週刊『印刷雑誌』



週刊『印刷雑誌』 5巻33号 2014年9月8日
Japan Printer weekly Vol.5, no.33
毎週月曜日(休みの場合は翌日)10時発行

週刊『印刷雑誌』は,印刷会社に限らず,印刷物を購入する人,印刷に興味がある人を対象にした無料のWebメディアです。
紙メディアである技術専門誌の月刊『印刷雑誌』(税抜1400円)と連携し,印刷に関係した情報を中心に毎週月曜日発行しています。

エプソン,IJプリンタ・レーザープリンタ新製品を発売
 エプソンは9月18日,次の9機種の個人向けインクジェット(IJ)プリンタと,2機種のビジネスIJ複合機を発売する。6色染料インク搭載のA3判多機能複合機「EP-977A3」,A4判FAX複合機「同907F」,A4判多機能複合機「同807AW,AB,AR」,「同777A」,「同707A」,4色染料インク搭載のA4判複合機「PX-437A」,「同047A」,ビジネスIJ複合機「同M650F」,「同M650A」。
 また同社は9月下旬より,A3判モノクロレーザープリンタ「LP-S4250」,「同S3550」,「同S3250」,A4判カラーレーザープリンタ「同S950」を順次発売する。10月下旬には,スマートフォンのアプリを使いシールや年賀状を作成し出力できる小型IJプリンタ「PF70」を,11月上旬にはプロの写真家などを対象とし,黒濃度を向上した新インク搭載のIJプリンタ「SC-PX5VU」を発売する。

大日本印刷,クラウド上で作業可能なコンテンツ制作支援システム発売
 大日本印刷は9月3日,クラウド上で紙メディアとデジタルメディアのコンテンツを制作できるシステム「PROMAX NEO」を発売した。社内の複数部門が同時にデータを更新した場合でも,最新データを常に把握して制作進行ができる。また,部門や拠点で制作したコンテンツを管理者や本社部門がチェックし,未承認のデータが配信されないように管理できる機能もある。

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 プリプレスの現状や流れの基本を解説。新入社員の方はもちろん、印刷物に関わるすべての方に必携の印刷制作の基本書。『印刷技術基本ポイント プリプレス編』

EIZO,法人向け24.1型カラーマネジメントモニター発売
 EIZOは9月10日,法人向けの24.1型カラーマネジメント液晶モニター「ColorEdge CS240-CN」を発売した。Adobe RGBの色域に99%対応し,表示ムラ補正回路の搭載による画面均一表示や,出荷前に工場で1台ずつ全階調を調整することで,滑らかな階調表現などを図る。

大日本スクリーン,デジタルラベル後加工装置発表
 大日本スクリーン製造は10月に,デジタルラベル後加工装置「JetConverter L350」を発売する。この装置をUVインクジェットラベルプリンティングシステム「Truepress Jet L350UV」と組み合わせることで,データ入稿から印刷,加工,ラベル完成までの一貫した製造ラインを構築できる。
 同社は,9月9日〜11日に米国イリノイ州で開催される「Labelexpo Americas 2014に本装置を出展し,実演する。

キヤノンMJ,フォトブック作成サービスをリニューアル
 キヤノンマーケティングジャパンはWeb上でフォトブックを作成できるサービス「PHOTOPRESSO」を9月2日にリニューアルした。同Webサイト内でSNSのように自己紹介の公開や,内容公開しているフォトブックへのコメントができ,利用者同士のコミュニケーションを活性化する機能を強化した。

富士ゼロックス,スマホからコンビニで写真出力するアプリを更新
 富士ゼロックスは9月4日,スマートフォンで撮影した写真をインターネット経由で全国のセブン-イレブンのマルチコピー機から出力できるアプリ「netprint写真かんたんプリント」の機能を強化した。これまで出力できなかった写真サイズへの対応や,一度に出力できる枚数を増やした。

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 日本を代表する雑誌「アンアン」「クロワッサン」「エル・ジャポン」などで鋭感覚のレイアウトをプロデュースしてきた著者が,理論と技法を多数の実例でわかりやすく展開する。『写真を活かすレイアウト』

