週刊『印刷雑誌』



週刊『印刷雑誌』 4巻47号 2013年12月9日
Japan Printer weekly Vol.4, no.47
毎週月曜日(休みの場合は翌日)10時発行

週刊『印刷雑誌』は,印刷会社に限らず,印刷物を購入する人,印刷に興味がある人を対象にした無料のWebメディアです。
紙メディアである技術専門誌の月刊『印刷雑誌』(1470円)と連携し,印刷に関係した情報を中心に毎週月曜日発行します。

ビヨンド,売上を被災地に寄付するカレンダー発売
 名刺やポスターなどの印刷を行う宮城の印刷会社ビヨンドは12月6日,石巻オリジナルカレンダー「はぁとふる石巻2014カレンダー」を発売した。カレンダー1部につき10円を石巻市に寄付し,梱包や封詰めなどの作業を被災地の人々に依頼し,地域に貢献している。

DNPメディアクリエイト,ANAのカレンダーを制作
 DNPメディアクリエイトは12月3日,全日本空輸と共同でスマートフォンやタブレット端末でARコンテンツを見られるカレンダー「Welcome Aboard」を企画・制作したと発表した。無料ARアプリをダウンロードし,カレンダーの風景写真にスマートフォンなどをかざすと,その土地の観光情報を見られる。

キヤノン,ミラーレスカメラを発売
 キヤノンは12月中旬,ミラーレスカメラ「EOS M2」を発売する。デジタル一眼レフカメラと同等の画質なほか,Wi-Fi対応の無線LAN機能を内蔵した。

日本製紙,上質コート紙を改訂
 日本製紙は12月5日,上質コート紙の環境対応紙を改訂し,銘柄名を「オーロラコートグリーン70,ユーライトグリーン70,ユーライトナチュラルF」に変更して発売すると発表した。

東洋インキ,オフセット輪転インキ発売
 東洋インキは12月,商業用オフセット輪転インキ「WEB DRY レオエックス タフ」を発売する。耐摩擦性が向上し,紙剥けトラブルの低減を図った。

凸版印刷,電子チラシサイトと家計簿アプリを連携
 凸版印刷は12月6日,電子チラシサイト「Shufoo!」とブレインパッドが運営する家計簿アプリを連携させ,アンドロイド端末向けの電子チラシを閲覧できるサービスの提供を始めた。同アプリはレシートのデータ化や分析ができ,連携によって買い物前にチラシを確認できるようになった。

凸版印刷,買い物情報配信アプリ提供開始
 凸版印刷は12月,スマートフォンを使った会員証サービスや,買い物に役立つクーポンやチラシなどを配信する「お買い物アプリ」の提供を始める。導入企業は顧客情報や各種サービスの利用状況をリアルタイムで把握できるため,個人ごとに異なるクーポンの配信などができる。

大日本印刷,出版企画の支援サービス開始
 大日本印刷は12月5日,ワンモアと共同で新規の出版企画を支援するサービスを始めた。出版企画の紹介サイト「ミライブックスファンド」を活用し,資金調達,流通,制作・製造などのプロセスを提供する。

大日本印刷,デジタルサイネージ用コンテンツ配信管理システムを開発
 大日本印刷は1月20日,無線LAN機能を搭載したSDメモリカードをデジタルサイネージ機器に差し込むと,コンテンツをネットワーク配信できるシステム「SmartSignage SD」を発売する。コンテンツの登録や配信をWebで操作でき,遠隔地からでも更新や配信が可能になった。

凸版印刷,映画館で世界遺産を体験するシステムを開発
 凸版印刷は12月6日,TOHOシネマズと共同で,映画館で世界遺産を体験できるシステム「シネマ・トラベル 映画館でみる世界遺産の旅」を開発すると発表した。2014年3月8日より「マチュピチュ・ナスカ・アンコール遺跡編」を東京近郊の映画館で上映する。

自由民主党,中小印刷産業振興議員連盟設立
 自由民主党「中小印刷産業振興議員連盟」(中曽根弘文会長)が2013年12月2日に設立した。国民生活に直結する中小印刷産業の新たな挑戦を支えつつ,次世代,世界的および地域の視点に立った各種政策を企画立案し,果敢に展開していくため70超の議員で発足した。全日本印刷工業組合連合会会長が業界の現状を訴えた。

日本印刷産業連合会,消費税カルテルを公正引委員会に提出
 日本印刷産業連合会は12月5日,「消費税増税に伴う消費税転嫁及び表示方法について」の共同行為(カルテル)に関する実施届出書を公正取引委員会に提出し,受理された。本協定は2014年4月1日〜2017年3月31日を有効期間としている。
 同連合会傘下10団体の会員企業は「○○円(税抜価格)」「○○円+消費税額」など,消費税が別途課される旨を明示することになる。

