週刊『印刷雑誌』



週刊『印刷雑誌』 6巻17号 2015年4月27日
Japan Printer weekly Vol.6, no.17
毎週月曜日(休みの場合は翌日)10時発行

週刊『印刷雑誌』は,印刷会社に限らず,印刷物を購入する人,印刷に興味がある人を対象にした無料のWebメディアです。
紙メディアである技術専門誌の月刊『印刷雑誌』(税抜1400円)と連携し,印刷に関係した情報を中心に毎週月曜日発行しています。

エプソン,黒濃度を向上したA2ノビ判8色顔料IJプリンタ発売
 セイコーエプソンとエプソン販売は5月14日,プロ写真家や写真愛好家向けのシリーズの1機種としてカラーおよびモノクロの高画質を図ったA2ノビ判対応8色顔料インクジェットプリンタ「SC-PX3V」を発売する。黒濃度を向上したブラックインクを搭載し,潰れやすい暗部の微妙な階調の表現や,カラーの色域拡大,滑らかなグラデーション表現の向上を図った。多様なマット紙に高濃度で定着するマットブラックインクもある。また,17インチ幅のロール紙対応のユニットもオプションで用意した。

タイププロジェクト,計1071通りから縦画と横画の太さを選べる明朝体を発売
 タイププロジェクトは4月23日,文字の太さやコントラストを微細に調整して購入できる「TP明朝フィットフォント」を発売した。文字数は9498字で,コントラスト(横画の太さ)が21段階,ウエイト(縦画の太さ)が51段階の合計1071のフォントを用意しており,利用者は同社Webサイト上のスライドバーでウエイトとコントラストを調整することで,任意の太さのフォントを購入できる。価格は1フォント2万4000円で,ダウンロード版のみ。

凸版印刷,オリジナルの見出し用明朝体を提供
 凸版印刷は5月上旬,2013年より開発している独自の書体「凸版文久体」シリーズの第3弾として,見出し用明朝体「凸版文久見出し明朝EB」の提供を始める。同書体シリーズは,1956年に「築地体」を源流として誕生した同社の書体を改刻し,電子媒体にも対応したもの。今回発表したものは,装幀やエディトリアルデザインのタイトルなど,大きなサイズで使われることを想定しており,電子媒体でも読み手の目線を惹きつけるデザインが特長の明朝体。OpenTypeで,Adobe-Japan1-3/JIS2004基準フォント(9498文字)。

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アドビ,Adobe Creative Cloudフォトグラフィプランを更新
 アドビシステムズは4月22日,「Adobe Creative Cloudフォトグラフィプラン」を更新し,機能追加と性能向上を図った「Adobe Photoshop Lightroom CC」の提供を始めた。異なる露出設定で撮影された複数の写真を組み合わせ,一枚の広いダイナミックレンジのRAW画像に変換,複数の写真を結合し広視野角のパノラマ写真のRAW画像の作成,写真の顔認識,スライドショー作成,などの機能を追加した。

富士フイルム,軟包装印刷用の低臭気UVインクジェット技術開発
 富士フイルムグローバルグラフィックシステムズは4月24日,富士フイルムが新たにパッケージ印刷分野向けのインクジェットソリューションとして,軟包装印刷用「低臭気UVインクジェット技術」を新開発し,実用化を始めたと発表した。従来UVインクの課題とされてきた「インク臭気」を大幅に低減した画期的な技術という。

FFGS,新聞印刷用完全無処理サーマルCTPプレート発売
 富士フイルムグローバルグラフィックシステムズは4月24日,富士フイルムの新聞印刷向け完全無処理サーマルCTPプレートを7月中旬より発売すると発表した。新聞向け無処理CTPプレートは国内初という。

京都文化協会とキヤノン,長谷川等伯筆「龍虎図屏風」を複製
 京都文化協会とキヤノンは,共同企画「文化財未来継承プロジェクト」において,ボストン美術館所蔵の長谷川等伯筆「龍虎図屏風」6曲1双の複製品を製作し,4月24日に新設された大分県立美術館へ寄贈した。5月6日まで同美術館で公開されている。

