週刊『印刷雑誌』



週刊『印刷雑誌』 5巻24号 2014年6月30日
Japan Printer weekly Vol.5, no.24
毎週月曜日(休みの場合は翌日)10時発行

週刊『印刷雑誌』は,印刷会社に限らず,印刷物を購入する人,印刷に興味がある人を対象にした無料のWebメディアです。
紙メディアである技術専門誌の月刊『印刷雑誌』(税抜1400円)と連携し,印刷に関係した情報を中心に毎週月曜日発行しています。

モリサワ,タイプデザインコンペ受賞作など35書体を9月に発売
 モリサワは9月に,タイプデザインコンペティション2012の受賞作「すずむし」「Rubberblade」をはじめとして,明朝体の「凸版文久明朝」「秀英横太明朝」,デザイン書体の「シネマレター」「トーキング」「タカポッキ」「タカモダン」,筆書体の「ひげ文字」,UD書体の「UD新ゴ コンデンス80」「UD新ゴ コンデンス60」「UD新ゴ ハングル」など計35書体を発売する。
 また,モリサワはチェコのRosetta Type Foundry s.r.o.と相互協力し,後者の多言語フォント21書体を9月より「MORISAWA PASSPORT」での利用に対応させる。クラウドフォントサービス「Type Square」でも提供する。

東洋インキ,カラーユニバーサルデザイン支援ツール開発
 東洋インキはカラー画像の見た目の配色を変更することなくカラーユニバーサルデザイン(CUD)に対応させる新機能「ディザ」を開発し,同機能を搭載したMac OS X向けのCUD支援ツール「UDingディザ」を6月より無償配布している。同機能は東京大学大学院工学系研究科機械工学専攻と共同で開発した。

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障がい者を含めた多くの人が視覚的に情報を理解できるメディア・ユニバーサルデザインという視点。その現状調査や企業・団体の取り組み,技法,適応例をオールカラーで解説。『メディア・ユニバーサルデザイン』

コダック,ECサイト構築のためのソフトウェアを発売
 コダックは6月1日,ECサイト構築パッケージソフト「W4P(web for print)Smart Store」の販売を始めた。ジーティービーと協業して開発した製品で,コダックのワークフローサーバーである「Kodak Prinergy」と連動して稼働する。

スリーアールシステム,携帯式デジタル顕微鏡発売
 スリーアールシステムは7月中旬に,携帯式デジタル顕微鏡シリーズの新機種「3R-MSV330A」を発売する。網点の確認などに使える。最大倍率は544倍で,500万画素で表示でき,専用スタンドを用いると焦点距離は0〜40mmまで対応する。価格は1万2800円。

エプソン,小型・軽量のモバイルインクジェットプリンタ発表
 セイコーエプソンとエプソン販売は6月26日,内蔵バッテリー搭載で大きさ309×154×61mm,重さ約1.6kgのA4判対応モバイルインクジェットプリンタ「PX-S05W」と「PX-S05B」を発表した。満充電(初期値)でカラー約50枚またはモノクロ約100枚を出力できる。出力データの通信は,USB接続だけでなくWi-Fiによる接続もできるほか,無線LANルーターがなくてもスマートフォンやタブレット端末から出力することが可能。また同社のスマートフォン,タブレット端末用の無料プリントアプリと,モバイル・クラウドサービスに対応している。9月下旬よりオープン価格で発売。

コニカミノルタ,7月上旬にA4カラー複合機の新製品発売
 コニカミノルタはA4判カラー複合機「bizhub C3110」を7月上旬に発売する。さまざまな業種のオフィスで入出力の使用頻度が高いA4サイズに特化したモデルで,カラープリンタ「同C3100P」モノクロ複合機「同3320」,モノクロプリンタ「同4700P」も順次発売する。価格は7万5800円〜22万円。

