週刊『印刷雑誌』



週刊『印刷雑誌』 5巻14号 2014年4月14日
Japan Printer weekly Vol.5, no.14
毎週月曜日(休みの場合は翌日)10時発行

週刊『印刷雑誌』は,印刷会社に限らず,印刷物を購入する人,印刷に興味がある人を対象にした無料のWebメディアです。
紙メディアである技術専門誌の月刊『印刷雑誌』(税抜1400円)と連携し,印刷に関係した情報を中心に毎週月曜日発行します。

コトブキ企画,デジタルブック作成システムmeclibを発表
 コトブキ企画は4月7日,デジタルブック作成システム「meclib」を発表した。同システムは,同社のMy PAGE Viewの後継製品で,マルチデバイス対応やデジタルブック作成の基本機能の強化,動的コンテンツとの連動や版管理機能の強化など,さまざまな要素を見直した。

アドビ,iPad向け写真ツール提供
 アドビシステムズは4月8日,写真編集ソフトウェアPhotoshop Lightroomと連携できるiPad向けアプリ「Adobe Lightroom mobile」の提供をクラウドサービスのAdobe Creative Cloudで開始した。iPad上で写真編集作業ができるほか,PC用のPhotoshop Lightroomとの間で同期し,Webブラウザから写真の閲覧などができる。

EIZO,手書きソフト同梱のタッチパネルモニターを発売
 EIZOは手書きソフトウェア「PenPlusプロ for EIZO」を標準添付した,58cm(23.0型)と43cm(17.0型)のタッチパネル装着カラー液晶モニター「FlexScan T2381W-PP」と「FlexScan T1781-PP」を4月15日に発売する。オープン価格。

VPJ,オンライン校正ソフトに新機能追加
 ビジュアル・プロセッシング・ジャパンは4月11日,オンライン校正ソフトウェア「Aproove」の新機能として「動画・HTML校正機能」を発表した。PDFや画像などの印刷データに加え,動画ファイル・Webサイトといったクロスメディアコンテンツの校正が可能になる。

グラフィックデザイナー葛西薫氏の平和を考えるポスター展
 東京・銀座のクリエイションギャラリーG8は5月15日まで,「葛西薫展“ヒロシマ・アピールズ”」を開いている。同氏の「亀倉雄策賞」受賞を記念した展覧会で,受賞作品である平和希求キャンペーンポスター「HIROSHIMA APPEALS 2013」と墨汁で何枚も描いた原画を展示。作品からは,戦争や平和というテーマへ向き合った同氏の姿勢を実感できる。

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「ロートレック」「リンドナー」「ミュシャ」「ノーマン・ロックウェル」や「ヴォーグの表紙」などのグラフィックデザイン最高潮の時代に生まれた国外作品をオールカラーで紹介。『グラフィックデザインの世界の話題作』

大日本印刷,ブックカバーを使った立教大の地域活性化プロジェクトを支援
 大日本印刷は4月10日,立教大学経済学部の廣江ゼミナールが進める地域活性化プロジェクト「池袋スマートマップ」を支援し,NFCタグ付きブックカバーと,NFCを活用するためのプラットフォーム「TAPLINK」などを提供すると発表した。同プロジェクトは,立教大生のおすすめの場所を示す地図を印刷したブックカバーを東京・池袋の書店で配布する。そのブックカバーにNFCタグに対応したスマートフォンをかざすと,池袋駅周辺の飲食店などの情報が配信される。

キヤノンマーケティングジャパン,3Dプリンタ関連事業を展開
 キヤノンマーケティングジャパンは4月10日より,米国の3D SYSTEMS製3Dプリンタのラインナップを強化し,キヤノンITソリューションズの3D CADソフト,MR(複合現実感)システムを組み合わせた3Dソリューション事業を展開する。キヤノンMJグループは,同ソリューションにより3Dコンテンツを活用した設計・開発・生産の過程を一貫して構築できるとしている。

大日本スクリーン,印刷マーケットの情報配信サイト開設
 大日本スクリーン製造は4月10日,同社の印刷マーケット情報を紹介することを目的としたWebサイト「Promotional Showcase」を開設した。製品情報やビジネスモデルなどの情報を発信しブランド価値の向上を図る。

