週刊『印刷雑誌』



週刊『印刷雑誌』 4巻19号 2013年5月20日 
Japan Printer weekly Vol.4, no.19 毎週月曜日(休みの場合は翌日)10時発行

週刊『印刷雑誌』は,印刷会社に限らず,印刷物を購入する人,印刷に興味がある人を対象にした無料のWebメディアです。 
紙メディアである技術専門誌の月刊『印刷雑誌』(1470円)と連携し,印刷に関係した情報を中心に毎週月曜日発行します。

ugo,オリジナルグッズやノベルティ商品を注文できるWebサイト開設
 ugoは5月16日, TシャツやiPhoneケースなどに名前やロゴデザインなどを入れてオリジナルグッズを注文できるWebサイト「のべぷり」を開いた。

大日本印刷,ショールームで集英社とコラボ
 大日本印刷は6月10日まで,東京・市谷のショールームで集英社とコラボしたキャンペーンを行っている。集英社発行の電子雑誌11誌を無料で閲覧できるほか,女性ファッション誌のロゴ入りフレームで合成写真を撮ることができる。

モリサワ,学生・教職員向けの製品を発売
 モリサワは秋より,学生・教職員向けの書体ライセンス製品「MORISAWA PASSPORTアカデミック版」を発売する。契約期間中ならすべての書体が使える。価格未定。

ダイナコムウェア,人名記号外字のフォントを発売
 ダイナコムウェアは5月31日,人名用外字3296文字とBiblos記号外字1395文字,貨幣外字27文字を収録したフォント「DynaFont 人名記号外字 TrueType for Windows」を発売する。5万2500円。

タクセル,封筒加工のWebストアがオープン
 Web上で封筒の製作・販売を行うタクセルは5月16日,BtoB向けに封筒の発注ができるWebストア「封筒屋どっとこむプロ」を始める。封筒サイズや窓,紙などを選んでいくと金額が表示され,商品の比較や検討ができる。自動で展開図を作成しダウンロードできるため,印刷データや提案用サンプルを簡単に作れる。

大日本印刷,学術専門書の電子書籍サイトをオープン
 大日本印刷は5月1日,全国大学生活協同組合連合会と学術専門書を扱う電子書籍サイト「VarsityWave eBooks」の提供を始めた。大日本印刷のデジタル著作権管理システムで保護されたPDFデータを閲覧できる専用ビューアと,電子書店構築・運営支援サービスを活用した。学術専門書約1000点と文芸書や雑誌など約5万点の書籍を扱う。

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凸版印刷,ICT教育システムを全国発売
 凸版印刷は6月より,校務管理と学習者管理,教材管理が一体となったICT教育支援システムを全国に向けて発売する。児童や生徒の情報を教職員がシステムに入力しセキュリティサーバに蓄積でき,県教育委員会と市町教育委員会が連携し個人の進捗状況に合わせた指導が可能になる。

大日本印刷,買い物を楽しめるO2O実験開始
 大日本印刷は6月27日まで,KDDIと三井物産,東急モールズデベロップメント,イッツ・コミュニケーションズと共同で,東京・鶴間のグランベリーモールにてO2Oの実証実験を行っている。同モールに設置されたポスターやPOPから2つの専用アプリをダウンロードすると,新商品やセールの情報が届き,Wi-Fiの位置情報サービスを活用して近くの店舗で利用できるクーポンを受け取れる。

東洋インキ,グラビアインキとラミネート接着剤を発売
 東洋インキは5月20日,パッケージ用グラビアインキ「リオルファシリーズ」とラミネート接着剤「トモフレックスTM-570,同TM-340,同EL-541,エコアドEA-N373」を発売した。同インキは環境に配慮し,網点再現性やトラッピング性が向上した。

リコー,カラープロダクションプリンタ発売
 リコーは6月10日,カラープロダクションプリンタ「RICOH Pro C5110S(618万円),同C5100S(498万円)」を発売する。前者はA4判毎分80ページ,後者はA4判毎分65ページ出力できる。凸凹紙へのトナー軽写性とインクの定着性が向上したほか,定着ベルトと加圧ローラの接触幅と定着部の圧力を切り替えられる機構を採用しさまざまな封筒への印刷が可能になった。

エプソン,A4判モノクロプリンタを発売
 エプソンは5月23日,A4判モノクロプリンタ「LP-S340D,LP-S340DN」を発売する。A4判で毎分35枚出力でき,待機時の消費電力が平均0.98Wで環境に配慮した。どちらもオープン価格。

セイコーエプソン,ディスプレイコントローラがWindows7に対応
 セイコーエプソンは5月15日,USBインターフェースを内蔵したカラーTFTパネル用ディスプレイコントローラ「S1D13U11」がWindows7に対応したと発表した。OSはリナックスに限定していたが,Windowsの需要が増えているため対応を始めた。Windows用ドライバーをCPUにインストールすれば利用できる。

富士ゼロックス,コミュニケーション支援サービスに機能追加
 富士ゼロックスは5月14日,クラウドを活用したビジネスコミュニケーション支援サービス「SkyDeskサービス」に有料の新機能を追加し提供を始めた。表形式の紙帳票を電子化してクラウド上にアップロードすると自動的に画像処理,表構造抽出,OCR変換ができる機能などが追加された。