印刷博物館,書物からルネサンスを知る展覧会
 東京・水道の印刷博物館は7月12日まで,「ヴァチカン教皇庁図書館展U:書物がひらくルネサンス」展を開いている。ヴァチカン教皇庁図書館所蔵の中世写本や初期刊本,地図,書簡などを中心に,同博物館および国内諸機関所蔵の書物を加えた計69点を展示。15・16世紀の聖書や神学書,聖歌集,博物誌,建国史,ダンテの『神曲』などのほか,ヴァチカン貴重庫で見つかった日本や東南アジアの書物も紹介している。

世界各国で飛び出す絵本や大型本の古書を紹介する一日展
 東京の丸善日本橋店内にある雄松堂書店のワールド・アンティーク・ブック・プラザで4月23日,「ポップ・アップ・ブック・フェア」(国際古書籍商連盟主催)が開かれた。飛び出す絵本や世界最大の鳥類図譜,科学の歴史に関する古書などを展示。同フェアは,読み書きの普及を訴えるため,各国の古書籍商協会の国際連盟が開催する国際的な企画で,同日の日付変更線順に,オーストラリア,日本,アジア,ヨーロッパ,アメリカ,で同時開催された。

大日本印刷,「はらぺこあおむし展」の展示内容を拡充
 大日本印刷は4月22日,東京・市谷の同社施設で開催中の企画展「はらぺこあおむし展:色で遊ぶ,学ぶ。」に新しい内容を加えたと発表した。ポストカードを手作りできるコーナーでは蝶のポストカードを追加。設置されたスクリーンとタブレット端末のカメラを使って会場内の“色”を撮影して塗る「デジタル塗り絵」コーナーでは,スクリーンの前に人が立つと背中から羽が生え,蝶に変身する様子を映し出す。

吉田印刷所,デザイン用アプリのバージョンアンケート結果を公開
 吉田印刷所は4月20日,印刷業界やデザイナーを対象に3月に調査したIllustratorやPhotoshopなどのデザイン用アプリケーションの使用バージョンについてのアンケート結果を公開した。それによると,Creative Cloudの利用割合は半数に近く,検討中のユーザーを含めると半数を超える結果となった。

富士ゼロックス,スマホを使い臨海副都心の観光情報を4ヵ国語で提供
 富士ゼロックスは5月11日,東京臨海副都心に訪れる観光客向けに,多言語対応の「観光音声ガイドサービス」と「乗換案内・地図プリントサービス」の提供を始める。 同サービスは,臨海副都心の国際観光拠点化促進のため,東京都港湾局が創設した補助制度を活用し開発したもの。英語や中国語,韓国語に対応し,臨海副都心内の施設で専用スマートフォンを有料で借りることによりサービスが受けられる。

田中印刷所,バーチャルマネキンが滋賀中央信用金庫に採用
 田中印刷所の「バーチャルマネキン」が4月21日,滋賀中央信用金庫に採用された。バーチャルマネキンは,等身大の人型のパネルに女性やキャラクターのCG映像を投影し案内などを行うもの。滋賀中央信用金庫では,観光案内や滋賀県警からのお知らせなど地域の情報発信に活用する。

共同印刷,行動分析パッケージがNTTに採用
 共同印刷と共同印刷西日本は4月23日,「アイトラッキング」を活用した行動分析パッケージが,NTTマーケティングアクトに業務改善支援サービスとして採用されたと発表した。アイトラッキングは,対象物を見たときの視線の動きや滞留時間,瞳孔の大きさを測定し対象物への印象や需要を調査する手法。共同印刷は同手法を使い,コールセンターでの応対やキーボード処理の方法と視線の動きとの関連性を検証した結果を編集し,研修DVDを作成した。

富士フイルム,オフセット分野向け省資源ソリューションを世界へ
 富士フイルムと富士フイルムグローバルグラフィックシステムズは4月23日,オフセット分野向け省資源ソリューションの新ブランド「FUJIFILM SUPERIA」(フジフイルム スーペリア)を世界展開すると発表した。同ソリューションは,用紙やインキなどの主資材の節減,作業の効率化・工数の削減,エネルギーの使用量削減,廃液・廃水などを含めた産業廃棄物の排出量削減,水の使用量削減,という5つの観点から,さまざまなムダを省いて環境対応と同時にコスト削減・生産性向上・品質安定化を図り,会社全体の利益向上につなげていくというもの。

