週刊『印刷雑誌』



週刊『印刷雑誌』 5巻38号 2014年10月14日
Japan Printer weekly Vol.5, no.38
毎週月曜日(休みの場合は翌日)10時発行

週刊『印刷雑誌』は,印刷会社に限らず,印刷物を購入する人,印刷に興味がある人を対象にした無料のWebメディアです。
紙メディアである技術専門誌の月刊『印刷雑誌』(税抜1400円)と連携し,印刷に関係した情報を中心に毎週月曜日発行しています。

アドビ,iPad向けデジタルのペンと定規を発売
 アドビシステムズは10月17日,タブレット端末iPadに対応したデジタルペン「Ink」とデジタル定規「Slide」を発売する。両製品は同社のワークフローシステム「Creative Cloud」と連携し,iOS7を搭載した端末上でPhotoshopやIllustratorなどのデザインツールのモバイルアプリ版を使った作業に使用できる。税込2万2800円。

凸版印刷,アクセス権限を設定できる資料配信システムを提供
 凸版印刷は10月中旬,社員から社外関係者まで最適なアクセス権限を設定して資料を配信できるシステム「iCata プライベート」の提供を始める。配信者があらかじめ閲覧者用のアクセスコードを設定すると,資料をアップロードする際に,資料を公開する範囲として閲覧者を指定できる。

アドビ,クリエイターの雇用機会を創出するシステム発表
 アドビシステムズは10月7日,世界中のクリエイターに優良ブランドや企業からの雇用機会を提供するシステム「Creative Talent Search」を発表した。同システムは企業側がPCやタブレット端末,スマートフォンなどを使って,Photoshopの熟練者や特定地域に居住するクリエイター,自動車設計の経験者など,仕事に適した人材を検索すると,候補となるクリエイターを推薦する。

コニカミノルタ,全世界でコンテンツ管理システムを展開
 コニカミノルタは10月3日,顧客のコンテンツを一元管理するシステムとその情報の入出力デバイスを提供する「Managed Content Services」を,全世界で展開すると発表した。企業の大きな課題であるコンテンツの管理・運用を解決するため,コンサルテーションに基づく改善提案,ソフトウェア,複合機・プロダクションプリント機,紙文書の電子化サービスを一貫して提供する。

カラートラックジャパン,高速化を図ったカラースキャナ発売
 カラートラックジャパンは10月1日,スキャナ「SmartLF SC Xpress」シリーズを発売した。A1判対応,A0判対応,B0判対応モデルにそれぞれモノクロ,カラー,高速カラーの計9機種がある。全機種で200dpiでのモノクロスキャン速度が330.2mm/秒。高速カラーモデルはカラースキャン速度を従来製品の約2倍となる304.5mm/秒に高速化した。価格は37万〜85万円。

富士ゼロックス,モバイルワーク支援のシステムなど各種新製品を発表
 富士ゼロックスは,モバイルワークを支援してドキュメントの管理や共有,携帯端末の管理ができるクラウドサービス,データ通信サービスなどのソリューションや,デジタル複合機13機種,モノクロプリンタ1機種,プロダクションプリンタ「Versant 80 Press」を10月15日より順次発売する。

キヤノン,A3判対応のモノクロレーザープリンタ発売
 キヤノンは10月中旬,A3判モノクロレーザープリンタ「Satera LBP8900」を発売する。A4片面で51枚/分の出力と最大5800枚の給紙,3100枚の排紙が特徴。同社のアプリケーションプラットホームを搭載し,ICカードを利用した認証印刷システムなどを追加できる。

キヤノンPPS,A0判対応デジタル複合機発売
 キヤノンプロダクションプリンティングシステムズは10月下旬,製造・設計・建築関連企業や官公庁を対象としたA0判デジタル複合機「Oce PlotWave 500」を発売する。ウォームアップ時間なしで出力ができる。また,フルカラースキャナには原稿のしわや色の濃淡を自動補正する機能がある。

大日本印刷,高機能ICキャッシュカードの即時発行機発売
 大日本印刷は2015年春,既存機から大きさを約50%小型化した高機能ICキャッシュカード即時発行機を発売する。接触ICカードに加えて,ダブルストライプ(磁気ストライプ)と非接触ICカード(NFC対応)の発行も可能な高機能モデルで,カード残量が確認できるフロントパネルや大型画面を搭載するなど使い勝手も向上した。