共同印刷,特産品を販売するイベントを開催
 共同印刷は11月29日,東京・小石川の同社で東日本大震災の復興支援として福島県と宮城県の特産品を販売するイベント「うまいもの市場」を開いた。同社は企業市民としての社会的責任を果たすためCSR活動に取り組んでいる。

印刷志の会,印刷機械のメンテナンスを学ぶ
 テクノロール主催の「印刷志の会」は12月7日,埼玉・美女木の同社で勉強会を開いた。印刷機械のメンテナンスに関し,小森コーポレーションの川名茂樹氏が印刷機の故障をなくし品質や生産性を上げるメンテナンス方法などを話した。

紅屋オフセット,太陽光パネルで自社発電
 紅屋オフセットは12月4日,埼玉の深谷工場と川島工場で太陽光パネルの発電設備に関し発表した。両工場で年間484,500kWの発電を見込んでおり,東京電力に1kWあたり42円で全発電量を販売している。

コニカミノルタ,温暖化防止対策を表彰
 コニカミノルタと生産子会社は12月2日,環境省主催の地球温暖化防止活動大臣表彰を受賞した。グループを挙げた地球温暖化防止の推進が評価された。

モリサワ,仮名文字や料紙装飾から日本の美を学ぶ
 モリサワは12月4日,東京・飯田橋の同社で「仮名文字と料紙の美」をテーマに講演会を開いた。五島美術館の名児耶明(なごやあきら)理事が仮名文字の歴史と日本人の美意識を,東京国立博物館の高橋裕次氏が平安時代の和歌集『本願寺本三十六人家集』の紙の装飾の技法を解説した。

OEM研究会,金羊社で定例会
 印刷OEM研究会は12月18日,東京・鵜の木の金羊社で定例会を開く。刷り出し100枚連続テストを踏まえ,次のステップについて討議,意見交換を行う。

東京・銀座でポーランド・ポスター界の巨匠を紹介
 東京のギンザ・グラフィック・ギャラリーは12月25日まで,「トマシェフスキ展 世界を震わす詩学」展を開いている。ポーランド派ポスターの草分け的存在と称されるヘンリク・トマシェフスキ(1914-2005)の代表作を,原画や試作品とともに紹介。構図や色彩,モチーフの使い方などから同氏の思想や挑戦を見ることができる。

日本印刷技術協会,通信教育講座開講
 日本印刷技術協会は12月,通信教育講座「印刷・製本加工」コースを,2014年1月に「印刷営業基本と実務」コースを改訂し開講する。前者はオフセット印刷を中心に版の種類,印刷機の仕組みと印刷品質などを,後者は印刷産業の概論から日常営業活動の基本プロセスや顧客との人間関係づくり,新規開拓方法などを学ぶ。

日本印刷産業機械工業会,1月21日に年始会
 日本印刷産業機械工業会は2014年1月21日,芝公園の東京プリンスホテルで年始会を開く。

日本印刷技術協会,2月に池袋でpage展
 日本印刷技術協会は12月5日,東京・和田の同協会で,2014年2月5日〜7日に東京・池袋のサンシャインシティコンベンションセンターで開くpage展の詳細を発表した。テーマを「始動!コミュニケーション・ファクトリー」とし,現実的なビジネス色を表している。目標来場者数は7万人。21のカンファレンス,16のセミナーを予定している。入場料は1000円。

12月21日まで,武蔵野美術大学で平野甲賀の仕事1964-2013展
 武蔵野美術大学は12月21日まで,東京・小平市の同大学で「平野甲賀の仕事1964-2013展」を開いている。デザイナーの平野甲賀が手がけた装丁やポスター,チラシ,フォントデザインなどを紹介する。入場無料。
http://mauml.musabi.ac.jp/museum/archives/6564

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12月25日まで,写真でボケる初笑いコンテストの作品募集
 アドビシステムズは12月25日まで,同社の写真編集ソフトで作ったおもしろい写真を,投稿された写真にボケて楽しむWebサービス「ボケて」に投稿し優秀作を決める「初笑いコンテスト」の作品を募集している。
http://bokete.jp/collabo/elements12

2014年1月13日まで,アドビがカレンダーの表紙写真コンテスト作品募集
 アドビシステムズは2014年1月13日まで,写真投稿・閲覧フェイスブックページ「東京カメラ部」と共催でカレンダーを制作し,その表紙を選ぶフォトコンテストの作品を募集している。応募条件は「日本の美」がテーマで,アドビ製品で現像された画像であること。
http://www.tokyocameraclub.com/calendar2014/