竹橋コミュニティスクエアと帆風,障がい者雇用と企業発展のセミナー

 竹橋コミュニティスクエアと帆風は4月9日,東京・竹橋の如水会館で,合同でセミナーを催した。「“未来ノート”で道は開ける」と題し,アイエスエフネットグループの渡邊幸義社長が,ひきこもりや,うつ病,精神・身体障がい者を雇用して企業発展させているいきさつや方法を講演した。

OEM研究会,今後の方向性の意見交換
 印刷OEM研究会は4月15日,東京・鵜の木の金羊社で定例会を開く。研究会スタート時点での狙いと現況や各項目での取組と結果,5枚OKシートについて今後の方向性などの意見交換を行う。

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印刷の基本知識から問題解決法までをコンパクトにまとめた「印刷技術 基本ポイント シリーズ」。新人にもベテランにも,ポケットサイズで営業先や印刷現場ですぐに役立つ。『印刷技術 基本ポイント 枚葉オフセット印刷編』『印刷技術 基本ポイント オフセットインキ編』『印刷技術 基本ポイント UVオフセット印刷編』『印刷技術 基本ポイント プリプレス編』『印刷技術 基本ポイント 製本編』

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4月17日,リコージャパンが海外進出の実例紹介セミナー
 リコージャパンは4月17日,東京のリコージャパン日本橋事業所でセミナー「グローバル戦略を考える」を開く。リコーが行ってきたグローバル展開の実例として,生産拠点や生産方式戦略を紹介するほか,海外進出をする企業への支援体制を紹介する。参加費無料。定員25人(1社2人まで)。
http://www.rcc.ricoh-japan.co.jp/rcc/seminar/03-02-035_20130417.html

4月18日,日本HPが総合ITイベント開催
 日本ヒューレット・パッカードは4月18日,東京・六本木のグランドハイアット東京で同社の最新のIT関連トピックスを紹介する「HP World Tour 東京」を開く。要事前登録。
http://h41111.www4.hp.com/world-tour/tokyo/overview.html#.U0uVd_SChHg

4月22日,VPJがクラウドセミナーでオンライン校正システムを紹介
 ビジュアル・プロセッシング・ジャパンは4月22日,同社のクラウドサービス「DigitalParadise」をメインとしたセミナーを,東京・渋谷区の同社で開く。同サービスによるオンライン共有,オンライン校正,Web to Printについて話す。参加無料。
http://f.msgs.jp/r/c.do?29F_3_9e_rzs

4月22日・23日,富山でパッケージ技術のワークショップ
 iNEMIは4月22日・23日に富山国際会議場で,「iNEMI Substrate & Package Workshop in Toyama, Japan」を開く。エレクトロニクス関係の各社がパッケージ技術に関して発表し,議論する。
http://www.inemi.org/node/2569#reg 

5月14日〜16日,東京ビッグサイトでITの複合展を開催
 5月14日〜16日,有明の東京ビッグサイトでITの複合展「Japan IT Week春」が開催される。同展では,スマートフォン&モバイルEXPOや,クラウドコンピューティングEXPO,Web&モバイルマーケティングEXPOなどの複合展。主催はリードエグジビションジャパン。
http://www.japan-it.jp/

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出版デジタル機構の植村八潮会長(専修大学教授)の唯一の単著。現在の電子書籍ブームへの軌跡を10年以上に渡り追い続けた記録を一冊に集約。『電子出版の構図』
 紙文化の未来はどこに向かうのか?デジタル情報化社会の奔流に立ち向かう老舗印刷屋最前線実録。『我,電子書籍の抵抗勢力たらんと欲す』

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校正者の基本常識や,誤記・誤植の実例,「素読み」への対応を解説。編集・校正界の重鎮が長い経験で培った校正知識を詰め込んだ,デジタル時代だからこそ気をつけたい,本づくり・文章づくりに必読の一冊。『本の品格―電子書籍にも必要な校正読本―』

5月20日〜6月24日,東京でデザイナーの登竜門「JAGDA新人賞」作品展
 東京・銀座のクリエイションギャラリーG8は5月20日〜6月24日,「JAGDA新人賞展2014:大原大次郎・鎌田順也・原野賢太郎」を開く。日本グラフィックデザイナー協会が若手デザイナーを顕彰する「JAGDA新人賞」を今年受賞した,大原大次郎,鎌田順也,原野賢太郎の3氏の作品を,ポスターや小型グラフィックを中心に紹介する。入場無料。日曜・祝日休館。
 なお同展は,7月に大阪,12月に宮城,そののち新潟,愛知,滋賀など各地を巡回する。
http://rcc.recruit.co.jp/g8/exhibition/g8_exh_201405/g8_exh_201405.html