大日本商事,AEDの販売とレンタルサービスを開始
 大日本印刷のグループ会社の大日本商事は10月10日,東京都の高度管理医療機器販売業・賃貸業の許可を取得し,AED(自動体外式除細動器)「ジェイパッドCU-SP1」の販売およびレンタルサービスを始めた。同製品は,ドイツのCUメディカル社および国内大手医療機器販売業者のジェイ・エム・エスとの提携で価格競争力を高めた。販売価格は税抜き25万6900円。

富士フイルム,パッケージ向けフレキソ製版システム発売
 富士フイルムは10月7日,パッケージ印刷向けトータルソリューションGRANPACSの中核を担う製品群として,フレキソ製版システムFLENEXシリーズ「DLEシステム」と「水現像LAMシステム」を,富士フイルムグローバルグラフィックシステムズを通じて発売すると発表した。

アドビ,デスクトップとモバイル機器を連携させる新機能
 アドビシステムズは10月7日,デスクトップとモバイル機器を連携させてクリエイターが作業を行うワークフローシステム「Creative Cloud」の新機能の提供を始めた。同システムに含まれる13のツールの機能を更新したほか,Photoshop CCとIllustrator CCの最新版では,Microsoft Windows 8 および Surface Pro 3 のタッチサポートに関する改良を行った。同システムが提供するデスクトップツールと9つの新しいモバイルアプリを連携させ,Photoshop,Lightroom,Illustrator,Premiereの機能をモバイル機器にまで拡張した。

大日本印刷,専門紙の電子版販売サービスに新たに5紙を追加
 大日本印刷は10月8日,新聞のデジタル版を購入・閲覧できるサービス「デジタル新聞ダイレクト by honto」で取り扱う専門・業界新聞の数が25紙になったと発表した。「運輸・交通」と「メディア・プロモーション」のジャンルを新設し,新たに5紙を追加した。

大日本印刷,京都にギャラリーを開設
 大日本印刷は10月9日,京都・太秦の工場内に「dddギャラリー」と「DNP京都太秦文化遺産ギャラリー」を開設した。前者は,グラフィックデザインの情報拠点として1991年より大阪に設置していたものを移設。12月20日まで,日本独特の伝統美を感じさせるポスターを紹介する「THE NIPPON POSTERS」展を開いている。後者は,デジタルアーカイブ技術を使った文化遺産の保存・鑑賞を体験できる場所として新設した。どちらも無料で入場できる。

日本印刷学会,Webサービスから映像技術,デジタル印刷まで付加価値を学ぶ
 日本印刷学会は10月10日,東京・越中島の大日本スクリーン製造でセミナーを開いた。ニワンゴの杉本誠司社長は,動画配信サービス「ニコニコ動画」のコミュニケーションの場としての付加価値を解説した。大日本印刷の河合直樹氏は,自由視点映像の制作技術と活用例を紹介した。小森コーポレーションの吉川武志氏は,ランダ社のデジタル印刷機「Nanography」の開発動向を話した。ゲインの杉山伸一社長は,エンボスやメタリック印刷などができるデジタル加飾機を紹介した。富士フイルムグローバルグラフィックシステムズの板倉亨氏は,パッケージ印刷のトレンドと水性フレキソ印刷を解説した。ハイデルベルグ・ジャパンの室谷尚樹氏は,工場内の総合設備効率(OEE)の運用の要点を説明した。

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エプソン,IJデジタル捺染・昇華転写技術でファッションショーを支援
 エプソンは10月11日にトルコのイスタンブールで開かれたファッションデザイナー・山本寛斎氏のファッションショーを,インクジェットデジタル捺染・昇華転写技術で支援した。エプソンとイタリアのロブステリ社が共同開発したインクジェットデジタル捺染印刷機「モナリザ」およびインクジェットデジタル捺染印刷機「SurePress FP-30160」,昇華転写プリンタ「SureColor SC-F7100」で,ポリエステルやナイロン,綿などの生地に同氏のデザインをプリントした。

