週刊『印刷雑誌』



週刊『印刷雑誌』 4巻49号 2013年12月24日
Japan Printer weekly Vol.4, no.49
毎週月曜日(休みの場合は翌日)10時発行

週刊『印刷雑誌』は,印刷会社に限らず,印刷物を購入する人,印刷に興味がある人を対象にした無料のWebメディアです。
紙メディアである技術専門誌の月刊『印刷雑誌』(1470円)と連携し,印刷に関係した情報を中心に毎週月曜日発行します。

BookLive,書店で電子書籍検索ができるサービス開始
 BookLiveは12月21日,三省堂書店神保町本店で,無料専用アプリをダウンロードしたアンドロイド対応スマートフォンを本の表紙にかざすと,書店員の作ったPOPや電子書籍の検索ができるサービス「ヨミ Cam」を始めた。電子書籍を探しやすくなり,関連書籍の情報も閲覧できる。同店舗のみで行うサービスだが徐々に拡大する予定。

スターティアラボ,電子書籍販売アプリを提供開始
 スターティアラボは12月18日,ネットコンテンツの制作・運営を行うPASSWORDと共同で,アンドロイド端末向け電子書籍販売アプリ「くりめぼん」の提供を始めた。エッセイや自己啓発,恋愛小説などのジャンルの電子書籍を扱っている。

メディア・ユニバーサルデザインコンペティションの審査結果決定
 全日本印刷工業組合連合会は12月20日,メディア・ユニバーサルデザインコンペティションの結果を発表した。経済産業大臣賞が,一般の部は長英の「患者保護シート」,学生の部は常葉大学篠原今日子氏の「心のコミュニケーションアクセサリーとストラップ」に決まった。

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障がい者を含めた多くの人が視覚的に情報を理解できるメディア・ユニバーサルデザインという視点。その現状調査や企業・団体の取り組み,技法,適応例をオールカラーで解説。『メディア・ユニバーサルデザイン』

大日本印刷,3D映像イベントを実施
 大日本印刷は1月上旬まで,山梨・吉田の富士急ハイランドで3Dプロダクションマッピングのイベントを行っている。同社はイベントの企画立案,技術提供,施行を担当した。

クォーク,印刷デザインソフトのアップデート版を提供開始
 クォーク社は12月17日,印刷デザインソフトの更新版「QuarkXPress 10.0.2」の提供を始めたと発表した。新たに,Mac OS X向けはドキュメントの検索とプレビューの機能を,App Studio向けは画像を360度自在に回転できる機能を追加した。現在「QuarkXPress 10」を使用している全ユーザーは,無償でアップデートできる。

リンテック,ラミネートフィルムを発売
 リンテックは12月20日,ラミネートフィルム「フロアマーキングOXZ」を発売した。凹凸面への追従性や耐久性を備え,アスファルトやコンクリート路面に長期間使用できる。

エプソン,レシートプリンタ発売
 エプソンは12月17日,レシートプリンタ「TM-T20U」を発売した。タブレット端末やスマートフォンとBluetoothで接続でき,安定した通信が可能。電源ユニットやケーブル,壁掛け金具などを同梱しており手軽に導入できる。オープン価格。

富士フイルム,Webポータルシステムを発売
 富士フイルムは12月20日,Webポータルシステム「XMF Remote R9.5」を,富士フイルムグローバルグラフィックシステムズを通じて発売した。Web上で印刷会社と顧客間でオンライン入稿や校正などを行える。

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プリプレスの現状や流れの基本を解説。新入社員の方はもちろん、印刷物に関わるすべての方に必携の印刷制作の基本書。『印刷技術基本ポイント プリプレス編』

全国グラビア分析センター,労働安全に関する冊子発行
 全国グラビア分析センターは12月,冊子『印刷工場の安全確保を実現する労働安全・消防安全心得第2版』を発行した。効果的な安全管理の方法や,火災に備えた日頃の心構えの大切さなどを掲載している。A6判,36ページ,350円。

大日本印刷,従業員の自律行動を促す研修プログラムを開始
 大日本印刷は12月20日,従業員の意識変革を促す「有言実行型 社内変革プログラム」の提供を始めると発表した。対象組織全員が参加する研修プログラムで,組織としての課題を明確にし,組織内の相互理解を深めることができる。2日間で374万円から。

凸版印刷,デジタルサイネージ機器のレンタルサービスを開始
 凸版印刷は1月初旬より,ダイヤモンドレンタルシステムと共同で,デジタルサイネージ機器のレンタルサービスを始める。凸版印刷の販促企画やサイネージの設計・開発・コンテンツ制作・配信などを行うソリューションを活用する。設置期間や用途に合わせたサイネージを選べる。

富士ゼロックス,棚卸業務の生産性を上げるシステムを構築
 富士ゼロックスは12月18日,オムロンスイッチアンドデバイス倉吉事業所に,手書き情報入力システムを活用し,在庫部品の棚卸業務の生産性を上げるシステムを構築したと発表した。棚卸用の帳票記入に手書き情報入力システムを使うことで,業務時間を33%削減できた。

大日本印刷,山口県でワークショップに協力
 大日本印刷のサービスデザインの普及・啓発を推進する「サービスデザイン・ラボ」は11月27日,山口ケーブルビジョンで行われた公開ワークショップに協力した。同イベントではサービスデザイン概論の講演や,サービス創出のアイデアを考えた。イベントの内容は山口ケーブルビジョンの情報番組で放映された。

全日本印刷工業組合連合会,CSR認定制度新たに4社認定
 全日本印刷工業組合連合会は12月16日,CSR認定制度のワンスター認定に新たに4社を認定した。同認定企業は12月末現在で合計64社になった。

