週刊『印刷雑誌』



週刊『印刷雑誌』 5巻05号 2014年2月10日
Japan Printer weekly Vol.5, no.05
毎週月曜日(休みの場合は翌日)10時発行

週刊『印刷雑誌』は,印刷会社に限らず,印刷物を購入する人,印刷に興味がある人を対象にした無料のWebメディアです。
紙メディアである技術専門誌の月刊『印刷雑誌』(税抜1400円)と連携し,印刷に関係した情報を中心に毎週月曜日発行します。

共同印刷,お弁当やお惣菜の展示会に出展
 共同印刷は2月12日〜14日,有明の東京ビッグサイトで開かれるお弁当・お惣菜の展示会「デリカテッセン・トレードショー2014」に出展する。売場開発・店頭販促ソリューション「Cogma」や画像認識アプリ「ぱとりしあ」を活用した購買意欲喚起策などを紹介する。

モリサワ,クラウドコンピューティングの展示会へ出展
 モリサワは3月6日・7日にグランフロント大阪で開かれるクラウドコンピューティングの専門展「Cloud Days Osaka」に出展する。クラウドフォントサービス「TypeSquare」と,あらゆる印刷物を効果的に配信する電子情報配信サービス「MCCatalog+」を紹介する。

エムズコミュニケイト,3月に美に関するトークイベント開催
 大日本印刷の子会社のエムズコミュニケイトが配信するマガジンアプリ「セレブシークレット(通称:セレシー)」は,3月15日に海外セレブの美の秘訣を知るトークイベント「海外セレブBeauty Secretレッスン」を開催する。

富士ゼロックス,人材開発の調査・研究をまとめた『人材開発白書2014』発行
 富士ゼロックスは2月4日,ミドルマネージャーのあり方について提言をまとめた書籍『人材開発白書2014』を発行した。部下や横の組織,上司それぞれを動かすための影響力の発揮方法を分析している。

凸版印刷,「CSR調達ガイドライン」を発行
 凸版印刷は1月1日,サプライチェーン全体でCSRに取り組むための「CSR調達ガイドライン」を改定し発行した。同ガイドラインは人権,労働,環境,腐敗防止を明記しており,世界基準に対応したCSR調達を推進していく。

大日本印刷,複合施設でポイントなどの一元管理ができるサービス開始
 大日本印刷は春より,トヨタオートモールクリエイトとトヨタファイナンス,ジェーシービーと共同で,横浜の複合商業施設「トレッサ横浜」内でクーポンやポイントの一元管理ができるスマートフォンアプリ「トレッサウォレットアプリ」のサービスを始める。優待情報やクーポンの受信・利用などができ,2015年3月よりプリペイドマネーのカード機能やポイント交換商品の拡大などを検討している。

ダイナコムウェア,フォントソフトを発売
 ダイナコムウェアは2月28日,フォントソフトのワイド版「DynaFont TypeMuseum 5718 TrueType Win・Mac」(1万4800円)とベーシック版「DynaFont TypeMuseum 3728 TrueType Win・Mac」(9800円)を発売する。前者はハンジペンやハンノテート,星座仮名フォントなど前作に19書体を追加,後者はUD書体など17書体を追加した。

フォーサイト,グラフ作成ソフトを発売
 フォーサイトは2月4日,グラフ作成ソフト「RefGrapher」を発売した。動作にインストールする必要がなくなり,利用者のファイルにグラフを表示できるようになった。2万8000円より。

リコー,カメラが当たる社名変更50周年記念キャンペーンを実施
 リコーは2月19日まで,同社社名をリコーに変更して50周年記念のキャンペーンを行っている。クイズに答えてフェイスブックページでいいね!を押した人の中から抽選で3人に,一眼レフカメラ「PENTAX K-50」が当たる。

モリサワ,カラーオンデマンド印刷機を発売
 モリサワは2月4日,カラーオンデマンド機「RISAPRESS Color710・同710P・同610」を発売した。710シリーズはA4判を毎分71ページ,同610は毎分60ページ出力できる。ベルトに用紙を吸着させて用紙を送り出す方式の給紙ユニットにより,厚紙や光沢コート紙などさまざまな種類の用紙に対応した。