リンテック,国内・アジア市場向けに窓用フィルムのラインアップ拡充
 リンテックは7月1日,窓ガラスに貼ると日射熱や紫外線の軽減などの効果が得られるフィルム「WINCOS」の国内・アジア市場向けのラインアップに,子会社のマディコ社が欧米市場で展開する22製品を追加する。

ピクトリコ,紙器パッケージ印刷用紙を発売
 ピクトリコは7月1日,紙器パッケージ印刷用紙として「ピクトリコプルーフ コートボール270SC」を発売する。食品や日用品などの紙器に使用される「サンコート」をベースに,同社独自のインク吸収層をコーティングしている。

ASIAMIX,消防法・有機則・PRTR非該当のUVクリーナー新製品発売
 ASIAMIXは6月27日,消防法,有機則,PRTRすべてに該当しないローラー,ブランケット用UVクリーナー「ロハスプリントUVウォッシュNF」を発売した。危険物倉庫での管理が不必要なほか,自動洗浄装置でも使用できる,臭気が少ないなどが特徴。

エックスライト,分光測色計にスキャン機能
 ビデオジェット・エックスライトは6月26日,エックスライト社製分光測色計X-Rite eXactの機能をオプションで拡張するeXact Scan(イグザクト・スキャン)を発表した。
 紙面内の異なる位置にある複数のカラーバーを測定し,パッケージ印刷の品質管理に適する。色調システムが装備されていないオフセット印刷機にオプションのソフトウェアと併用すると,色調システムが装備されていないオフセット印刷機でも低コストで色管理が可能になり,旧来の印刷機も効率的に使用できる。また,同梱のソフトウェアを使用して,Excelなどのアプリケーションに,分析・レポート用のデータを書き出しすることができる。ソフトウェアはBluetooth対応で,PC本体から離れた場所でのスキャンも可能。

トーク,作業改善促進ツールのテスト計測サービスを開始
 トークは6月25日,印刷業向けに,作業改善促進ツール「カーボンアイプラス」で使用する電力計測器を貸し出し,計測結果から1日あたりの電気料金や印刷機のパフォーマンスなどの内容の診断レポートを作成するサービスを始めたと発表した。

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厳しい景気動向の中で,突発事故,突発修理などによる利益損失をなくし,安定した生産と利益を創造するためには?『印刷現場の予防保全』
 予防保全活動の成功事例を実名で紹介し,手法や教訓を解説する現場中心の保全指南書。『予防保全:印刷企業の実例を探る』
 現場の改善と管理の現状を切り開く一つの手段にし,「お客様を獲得する印刷現場」をわかりやすく解説。『印刷現場のつくり方 :お客様の獲得に向けて』
 改善事例から機械運用上の重点項目を提示した機械メンテナンス知識の決定版!『印刷トラブル防止のツボ オフセット現場の改善実録』

大日本印刷,写真IDカードの更新システム
 大日本印刷は6月23日,写真関連製品を販売するDNPフォトルシオの証明写真ボックス「Ki-Re-i」で撮影したデータを,サーバーに送信して顔写真付きIDカードの登録・更新作業に活用するシステムを開発したと発表した。

凸版印刷,東北大学と共同で3Dモデル生成の画像処理技術を開発
 凸版印刷は6月18日,東北大学大学院情報科学研究科・青木孝文研究室と共同で,デジタルカメラで撮影した画像から全自動で三次元形状モデルを生成できる画像処理技術を開発したと発表した。

富士ゼロックス,デジタルペンを用いた顧客管理システムを構築
 富士ゼロックスは6月24日,いずみライフデザイナーズの来客型保険ショップで,富士ゼロックスの手書きでデータ入力できる「Denshi-Pen」を用いた顧客情報管理システムを構築したと発表した。客がこのデジタルペンで来店カードを記入し,その手書き情報を取り込むことで,即座に顧客管理システムに登録できるようになった。