エプソン,メール・添付ファイルの出力の新サービス
 エプソンは10月,プリンタにメールを送り本文や添付ファイルを出力できるクラウドサービス「メールプリント」の新サービスとして,安定した環境でビジネスでも利用できる「メールプリントプレミアム」と,プリントサービスを提供したい宿泊・飲食業向けの「同 for ホテル/カフェ」を発売する。

日本写真印刷,ファッション誌アプリにマーケティングソリューションが採用
 日本写真印刷は9月2日,短距離通信技術iBeaconを利用したマーケティングソリューション「ストアビーコン」が,ファッション誌『VOGUE JAPAN』とグッチ,ハローキティがコラボレーションしたiPhoneアプリに採用されたと発表した。同アプリは9月6日に行われたイベント「VOGUE FASHION’S NIGHT OUT」に連動したもので,グッチの店舗内での位置情報に応じたコンテンツ配信に,iBeaconの技術が用いられた。

VPJ,Web to Printサービスの機能を強化
 ビジュアル・プロセッシング・ジャパンは8月29日,クラウド型Web to Printサービス「DigitalPrint」の機能を強化すると発表した。データ管理機能を追加し,販促物制作に使われる素材やWebレイアウト用のテンプレートの管理や共有を可能にした。

凸版印刷,紙製容器でできた非常用電池を共同開発
 凸版印刷と古河電池は共同で8月29日,紙製容器でできた非常用マグネシウム空気電池「マグボックス」を開発したと発表した。12月中旬に古河電池より発売する。同製品はマグネシウムを負極物質,空気中の酸素を正極物質とし,水や海水を投入して発電することができる。

凸版印刷,2人がふれあう瞬間を撮影するデジタルサイネージ
 凸版印刷は9月中旬,2人がふれあった瞬間に写真を撮影する体験型のデジタルサイネージシステム「Love Camera」を発売する。同システムでは,機器に接続した2つのグリップをそれぞれ2人が手に持つことで,ふれあった時に流れる微弱な電流を感知し,自動で写真を撮影する。

大日本印刷,SNSから生活者の価値観を判別
 大日本印刷は9月2日,生活者の実像を捉えるマーケティング支援「カスタマーフォーカスマーケティング」の新機能として,アンケートを行わず,Twitterへの書き込みから生活者の価値観を判別するロジックを加えたと発表した。また,ライフスタイル・感度,メディア,コミュニケーションに着目した10の基本評価軸をもとに価値観の特徴を分類した。

ギンザ・グラフィック・ギャラリー,フランスの演劇ポスターを紹介
 東京のギンザ・グラフィック・ギャラリーは9月27日まで,フランスのポスターアーティスト,ミシェル・ブーヴェ氏の作品展「So French:Michel Bouvet Posters」を開いている。代表的な演劇ポスター約40点を紹介。シルクスクリーン印刷による,シンプルなデザインながら演劇の内容を象徴するユーモアを交えた表現を楽しめる。

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ソウルで「国際出版研究フォーラム」
 韓国出版学会は10月24日〜26日,韓国ソウルで「国際出版研究フォーラム」を開く。本の進化と文化発展,出版産業と国家発展,ITと出版産業の変化と発展,出版産業と著作権・国際交流,出版と読書振興,出版学の国際交流と発展方向,のテーマで研究発表がある。日本出版学会の会員は参加可能。

全日本印刷工業組合連合会,CSR情報紹介のニュースレター発行
 全日本印刷工業組合連合会は9月,CSR認定企業や最新のCSR情報を紹介するニュースレター「shin:信頼の絆で共に伸びゆく新時代」を発行した。同ニュースレターは年間3回程度の発行を予定している。