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日本オセ,モノクロ複合システムを発売
 日本オセは2月4日,クラウド対応モノクロ広幅複合システム「Océ PlotWave 340(224万円)・同360(244万円)」を発売した。タブレットやスマホのように操作できるタッチパネルを搭載したほか,クラウド上で管理しているデータの出力やスキャンデータの保存などができる。

沖データ,カラー複合機のアップデート機能を提供開始
 沖データは2月5日,A4判LED複合機「MC562dnw・MC362dnw」がグーグル社提供のクラウドサービス「Google Cloud Print」に対応したと発表した。アップデートによって機能の追加や改善ができるようになった。

page,3日間で来場6万5000人超
 2月5日〜7日に,東京・池袋サンシャインシティでプリプレス関連の展示会pageが開かれた。今年は「始動!コミュニケーション・ファクトリー」をテーマに130社が出展し,来場者は3日間で6万5220人だった。印刷会社と印刷発注者のつながりを円滑にし強化するためのワークフローや,パッケージ印刷やデジタル印刷の品質向上を図るカラーマネージメントソリューション,印刷物の付加価値を創出する後加工技術や特殊資材,環境配慮型の製版システム,3DプリンタやAR技術などが紹介された。

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全印健保,支部の閉鎖へ
 全国印刷工業健康保険組合は1月21日,東京・新川の全印健保会館で組合会を開いた。財政危機の健全化を検討する特別委員会は,後期高齢者医療制度負担金の増大などにより,組合財政は危機的な状況であり,全国組織を維持しながら財政健全化を図ることは極めて困難と述べ,本部管轄の7支部を除く全支部を2015年3月に廃止し,支部事業所を原則として協会けんぽに移管することを提案した。また,支部が早期に全印健保に再加入できるよう,本部組織を強化し財政健全化するよう努力すると述べた。

モリサワ,大日本スクリーンとフォントで協力関係を強化
 モリサワと大日本スクリーン製造は2月3日,前者のクラウドフォントサービス「TypeSquare」に後者のフォント「ヒラギノフォント6書体」を搭載することで合意したと発表した。同フォントの提供は2月中旬を予定している。

キヤノン,再生複合機でカーボン・オフセットを実施
 キヤノンは2月3日,経済産業省が主導する「カーボンフットプリントを活用したカーボン・オフセット」制度を複合機で初めて導入すると発表した。再生複合機「Refreshedシリーズ」の「iR C3580F-R」など6機種において,同制度を利用し,製品ライフサイクル全体のCO2排出量をゼロにする。これらの複合機を3月より順次販売する。

熊本ソフトウェア,職業訓練センターにAdobe製品を導入
 熊本ソフトウェアは2月5日,同社運営の「身体障害者ソフトウェア開発訓練センター」の訓練過程向けにAdobe Creative Cloudを導入したと発表した。同センターではDTPとWebデザインの教育を行っており,導入によりライセンス管理の効率化や予算申請の負担軽減などを図った。

読売新聞,東京機械の4×1新聞輪転機発注
 読売新聞社は,新仙台工場(仮称)向けに東京機械製作所の「カラートップ・エコワイド・オフセット輪転機」を2セット発注し,2月7日,東京機械の千葉・かずさテクノセンターで始動式を行った。同機は,4×1(フォーバイワン)と呼ばれる,刷版が半分のサイズで可能な輪転機。省電力化にも特長がある。

キヤノン,レンズ交換式カメラの累計生産台数が7000万台
 キヤノンは2月5日,レンズ交換式カメラEOSシリーズのフィルムカメラとデジタルカメラを合わせた累計生産台数が7000万台を達成したと発表した。同カメラは世界初の電子マウント方式を採用し,一眼レフカメラとして1987年3月に生産が始まった。

ギンザ・グラフィック・ギャラリー,観覧者が参加するグラフィック作品
 東京のギンザ・グラフィック・ギャラリーは2月28日まで,「“指を置く”展:佐藤雅彦+齋藤達也」を開いている。印刷された平面のグラフィック作品に,観覧者が自分の指を乗せることで作品を理解できたり,表現が変わることや作品と一体になる感覚を体感できる。

