週刊『印刷雑誌』



週刊『印刷雑誌』 4巻3号 2013年1月21日
Japan Printer weekly Vol.4, no.3 毎週月曜日10時発行

週刊『印刷雑誌』は,印刷会社に限らず,印刷物を購入する人,印刷に興味がある人を対象にした無料のWebメディアです。
紙メディアである技術専門誌の月刊『印刷雑誌』(1470円)と連携し,印刷に関係した情報を中心に毎週月曜日発行します。

コムテックス,産業用印刷向けダイレクト描画機発表
 コムテックスは1月17日,さまざまな分野の印刷で使用する版を製版するためのCTP「MultiDX!」シリーズを発表した。スクリーン印刷や銘板の分野でもフィルムレス化が可能なダイレクト描画機。フラットベッドのテーブルにレジスト(感光膜)を塗布した版材をセットし,レーザーで描画することで画像を形成する。3種類の波長のレーザーを選択でき,スクリーン印刷や銘版,ホットスタンプ,エンボス,フォトエッチング,PCBやオフセットプレート(アナログ版)など複数のメディアに描画することが可能。

理想科学工業,オフィス用紙折機発売
 理想科学工業は2月20日,A3判対応のオフィス用紙折機「理想紙折機 R-98J」を発売する。A4判縦の二つ折を毎分最高242枚処理でき,帳票類などの薄紙の紙送りが可能な重送検知機能を搭載した。予定価格52万円。

BookLive,中国企業にコミックビューアを提供
 BookLiveは1月17日,中国国内に集英社コミックの配信を行っているインターネットサービス企業の騰訊控股有限公司に,スマートフォン向けのコミックビューアソリューションの提供を始めた。今後も日本のコミックの中国配信を推進していく。

大日本印刷,日本ユニシスとICT連携で新事業創出
 大日本印刷は基幹系システムなどバックエンドサービスに強い日本ユニシスと昨年発表した業務提携に基づき,新規市場拡大を実現する事業基盤を両社連携して強化するため,1月16日に次の4領域での取り組みを推進すると発表した。
 1. 両社顧客への提案力強化を目的とした「マーケティング・販売連携」,2.両社の事業を推進する上でのベースとなる「サービス事業基盤の強化」,3.企業とその先のお客様への対応力,スピード力を強化する「マーケティングプラットフォームの共同開発・展開」,4.両社の成長戦略における重点テーマである「グローバル展開」。2016年度に両社で500億円の連携売上を目指す。

凸版印刷,ホスティングサービスの提供開始
 凸版印刷は1月下旬より,インターネットイニシアティブが提供するクラウドサービスを活用したホスティングサービス「TOPICA マネーシトクラウト on IIJ GIO」の提供を始める。サーバの構築,設定変更,障害対応,脆弱性診断などを行う。

共同印刷,二次元コードを開発
 共同印刷は1月15日,同社の画像認識技術を応用した二次元コードを開発したと発表した。複数コードを一括で読み取れ,画像のぼけやブレに強い。スマートフォンなどへの展開が可能。

富士ゼロックス,アプリケーションソフトウェアを提供開始
 富士ゼロックスは1月25日,タブレット端末向けのアプリケーションソフトウェア「モバイル統合アプリケーション for iOS」や外出先での文書印刷ができるサービスの提供を始める。同ソフトウェアは複合機でスキャンした文書やタブレット端末などで撮影した画像をタブレット端末に取り込み,コンテンツを表示・編集し,複合機での印刷やメール送信などが行える。

凸版印刷,電子チラシサイトの総閲覧が1億ページビューに
 凸版印刷は1月16日,同社運営の電子チラシサイト「Shufoo!」の月間総閲覧数が2012年12月までに,1億ページビューを突破したと発表した。Web限定チラシの配信や,前日の夜に翌日のチラシが見られる機能などで利便性を図っている。

コニカミノルタ,販促支援を推進
 コニカミノルタビジネスソリューションズは1月18日,東京・品川の同社でデジタル印刷機「bizhub PRESS C8000」などの内覧会とセミナーを開いた。セミナーでは,同社が印刷物を発注する顧客の増販増客を支援した事例を紹介し,調査方法や戦略を解説した。また同社とイズ・アソシエイツが共同で運営する,住宅・不動産や学習支援などの各業界に合わせた販促活動のノウハウを講義するオンライン講座も案内した。同社は今後,印刷会社と印刷発注者の利益向上を図り,デジタル印刷機とともに増販ノウハウも提供して販促支援に積極的に取り組む。