ギフト・ショー,魅力的な印刷製品を提案
 贈答品と生活雑貨の見本市「インターナショナル・ギフト・ショー」が9月3日〜5日,有明の東京ビッグサイトで開かれた。主催はビジネスガイド社。印刷関係では,福島の第一印刷は,こけしをデザインしたオリジナルキャラクターを使った文具や,会津木綿の染め型から発想した折り紙などを出展した。シール印刷を行うオム印刷は,マウスパッドの下にカレンダーを隠せる仕組みのシートを出展した。増田紙工は,厚紙を貼り合わせた立体的なデザインのコースターを出展した。

ムサシ,多彩な周辺機器の内覧会開催
 ムサシは9月4・5日,東京・西麻布の富士フイルムグローバルグラフィックシステムズ(FFGS)で,協賛各社によるプリプレスからPOD機,各種後加工機,周辺機器までを紹介する内覧会を開いた。
 セミナーも行い「Webポータルシステムが変える印刷会社の競争戦略」と題しFFGSの中林鉄治氏が印刷業務のクラウドサービス(インターネットサーバー)導入で業務基盤を確立している印刷会社の成功の状況を話した。また「デジタル印刷の最新動向」としてFFGSの服部智紀氏がデジタル機の導入事例を紹介した。

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あかつき印刷,東京機械製作所のオフセット輪転機を発注
 あかつき印刷はこのほど,東京機械製作所のオフセット輪転機「カラートップ6200UDH」を発注した。あかつき印刷では現在2セットの東京機械製作所製の輪転機が稼働中だが,新聞読者へのサービス向上と新たな受託印刷への対応のため,そのうち1セットを更新した。

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 リアルメディアとして長きにわたりマスメディア・文化を支え続けている新聞は,一体どのように作られるのか。取材から記事入稿、印刷、後加工までをわかりやすく解説し,専門用語には解説を加えた。『新聞製作入門』

アドビシステムズ,企業のデジタルマーケティングを支援
 アドビシステムズは9月4日,7月に就任した佐分利ユージン社長が,アドビの日本市場における事業展開について発表。「日本の企業にはグローバル・コミュニケーションのためのデジタルマーケティングビジネスが重要になってくる。当社はそのために必要な人材や製品,ソリューションを提案していく」と話した。

コニカミノルタ,防災中期計画を策定
 コニカミノルタは8月28日,災害時に,東京・日野市の同社事業所で使用している地下水を,地域の災害対応支援に活用する構想を含めた防災中期計画を発表した。揚水井戸やろ過殺菌装置を停電時でも稼動できるように,自家発電装置の増強を推進し,2014年末には停電下でも1日あたり約700トンの飲料水を確保できる見通し。

パワープリンターズクラブ,ベトナムの印刷事情を聞く
 マンローランド印刷機のユーザーで組織するパワープリンターズクラブは9月5日,埼玉・戸田公園のマンローランドジャパンで講演会を開いた。「ベトナムへの企業進出のポイントとオフセット印刷機を取り巻く環境」についてコクヨS&Tの足達保憲氏から,現地でのコミュニケーションの重要性を聞いた。

印刷工業会,日本人に必要なコミュニケーション力を聞く
 印刷工業会は9月2日,東京・新富の日本印刷会館で講演会を開いた。アナウンサーの堀尾正明氏から,今の日本人に必要な会話術や相手の話しを聞く力,ユーモアなどのコミュニケーション能力について聞いた。参加者はアナウンサーの訓練に使われるクイズも体験しながら,表情や動作,言葉の間の使い方で人への伝わり方が変わることや,相手の気持ちを軸にして対話する重要性を学んだ。

東京グラフィックス,写真品質の年賀状を提案
 東京グラフィックサービス工業会の有志による市場開拓自主研究会は,おもに年賀状商戦の需要拡大を狙って,受注からデジタル・アナログを駆使した写真品質年賀状のビジネスを思考している。9月4日,ムサシの協力により東京・西麻布の富士フイルムグローバルグラフィックシステムズで,写真品質の年賀状の情報交換会を行った。これは,Web受発注システムPrintOderによってテンプレートを用意し,顧客が写真と文字情報を入力し,それをデジタル印刷機により制作,官製年賀はがきに貼りつけるもの。品質はこれまで市場にでているものと遜色がない年賀状として消費者に提供できる仕組みを確認した。