3月31日まで,日本自費出版文化賞作品募集
 日本自費出版ネットワークは2014年3月31日まで,日本自費出版文化賞の作品を募集している。制作費の一部または全額を著者が負担し,2003年以降に日本国内で出版された本が対象となる。発表は2014年9月上旬。
http://www.jsjapan.net/jssyo.html

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12月12日〜14日,東京ビッグサイトでエコプロダクツ展
 日本経済新聞社は12月12日〜14日,有明の東京ビッグサイトで環境に関する技術の展示会「エコプロダクツ」を開く。入場無料。
http://eco-pro.com/eco2013/

12月18日,リコージャパンがGoogle Apps活用セミナー
 リコージャパンは12月18日,東京・六本木ヒルズのグーグル東京オフィスでセミナー「中堅・中小企業の競争力を支援するGoogle Apps」を行う。クラウドソフト群を共有利用できる「Google Apps」の各種機能の説明をしながらその特長を紹介する。参加無料,定員40人(1社2人まで)。
http://www.rcc.ricoh-japan.co.jp/rcc/seminar/03-0486_20131218.html

12月20日,リコージャパンがスキル・資格の可視化システムのセミナー
 リコージャパンは12月20日,東京・晴海のリコーITソリューションズ本社事業所で製造業向けに特化したクラウド型の人材育成マネジメントシステム「モノづくりプラス」を紹介するセミナーを開く。また,同システムを活用したスキル・資格の可視化事例も紹介する。参加無料,定員50人。
http://www.rcc.ricoh-japan.co.jp/rcc/seminar/03-0487_20131220.html

12月20日,リコージャパンがWindows移行のセミナー
 リコージャパンは12月20日,東京・浜松町のヴイエムウェア東京でWindowsOSの移行に関するセミナーを開く。WindowsXPとWindows 2003 Serverからの移行事例をデモンストレーションを交え紹介する。参加無料,定員40人(1社2人まで)。
http://www.rcc.ricoh-japan.co.jp/rcc/seminar/03-0485_20131220.html

2014年1月9日〜31日,東京・銀座で勝井三雄氏のグラフィックデザイン展
 東京のギンザ・グラフィック・ギャラリーは2014年1月9日〜31日,「勝井三雄展:兆しのデザイン」を開く。同氏のエディトリアルワーク作品を約100点紹介するほか,ポスターや映像の作品も展示する。会期中にトークショーも予定。入場無料。日曜・祝日休館。問合せは,電話03-3571-5206。

1月14日〜30日,東京と大阪で全国カレンダー展
 日本印刷産業連合会と日本印刷新聞社は2014年1月14日〜18日,東京銀座画廊美術館で,1月15日〜30日大阪・南船場の平和紙業ペーパーボイス大阪で,全国カレンダー展を開く。応募カレンダーの入選作品500点を展示する。入場無料。
http://www.jfpi.or.jp/topics_images/tpc51_50.pdf

2014年1月14日〜30日,東京・銀座で若手のグラフィック展
 東京・銀座のギャラリーのガーディアン・ガーデンは2014年1月14日〜30日,「下野薫子展:Infinite Painting」を開く。同ギャラリーが主催し若手グラフィックデザイナーを発掘する公募展「1_WALL」において,コンピュータを用いて描く“デジタル絵画”でグランプリを受賞した同氏の個展。入場無料。日曜休館。
http://rcc.recruit.co.jp/gg/exhibition/gg_wgpx_gr_201401/gg_wgpx_gr_201401.html

1月18日・25日・3月1日・8日・15日,写真の体感イベント
 エプソン販売は2014年1月18日・25日・3月1日・8日・15日,宇都宮,広島,長野,清水,金沢で写真の展示やプリンタの基礎知識を学ぶイベント「それいけ!写真隊」を開く。参加無料。
http://www.epson.jp/katsuyou/photo/taiken/soreike/?rdct=soreike

4月9日〜11,14日〜18日,東京と大阪でJPC展
 日本印刷産業連合会は2014年4月9日〜11日,東京・新富の日本印刷会館で,14日〜18日,大阪・南船場の平和紙業ペーパーボイス大阪で,ジャパンパッケージングコンペティションの展示会を開く。市場で販売されているパッケージの優秀性を競い,受賞・入賞作品を展示する。問合せは,電話03-3908-1250。

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週刊『印刷雑誌』4巻47号
2013年12月9日発行
編集・発行人:中村幹
発行所:株式会社印刷学会出版部

 


 

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