コニカミノルタ,環境負荷低減でエコマークアワード受賞
 コニカミノルタビジネステクノロジーズは1月11日,日本環境協会主催の「エコマークアワード2012」で銅賞を受賞した。カラー複合機「bizhub Cシリーズ」のライフサイクル全体での環境付加低減活動が評価された。

コニカミノルタ,大阪市環境表彰受賞
 コニカミノルタホールディングスは1月15日,同社の関西支社が大阪市が実施している「大阪市環境表彰」を受賞すると発表した。おおさかATCグリーンエコプラザにブースを出しており,省エネに貢献する環境配慮型製品の展示をしている。また同支社でも環境負荷低減の取り組みについて情報を提供し,地域社会とともに持続的に環境保全を支援する活動が評価された。

日本グラフィックサービス工業会,6月に文化典名古屋大会開催
 日本グラフィックサービス工業会は6月7日・8日,名古屋のウインクあいちで「ジャグラ文化典」名古屋大会を開く。

大日本スクリーン製造,2月6日・8日にユーザー会開催
 大日本スクリーン製造のユーザー会のレディバードクラブは,2月6日に東京のホテルメトロポリタン池袋で「東京地区・関東甲信越静地区合同大会」を開く。「中小企業のビジネス再生と活性化」をテーマに,プロデューサーの小出宗昭氏と経営者インタビュアーの藤沢久美氏が対談する。また,8日にホテルグランヴィア広島で「中国・四国地区大会」も開く。「元気な地域の創り方:地域活性化のビジネス戦略」をテーマにコンサルタントの西川りゅうじん氏が講演する。

日本アグフア・ゲバルト,2月6日にユーザー会開催
 日本アグフア・ゲバルトのユーザー会であるアポジーユーザー会は2月6日,東京・東池袋のサンシャインシティコンファレンスルームで会合を開く。プリントネットの小田原洋一社長が会社経営手法について講演する。

日本印刷産業機械工業会,年始会開催
 日本印刷産業機械工業会は1月18日,東京・港区の東京プリンスホテルで年始会を開いた。宮腰巖会長は,去年は海外情勢の影響やdrupaの3年周期開催の噂など業界を震撼させる出来事があったが,今後はこれ以上の出来事に耐えうる心構えと体制づくりが必要と述べたほか,Japan Colorによる標準化などの取り組みや,印刷機械における温室効果ガスの算定基準と運用の成果を踏まえ,法案適用を受けるための検討を進めると語った。

モリサワ,「田中一光とモリサワ展」終了
 モリサワは,飯田橋の東京本社ビルで「田中一光とモリサワ展」を開いていたが,1月18日に終了。同日同所で,田中一光と交流があったデザイナーを中心にクロージングレセプションを催した。

桜井Gや共同印刷,インターネプコンや電子材料EXPOで製品紹介
 1月16日〜18日,有明の東京ビッグサイトでインターネプコンジャパンが開かれた。桜井グラフィックシステムズは,シリンダー型スクリーン印刷機「MAESTRO 80SD」を出展した。2つのCCDカメラでの見当合わせ,エアーによるシートの搬送や位置調整ができることが特徴。ブースでは同機で100μmピッチのペースト線を印刷した24インチタッチパネルを紹介した。また,同時開催された先端電子材料EXPOで,共同印刷は機能性フィルムを紹介した。吸湿やアウトガスを吸着する「モイストキャッチ」や酸素吸収する「オキシキャッチ」は厚生労働省の安全衛生証明の試験に合格し,医薬品や化粧品にも使用が可能。また「エレノット」は対象に触れないフィルムの中間層で帯電防止効果を発揮でき,外層に自由な素材を使用することができる。

凸版印刷,チャリティーコンサート開催
 凸版印刷は3月6日・7日,東京・水道のトッパンホールで同社主催のチャリティーコンサートを開く。社会文化貢献活動として毎年チャリティーコンサートを開いており,収益を識字教育支援に役立てている。

3月31日まで,日本グラフィックサービス工業会が印刷作品を募集
 日本グラフィックサービス工業会は3月31日まで,ジャグラ作品展への印刷作品の募集をしている。平成24年1月1日〜12月31日に完成したものが対象となる。入賞作品は6月7日・8日,名古屋のウインクあいちで行われるジャグラ文化典名古屋大会で展示される。
http://www.jagra.or.jp/official/main/2012/12/12104321.php