日本フォーム印刷工業連合会,営業力強化のセミナー
 日本フォーム印刷工業連合会は9月3日,東京・新富の日本印刷会館で「ソリューション営業力の強化セミナー」を開いた。富士ゼロックス総合教育研究所の春名信良氏が,顧客との長期的な信頼関係を築くためのソリューション営業について,参加者同士の意見交換や,実際の応答の練習などを交えながら解説した。

日本印刷学会,フレキソ印刷の最新技術を学ぶ
 日本印刷学会は9月5日,東京・新富の日本印刷会館でフレキソ印刷技術のセミナーを開いた。コダックがスクリーニング技術とフレキソ版を,日本フレキソ技術協会が6メーカーの版材の違いや製版方式の適性を,富士フイルムグローバルグラフィックシステムズがフレキソ印刷における画質管理を,リテック・ジャパンがウインドミューラ&ヘルシャー社製フレキソ印刷機の自動装置を解説した。

日本自費出版ネットワーク,「日本自費出版文化賞」の選考結果発表
 日本自費出版ネットワークは9月3日,「日本自費出版文化賞」の選考の結果を発表した。大賞は敦澤紀恵子氏の『獅子頭書票集 敦澤 紀恵子』(発行:白澤道夫)で,そのほか部門賞6点,特別賞6点を選出した。

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11月28日締切,メディア・ユニバーサルデザインコンペティション
 全日本印刷工業組合連合会は11月28日まで,「メディア・ユニバーサルデザインコンペティション」の作品を募集している。審査結果の発表は12月24日。
http://www.aj-pia.or.jp/pdf/mud8_youkou.pdf

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9月9日,VPJが販促データ管理ソリューションのセミナー
 ビジュアル・プロセッシング・ジャパンは9月9日,東京・渋谷の同社でクラウドソリューション「Digital Paradise」の販促コンテンツ管理への活用についてのセミナーを開く。参加無料。要申込,定員35人。
http://www.vpj.co.jp/20140909_seminer_tk-2/

9月12日,リコージャパンがPODのセミナー
 リコージャパンは9月12日,東京・銀座のリコープリンティングイノベーションセンターで「POD実感!セミナーin東京」を行う。機器の性能を発揮するための知識を紹介する「POD品質向上基礎講座」と実践型セミナー「PDF制作ワークフロー」の2部構成。各部ごとの申込も可能。参加無料,各回定員30人。
http://www.rcc.ricoh-japan.co.jp/rcc/seminar/03-02-019_20140912.html

9月22日,三次元映像のフォーラムが研究会
 三次元映像のフォーラムは9月22日,東京・三鷹市の調布航空宇宙センター飛行場分室で「航空・宇宙を考え,観て,体感するS3Dの世界」をテーマに研究会を催す。参加無料,要事前登録,9月10日登録締切。
http://www.s3dforum.com/

9月24日〜26日,インテックス大阪でものづくりの技術の展示会
 9月24日〜26日,インテックス大阪でものづくり専門展「関西ものづくりワールド」が開かれる。設計・製造ソリューションや機械要素技術の展示がある。主催はリード エグジビションジャパン。
http://www.japan-mfg.jp/

9月24日,TooがiPadのビジネス活用のセミナー
 Tooは9月24日,東京・虎の門の同社で「iPad活用 成功への道」をテーマにセミナーを行う。参加無料。要申込,定員40人。
http://solution.too.com/event/y2014/ipad09/

9月24日,パソナ・パソナテックがダイバーシティ経営のセミナー
 パソナとパソナテックは共催で9月24日,東京・大手町のパソナグループ本社で「HRセミナー:ワークスタイル最前線 女性のチカラを活かすには」を行う。各分野の大手企業が,女性の活躍促進を含めた多様化するワークスタイルに対しての組織としての取り組みが紹介する。参加無料,定員100人。
http://biz.pasonatech.co.jp/seminar/upcoming/hr_20140924.html

