週刊『印刷雑誌』



週刊『印刷雑誌』 6巻46号 2015年12月7日
Japan Printer weekly Vol.6, no.46
毎週月曜日(休みの場合は翌日)10時発行

週刊『印刷雑誌』は,印刷会社に限らず,印刷物を購入する人,印刷に興味がある人を対象にした無料のWebメディアです。
紙メディアである技術専門誌の月刊『印刷雑誌』(税抜1400円)と連携し,印刷に関係した情報を中心に毎週月曜日発行しています。

SO-KENとジャパン・スリーブ,太陽光で色が変化する印刷物をオフセットで
 SO-KENとジャパン・スリーブは12月2日,太陽光線で無色から色が変化するフォトクロミック印刷の手法を用いた,オフセット印刷サービスを始めた。同手法はインクジェット印刷での受注しか今まで対応できなかったが生産性の低さが課題であり,より多くの需要に応えるためオフセット印刷による生産体制を確立した。

セイコーエプソン,世界初のオフィス用紙のオフィス用製紙機
 セイコーエプソンは12月1日,使用済みの紙を原料として,水を使わずに文書情報を完全に抹消した上で,新しい紙を生産できる世界で初めての小型オフィス製紙機「PaperLab(ペーパーラボ)」を発表した。企業や自治体は,オフィスのバックヤードなどで,紙厚の異なるオフィス用紙や名刺用紙,色や香り付きの紙など,さまざまな紙を生産することが可能になる。2016年内の商品化を予定している。

ワールドリミテッド,コスプレイヤー向けAR名刺販売開始
 ワールドリミテッドは12月2日,ARアプリ「Clip(クリップ)」の新サービスとしてコスプレイヤー向け「Clip名刺」作成サービスを始めた。ホリプロ所属のコスプレイヤー,御伽ねこむをイメージキャラクターにした特設サイトから注文できる。価格は20枚1000円から。

マイアルバム,年賀状印刷を12月16日まで割引
 マイアルバムは12月2〜16日,iOSとAndroid対応の年賀状作成アプリ「らくらく年賀状2016」と「キャラクター年賀状2016」で印刷料金の割引を行っている。期間中は基本料金が300円引きな上,送料が無料になる。同アプリは登録した動画や音声をQRコードとして年賀状に印刷し再生できるのが特長。

共同印刷,前田青邨の美術複製画を制作
 共同印刷は12月3日,300部限定で制作した前田青邨画伯の美術複製画「みやまの四季」の販売を始めた。 画寸が天地37.0×左右65.0cmで,額縁は特製木製額金泥仕上げでアクリル付き。18万5000円。

EIZO,液晶モニター用アプリ発表
 EIZOは,同社液晶モニター用スマートフォンアプリ「G-Ignition Mobile」の提供を12月4日より始めた。Bluetooth Smartで操作する液晶モニター用スマートフォンアプリは世界初という。当アプリを使用することで,対応液晶モニターの各種調整や,同社独自のクラウドサービスとの連携,さらにモニター画面上での通知が可能になる。なお,同アプリに対応する液晶モニターは,現時点では12月15日発売のFORIS FS2735のみ。

グラフィック,Illustratorプラグインの入稿システムの処理時間短縮
 グラフィックは12月1日,Illustratorのプラグインから直接データチェックと入稿ができる「ダイレクト入稿」とPDFをアップロードしてその場でデータチェックができる「PDF入稿」の処理時間を短縮した。両サービスは入稿が集中する時間帯に印刷イメージ表示の待ち時間が発生していたが,サーバ増強にともない,待ち時間を大幅に短縮した。両サービスを利用すると,毎回3%の値引きが適用される。

エプソン販売,ビジネス向けキャンペーン
 エプソン販売は,プリンターやプロジェクター,大判プリンターなどのビジネス向け商品の販売キャンペーン「お得祭り2016」を,12月3日から2016年3月30日受付分まで行っている。プリントコスト2分の1のビジネスインクジェットプリンターや,耐久性と高速印刷を備えたページプリンターなど。さらに,導入コストゼロ,インク代・保守代込みのプリントサービス「エプソンのスマートチャージ」を,期間中契約した顧客にA4判対応「モバイルプリンター(PX-S05B)」を進呈する。