東京国際包装展で包装印刷の技術を紹介
 「東京国際包装展 TOKYO PACK」(日本包装技術協会主催)が10月7日〜10日,有明の東京ビッグサイトで開かれた。新しい包装用品の提案や,包装用のフィルムや紙箱,シール・ラベルなどの印刷加工機械およびインキや原反などの資材が紹介された。印刷会社,インキメーカー,印刷関係の検査装置メーカー,試験機メーカーなども自社技術をPRした。

凸版印刷,外箱ごと温められるパウチを開発
 凸版印刷は10月6日,電子レンジで外箱ごと温められる「蒸(じょう)できパウチボックス」を開発したと発表した。11月上旬より販売を始める。同製品は加熱時の内圧で蒸気口から蒸気を逃がす構造のパウチを使用。また,蒸気の圧力でパウチが膨らむ力を利用し箱が自然に開くよう,外箱にミシン目を入れる構造にした。

凸版印刷,間伐材使用の紙製容器を開発
 凸版印刷は10月9日,木材の生産地から容器の生産までを管理し,間伐材マークの認証取得にも対応した間伐材使用の紙製容器を開発したと発表した。同製品は第1弾としてセブン&アイホールディングスのプライベートブランド商品の容器に採用された。

日本印刷学会,PETフィルム搬送と検査装置の活用を学ぶ
 日本印刷学会は10月7日,東京・新富の日本印刷会館で「ウェブハンドリングと検査装置」をテーマにシンポジウムを開いた。富士機械工業の森川亮氏は,プラスチックフィルムの巻取り技術の理論を解説した。ニレコの黒田毅氏は,同フィルム搬送時の蛇行を2本の搬送ロールの距離で調整できることを説明した。ヒューテックの鈴木昌裕氏と藤原力哉氏は,複数の検査装置のデータを一元化して生産現場を統合管理するシステムを紹介した。

CEATEC展,小森やシンクラボやモトヤが出展
 「最先端IT・エレクトロニクス総合展:CEATEC JAPAN」が10月7日〜11日,幕張メッセで開かれた。大手電機メーカー中心の展示会であり,ウエアラブル端末などの話題が中心となったが,それらはすべての部品と言っていいほど,他メーカーが供給する。小森コーポレーションはグラビアオフセットによるタブレット型タッチパネルなどを,シンク・ラボラトリーはグラビア製版による微細印刷を,モトヤは組み込みフォントなどを紹介した。

レディバードクラブ,リーダーと多様性からの経済を学ぶ
 SCREENグラフィックアンドプレシジョンソリューションズのユーザーで組織するレディバードクラブは10月7日,紀尾井町のニューオータニ東京で全国大会を開いた。「ネット社会のリーダー像」としてSCREENホールディングスの領内修副会長が,戦争(軍隊)やネット社会からリーダーの在り方を考察した。また「ダイバーシティが経済成長のキーワード」と題しイー・ウーマンの佐々木かをり社長から,多様性の目的は,チーム総合得点を高めることを聞いた。

小森会,大阪で東京オリンピック後の日本の変化を聞く
 小森コーポレーションのユーザーで組織する小森会は10月9日,大阪・中之島のリーガロイヤルホテルで「近畿小森会」を開いた。同社から業界トレンド情報や省エネの施策紹介があったほか,「2020年東京は変わる・関西は変わる?」と題し,日本経済新聞社・編集委員兼論説委員の谷隆徳氏から,東京オリンピックによりインフラだけでなく,生活や技術発展など大きく変わるものがあることを聞いた。

凸版印刷,ICT活用の地域推進事業に参画
 凸版印刷は10月7日,奈良・葛城市が推進する情報通信技術(ICT)を活用し地域課題の解決や新しい街づくりを行う「新時代葛城クリエーション推進事業(葛城モデル)」に参画していると発表した。同事業では,地区の公民館などのコミュニティ施設を有効活用し,地域コミュニティの力を発揮できる環境を整備することで,より充実した細やかな市民サービスの創造と,持続的な運営を目指す。