9月26日,コトブキ企画が梅田でARの活用セミナー
 コトブキ企画は9月26日,大阪の梅田センタービルでAR(拡張現実)サービスを効果的に利用するためのAR活用セミナーを催す。参加無料,事前登録制,定員25人(先着順)。
https://mdverno.maildealer.jp/f.php?c=20&s=0dce

9月26日,日本出版学会が編集者の半生記を語る研究会
 日本出版学会は9月26日,東京・水道橋の日本大学で出版編集に関する研究会を開く。出版メディアパルの下村昭夫編集長が,「出版社の100年と私の50年:100年を生き抜いた出版社の歩みの中から」と題して53年の編集者生活を語る。参加費は一般500円,会員と学生は無料。要申込,定員40人。問合せは,蔡星慧氏(csh125@hotmail.com)。

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 編集・校正界の重鎮が長い経験で培った校正知識を詰め込んだ,デジタル時代だからこそ気をつけたい,本づくり・文章づくりに必読の一冊。『本の品格―電子書籍にも必要な校正読本―』

9月30日,日本出版学会が電子書籍の現状を考える研究会
 日本出版学会は9月30日,東京・神田の八木書店で「電子書籍販売の現状と出版流通:ボイジャーの新しい試みを踏まえて」をテーマに研究会を開く。『電子書籍奮戦記』(新潮社刊)を執筆したボイジャーの萩野正昭・取締役が,約20年にわたって電子出版に取り組んできた経験から,電子書籍の歴史,展望,哲学などを話す。参加費は一般500円,会員と学生は無料。要申込,定員30人。問合せは,下村昭夫氏(電話047-334-7094)。

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 出版デジタル機構 元会長の植村八潮氏(専修大学教授)が,現在の電子書籍ブームへの軌跡を10年以上に渡り追い続けた記録を一冊に集約。『電子出版の構図』
 紙文化の未来はどこに向かうのか?デジタル情報化社会の奔流に立ち向かう老舗印刷屋最前線実録。『我,電子書籍の抵抗勢力たらんと欲す』

10月17日,日本印刷学会が標準化に関するセミナー
 日本印刷学会は10月17日,大阪・敷津東のモリサワで「標準化セミナー:印刷まで/印刷のあと,の標準」を催す。東洋紙業の大野伸也,WORK STATIONえむの宮地知,デジタル総合印刷の寺田徹の,三氏が講演する。参加費は会員・協賛組合員4000円,一般7000円。要申込,定員80人。
http://www.jspst.org/event/141017.html

10月17日・18日,広島で印刷産業のセミナー開催
 「印刷産業夢メッセ」が10月17日・18日,KKRホテル広島で開かれる。主催は広島県印刷工業組合と中国印刷機材協議会。「“印刷道”伝える力を磨く道」をテーマに,2つの基調講演,24のセミナー,交流会などを行う。問合せは,電話082-293-0906。

12月4日〜7日,大阪で竹尾がペーパーショウ
 竹尾は12月4日〜7日,グランフロント大阪北館で「TAKEO PAPER SHOW 2014“SUBTLE”大阪展」を開く。“かすかな,ほんのわずかの”という意味の「SUBTLE(サトル)」をテーマに,紙の魅力の根源を探る。入場無料。
http://www.takeopapershow.com/#news

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2014年9月号【特集:今また熱いデジタル印刷】
 中堅印刷会社では,ライトプロダクション機の導入が進んでいるようです。デジタル印刷に関しては,周知のとおり印刷会社には「デジタル印刷機で何をするか,何をしたいのか」が問われます。
 そのほか,東京国際ブックフェアや販促EXPOなど7月上旬に開かれた,出版物や販促物に関する展示会で見られた印刷会社の取り組みレポートも満載です。

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週刊『印刷雑誌』5巻33号
2014年9月8日発行
編集長:末包愛
発行人:中村幹
発行所:株式会社印刷学会出版部

 

 

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