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大日本印刷,プロジェクター用ディスプレイシステム発表
 大日本印刷は12月1日,省スペース設計の「DNP超短焦点プロジェクター用ディスプレイシステムJETBLACK-STS」を発表した。スクリーンの大きさは100インチで,明るい部屋でも見やすい高コントラストの映像を表示する。同システムはプロジェクターとスクリーンのセットで,キヤノンマーケティングジャパンなどを通じて販売する。

プラグ,パッケージデザイン好意度発表
 プラグは12月2日,2万1000人,450商品を対象にしたパッケージデザイン好意度ランキングを発表した。1位は「デルモンテ トマットリア 牛肉の赤ワイン煮込みソース バルサミコ酢仕立て」となり,ランキングの傾向からこの秋のトレンドは「温かみのある落ち着いた深い色」と「濃厚さ」,男性は「大きくシズル写真が置かれている」「はっきりとした色使い」「ボリューム感」,女性は「可愛らしい色使い」「可愛らしいキャラクター」「楽しさ」が好まれていると発表した。

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凸版印刷,福袋の購入に関する意識調査発表
 凸版印刷が運営する電子チラシサービス「Shufoo!」は11月30日,全国の男女824人を対象に行った2016年の福袋の購入に関する意識調査の結果を発表した。福袋の情報収集や購入において6割以上がスマートフォンを利用しており,福袋の購入価格に対して,平均4.3倍相当の中身を期待している。

モリサワ,インバウンドセミナー好評
 モリサワは12月3日,東京・飯田橋の同社でインバウンドビジネスに関する入門的なセミナーを催した。(株)やまとごころの村山慶輔社長が,アジアからの旅行客はまだ伸びていくことや,団体旅行から個人旅行に移行していること,瞬間的に爆買いしてもらうより持続が重要,最もインパクトを与えるのは人(日本人)などの分析を話した。
 またモリサワは,地域文化を発信する情報誌や自治体広報誌と多言語対応電子配信ツールを,埼玉県三芳町の担当者とともに紹介した。

モリサワ会,国内外の歴史書物を学ぶ
 モリサワ会は11月30日,東京・九段下のホテルグランドパレスで秋季研修会を開いた。「歴史を彩った書物たち」と題し,印刷博物館学芸員の中西保仁氏から,グーテンベルクが為しえたことから,明治・大正期の国内の書物の状況や,書物が果たす記録や伝播,熟考の役割までを,『Gentleman’s Magazine』(1731年,ロンドン),『ロビンソンクルーソー漂流記』や月刊『キング』などの実例とともに聞いた。

凸版印刷,懐徳堂文庫関連資料のデジタルアーカイブ化
 凸版印刷は,大阪大学文化研究科懐徳堂研究センターと共同で,大阪大学が所蔵する貴重資料「懐徳堂文庫」の総合調査とデジタルアーカイブ化を行っている。12月3日に梅花女子大学が所蔵する,懐徳堂学主を勤めた中井家の子孫,中井終子が保管していた日記や写真をデジタルアーカイブ化したと発表した。同コンテンツは12月5日にグランフロント大阪で開催された懐徳堂研究のシンポジウムで初公開した。

紙エレ研,紙を活かす最先端技術の研究会
 紙のエレクトロニクス応用研究会は11月30日,東京・西麻布のKREIビルで研究発表会を開いた。東京大学の鳴海紘也氏は,導電性インクペンで作成する手描き回路を自由に修正するためのツール開発を紹介した。東急エージェンシーの河原大助氏は,導電性インクとLEDランプ,静電モータによって光って動くペーパークラフトを紹介した。ショウエイの辻智和氏は,UVインクジェットプリントやレーザー彫刻を活用した新しい印刷表現の取り組みを紹介した。なお同研究会は,積極的な活動を図って「未来の紙ビジネス創生分科会(仮称)」を立ち上げる。