凸版印刷,液体製品向けパウチに小容量サイズを追加

 凸版印刷は6月下旬に,同社が販売する液体製品向けの「エアホールドパウチ」のラインアップに300ml,200ml,180mlの小容量サイズを追加した。すでに大関,東亜酒造が3月に,黄桜が6月に発売した新商品の容器でそれぞれ採用されている。

ワールド・アンティーク・ブック・プラザ,聖書関連の古書・稀覯書を展示
 ワールド・アンティーク・ブック・プラザは7月,東京の丸善・日本橋店にある同所で,「写された聖書 印刷された聖書」をテーマに古書の展示を行う。羊皮紙に写し書かれた時祷書の零葉から,初期活版印刷時代を経て広く印刷された聖書,貴重蔵書を復刻したファクシミリ版まで,各時代に制作されたさまざまな聖書,歴史的なキリスト教関連書物を紹介する。

HDF21ポストプレス研究会,製本加工見本市を福岡で開催
 HDF21ポストプレス研究会は7月19日に,福岡の博多都ホテルで「製本加工見本市」を開く。DM,販促製品,環境対応,抜き加工など製本加工に関するさまざまなサンプルの展示のほか,断裁包丁の基礎講座やメーリングサービスの成功事例を紹介するセミナーもある。

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製本の技術を,図やイラストを多用してわかりやす解説した入門書。デジタル技術隆盛の今,紙の本の価値,デジタル印刷機を核とした製本のワークフローが考えられる時代になっています。『印刷技術基本ポイント 製本編』

PrintNext,次回は2016年東京で
 印刷関連青年全国団体は協同で,印刷の展示イベント「PrintNext」を開催してきている。このたび,次期PrintNext運営委員長に滝澤新聞印刷(東京)の滝澤光正社長が就任した。次回は2016年に東京で開催する予定。

出版デジタル機構,代表取締役に新名氏
 出版デジタル機構は6月24日に新役員体制を発表し,代表取締役社長に新名新氏,同副社長に広岡克己氏が就任した。

竹尾,日本のデザイン研究を支える書籍や評論活動を顕彰
 竹尾は6月24日に東京・神田錦町の学士会館で,優秀なデザイン書籍とデザイン評論活動を顕彰する「竹尾賞」の授賞式を開いた。今回は,デザイン書籍部門では優秀賞を『インフォメーション 情報技術の人類史』(著:ジェイムズ・グリック,翻訳:楡井浩一,デザイン:水戸部功,発行:新潮社)が,審査員特別賞を『高岡重蔵 活版習作集 My Study of Letterpress Typography』(著:高岡重蔵,発行:烏有書林)が,作品の独特な魅力を評価した「T賞」を『うかんむりのこども』(著:吉田篤弘,装幀・イラスト:クラフト・エヴィング商會,発行:新潮社)が受賞した。また,デザイン評論部門では『国立競技場の100年 明治神宮外苑から見る日本の近代スポーツ』(著:後藤健生,発行:ミネルヴァ書房)が優秀賞を受賞した。

共同印刷,医薬品用パウチが協和発酵キリンの製剤見本の包装に採用
 共同印刷は6月23日,ミヤコ化学と共同開発した医薬品用スタンディングパウチ「DUPLEX ONE」が協和発酵キリンの抗てんかん剤「トピナ細粒10%」の製剤見本用包材として採用されたと発表した。同製品はひとつの袋に薬剤用と添付文章用の2室があることが特長。

大日本印刷,業務効率化サービス提供のため業務提携
 大日本印刷は6月24日,企業の業務効率化を支援するサービスを提供するため,ブイキューブ,パイオニアVCと業務提携したと発表した。第一弾として大日本印刷のデジタルサイネージおよびコンテンツ配信システムと,ブイキューブとパイオニアVCが提供する,インターネットを使い遠隔間での会議などを行えるサービスを組み合わせ販売する。