Kodakグラフィックユーザー会,会長に花崎氏
 Kodakグラフィックユーザー会は2月6日,東京・池袋のホテルメトロポリンタンでセミナーを催した。「売れる印刷営業の仕組みづくり」と題し,ソフトブレーン・サービスの野部剛社長が,経営者や上司は部下や営業マンに対し,営業のやり方の仕組みを作ってあげないと売上は上がらず精神的にも良くないと語った。なお,会長が権田了悟氏(創基社長)から花崎博己氏(大東印刷工芸社長)に交代した。

レディバードクラブ,ビジネスと経理を学ぶ
 大日本スクリーン製造のユーザーや取り扱いベンダーで組織するレディバードクラブは2月6日,東京のホテルメトロポリンタン池袋で関東甲信越静地区分科会を開いた。日本オラクルの大島誠氏による「流通業界が求めるリアル店舗とネットの融合による販売戦略」,野々上総合研究所所長で中小企業診断士の野々上寛氏による「ビジネスコラボレーションを成功させる方法」の講演があった。また「強い会社をつくるための財務部・経理部の役割:決算書の活用方法」として公認会計士・税理士の齊藤栄太郎氏による勉強会も行った。

日本印刷産業連合会,コンテンツビジネスを学ぶ
 日本印刷産業連合会は2月3日,東京・新富の日本印刷会館で新春特別講演会として「印刷産業とコンテンツビジネスの可能性」と題しセミナーを催した。「PowerPrint2013印刷メディアの潮流:SMATRIX2020再考」として同連合会の草野司郎専務理事が,そして「コンテンツ産業からみるデジタル・ビジネスの可能性」と題し,バンダイナムコスタジオの中山淳雄氏が,ゲームコンテンツの話題を中心に印刷の定義を捉えなおすヒント含め講演した。

アポジーユーザー会,アグフアのプレート導入効果を聞く
 日本アグフア・ゲバルト(アグフア)が主催のアポジーユーザー会が2月6日,東京・池袋のサンシャインシティで開かれた。紅屋オフセットの今井敏義社長がアグフアの現像レスプレートをオフセット輪転機に導入した結果について「インキの使用量が10〜15%減り,ドライヤーの温度も30%下がったためエネルギー使用量も減少した。コスト削減になるため今後も取り組んでいく」と講演した。

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7月31日まで,五反田の大日本印刷で美術鑑賞システムの技術展
 大日本印刷は7月31日まで,東京・五反田の同社で「ミュージアムラボ-コミュニケーション技術展」を開いている。同社がフランスのルーヴル美術館と共同企画している,IT技術を使った美術鑑賞システムを紹介する。約30分の見学プログラムは平日の10時〜17時受付で予約不要。約90分で同社社員と対話しながら見学できるプログラムは平日13時〜15時で予約制。問合せは,電話03-6431-5013。

2月12日〜14日,東京ビッグサイトでスーパーマーケットショー
 2月12日〜14日,東京ビッグサイトで「スーパーマーケット・トレードショー2014」が開かれる。東京リスマチックは,販売増や集客増などのプランニングや施策などを提案する。
http://smts.jp/

2月14日,日本印刷学会が冬期セミナー
 日本印刷学会は2月14日,東京・新富の日本印刷会館で冬期セミナーを開く。印刷技術とビジネスモデルの提案,環境への取り組みなどを紹介する。参加費は一般1万8000円,会員1万2000円,教職員・学生7000円。定員80人,要申込。
http://www.jspst.org/event/140214.html

2月14日・21日・28日,浮間舟渡でシルクスクリーンワークショップ
 理想科学工業は毎週金曜日に,東京・浮間舟渡の同社プリントサービス部で,シルクスクリーンのワークショップを開いている。参加費3000円,定員10人。事前予約制。 問合せは,電話03-5918-8585。

2月18日,Tooが校正や3Dプリンタに関するセミナー
 Tooは2月18日,東京・虎ノ門の本社で校正やCG,3Dプリンタ,デジタルアセット管理に関するセミナーを開く。参加無料,要申込。各回定員20人。
http://solution.too.com/event/y2014/page/