大日本印刷,ICタグを利用した書類管理サービスの提供開始
 大日本印刷は10月7日,企業の重要書類やデータを収録したディスクを,ICタグを利用して管理するシステムと,書類の電子化受託,書類・ディスクの補完受託,を組み合わせた「ドキュメント管理サービス」を提供すると発表した。

大日本印刷,「iBeacon」を使った空港内の搭乗便情報提供の実証実験
 大日本印刷は日本航空と共同で10月9日,国内の空港で,接近検知方式「iBeacon」を活用した搭乗便情報提供サービスの実証実験を始めた。同サービスは,アプリ「JAL Countdown」の利用者のスマートフォンが空港の保安検査場に近づくとiBeaconに反応し,同アプリ宛に情報を通知する。アプリを起動すると運航状況や搭乗口,搭乗開始時刻を確認できる。

大日本印刷,スマホへのクレジット機能付与サービスにJCBを追加
 大日本印刷は10月9日,ネットワークを経由し,NFC対応のスマートフォンやおサイフケータイにクレジットカードなどの機能を追加するサービス「スマートビューロ」に,JCBの非接触IC決済サービス「J/Speedy」の発行機能を追加すると発表した。

共同印刷,CSR活動として渡り蝶のマーキング調査会を実施
 共同印刷は9月27日,CSR活動の一環として,群馬・渋川市の赤城自然園で渡り蝶アサギマダラのマーキング調査会を開いた。同社社員とその家族44人が参加し,同園指導のもと147頭のマーキングを行った。同社グループは環境方針として「生物多様性の保全と持続可能な社会づくりへの貢献」を意識した企業活動を行うことを掲げており,社員が生物多様性について考える一助となるよう同調査会を2010年から継続的に催している。

富士ゼロックス,顧客満足度調査の事務機部門で3年連続1位を獲得
 富士ゼロックスは10月9日,J.D. パワーアジア・パシフィックが発表した「日本ITソリューションプロバイダー顧客満足度調査」の事務機メーカー系事業者セグメントで,3年連続で第1位となったと発表した。

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10月27日まで,大日本印刷が市谷で電車好きの家族向けイベント
 大日本印刷は10月27日まで,東京・市谷の同社で電車好きの家族に向けたイベント「ドットDNP 電車フェア」を開いている。電車に関連する写真や本などの資料,時刻表の活版印刷用組版や鉄道ジオラマなどを展示。プロのカメラマンによる,駅長の制服を着た子供の写真撮影や鉄道ジオラマの撮影教室などを行っている。入場無料,一部体験会は有料。23日・日曜休館。
http://plaza.dnp/special/train2014/

10月15日〜17日,東京ビッグサイトで文書情報マネジメントの展示会
 10月15日〜17日,有明の東京ビッグサイトで文書情報マネジメントの展示会「eドキュメントJAPAN」が開かれる。「ITpro EXPO」として,スマートフォンやタブレット,クラウドサービス,ビッグデータ関連などの展示会も同時開催される。入場料3000円,事前登録で無料。
http://expo.nikkeibp.co.jp/e-doc/2014/index.html

10月15日〜11月30日,「全日本DM大賞」が作品募集
 日本郵便は10月15日〜11月30日,優秀なダイレクトメール作品を表彰する「全日本DM大賞」の応募を受け付けている。テーマは「受け手のココロを動かし,ビジネスを大きく進化させたDMがここにある」で,2013年11月1日〜2014年10月31日に実際にDMとして発送された作品が対象。審査結果の発表・贈賞式は,2015年2月下旬予定。
http://www.dm-award.jp/

10月17日,大日本印刷が東京・銀座でフランス映画の魅力を紹介
 大日本印刷が運営し世界の美術館情報を発信するメゾン・デ・ミュゼ・デュ・モンド(東京・銀座)は10月17日,20世紀を代表するフランスの映画監督フランソワ・トリュフォーの没後30年を記念したイベントを開く。ミュージシャンで映画解説者の猫沢エミ氏と,アンスティチュ・フランセ東京映画プログラムを担当する坂本安美氏が講演する。参加費2000円(飲食代込み)。要申込,定員40人。
http://www.mmm-ginza.org/event/event.html