大日本印刷,台湾でデジタルサイネージ広告展開
 大日本印刷は,台湾におけるPOPやポスターなどの店舗内広告事業で最大手のC2と業務提携し6月23日,台湾に進出している日本企業などを対象とした,デジタルサイネージの広告配信事業を始めた。

凸版印刷,米国に透明バリアフィルム生産拠点を建設
 凸版印刷は6月24日,米国・ジョージア州に新工場を建設すると発表した。海外で初めての透明バリアフィルム生産拠点として2016年3月の量産開始を目指す。

共同印刷,五霞工場に太陽光発電設備を導入
 共同印刷は6月27日,出版商印部門の生産拠点である五霞工場(茨城県猿島郡五霞町)1号館の屋根上に太陽光発電設備を導入することを決めた。7月に設備建設に着工し,「再生可能エネルギーの固定価格買取制度」を活用して,2015年1月から東京電力へ電力を販売する予定。年間のCO2削減量314トン,発電量84万kwh,売電額3000万円を見込む。

コニカミノルタBJ,今年度中にIJ印刷機を
 コニカミノルタビジネスソリューションズは6月23日,近況を発表した。2013年度の売上は1000億円を超え2期連続増収増益となった。プロダクションプリンティング(PP)機販売台数は前年比116%となり,キンコーズ買収などの特殊要因を除くと144%になるとのこと。
 8月には事務所を広くするため,浜松町に移転し,品川のショールームも同所に集約する。和田幹二社長は,今年度中に小森コーポレーションとの協力によるインクジェット・デジタル印刷機を販売させたいと述べた。

大日本スクリーンとMTJN,近況を発表
 大日本スクリーン製造と国内販売会社のメディアテクノロジージャパンは6月24日,デジタルワークフローを中心に近況を発表した。ワークフローRIPのTrueFlowは国内累積4000ライセンス以上の導入実績があるが,順次,営業と生産をつなぐワークフローEQUIOSへ変更・更新する企業が増えている。連帳タイプのインクジェット印刷機は4月に生産台数700台を超えた。デジタル印刷機を絡めた出版関係の仕組み作りに関し東京国際ブックフェア(7月2日〜5日,東京ビッグサイト)にも出展する。今後,デジタル印刷機でも予防保全活動を推進する。デジタルラベル印刷機では,使える基材・使えない基材の情報をDB化し,現在100種類以上を登録している。

レディバードクラブ,今年の大会予定
 大日本スクリーン製造の印刷関連機器のユーザーで組織するレディバードクラブは,次の予定で大会を行う。全国大会10月7日ホテルニューオータニ東京,九州地区9月2日ホテル日航福岡,近畿地区9月4日ヒルトン大阪,金沢分科会9月9日ホテル日航金沢,中国・四国地区9月11日ホテルグランヴィア岡山,中部・北陸地区10月27日名鉄ニューグランドホテル(名古屋),東北地区10月30日仙台国際ホテル,東京・関東甲信越静地区2015年2月4日東京。

全国グラビア,各種問題と向き合う
 全国グラビア協同組合連合会は6月26日,東京・紀尾井町のホテルニューオータニで総会を開いた。田口薫会長は「各種問題が山積しているが,たとえば価格転嫁やコストアップ分の値上げを怠らず,企業収益を改善させ,賃金を上げ,消費がそれにより拡大し,企業収益の改善という好循環を作ろう」と挨拶。各議案は滞りなく承認された。

環境保護印刷推進協議会,総会で設立10周年記念行事開催を発表
 環境保護印刷推進協議会は6月26日,東京・神田駿河台の明治大学で総会を開いた。役員改選では松浦豊会長,福田光明・小林広美副会長が留任した。また,同協議会設立10周年を記念し「印刷環境憲章」の制定,「国際環境印刷フォーラム」の開催,記念出版物の制作を行うと発表した。