情報・印刷産業展に各社出展
 5月14〜16日にインテックス大阪で「JP2015情報・印刷産業展」(JP産業展協会主催)が開かれる。
 富士フイルムグローバルグラフィックシステムズと富士フイルムデジタルプレスは,CTPシステムの新ブランドを中心に,ワークフローシステムやデジタルプレス,パッケージソリューションなどを,活用事例やサンプルなども交えて紹介する。
 コニカミノルタは,プロダクション向けのデジタル印刷機やインクジェットプルーファー,アルカリ現像液が不要なCTPシステム,簡易製本機などを出展する。
 コダックは,インクジェットプリンティングシステムを活用したハイブリッド印刷のビジネスモデルや,ゴールド印刷による高付加価値印刷をはじめ,フレキソ製版システムを活用したさまざまな印刷アプリケーションを紹介する。また,自動化機能で評価を得ているワークフローシステムの最新版や,カラーマネージメントシステム,ソフトウエアなどを実演する。

大日本印刷,ネットチラシ配信サービスに機能を強化し提供
 大日本印刷は4月27日,ネットチラシ配信サービス「オリコミーオ!」のチラシ表示のスピード向上やチラシ登録の効率化,端末の自動判別機能の追加,アクセスログ管理機能の強化といった運用業務関連の機能などを強化し,新サービスとして企業へ提供を始めた。初期導入費用は5万円,月額利用料は3万円〜。

DNPデジタルコム,サッカーの大会運営Webサイト制作サービス
 DNPデジタルコムは4月22日,サッカーやフットサルの大会運営者が大会のWebサイトを制作し,開催日程や試合結果,各種の集計データなどを公開できる「DNPサッカー・フットサル大会結果記録・集計・公開サービス GoalNote(ゴールノート)クラウド」の提供を始めた。選手登録なしとありの2種類があり,価格は1大会につき1チームあたり100〜400円。

エムズコミュニケイト,電力会社と特定規模電気事業者向けにポイントサービス
 エムズコミュニケイトは4月20日,既存の電力会社と特定規模電気事業者向けに,ポイントサービスの運用支援サービスを始めた。同サービスは,電力を利用する顧客がWebサイト内でアクションを起こすことによりポイントが加算される。ポイントの運用や顧客対応支援も行う。

共同印刷,医療関係組織へストレスチェックのBPOサービス
 共同印刷は4月21日,企業でのストレスチェックを支援する「EAP機関向けストレスチェックBPOサービス」を始めると発表した。労働安全衛生法が改正され2015年12月より,従業員数50人以上の事業場を持つ事業者に従業員のストレス状況の検査が義務付けられたことを受け,同社は同サービスをメンタルヘルスサービス機関や健診機関,健康保険組合,病院・診療所などへ提供し,検査業務の効率的で安全な実施を支援する。

大日本印刷,再生医療に向けた細胞培養プレートを開発
 大日本印刷は4月24日,理化学研究所と共同で行っている,細胞培養プレート上の細胞の分化状態を識別する再生医療分野の技術確立の研究において,ナノレベルの微細加工技術を利用した細胞培養プレートを開発したと発表した。プレートのガラスの表面を凹凸構造に加工したことで,細胞にダメージを与えず容易に分離することが可能となった。同社は2016年より,この細胞培養プレートを細胞培養や創薬を行う企業・研究機関・医療機関などへ提供する。

日本出版インフラセンター,「出版情報登録センター」を本稼働へ
 日本出版インフラセンターはこれまで「近刊情報センター」と「商品基本情報センター」によって,紙の本の書誌情報を収集してきたが,本年1月より施行された改正著作権法に対応するため,昨年12月12日,紙と電子の書誌情報と,出版権情報を登録できる業界システムとして,「出版情報登録センター」を設立した。同センターは,さらに販売促進情報を収集・蓄積し,これらの情報を活用・提供することによって,出版物の円滑な流通により一層寄与したいと考えている。近刊情報・販売促進情報・出版権情報・書誌の確定情報を提供する総合的な出版情報センターとして,業界全体の効率化を目指し,7月1日より本稼働する。