10月17日,CD勉強会が内田洋行でLED照明関係の勉強会
 千葉大学印刷工学科の卒業生を中心に活動しているCD勉強会は10月17日,東京・新川の内田洋行で,LED照明に関する節電の勉強会・見学会を開く。問合せは,印刷学会出版部(電話03-3555-7911)

10月17日,印刷技術懇談会がFFGSショールームの見学会
 印刷技術懇談会は10月17日,神奈川・南足柄市で富士フイルムグローバルグラフィックシステムズ(FFGS)のショールーム「FFGS WING CITY ashigara」の見学会を行う。参加費1000円。要申込,定員35人。
http://www.ingikon.cup.com/24latest_meeting_index.htm

10月17日,日本HPが東京・品川で大判プリンタ内覧会
 日本ヒューレット・パッカードは10月17日,東京のTKPガーデンシティ品川で大判インクジェットプリンタの内覧会を開く。従来機比3倍の出力速度や耐擦過性能の向上などを図った「HP Latex 300」シリーズを中心に紹介する。Web to Printサービスの体験会も行う。入場無料。要申込。問合せは,電話03-5628-1438。

10月17日〜11月20日,東京・銀座で安西水丸氏のイラスト展
 東京・銀座のクリエイションギャラリーG8は10月17日〜11月20日,「安西水丸展」を開く。今年3月に急逝したイラストレーター・安西水丸氏の,雑誌の表紙や挿絵,村上春樹氏との数々の共著,絵本や漫画,エッセイ,展覧会の作品など,40年間の膨大な仕事の中から原画を中心に約300点を紹介する。入場無料。日曜・祝日休館。
http://rcc.recruit.co.jp/g8/exhibition/g8_exh_201410/g8_exh_201410.html

10月28日〜11月1日,幕張メッセで国際プラスチックフェア
 10月28日〜11月1日,千葉の幕張メッセでプラスチック,ゴムの成形に関する展示会「国際プラスチックフェア(IPF Japan)」が開かれる。帝国インキ製造は各種機能性スクリーンインキを出展する。入場料1000円,事前登録で無料。
http://www.ipfjapan.jp/

10月29日,日本出版学会が大阪で出版史研究に関する研究会
 日本出版学会は10月29日,関西学院大学大阪梅田キャンパスで「出版史研究の手法を討議するその3:文化・社会研究としての出版研究を目指して」と題して研究会を開く。愛知淑徳大学の中川裕美氏が少女雑誌の研究を報告し,雑誌研究が文化・社会研究にどのように寄与するかや,雑誌研究の有効性と可能性,課題などを討論する。参加費は会員300円,一般500円。問合せは,立命館大学の湯浅俊彦氏(電話075-466-3136)。

10月29日,出版ビジネススクールが雑誌販売のセミナー
 出版ビジネススクールは10月29日,東京・神保町の岩波セミナールームで「これからの“雑誌販売”徹底研究」をテーマにセミナーを開く。扶桑社の梶原治樹氏と富士山マガジンサービスの西野伸一郎氏が,それぞれの経験をもとに雑誌販売の最新事情や課題について解説し,今後の雑誌販売のありかたについてのディスカッションを行う。参加費7000円。
http://skc.index.ne.jp/seminar/20141029.html

11月5日〜27日,gggが50年前に強烈な反響を呼んだデザイン展を再構成
 東京のギンザ・グラフィック・ギャラリーは11月5日〜27日,「グラフィックデザイン展<ペルソナ>50年記念 Persona 1965」を開く。日本のデザイン胎動期の1965年に,松屋銀座で16人のデザイナーにより開催された「ペルソナ」展を再構成し,当時実際に展示された作品を紹介する。当時の参加デザイナーは,粟津潔,福田繁雄,細谷巖,片山利弘,勝井三雄,木村恒久,永井一正,田中一光,宇野亜喜良,和田誠,横尾忠則で,強烈な反響を呼び,1週間で3万5000人の入場者があった。入場無料。日曜・祝日休館。
 11月5日に永井一正,勝井三雄,柏木博の三氏によるトークショーも開く。参加無料。要申込,定員70人。
http://www.dnp.co.jp/CGI/gallery/schedule/detail.cgi?l=1&t=1&seq=00000629