文字道,今田欣一氏の書体設計を紹介
 文字道は6月24日から29日まで,東京・根津のギャラリー華音留で「moji moji Party No.7:今田欣一の書体設計 活版・写植・DTP」展を開いた。書体設計士の今田氏が現在までに制作した書体や,書体が採用された書籍,デザインなどを展示した。

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8月31日まで,モリサワタイプデザインコンペティション作品募集
 モリサワは8月31日まで「モリサワタイプコンペティション」への作品を募集している。独創性・審美性の高い作品に贈られる「モリサワ賞」,製品化にふさわしい作品に贈られる「明石賞」がある。
http://competition.morisawa.co.jp/

7月と10月17日,メディアテクノロジージャパンがトレンドセミナー
 メディアテクノロジージャパンは7月と10月17日に,全国縦断のワークフローを中心としたセミナーを催す。7月1日石川県地場産業振興センター,3日・4日同社大阪支店,5日SOPTECとうほく,8日大日本スクリーン製造本社(京都),9日同社東京・門前仲町,11日札幌市教育文化会館,16日名古屋・栄ガスビル,17日八百治博多ホテル,22日長野県タクシー会館,23日新潟県印刷工業組合,10月17日印刷産業夢メッセ(広島)。6月24・25日は東京・門前仲町の同社で,6月27日にはグランシップ静岡で実施した。参加無料,要予約。問合せは,電話03-5621-8266。

7月1日,三次元映像のフォーラムが仮想現実技術の研究会
 三次元映像のフォーラムは7月1日,神奈川・川崎のインフォマティクスで「仮想現実世界を培うS3Dの技術」をテーマに研究会を開く。参加費は会員無料,一般3000円,学生2000円。
http://www.s3dforum.com/

7月8日,日本印刷技術協会が出版市場動向に関するセミナー
 日本印刷技術協会のプリンティング・マーケティング研究会は7月8日,東京・和田の同協会で「出版業界の新たなビジネスモデルと最新事情」と題したセミナーを開く。出版市場動向や,紙と電子書籍・新刊同時配信の運用,DeNAのマンガ市場参入などについて講演がある。参加費は同協会会員・一般1万6200円,同研究会員は3人まで無料。要申込。
http://www.jagat.jp/content/view/5661

7月10日,VPJがオンライン校正ソリューション紹介のセミナー
 ビジュアル・プロセッシング・ジャパンは7月10日,東京・渋谷の同社で,オンライン校正ソリューション「Aproove」を紹介するセミナーを開く。参加無料。要申込,定員35人。
http://www.vpj.co.jp/20140710_seminer_tk/

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7月10日・11日,モトヤが印刷のコラボレーションフェア
 モトヤは7月10日・11日,東京・秋葉原のアキバ・スクエアで,印刷業向けの展示会「モトヤコラボレーションフェア」を開く。各出展社が印刷会社の困り事を解決し,利益を上げるためのソリューションなどを紹介する。
http://www.motoya.co.jp/business/news/tcollabo2014/index.html

7月11日,新潟で「図書館総合展フォーラム」
 図書館総合展運営委員会は7月11日,新潟県立図書館で「図書館総合展フォーラム」を開く。図書館が所蔵する資料のデジタル化とデータベース構築についてや,国立国会図書館のデジタル化資料送信サービス,読書機会を創出する場としての図書館の認知向上,電子図書館システムなどについて講演やパネル討論を行う。フォーラムは参加無料。レセプションは会費5000円。
http://2014.libraryfair.jp/node/1985

7月11日〜9月16日,リンテックが「夏休み紙工作コンテスト」作品募集
 リンテックは7月11日〜9月16日,造形教育・創造活動を支援するWebサイトの「ニューカラーパラダイス」上で,「夏休み紙工作コンテスト」の作品を募集している。
http://www.newcolor.jp/gallery/contest/index.html