日本印刷産業連合会,GP工場に新規5工場を認定
 日本印刷産業連合会は12月18日,グリーンプリンティング(GP)工場に新規として次の5工場を認定したと発表した。オフセット印刷部門で,武揚堂の目黒事業所,大東印刷工業の第一工場,昭栄印刷の本社・工場,荏原印刷。シール印刷部門で,昭和レーベル印刷工業の本社・工場。さらに19工場の認定を更新し,GP認定工場は全309工場となった。1月28日に東京で同工場の認定式を行う。また,GP資機材認定では新たに1社が参加し,洗浄剤が2社14製品,エッチ液が2社6製品認定された。

コニカミノルタ,教育CSR大賞を受賞
 コニカミノルタは12月18日,新入社員による「出前授業」の取り組みが,リバネスが主催の「教育CSR大賞」を受賞したと発表した。若い世代の理科に対する興味を育むことや,社員教育とキャリア教育の相乗効果を生み出すことが評価された。
 またコニカミノルタビジネスソリューションズ(香港)社は12月19日,環境保護促進組織の香港グリーンカウンシル主催の「香港グリーンアワード」で,銅賞を受賞したと発表した。使用済み複合機の回収・リサイクルやショールームでの環境技術の紹介などの環境に配慮した活動が評価された。

印刷OEM研究会,刷り出し10枚以内のOKシート
 印刷OEM研究会は12月18日,東京・鵜の木の金羊社で定例会を開いた。濱照彦同研究会顧問は,「刷り出し5枚でのOKシート」を目標とした実験では参加した12社の結果が当初の予想を上回り,評価と分析を継続すればどの会社でも10枚以内で商品使用できる印刷物になる可能性が高く,今後も印刷OEM方式の運用やメンテナンスの日常化と合わせ,目標に進めると述べた。

12月25日まで,銀座三越でクリスマス限定プリクラ
 大日本印刷は12月25日まで,東京・銀座三越で昇華型プリントシステムを活用した「森の写真館:クリスマス限定プリクラ」を行っている。1回500円。
http://mitsukoshi-christmas.jp/eventinfo/index.html

1月22日・23日,モリサワが大阪で製品展示会開催
 モリサワは1月22日・23日,大阪・敷津東の同社で製品展示会「MORISAWA FAIR 2014」を開く。あらゆる印刷物をデジタル配信できるクラウドASPサービスやコミュニケーションの中核を目指す組版編集ソフトをはじめ,オンデマンドプリンタの最新機種などを紹介する。セミナーは各回定員80人。要申込。詳細は,電話06-6649-1148。

1月22日・23日,光文堂が名古屋で恒例の機材展
 光文堂は2014年1月22日・23日,名古屋の吹上ホールで「PrintDoors2014」をテーマに新春機材展を開催する。4本の無料セミナーのほか,日本印刷技術協会による中部地区の会なども併催。機材展は入場無料。
http://www.kobundo.co.jp/event/ptintdoors2014_index.html

1月23日〜3月20日,共同印刷が通販事業の勉強会
 共同印刷と通販エキスパート協会は2014年1月23日,2月13日,3月6日,20日,東京・小石川の共同印刷で通販事業に関する勉強会を開く。参加費は全4回で8000円。要申込。
http://www.kyodoprinting.co.jp/direct_marketing/news201401.html

2月5日〜7日,東京ビッグサイトでギフト・ショー
 贈り物や生活雑貨の見本市「ギフト・ショー」が2014年2月5日〜7日,有明の東京ビッグサイトで開かれる。主催はビジネスガイド社。事前登録制。
http://www.giftshow.co.jp/tigs/77tigsinvitation/index.htm

2月14日,大阪で日本印刷学会が印刷トラブル改善セミナー
 日本印刷学会は2014年2月14日,大阪・大国町のモリサワで印刷トラブル対応と改善をテーマに冬季セミナーを催す。表面加工について杉浦紙工の杉浦克彦社長が,ローラ周りについてテクノロールの浅尾栄次氏が,湿し水について富士フイルムグローバルグラフィックシステムズの板倉良介氏が講演する。参加費は会員4000円,非会員7000円。問合せは,日本印刷学会西部支部(ブラザー印刷内,電話06-6972-7781)

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『なるほど「湿し水」–管理とトラブル対策-』今まで断片的に語られていた部分を整理・解説し,印刷トラブルを防ぐための方法を紹介します。

2月17日,デジタルイメージングコンファレンス
 インフォトレンズは2014年2月17日,東京コンファレンスセンター・品川でデジタル写真関連のセミナーを催す。参加費52,290円(早期割引あり)。
http://www.infotrends.co.jp/cf/di/

9月17日〜19日,材料と技術の複合展開催
 材料と技術の複合展「エヌプラス」が2014年9月17日〜19日,有明の東京ビッグサイトで開かれる。主催はプラスチック工業技術研究会。
http://www.n-plus.biz/common/pdf/2014_guideline.pdf

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月刊『印刷雑誌』2014年1月号,発売! 毎年1月号では「印刷技術の未来」を考える特集を掲載しています。今年の特集「未来に進化する技術と企業」では,ユビキタス社会,PODビジネス,今流行りの3Dプリンタ(のしかも最先端)を取り上げました。また特集外でも,業界の活性化を図る印刷会社や機材メーカーの取り組み,海外での印刷事情なども紹介しています。読者の皆様の,今後の展開を考える上での参考になれば幸いです。

週刊『印刷雑誌』は,2013年は今週号が最後です。1年間,ありがとうございました。
 2014年は1月14日(火)がスタートになります。来年も何とぞよろしくお願い申しあげます。(編集部一同)

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週刊『印刷雑誌』4巻49号
2013年12月24日発行
編集・発行人:中村幹
発行所:株式会社印刷学会出版部

 

 

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