3月31日まで,日本グラフィックサービス工業会が日本自費出版文化賞作品を募集
 日本グラフィックサービス工業会は3月31日まで,日本自費出版文化賞作品を募集している。制作費用の全額または一部を著者が負担し,日本国内で2000年以降に出版されたものが対象。
http://www.jsjapan.net/jssyoentry.html

1月25日,両国で包装材料のセミナー
 日本包装技術協会は1月25日,東京・両国の国際ファッションセンターで「包装材料セミナー」を開く。材料メーカーやコンバーター,厚生労働省,流通業を含め,サステナブルな包装材料の今後の展望を探る。参加費は,一般32,550円,会員22,050円。
http://www.jpi.or.jp/saiji/seminar/2013/0125.html

1月25日,リコージャパンがIT関連セミナー
 リコージャパンは1月25日,東京・汐留のソフトバンクBBで「iPadを活用したこれからの働き方」として,営業支援やコミュニケーションツールとしての事例を中心にビジネス用途向きのiPad活用セミナーを開く。入場無料,定員60人。
http://www.rcc.ricoh-japan.co.jp/rcc/seminar/03-0330_20130125.html

2月7日・8日,小森コーポレーションが新春特別内覧会開催
 小森コーポレーションは2月7日・8日,同社つくばプラントで「KOMORI 新春特別内覧会」を開く。オフセット印刷機「リスロンGX40RP」の印刷実演などを行う。問合せは,電話03-5608-7806。

2月8日,関西で日本画像学会が講演会開催
 日本画像学会は2月8日,大阪・中町のパナソニック企業年金基金松心会館で講演会を開く。大阪大学の横山正明教授が「プレゼンテーションの変遷を考える」をテーマに講演する。会費1000円,要予約。
http://www.isj-imaging.org/event/imagingcafe/imagingcafe.html

2月9日〜3月24日,和歌山で「謄写版の冒険:卓上印刷器からはじまったアート」展
 和歌山県立近代美術館は2月9日〜3月24日,「謄写版の冒険:卓上印刷器からはじまったアート」と題した展覧会を開く。謄版画約250点を展示する。一般500円,大学生300円,高校生以下,65歳以上無料。
http://www.momaw.jp/exhibit/now/post-38.php

2月22日,日本印刷学会が通常総会開催
 日本印刷学会は2月22日,東京・新富の日本印刷会館で通常総会を開く。懇親会は会費2000円,要申込。問合せは,電話03-3551-1808。

3月6日〜30日,銀座でデザイナー・永井一正氏のポスター展
 東京のギンザ・グラフィック・ギャラリーは3月6日〜30日,グラフィックデザイナー・永井一正氏の作品を紹介する「LIFE 永井一正ポスター展」を開く。おもに動植物をモチーフに「LIFE」をテーマとした作品139点を展示する。入場無料,日曜・祝日休館。3月6日にトークショーも開く。要予約,定員70人。問合せは,電話:03-3571-5206。

5月11日,日本出版学会が研究発表会
 日本出版学会は5月11日,東京・三崎町の日本大学で「春季研究発表会」を開く。なお,個人研究発表者を3月5日まで募集している。対象は同学会正会員,同学会の趣旨に添った内容で未発表のもの。申込は日本出版学会プログラム委員会へ,電話:03-3313-7347。

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株式会社印刷学会出版部では,3月14日,札幌で,「あなたの経営は正しいですか?:収益向上を考える」(仮)をテーマに本誌連載中の寶積昌彦様による講演会を予定しています。会場は,リコージャパンさんの協力のもと,同社札幌北事業所(〒060−0807札幌市北区北7条西2丁目8−1札幌北ビル14階)です。詳細が決まり次第,随時,当社Webサイトや本誌で紹介していきます。

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月刊『印刷雑誌』2013年2月号本日発行。特集「軟包装とグラビア・フレキソ」では,軟包装向けのグラビア印刷,デジタル印刷,フレキソ印刷の技術や,印刷会社の取り組み事例,2012年10月の「フレキソ・ジャパン」展などを紹介します。また,DPS市場や,欧州印刷業界の環境対応動向の考察も掲載。今年7月の技能五輪国際大会に日本代表として出場する,トッパンコミュニケーションプロダクツの谷本まりのさんの母校での講演を紹介した記事など,旬の話題も満載! バックナンバーと合わせてご利用ください。
http://www.japanprinter.co.jp/pages/artivols_2013.html

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週刊『印刷雑誌』4巻3号
2013年1月21日発行
編集:武川久野
発行人:中村幹
発行所:株式会社印刷学会出版部

 

 

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