7月16日,山形でAdobe Creative Cloud活用のセミナー
 Tooは7月16日,山形市・松栄の山形県産業創造支援センターで「Adobe Creative Cloud」の便利な機能や,使い方を紹介するセミナーを開く。また,アップルの「iBooks Author」を使った電子カタログ制作のノウハウを解説するセミナーも開く。参加無料。要申込,定員40人。
http://solution.too.com/event/y2014/yamagata/

7月17日,大阪で日本出版学会が雑誌分析の研究会開催
 日本出版学会は7月17日,大阪・茶屋町の関西学院大学で研究会を開き「出版史研究の手法を討議するその2:1970年代の雑誌“明星”とその読者の考察から雑誌分析の方法を考える」と題して同志社大学の田島悠来氏が報告する。参加費は会員300円,非会員500円。当日参加可。
http://www.shuppan.jp/yotei/592-2014717.html

7月23日〜8月18日,東京・銀座で「白」をテーマにしたデザイン展
 日本デザインコミッティーは7月23日〜8月18日,東京の松屋銀座にあるデザインギャラリー1953で「心白:白木・白紙・御神酒」展を開く。古来より「白」を尊んできた日本人の感性に着目し,白木と白紙,御神酒の三者の関係を紐解く。入場無料。問合せは,電話03-3561-2572。

8月19日,日本画像学会がサーマル記録技術の研究会
 日本画像学会は8月19日,東京・新富の日本印刷会館で,「サーマル記録技術の基礎と応用」をテーマに研究会を開く。参加費は会員7000円,非会員1万円,学生2000円。要申込,定員80人。
http://www.isj-imaging.org/event/tech_seminar/2014_smr_120.html

8月21日・29日,9月10日,メディアテクノロジーJがWeb to Printセミナー
 メディアテクノロジージャパンは8月21日・29日,9月10日,東京・門前仲町の同社でWeb to Print向けソリューション「EFI Digital StoreFront」のセミナーを催す。各回3社6人(1社2人まで)。問合せは,電話03-5621-8267。

月刊『印刷雑誌』最新号のご案内
2014年7月号 【特集:印刷を支える用紙】
 7月号の特集は印刷用紙がテーマです。紙の選択や扱いを工夫すれば,これまでにない印刷効果を出したり生産効率を上げることができるのかもしれません。ネット受注に頼らず,印刷会社の営業マンと印刷技術に頼った印刷物製作に多少値が高くても特別な紙や技術を使うと印刷ビジネスの拡大につながるかもしれません。
 また,本号では好評連載の「枚葉機における品質検査装置」が最終回です。お見逃しなく。

編集長 今週のおすすめ書籍
『本づくりの常識・非常識[第二版]』
野村保惠 著
 7月2日〜5日の「東京国際ブックフェア」にちなんでの出版関連書籍紹介,第二弾は,もう小社の“本づくり”書籍ではお馴染みのこの本です。校正界の重鎮と言われる野村保惠先生が,半世紀にわたる編集歴で培ったデジタル時代の編集に関する知識・ノウハウのすべてを伝授。「DTPやデジタル化により本づくりの工程は様変わりし,そしてより簡便に印刷物が作成出来るようになった。一方ではそれにより組版などの基本を知らない編集者,デザイナー,印刷人が増殖している。」と,豊富な“失敗例”とともに少々辛口な言葉で展開される同書ですが,一冊の本をつくって世に送り出すということは,本来はそれだけ責任と愛情をもつべきことなのだと考えさせられます。私も編集者の端くれとして大変耳の痛い話です。本を簡単につくれる時代になったからこそ,ぜひ読んでいただきたい一冊です。

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印刷学会出版部のフェイスブックで,業界ニュースなどをタイムリーに発信しています。どうぞご利用ください。
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週刊『印刷雑誌』5巻24号
2014年6月30日発行
編集長:末包愛
発行人:中村幹
発行所:株式会社印刷学会出版部

 

 

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