11月6日,モリサワが大阪と東京で「文字文化フォーラム」
 モリサワは11月6日,大阪・大国町の同社で「WE LOVE TYPE 2」と題して文字文化に関するフォーラムを開く。「タイプデザインコンペティション2014」の審査員である小塚昌彦,サラ・ソスコルン,フレッド・スメイヤーズ,サイラス・ハイスミス,マシュー・カーターの各氏が講演する。同時に東京・飯田橋の同社でもテレビ中継する。参加無料。要申込,定員は大阪120人,東京60人。
http://www.morisawa.co.jp/corp/effort/forum/15.html

11月6日,パシフィコ横浜で本の魅力を語るフォーラム
 雄松堂書店は11月6日,パシフィコ横浜で開かれる図書館総合展内でフォーラムを開く。「愛書家へのメッセージ」と題し,東京大学名誉教授で歴史学者の樺山紘一,慶応義塾大学名誉教授で中世英文学者の高宮利行,作家で書誌学者の林望の各氏が本の魅力について講演する。
http://kokucheese.com/event/index/217665/

11月7日,日本画像学会が視覚と画像・映像の勉強会
 日本画像学会は11月7日,東京の恵比寿カルフールで「リアリティ豊かな映像を目指して:視覚から感動へ 高フレームレートと微小視差映像の魅力」と題した勉強会を開く。参加費は個人会員1000円,一般2000円。要申込。
http://www.isj-imaging.org/event/imagingcafe/yokoku141107.html

11月8日,アドビが六本木でクリエイター向けイベント
 アドビシステムズは11月8日,六本木の東京ミッドタウンホールでクリエイティブツールを提供するシステム「Creative Cloud」を紹介するイベントを開く。著名なクリエイターが講演するほか,参加者同士の交流の場を設ける。参加無料。事前登録制,定員700人。
http://www.event-web.net/createnow_max/

11月9日・10日,福島で国際ユニヴァーサルデザイン協議会がイベント
 国際ユニヴァーサルデザイン協議会は11月9日,「国際ユニヴァーサルデザイン会議 2014 in 福島&東京」(11月11日〜13日)のプレカンファレンスとして,3ルートに分かれて福島や飯舘村,南相馬市,郡山,いわき市,富岡町,会津若松市などをバスで巡るツアーを行う。参加費6000円。また10日に,郡山市のビッグパレットふくしまでシンポジウムとワークショップを開く。参加無料。要申込。
http://www.ud-2014.net/program/index.html

11月19日〜21日,幕張メッセで放送機器の展示会
 11月19日〜21日,千葉の幕張メッセで映像,音響,通信などの放送機器の展示会「Inter BEE」が開かれる。登録制,入場無料。主催は電子情報技術産業協会。
http://www.inter-bee.com/ja/

11月20日,出版ビジネススクールが引用問題のセミナー
 出版ビジネススクールは11月20日,東京・神保町の岩波セミナールームで「続・引用と転載の実務:トラブル防止と編集実務の合理化のポイント」をテーマにセミナーを開く。日本書籍出版協会の樋口清一氏が,法律の規定だけでは判然としない著作物の引用範囲を,実例や判例を示しつつ,個別ケースにおける問題点について紹介する。参加費7000円。
http://skc.index.ne.jp/seminar/20141120.html

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2014年10月号【特集:軟包装とフレキソ】
10月号の特集は「軟包装とフレキソ」です。軟包装と呼ばれるパッケージの分野で,日本でもフレキソ印刷が少しずつ広まっています。欧米と異なり日本では,フレキソ印刷の市場は微々たるものですが,決して下がっては,減ってはいないのが,現状ではないでしょうか。
 東京では,10月7〜10日に東京国際包装展TOKYO PACKが,10月16・17日にフレキソ・ジャパン展が開催されます。包装もフレキソも話題が豊富です。印刷版式や方式が問われる時代ではなくなってきましたが,環境とコストは問われますので,その点フレキソは,現在では大きな可能性を秘めているようです。本特集でその一端をお伝えします。

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週刊『印刷雑誌』5巻38号
2014年10月14日発行
編集長:末包愛
発行人:中村幹
発行所:株式会社印刷学会出版部

 

 

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