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月刊『印刷雑誌』2013年10月号,特集は「3Dプリンタと印刷」。製品の試作品や,家具や雑貨,医療器具や玩具などさまざまな分野で活用が広がっている3Dプリンタを紹介。印刷会社での利用例や,印刷という世界への今後の影響も考察。技術革新が進み注目されている分野であり,頭の片隅に情報を入れておいてはいかがか。

2月19日,プリントミックスが販路拡大に関するセミナー
 プリントミックスは2月19日,東京・銀座のリコージャパンで経営者や管理者向けに販路拡大に関するセミナーを開く。参加無料,要申込。定員15人。
http://ow.ly/d/1Q9n

2月21日,日本印刷学会通常総会
 日本印刷学会は2月21日,通常総会を開く。問合せは,電話03-3551-1808。

2月21日〜3月31日,東京・銀座で光るグラフィック作品展
 東京・銀座のクリエイションギャラリーG8は2月21日〜3月31日,「光るグラフィック展“Illuminating Graphics”」を開く。現代を牽引するグラフィックデザイナー,デジタルクリエイター,アーティストが同一サイズのディスプレイを用いて,紙とWebまたはアナログとデジタルといったメディアやテクノロジーを超えて表現する。入場無料。日曜・祝日休館。2月22日に「CMYKとRGBをなめらかにつなぐ」と題してトークショーも開く。入場無料,要予約。
http://rcc.recruit.co.jp/g8/exhibition/g8_exh_201402/g8_exh_201402.html

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「ロートレック」「リンドナー」「ミュシャ」「ノーマン・ロックウェル」や「ヴォーグの表紙」などのグラフィックデザイン最高潮の時代に生まれた国外作品をオールカラーで紹介。『グラフィックデザインの世界の話題作』

2月21日〜11月7日,各地で図書館関連のイベント
 11月5日〜7日にパシフィコ横浜で「図書館総合展」が開かれる。これに合わせて2月より各地で次の関連イベントが行われる。2月21日に日比谷図書文化館で同展出展者募集説明会。3月3日に福島県白河市図書館,5月18日に岡山大学,7月11日に新潟県立図書館で,図書館総合展フォーラム。6月24日〜30日に米国ラスベガスで米国図書館協会のツアー。11月2日〜8日に全国の図書館・文化施設で図書館総合展週間。11月5日〜7日にパシフィコ横浜で学術情報オープンサミット。問合せは,電話03-3357-1462。

2月24日,東京で日本プリンティングアカデミーが研究発表
 日本プリンティングアカデミーは2月24日,東京・西麻布の富士フイルムグローバルグラフィックシステムズで「JPA実践研究フォーラム」を開く。印刷産業の地域ブランドデザイン支援,デジタル写真処理の最適化と標準化,品実保証につながる印刷の標準化,をテーマに発表するほか,「“ハイコンセプト時代”における印刷メディア産業の進化の指標」と題して濱照彦学校長が講演する。参加無料。問合せは,電話03-3811-2734。

2月24日〜3月20日,東京・銀座で若手グラフィックデザイナーの作品展
 東京・銀座のガーディアン・ガーデンは2月24日〜3月20日,若手グラフィックデザイナーの公募展「1_WALL」の作品展を開く。最終審査に残った6人の作品を紹介し,3月6日には会場で出品者のプレゼンテーションと公開審査も行う。入場無料。日曜・祝日休館。公開審査の見学は要予約。
http://rcc.recruit.co.jp/gg/exhibition/gg_wall_gr_201402/gg_wall_gr_201402.html

2月26日,文化通信社がニューヨーク書店事情のセミナー
 文化通信社と出版ビジネススクールは2月26日,東京・神田神保町の岩波セミナールームで,「書店複合化,新業態,地域との連携を考える—ニューヨーク最新事情を踏まえて—」のテーマでセミナーを催す。会費5000円。
http://skc.index.ne.jp/seminar/20140226.html