富士ゼロックス,商品の輸送状況を可視化するシステムを構築
 富士ゼロックスは5月16日,日本電気の物流統合クラウドサービスとGXSのデータ連携クラウドサービスを組み合わせて,商品の輸送状況を可視化するシステムを構築したと発表した。両サービスを活用し,販売会社や需給部門など物流に関わるどの部門の管理番号で検索しても輸送中の商品の情報を把握できる。

タカラ,ラベル印刷で米国の賞を受賞
 米国フレキソ技術協会主催のFTA Excellence in Flexography Awardで,タカラの印刷物が「シルバー賞」を受賞した。コダックのフレキソ製版システムを使って製作した,フクロウの毛並みや子供の肌の質感などの再現性が評価された。

印刷による文具からIT技術による教育支援システムまで出展
 学校や教育向けのIT製品の展示会「教育ITソリューションEXPO」が5月15日〜17日,有明の東京ビッグサイトで開かれた。大同紙工印刷は,PET素材を使ったさまざまな文房具を販促向けに紹介した。シルキー・アクトは,特殊ニスを使い表面に鉛筆で書き込めるクリアファイルを出展した。大日本印刷は,デジタル教材の管理システムや教材の情報共有システムなどを出展した。凸版印刷は電子教卓とIT教育支援システムを出展したほか,東京書籍のデジタル教科書を紹介した。

印刷OEM研究会,5枚OKシートへ向けてのステップ
 印刷OEM研究会は5月15日,東京・鵜の木の金羊社で総会と定例会を開いた。「SOPTECとうほく」展で行う同研究会の取り組みを紹介するセミナーについて話し合ったほか,刷り出し5枚でのOKシートを目指し,自社基準での刷り出し100枚をサンプル利用する実験の実行方法を検討した。この結果は10月のJGAS展で公開する。

サカタインクス,新社長に森田耕太郎氏
 サカタインクスは5月15日,高丸博次社長が取締役会長に,森田耕太郎常務が代表取締役社長に内定したと発表した。6月27日開催の株主総会で正式決定。

GC東京,会長に小林氏留任
 東京グラフィックコミュニケーションズ工業組合は5月17日,東京・神楽坂の日本出版クラブ会館で総会を開いた。役員改選時期にあたり,理事長に小林博美氏(二葉写真製版会長)が留任した。

「燦」をテーマに印刷とグラフィック表現の可能性を探る
 凸版印刷の印刷博物館は8月4日まで,東京・水道の同館P&Pギャラリーで「グラフィックトライアル2013:燦」展を開いている。グラフィックデザイナーの佐藤晃一氏,アートディレクターの成田久,高谷廉,阿部拓也の各氏が凸版印刷のプリンティングディレクターと組み,「燦」をテーマにオフセット印刷によるポスターを制作した。それぞれ蛍光インキでパステル表現を試みたものや,素材や印刷を掛け合わせたもの,色のハレーションを実験したもの,紙質や印圧,インキの盛りや照りなどでさまざまな黒の表現を生み出したもので,制作過程の試作品などとともに見られる。

日本フォーム印刷工業連合会,通常総会と理事会を開催
 日本フォーム印刷工業連合会は6月13日,東京・関口の椿山荘で通常総会と理事会を開く。平成24年度事業報告や収支決算報告承認,東中国・西中国フォーム印刷工業会の統合などについて話す。

日本印刷技術協会,新たな通信教育講座を開講
 日本印刷技術協会は5月,通信教育講座「印刷技術基本」(会員1万8000円,一般2万3000円)と「印刷技術総合講座:デジタルプリプレス」(会員2万円,一般2万5000円)の2コースを新たに開講する。前者は電子書籍とフォーマットなどの項目を加え,後者はCTPワークフローを概視し重要項目の整理やキーワードを追加した。
 また5月31日に東京・中野富士見町の同協会で通常総会,6月7日に九州での地域会員との交流会,6月14日に東京コンファレンスセンター・品川で大会を行う。

全国印刷工業健康保険組合,エンジョイホリデー開催
 全国印刷工業健康保険組合は6月9日,上野公園から日本サッカーミュージアムまで散歩するエンジョイホリデーを開く。被保険者が対象となる。

大日精化工業,各部署順次移転
 大日精化工業は本社,東日本支社ビルの建て替えに伴い,5〜7月に順次移転する。電話番号は変更なし。総務,関連企業の新住所:〒103-8383東京都中央区日本橋馬喰町1-7-6大日精化工業別館ビル,各事業部の新住所:〒103-0006東京都中央区日本橋富沢町9-10稲村ビル。

昭和情報機器,本社品川に移転
 昭和情報機器は5月13日,新本社で業務を始めた。新住所:〒108-8011東京都港区港南2-13-29キヤノン港南ビル8階,代表電話03-6719-9700。

