週刊『印刷雑誌』



週刊『印刷雑誌』 6巻1号 2015年1月5日
Japan Printer weekly Vol.6, no.1
毎週月曜日(休みの場合は翌日)10時発行

週刊『印刷雑誌』は,印刷会社に限らず,印刷物を購入する人,印刷に興味がある人を対象にした無料のWebメディアです。
紙メディアである技術専門誌の月刊『印刷雑誌』(税抜1400円)と連携し,印刷に関係した情報を中心に毎週月曜日発行しています。

日本包装技術協会,技術解説と出荷統計に関する新刊2冊を発行
 日本包装技術協会はこのほど,『包装に関連するキーワードの技術的解説』と『2013年日本の包装産業出荷統計解説』を発行した。前者がA4判,68ページ。後者がA4判,73ページ。価格はいずれも2000円。

大日本印刷,ペンギンをテーマに環境を学ぶワークショップ
 大日本印刷は1月12日,東京・市谷の同社ショールームで,ペンギンをテーマに地球環境を考えるワークショップ「まなびの森:子ペンギンを守れ! すごろくでペンギンの子育てを体験」を催す。ペンギン研究家の上田一生氏による講演があるほか,クイズ,すごろくなどを通して環境について学べる。

凸版印刷,質感を再現した国宝のVR作品を公開
 凸版印刷と東京国立博物館は1月4日,同博物館で国宝「檜図屏風」の本来の輝きを再現したバーチャルリアリティ(VR)作品「国宝 檜図屏風と狩野永徳」を公開する。金箔など光沢素材の反射情報を取得し,物理特性に基づく質感と光源環境をシミュレーションすることで実写に近い映像表現を図った。

凸版印刷と金融各社,タブレットを利用した住宅ローン審査申込みサービス
 凸版印刷,東急リバブル,三菱東京UFJ銀行,三井住友信託銀行,ソニー銀行,三菱UFJ信託銀行は1月,タブレット端末を使用した「住宅ローン事前審査申込システム」の運用を始めた。同システムは,凸版印刷が開発したペーパーレス申込システム 「Smart Entry Tab」を住宅ローンの事前審査申込に活用したもの。 専用申込用紙への手書きによる記入に比べ顧客の負担軽減,審査スピードの向上,情報セキュリティの強化を図れる。

凸版印刷,キャンペーンで収集したレシート画像を分析し企業支援
 凸版印刷は12月19日,レシートを分析し企業のマーケティング活動を支援するサービス「Cam!laboレシート分析」を始めた。消費者がスマートフォンでレシートを撮影し応募の際の購買証明として利用するWebキャンペーンで集めたレシート画像をデータ化エンジンでテキスト化し,購買情報を分析することで,同キャンペーンの実施企業に購入者像や嗜好などの分析結果の提供や,それに基づいた施策を提案する。

大日本印刷,再開封しやすいチャック付きパウチを開発
 大日本印刷は12月22日,開口部にレーザーカット加工を施して段差をつけることで開閉を容易にしたチャック付き「段差レーザーカットパウチ」の販売を始めたと発表した。最初に開封すると表側のフィルムが細長い楕円状に,裏側のフィルムが直線の形状で切れるため,2枚のフィルムに段差ができ,指先でつまみやすくなることで従来よりも容易に再開封できる。

キヤノン,再生複合機利用者のCO2削減を支援
 キヤノンは12月22日,経済産業省の「カーボンフットプリント(CFP)を活用したカーボン・オフセット制度」を利用し,環境配慮型の再生複合機「Refreshedシリーズ」の利用者が,同社がオフセット(相殺)したCO2排出量を自己排出分の削減量とできる仕組みを導入すると発表した。

日本印刷産業連合会,1月27日に日本印刷会館でGP工場交流会
 日本印刷産業連合会は1月27日,東京・新富の日本印刷会館で,グリーンプリンティング(GP)工場交流会を開く。印刷産業環境優良工場表彰を受賞した,六三印刷と文唱堂印刷が,受賞にいたった環境活動について講演する。

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 環境配慮への取り組みは業種を問わずに注目が集まり,今や中小企業において避けて通れない問題となっている。これまで『印刷雑誌』に掲載した環境対応やユニバーサルデザイン関連記事の補筆と書き下ろしを加え,一冊に集約した。グラフィックソリューション14『環境とUD』

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1月9日〜5月6日,都立多摩図書館で明治・大正時代の創刊文芸誌展
 1月9日〜5月6日,立川市の都立多摩図書館で「創刊号に見る明治・大正の時代:文芸誌を中心に」展が開かれる。前期(明治期)が1月9日〜3月4日,後期(大正期)が3月6日〜5月6日。入場無料。
http://bit.ly/1Kd55Ml