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 印刷プロセスの持つ優位性と有用性を活かし,生産の効率化,コスト削減などにつなげるための知識『次世代プリンテッドエレクトロニクスへ―印刷による付加型生産技術への転換―』
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凸版印刷,放射性物質流出抑制の多機能シルトフェンス開発
 凸版印刷は12月1日,放射性セシウムを吸着する同社が開発したゼオライトシートと ,土砂や汚泥が周囲の水域へ流出・拡散するのを防ぐために水中に設置するカーテン状の仕切り(シルトフェンス)を組み合わせた,多機能シルトフェンスを,信州大学・梅崎健夫教授と共同で開発したと発表した。これを福島県内のため池に設置することで灌漑用水への放射性物質の流出抑制効果を検証する,実証実験を2016年3月25日まで実施する。

凸版印刷,バイオマスポリエチレンを使用した高耐久性産業用シート
 凸版印刷は12月4日,バイオマスポリエチレンを使用した高耐久性産業用シート「バイオタフ」を開発したと発表した。このシートは石油由来のポリエチレンを使用した場合と比べてCO2排出量を約30%削減できるほか,従来のブルーシートと比べて5倍以上の耐久性がある。同社は一般産業用シートや液体輸送コンテナなどのシート加工品として,2016年4月より販売する。

キヤノン,カーボン・オフセットを複合機全機種に
 キヤノンは,経済産業省が推進する「カーボンフットプリントを活用したカーボン・オフセット制度」を利用し,同社がオフセットしたCO2 排出量を利用者が自己排出分の削減量として利用できる仕組みを複合機imageRUNNER ADVANCEシリーズまで対象範囲を広げ,2016年1月に導入する。これまでは,環境配慮型の再生複合機Refreshedシリーズを対象としていた。

ラクスル,松本社長が日本の起業家ランキング第2位に
 ラクスルの松本恭攝社長は,アトミックスメディアが発行するビジネス誌『Forbes JAPAN』の日本の起業家ランキングベスト10において,第2位に選出された。印刷業界の遊休資産を活用した「シェアリング・エコノミー」というビジネスモデルを進め,成果を上げている点が評価された。

しまうまプリント,年賀状注文数200万枚突破
 しまうまプリントは12月2日,スマートフォンなどから年賀状印刷の注文ができる「しまうま年賀状プリント」サービスが,今期受注200万枚を超えたと発表した。また年末までの注文完了分で,抽選で1000人に「シルク・ドゥ・ソレイユ」のチケットが当たるキャンペーンを行っている。

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12月23日まで,日比谷図書文化館で「THE NIPPON POSTERS」展
 DNP文化振興財団は12月23日まで,東京の日比谷図書文化館で「THE NIPPON POSTERS」展を開いている。「日本の伝統美」という視点で選んだ,幅広い世代のポスター129点を紹介する。絵と文字の融合,大胆な色面使い,象徴的モチーフの引用など,作家それぞれの個性の中に日本の意識を垣間見ることができる。入場無料。12月21日休館。
http://www.dnp.co.jp/gallery/ggg/ext201512/

2016年1月16日まで,アド・ミュージアムで「クリエーティブトップナウ展」
 汐留のアド・ミュージアム東京は2016年1月16日まで,「クリエーティブトップナウ展」を開いている。広告業界団体が主催する8つの広告賞で受賞した作品を一堂に展示。グラフィックデザインや屋外広告,新聞広告,パッケージ,テレビCM,キャッチコピーなど,クリエイティブのアイデアと挑戦を紹介する。入場無料。月曜と12月27日〜1月4・10・12日は休館。
http://www.admt.jp/exhibition/program/2015_crtopnow.html

12月8日,繊維学会が東大で「紙パルプシンポジウム」
 繊維学会は12月8日,東京大学農学部弥生講堂で「ユーザーがICT時代に求める紙製品の最新動向」をテーマに「紙パルプシンポジウム」を開く。「ICT活用によるパッケージングからの流通革命」「学生は紙の本や電子書籍をどう考えているか?」「次世代オンデマンド印刷のターゲットと求められる紙」「紙需要の予測トレンドとデジタル化の動向」「新興文具メーカーによる紙製品の市場展開の試みと経過」「魅力ある紙商品の開発と市場の創出」の内容で構成。参加費は一般1万2000円,同学会・協賛団体会員1万円,大学官公庁関係者5000円,学生・院生2000円。懇親会はシンポジウム参加者5000円,懇親会のみ7000円。
http://www.enomae.com/senni_pp/50thSymposium.htm