3月4日,プリンテッドエレクトロニクスの国際シンポジウム

 産業技術総合研究所は3月4日,東京・青海の同研究所で「フィンランド研究交流プログラム国際シンポジウム」を開く。「プリンテッドエレクトロニクスへの期待」をテーマに6講演を行う。参加無料,登録制。
https://unit.aist.go.jp/flec/ja/event/

3月14日,明治記念館でモバイル標準化の動向に関するセミナー
 流通システム開発センターは3月14日,東京・赤坂の明治記念館でモバイル標準化の動向に関するセミナーを開く。参加無料,要申込。
http://www.dsri.jp/gs1/gs1mobile.htm

3月17日,ユニバーサルデザイン初級検定実施
 国際ユニヴァーサルデザイン協議会は3月17日,東京・芝のNEC本社でユニバーサルデザインの講習会と初級試験を行う。受講・検定料金は5250円。要申込。
http://www.iaud.net/event/archives/1401/28-132552.php

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障がい者を含めた多くの人が視覚的に情報を理解できるメディア・ユニバーサルデザインという視点。その現状調査や企業・団体の取り組み,技法,適応例をオールカラーで解説。『メディア・ユニバーサルデザイン』

4月4日〜28日,東京・銀座で国際アニュアルデザインコンペの作品展
 東京のギンザ・グラフィック・ギャラリーは4月4日〜28日,東京タイプディレクターズクラブが主催する国際アニュアルデザインコンペティション「東京TDC賞」の作品展を開く。受賞作品11点をはじめノミネート作品,優秀作品を合わせて100点あまりを紹介する。入場無料。日曜・祝日休館。問合せは,電話03-3571-5206。また,4月5日に東京・杉並の女子美術大学でデザインフォーラム「TDC DAY」も開く。要事前申込。問合せは,info@tdctokyo.org
 なお同展は,5月13日〜6月20日に大阪のdddギャラリーへ巡回する。

7月2日〜5日,造本装幀コンクールの受賞作を展示
 日本書籍出版協会は7月2日〜5日,東京・有明の東京ビッグサイトで開かれる東京国際ブックフェア内で,造本装幀コンクールの受賞作品を展示する。
 また3月31日まで,同コンクールの作品を募集している。2013年に発行された書籍が対象で,出品料は1点5000円。
http://www.jbpa.or.jp/pdf/documents/zouhonsoutei2014.pdf

10月24日〜26日,韓国で出版フォーラム開催
 10月24日〜26日,韓国・ソウルで国際出版研究フォーラムが開かれる。本の進化と文化発展,出版産業と国家発展などのテーマの発表がある。日本からは日本出版学会が参画する。
 同学会は3月10日まで同フォーラムの発表者を募集している。問合せは,電話03-3313-7347。

編集長 今週のおすすめ書籍
デザイン製本シリーズ『古典籍の装幀と造本』
吉野敏武 著
 技術書というと華々しい最新技術にばかり目が行くとお思いの方もあるかもしれませんが,過去から連綿と引き継がれてきた技術の積み重ねがあってこそ,未来を切り拓く革新が生まれてきます。今回は,造本装幀コンクールの作品展の記事にちなんで,古い装丁や造本および製本技術を紹介したこの本をご紹介します。
 装幀,製本の歴史は古く,その方法も形態も移り行く時代の中で変遷してきました。本書は宮内庁書陵部で長年に渡って古典籍の修復と製本,成巻に関わってきた著者が,その技術を広く世に伝えるべく,作業手順や方法を丁寧に解説。巻子本,折本,粘葉装,大和綴そして線装本袋綴など,日本文化を支えてきた古典籍の装幀,造本術がここに結集しています。
 博物館や図書館などで書物の保存・修復に関わる方にはとくにお薦めです。ある京都の古書修復を手掛ける製本会社さんは,修復のノウハウが本以外の文化財の修復や複製にも転用できビジネスを拡げているそうです。古くから培ってきた技術が新しい価値を生んだ好例ではないでしょうか。

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週刊『印刷雑誌』5巻05号
2014年2月10日発行
編集長:末包愛
発行人:中村幹
発行所:株式会社印刷学会出版部

 

 

 

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