1月9日,大阪で出版物の著作権管理のセミナー
 日本出版学会と立命館大学は1月9日,大阪・梅田の同大学で「改正著作権法の電子出版権と出版情報登録センターの設立」をテーマにセミナーを開く。日本出版インフラセンターが1月に設立した「出版情報登録センター」の,紙および電子の書籍の書誌・出版情報を一元管理する取り組みを紹介する。参加無料。問合せは,湯浅俊彦氏(電話075-466-3136)。

1月9日,楽通が印刷営業のセミナー
 楽通は1月9日,東京・渋谷のマップマーケティングで「印刷会社のための売上UPセミナー」を開く。全6回シリーズの第4回。印刷会社の新規営業活動の課題を参加者同士で話し合い,解決方法を学ぶ。参加費1万円。
http://komg.sakura.ne.jp/kari/

1月15日,スターティアラボが拡張現実の事例紹介のセミナー
 スターティアラボは1月15日,東京・西新宿の同社で,拡張現実(AR)の事例や活用方法,市場概要を紹介するセミナーを開く。参加無料,要申込。問合せは,電話03-5339-2105。

1月16日,新潟で食品包装とパッケージ戦略のセミナー
 日本包装技術協会は1月16日,新潟市の朱鷺メッセで研究会を開く。「電子レンジ対応食品包装の最新動向」として包装科学研究所が,「国内外の最新事例に学ぶ,デジタル印刷で商品価値を最大化するパッケージ戦略」として日本ヒューレット・パッカードが講演する。参加費は会員無料,一般3240円。要申込,定員80人。
http://www.jpi.or.jp/saiji/seminar/2015/pdf/0116.pdf

1月23日,印刷技術懇談会が「インダストリー4.0と印刷業」をテーマに勉強会
 印刷技術懇談会は1月23日,東京・中野区の東京工芸大学・芸術学部で勉強会を催す。「インダストリー4.0と印刷業」をテーマにハイデルベルグ・ジャパンの水野秀也社長が講演する。参加費は,懇親会費含み3000円。
http://www.ingikon.cup.com/24latest_meeting_index.htm

1月23日,日本包装技術協会が緩衝包装設計の講習会
 日本包装技術協会は1月23日,東京・築地の同協会で緩衝包装設計についての講習会を開く。落下衝撃,輸送中の振動に対する衝撃設計技法について日立システムズの高橋二朗氏が講義する。参加費は会員2万4300円,一般3万5100円。要申込,定員40人。
http://www.jpi.or.jp/saiji/seminar/2015/pdf/0123.pdf

1月28日,日本包装技術協会が医薬品物流のセミナー
 日本包装技術協会は1月28日,同協会で医薬品物流に関するセミナーを開く。「大成建設の医薬品ロジスティクスへの取組みと課題」と題して大成建設が,「宅急便の資材開発と医薬品ネット販売における輸送パッケージへの対応」と題してヤマト包装技術研究所が講演する。参加費は会員無料,一般は各部3240円。要申込。
http://www.jpi.or.jp/saiji/seminar/kenkyukai/2015/pdf/0128.pdf

2月4日,国際印刷大学校がpage展で人材育成のセミナー
 国際印刷大学校は2月4日,東京の池袋サンシャインシティ文化会館で「印刷産業に於ける人財育成」に関するセミナーをpage展併催行事として開く。インターンシップ導入事例(サンエムカラー・谷脇栗太氏),女性と高齢者の就業及び新たな採用手法(東京グラフィックサービス工業会・斎藤成氏),グローバル印刷人財育成:ベトナムの事例(世真・倉永龍成氏)などの講演。参加無料。問合せは,kinoaki@mpd.biglobe.ne.jp

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2月4〜10日,松屋銀座で「越前和紙,その可能性」展
 「越前和紙,その可能性」展が2月4〜10日,東京の松屋銀座で開かれる。7・8日には,紙漉きワークショップを開催。
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2月16日,インフォトレンズがDI市場のコンファレンス
 インフォトレンズは2月16日,東京コンファレンスセンター品川で「デジタルイメージングコンファレンス」を開く。同社のアナリストがフォトブックや写真印刷などイメージング市場の現状と今後について講演する。参加費は3万9800円(1月15日まで申込),4万9800円(2月5日まで申込),5万9800円(2月6日以降申込)。要申込,定員40人。
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2015年1月号【特集:進化する印刷産業】
 どんな企業にも,ブランドという価値は必要でしょう。さまざまな取り組みがそのブランド価値を上げます。ただし環境の変化が激しい時代,従来と同じ仕事をしていてはその価値は低下していく可能性があります。新しいビジネスを模索しながら発展することが,進化する印刷産業と言えるのかもしれません。

2015年がスタートしました。本年も週刊『印刷雑誌』を何とぞよろしくお願い申しあげます。(編集部一同)

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週刊『印刷雑誌』6巻1号
2015年1月5日発行
編集長:末包愛
発行人:中村幹
発行所:株式会社印刷学会出版部

 

 

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