日〜3月21日,「つつみのことわり:伊勢貞丈『包之記』の研究」展を開く。贈答品を包装紙やこよりで包む礼法「折形」について,思考の原理・原形や日本人の文化的な意識を読み解く。入場無料,日曜・祝日休館。
http://rcc.recruit.co.jp/g8/exhibition/g8_exh_201302/g8_exh_201302.html

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株式会社印刷学会出版部では,3月14日,札幌で,「あなたの経営は正しいですか?:収益向上を考える」(仮)をテーマに本誌連載中の寶積昌彦様による講演会を予定しています。会場は,リコージャパンさんの協力のもと,同社札幌北事業所(〒060−0807札幌市北区北7条西2丁目8−1札幌北ビル14階)です。詳細が決まり次第,随時,当社Webサイトや本誌で紹介していきます。
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1月21日に月刊『印刷雑誌』2013年2月号を発行します。特集「軟包装とグラビア・フレキソ」では,軟包装向けのグラビア印刷,デジタル印刷,フレキソ印刷の技術や,印刷会社の取り組み事例,2012年10月の「フレキソ・ジャパン」展などを紹介します。また,DPS市場や,欧州印刷業界の環境対応動向の考察も掲載。今年7月の技能五輪国際大会に日本代表として出場する,トッパンコミュニケーションプロダクツの谷本まりのさんの母校での講演を紹介した記事など,旬の話題も満載! 予約受付中です。バックナンバーと合わせてご利用ください。
http://www.japanprinter.co.jp/pages/artivols_2013.html

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週刊『印刷雑誌』4巻2号
2013年1月15日発行
編集:武川久野
発行人:中村幹
発行所:株式会社印刷学会出版部

 

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