印刷機材団体協議会,9月のIGASに5万人の来場者見込む
 日本最大の国際総合印刷機材展IGASが9月11〜16日,有明の東京ビッグサイトで開催される。主催の印刷機材団体協議会は,アジアを中心に海外から1万人,6日間で計5万人の来場者を見込む。4月23・24日に海外へ向けて,主要出展社による概要が発表された。(詳細は,月刊『印刷雑誌』7月号)

コンバーティングの明日を考える会,サスティナブルを目指し講演会
 コンバーティングの明日を考える会は4月22日,東京・吾妻橋のすみだリバーサイドホールで「サスティナブルな業界を目指して:環境,品質,安全,安心の現状と進化」と題し講演会を開いた。原油情勢,軟包装グラビア印刷製品へのGPマーク,赤外線カメラによるグラビア印刷工場のVOCガスの可視化,ドライラミネータおよびグラビア印刷の溶剤回収リサイクル,容器包装における品質基準の見直しの各講演があった。(詳細は月刊『印刷雑誌』7月号)

ミマキエンジニアリング,品川と横浜で内覧会
 ミマキエンジニアリングは4月22〜24日,東京・北品川の同社で内覧会を開いた。サイン・ディスプレイ用のインクジェットプリンタ「JV150シリーズ」や,アパレルなどにも適する昇華転写インクジェットプリンタ「CJV150-107」などを実演した。4月27・28日には,同社の横浜ショウルームでも内覧会を行う。

凸版印刷,中国・上海で半導体用フォトマスクの製造ライン増強に着手
 凸版印刷は4月24日,中国での半導体用フォトマスク市場に対応するため,半導体用フォトマスクの製造を手掛ける「トッパン フォトマスクス インク」(米国テキサス州)の子会社である上海凸版光掩模有限公司の工場敷地内に新たな工場を建設,製造ラインを拡充し,フォトマスクの生産能力を増強すると発表した。投資額は約2000万USドル,生産開始は6月を予定。

大日本印刷と東芝,生物多様性保全活動で連携
 大日本印刷は4月21日,東芝と共同で,両社のグループ会社のうち事業所が近接する国内6ヵ所において,両者の敷地を活用した生態系ネットワークの構築や希少な動植物の生息域外保全を進めると発表した。大日本印刷で育成している蝶の食草を東芝に移植して蝶の生息域を拡大したり,東芝で保全している希少な植物を大日本印刷に移植して種の絶滅リスクの分散を図るなど,生物多様性を保全する活動を行う。

キヤノン,環境保全活動にどんぐりポイント制度を導入
 キヤノンは4月22日,ベルマーク運動やキヤノンの環境保全活動に,経済産業省が主導する「どんぐりポイント制度」を導入し,ユーザーから使用済みカートリッジの回収促進を図ると発表した。同ポイント制度は,カーボン・オフセット制度の認証を受け,どんぐりマークが付与された製品を利用者が購入,マークを同制度に参画している団体へ送ることで,その活動を支援できる。

関東フォーム印刷工業会,5月20日に通常総会・理事会
 関東フォーム印刷工業会は5月20日,関口のホテル椿山荘東京で通常総会と理事会を開く。

キンコーズ・ジャパン,北海道札幌市に新店舗開店
 キンコーズ・ジャパンは5月12日,北海道にキンコーズ札幌北3条店を開設する。5月11日にはプレオープンイベントを開催し,実際にサービスを体験できるワークショップなどを開く。

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5月26日締切,「日本パッケージングコンテスト」が作品募集
 日本包装技術協会は,優れた包装とその技術などを評価する「日本パッケージングコンテスト」の応募を5月26日まで受け付けている。入賞作品は「世界の包装コンテスト」へ出品される。
http://www.jpi.or.jp/saiji/jpc2015.html

7月17日締切,「IAUDアウォード2015」が募集
 国際ユニヴァーサルデザイン協議会(IAUD)は「IAUDアウォード2015」の募集を始めた。同アウォードは,一人でも多くの人が快適で暮らしやすいUD社会の実現に向けて,とくに顕著な活動の実践や提案を行っている団体・個人を表彰するもの。応募締切は7月17日。
http://www.iaud.net/event/archives/1504/20-000000.php