5月31日まで,結婚式写真の作品募集
 プロメディアは5月31日まで,結婚式の写真をテーマとしたウェディングフォトアワードの作品を募集している。入賞者と入賞作品は6月25日・26日に開かれるPHOTONEXT展で発表される。出品料金は1点2000円。
http://www.photonext.jp/cn16/index.html

6月28日締切,「9月印刷の月」PRポスターデザイン募集
 日本印刷産業連合会は6月28日まで,「9月印刷の月」PRポスターのデザインを募集している。コンセプトは「印刷産業への認識・理解を深め,イメージ向上に繋がるもの,あるいは情報・文化・生活の担い手として印刷産業を的確に表現できる」もの。応募は無料。7月末日に入賞者を発表する。最優秀賞には賞状と賞金20万円が贈られる。
http://www.jfpi.or.jp/information/140.html

明日,CD勉強会がお茶の水で合成紙の勉強会
 CD勉強会は5月21日,東京・お茶ノ水のユポ・コーポレーションで勉強会を催す。「ユポの機能性と採用用途例,今後の開発」のテーマで,同社の若林敬司氏が話す。参加費1000円。問合せは,印刷学会出版部(電話03-3555-7911)。

5月23日〜6月18日,全国7都市でアドビ製品のセミナー開催
 Tooは5月23日〜6月18日,仙台,福岡,名古屋,東京,大阪,京都,札幌でアドビシステムズのデザインソフトCreative Cloudに関するセミナーを開く。同ソフトの活用法や導入事例などを紹介する。参加費無料。要申込。
http://www.too.com/event/2013/adobe_cct/

6月4日〜6日,札幌でPOD内覧会とセミナー
 リコージャパンは6月4日〜6日,札幌の同社でPODを中心とした内覧会を開く。CO2の見える化や各種ソリューションの提案があるほか,5日にはバリューマシーンインターナショナルの河島弘司氏による「紙媒体の底力を見直すことで,売上は向上する!:紙・紙媒体を使う,提案するタイミング・効果測定を知ろう!〜“響く”提案のやり方と新商品開発のヒント〜」,6日にはカムロックシステムズの百合智夫氏による「知っ得!Adobe InDesignの活用術!」の講演がある。参加無料,要予約。問合せは,電話011-700-5535。

6月6日,AR技術の活用法に関するセミナー開催
 ナビットは6月6日,東京・神保町の同社でAR技術の活用法などを紹介するセミナーを開く。定員50人,参加費5000円。要申込。
http://www.navit-j.com/press/sem130606.html

6月7日,個人情報の取扱いと課題に関するセミナー開催
 日本印刷産業連合会は6月7日,東京・新富の日本印刷会館で個人情報の利用や流通に関するセミナーを開く。参加費3000円。要申込。
http://www.jfpi.or.jp/information/141.html

6月10日・11日,デジタル情報がもたらす産業変革に関するセミナー開催
 日本経済新聞社と総務省が6月10日・11日に東京・大手町の日経ホールで世界ICTサミットを開き,デジタル情報がもたらす産業変革に関するセミナーとセッションを行う。参加費無料。要申込み,抽選制。
http://www.ict-summit.jp/2013/index.html

6月11日,印刷工場の節電への取り組みに関するセミナー開催
 マンローランド製印刷機のユーザー会「パワープリンターズクラブ」は6月11日,東京・港南の品川インターシティで印刷工場における節電の取り組みに関するセミナーを開く。参加費無料。問合せは,マンローランドジャパン(電話050-2018-7305)。

6月25日・26日,ビッグサイトでPHOTO NEXT
 写真家や写真ビジネス向けの展示会「PHOTO NEXT 2013」が6月25日・26日,東京ビッグサイトで開催される。主催はプロメディア。各種有料・無料セミナーあり。
http://www.photonext.jp/

7月22日,日本印刷学会が環境やエネルギーに関するシンポジウム
 日本印刷学会のP&I(パターニング&イメージング)研究会は,7月22日,東京・東新橋のトッパン・フォームズでシンポジウム「環境・エネルギーに貢献する印刷技術」を開く。印刷技術が環境・エネルギー問題にどのように貢献できるか,再生可能エネルギー,プロセスの環境的な評価,環境機能材料などの観点からテーマを集め,それぞれの分野のキーマンが講演する。
http://www.jspst.org/event/130722.html

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月刊『印刷雑誌』6月号,本日発売。特集は「生活に欠かせないパッケージ」で,人間工学によるデザインから,環境,ここ数年注目を集めるフレキソ,ユーザーとメーカーそれぞれの立場から紙器への後加工技術までを紹介しました。最近の『印刷雑誌』でのパッケージ印刷は,2013年2月号で「軟包装,グラビア・フレキソ」,2012年9月号「シール・ラベル系特殊印刷」,2012年2月号「軟包装」,2011年11月号「パッケージデザイン」などがありますので,合わせてお読みください。そのほか,独自の経営姿勢や設備,技術で活躍している印刷会社の村重スタジオ,水上印刷,大洋印刷もレポートしています。

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週刊『印刷雑誌』4巻19号 
2013年5月20日発行 
編集・発行人:中村幹 
発行所:株式会社印刷学会出版部

 

 

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