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幕末明治の初期洋装本から現代のベストセラーまで,装丁家兼製本マニアの著者が,日本の近代製本史を文献と実物資料の両面から丹念に探る。『製本探索』
 原弘から杉浦康平,横尾忠則,菊地信義,そして原研哉まで,日本を代表する31人のグラフィックデザイナー各氏のブックデザインを,58作品,68点のカラー図版とともに紹介。『デザイナーと装丁』
 
宮内庁書陵部で長年に渡って古典籍の修復と製本,成巻に関わってきた著者が,その技術を広く世に伝えるべく,作業手順や方法を丁寧に解説した一冊。『古典籍の装幀と造本』
 
初めて本づくりに挑戦する人のために,ルリユール(工芸製本)界で当世一流の製本家が,ページレイアウトから印刷,製本までを丁寧に解説。『デジタル技術と手製本』

5月30日,日本印刷学会中部支部が御殿場金羊社と足柄FFGS見学
 日本印刷学会中部支部は5月30日,名古屋発着で金羊社御殿場工場とFFGS足柄工場の見学会を催す。参加費7000円。問合せは,電話052-962-5771。

6月27日〜11月7日,日本印刷技術協会が「新商品・事業開発実践塾」
 日本印刷技術協会は6月27日〜11月7日,全6回の日程でグループ・コンサルティング「新商品・新事業開発実践塾:事業計画のプラスオンをつくる」を開く。定員は1社2人まで計8社。参加費は1社につき,会員は324,000円,一般435,000円。
http://www.jagat.jp/content/view/2971

8月20日〜9月6日,東海3県と石川でポスター作品募集
 愛知県印刷工業組合,岐阜県印刷工業組合,三重県印刷工業組合,石川県印刷工業組合,愛知県印刷協同組合は,「“伝える”:伝えよう,あなたの想い」をテーマにポスターグランプリコンペティションを開く。募集期間は8月20日〜9月6日。応募資格は愛知,岐阜,三重,石川に在住,または同4県の会社,大学,専門学校,高校に所属する個人であること。問合せは,電話052-962-5771。

12月11日〜13日,東京ビッグサイトで環境関連技術の展示会
 12月11日〜13日に,「エコプロダクツ」展が有明の東京ビッグサイトで開催される。さまざまな業種による環境配慮製品,環境関連技術の展示や,セミナーなどがある。主催は産業環境管理協会と日本経済新聞社。
http://eco-pro.com

月刊『印刷雑誌』最新号のご案内
2014年4月号 【特集:カラーコミュニケーション】
 4月号の特集は,「カラーコミュニケーション」。どのカラー印刷でも,現場の環境を常に一定にし,議論のスタート地点を作っておく必要があります。その下地に,日本にはジャパンカラーがありますが,ジャパンカラーの存在すら知らないで印刷物制作に携わっている人も数多く存在するようです。印刷物の価値を顧客に訴えるためにも,色も標準化志向と情報収集が必要です。

編集長 今週のおすすめ書籍
『新・カラーイラスト印刷技術』
印刷学会出版部 編
 春爛漫,印刷系・デザイン系・出版系の新入社員や学生におすすめの印刷技術入門書,第3弾は『新・カラーイラスト印刷技術』。印刷の歴史や原理,印刷物の出来上がる工程,印刷の多様な資機材などの各項目を,見開き2ページずつにイラストと文章で解説した,初心者の方にぴったりの入門書です。活字や写真植字といった今ではなかなかお目にかかれない印刷技術から,現在のデジタル技術を使ったオンデマンド印刷,電子媒体についてまで,幅広く基礎知識を紹介。 可愛らしいイラストで,専門知識を楽しく学べます。
 これから印刷を勉強したいという一般の方はもちろん,印刷に深い関わりのあるデザイナー,編集者,写真家といった方々にも活用いただけると思います。

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週刊『印刷雑誌』5巻14号
2014年4月14日発行
編集長:末包愛
発行人:中村幹
発行所:株式会社印刷学会出版部

 

 

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