5月12日,Tooがクラウドコンテンツコラボレーションの無料セミナー
 Tooは,世界各国の企業ユーザーに利用されているクラウドコラボレーションプラットフォーム「Box」の取り扱いを開始,5月12日に東京・丸の内の丸ビル コンファレンススクエアで「クラウドコンテンツコラボレーション"Box"によるクリエイティブワーク革新!」をテーマに無料セミナーを開く。定員100人。
http://www.too.com/event/y2015/box05/

5月13〜15日,東京ビッグサイトで「Web&モバイルマーケティングEXPO」
 リードエグジビションジャパンは5月13〜15日,有明の東京ビッグサイトでWeb・モバイル マーケティングに関する商品の専門展「Web&モバイルマーケティングEXPO」を開く。事前登録で入場無料。
http://www.web-mo.jp/ja/Home_Haru/

5月14日,スターティアラボがITを活用した出版ビジネスモデルのセミナー
 スターティアラボは5月14日,東京・新宿の同社で「オウンドメディアと電子ブックで無理なく始められる新しいビジネスモデル」と題しセミナーを開く。クリーニング業界紙を発行するゼンドラの関誠社長が,オウンドメディア(ユーザーに役立つ有益な情報を発信する自社運営コンテンツ)とITツールを活用して,今ある本業を最大限に生かした新しいビジネスモデルに挑戦するためのヒントを紹介する。参加無料。要申込。問合せは,03-5339-2105。

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 いま,二千年以上人間とともにあり,その文化の根幹を形づくってきた「本」の存在が揺らいでいる。改めて,本とは一体何なのか。本の歴史とICT技術の発展の双方を見つめ続けてきた著者が,「本」と印刷,そして情報化社会を生きる人間の今と未来を語る。『電子書籍は本の夢を見るか–本の未来と印刷の行方–』【新刊:日本図書館協会選定図書】
 出版デジタル機構 元会長の植村八潮氏(専修大学教授)が,現在の電子書籍ブームへの軌跡を10年以上に渡り追い続けた記録を一冊に集約。『電子出版の構図』

5月15日,日本画像学会が京都で「プリンティング技術のデリバティブ」シンポ
 日本画像学会は5月15日,丸太町のハートピア京都で新たなプリンティング技術の事例を集めたシンポジウム「プリンティング技術のデリバティブ」を開く。参加費は一般1万6000円,会員9000円,学生2000円。要事前予約,定員200人。
http://www.isj-imaging.org/event/symposium/symp_2015/2015_symp_kyoto.html

5月16日,日本出版学会が千葉の江戸川大学で研究発表会
 日本出版学会は5月16日,千葉・駒木の江戸川大学で春季研究発表会を開く。5つの研究発表のほか,嫌中嫌韓本ブーム,出版プラットフォームの変化,出版史研究の手法,出版物のアクセシビリティ,についての討論会や総会も行う。参加費は一般2000円,学部生500円,会員500円。懇親会6000円および昼食弁当代1080円は希望者のみ。要申込。
http://www.shuppan.jp/yotei/680-2015-2015516.html

5月18日,リコージャパンがPDFの活用セミナー
 リコージャパンは5月18日,東京・芝浦の同社で「Document Cloud&Acrobat DCセミナー」を行う。アドビシステムズの「Document Cloud」と「Acrobat DC」を紹介しながら,PDFの活用法,セキュリティーについて解説する。参加無料。要申込,定員30人。
http://www.ricoh.co.jp/event/seminar/15K043.html

5月18日,リコージャパンが3Dプリンタのセミナー
 リコージャパンは5月18日,神奈川の新横浜プリンスホテルでセミナー「3Dプリンターの技術解説と最新活用事例」を行う。3Dプリンタの使用上の注意点や技術解説,生産ツール製作,最終製品の製造などでの活用事例を紹介する。参加無料。要申込,定員50人。
http://www.ricoh.co.jp/3dp/event_seminar/

5月20日,出版ビジネススクールが出版物の著作権セミナー
 出版ビジネススクールは5月20日,東京・神保町の岩波セミナールームで「Q&A形式による著作権基礎知識」をテーマにセミナーを開く。日本書籍出版協会の樋口清一氏が,電子書籍特有の問題も含めた著作権の基礎知識を解説する。
http://skc.index.ne.jp/seminar/20150520.html

5月20・22日,大阪と東京で「デジタルフォト&デザインセミナー」
 アドビシステムズと玄光社「コマーシャル・フォト」は,5月20日に大阪・城見の松下IMPホールで,同22日に東京の渋谷ヒカリエで,プロフェッショナルフォトグラファーやハイアマチュアカメラマン,グラフィックデザイナー, Webデザイナー,映像クリエイターなどを対象とした「デジタルフォト&デザインセミナー」を開く。参加無料。要事前登録,大阪会場は定員700人,東京会場は定員950人。
http://adobe-pscc.expoline.jp/2015/

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5月21日,コニカミノルタが書類電子化のセミナー
 コニカミノルタは5月21日,東京・浜松町の同社で「e-文書法・電子帳簿保存法における最新動向」と題したセミナーを開く。電子帳簿保存法の動向と,それを支援するソリューションについて実践事例を交えて紹介する。参加無料。要申込,定員50人。
http://www.konicaminolta.jp/business/information/2015/150521.html

6月1日,プリントミックスが東京・神田で情報発信セミナー
 プリントミックスは6月1日,神田の東京都中小企業振興公社で「販路拡大・商品PRのための失敗しない“情報発信”のポイント:情報発信の失敗は,経営存続の危機を生む!」をテーマにセミナーを開く。新販路の開拓や人材確保のための情報発信力について,講演や支援の取り組み紹介がある。参加無料。要申込,定員25人。
http://www.printmix.org/pdf/seminar20150601.pdf

6月2日,リコージャパンがワークフローソフト活用セミナー
 リコージャパンは6月2日に東京・渋谷のエイトレッドでセミナー「ワークスタイル変革したいけど実際どうなの?クラウド導入編」を行う。クラウドを導入する際のセキュリティーの例やグループウェア,ワークフローの使い方,導入課題を紹介する。参加費無料。要申込,定員30人。
http://www.ricoh.co.jp/event/seminar/15K041.html

6月26日,日本印刷学会が大阪でフレキソ研究会
 日本印刷学会は6月26日,大阪・敷津東のモリサワでフレキソ研究会の例会を開く。「フレキソ印刷の最新動向」をテーマに軟包装フレキソ印刷,パッケージ印刷,フレキソ製版,フレキソ印刷機について講演がある。 一般1万円,会員・賛助会員・大阪府印刷工業組合会員,兵庫県印刷工業組合会員7000円。定員65人,要申込。
http://www.jspst.org/event/150626.html

7月3日,日本印刷学会が新入社員向けの新聞印刷セミナー
 日本印刷学会は7月3日,東京・新富の日本印刷会館で「新入社員・初心者のための新聞印刷技術の基礎知識講座」を開く。「紙面の品質向上とコスト削減の為の資機材の理解を深める」をテーマに,カラー紙面におけるカラーマネージメントなどについても解説する。参加費は,一般1万5000円,会員・賛助会員・協賛会員1万円。要申込,定員80人。
http://www.jspst.org/event/150703.html

7月13〜15日,東京ビックサイトで「販促EXPO」を開催
 リードエグジビションジャパンは7月13〜15日,有明の東京ビックサイトで販促業界の受注・商談専門展を「販促EXPO」開く。要事前申込。入場無料。
http://www.spex.jp/

月刊『印刷雑誌』最新号のご案内
2015年5月号【特集:伸びるインクジェット印刷】
 インクジェットに関し,弊誌『印刷雑誌』を紐解くと1999年からいきなり色校正に関する特集や日本印刷学会の講演会でインクジェットの話題が取り上げられ始めます。印刷業界である程度インクジェット技術が使われ始めて15年は経ってしまったようです。色校正や請求書などの用途のインクジェットプリンタの出力解像度は,昨今1200dpiが主流となりつつあるようです。解像度が上がるとそれだけ出力速度が落ちますがその点は技術革新と使用状況の兼ね合いで解決していくのでしょう。印刷産業として当たり前となったインクジェット技術に関し本号がヒントになれば幸いです。

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次回の週刊『印刷雑誌』は,5月11日(月)発行です。

2015年4月27日発行
編集長:末包愛
発行人:中村幹
発行所:株式会社印刷学会出版部

 

 

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