12月9日,コンテンツマーケティングラボが営業企画のセミナー
 コンテンツマーケティングラボは12月9日,秋葉原の東京都中小企業振興公社で「営業企画で失敗しないためのセミナー」を開く。コンサルタントの山田英司氏が,営業企画・販促のための出展や自社主催セミナーなどで必要なツールや,失敗しない方法,戦略などを事例とともに解説する。参加費は一般3000円,会員無料。要申込,定員12人。
http://www.c-marketinglab.org/pdf/seminar20151209.pdf

12月11日,印技懇が「2015年の印刷業界総括と2016年の展望」勉強会
 印刷技術懇談会は12月11日,中野の東京工芸大学で勉強会を催す。「2015年の印刷業界総括と2016年の展望」と題し,バリューマシーンインターナショナルの宮本泰夫氏が話す。
http://kokucheese.com/event/index/358948/

12月11日,コトブキ企画がデジタルブック活用のセミナー
 コトブキ企画は12月11日,東京のハロー貸会議室新橋で,デジタルブック「meclib」の機能や活用方法を紹介するセミナーを開く。参加無料。定員20人。要申込。
http://urx2.nu/pFdd

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 編集・校正界の重鎮が長い経験で培った校正知識を詰め込んだ,デジタル時代だからこそ気をつけたい,本づくり・文章づくりに必読の一冊。『本の品格―電子書籍にも必要な校正読本―』
 いま,二千年以上人間とともにあり,その文化の根幹を形づくってきた「本」の存在が揺らいでいる。改めて,本とは一体何なのか。本の歴史とICT技術の発展の双方を見つめ続けてきた著者が,「本」と印刷,そして情報化社会を生きる人間の今と未来を語る。『電子書籍は本の夢を見るか–本の未来と印刷の行方–』

12月16日,スターティアラボがBtoBマーケティングのセミナー
 スターティアラボは12月16日,東京の新宿モノリスで「展示会の効果を最大化させるBtoBマーケティングとは!?」をテーマにセミナーを行う。展示会などで取得した名刺からWebを利用した営業や長期的な追客方法を解説する。参加無料。要申込,定員30人。
http://www.41web.jp/seminar/seminar_20151216.html

12月16日,TooがWeb解析のセミナー
 Tooは12月16日,東京・虎ノ門の同社でWeb解析のセミナーを開く。日本のインターネット動向や,オンライン広告の現状,Web制作ビジネスを解説する。参加無料。要申込。
http://www.too.com/event/y2015/web12/

12月19日,印刷志の会がUV印刷の勉強会
 テクノロールが主宰する印刷志の会は12月19日,埼玉・北戸田の同社で「UV印刷の未来のカタチ」と題した勉強会を開く。参加費500円。定員50人。要申込。問合せは,電話048-449-7333。

2016年1月23日〜3月23日,日比谷図書文化館でブックデザイン展
 日比谷図書文化館とDNP文化振興財団は2016年1月23日〜3月23日に東京の同館で,「祖父江慎+コズフィッシュ展:ブックデザイ」展を開く。ブックデザイナーの祖父江慎氏と同氏が主宰するコズフィッシュのデザインを通して,紙の本の魅力を探る。夏目漱石の『こころ』『吾輩は猫である』の新装版の制作プロセスの紹介や,漱石自身が描いた装画や初版本のゲラなども展示する。入場料は一般300円,大学・高校生200円,中学生以下・千代田区民・障害者手帳持参者は無料。会期中に展示入替あり。問合せは,電話03-5568-8023。
 また,2月上旬にイベント「祖父江慎さんと行く大日本印刷工場見学」(参加無料。要予約,定員30人)を,2月18日と3月10日にトークショー(参加費500円。要予約,定員200人。電話03-3502-3340)も開く。

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宮内庁書陵部で長年に渡って古典籍の修復と製本,成巻に関わってきた著者が,その技術を広く世に伝えるべく,作業手順や方法を丁寧に解説した一冊。『古典籍の装幀と造本』
 
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 フレキソ印刷の話題が花盛りですが,日本ではなかなか拡大する気配はありません。その理由は,A.グラビアコンバーターはすでにグラビア印刷の設備を持ち,システムやワークフローが構築されておりフレキソへの代替や新規設備ではコスト増加になる。B.欧米ではフレキソ印刷が多いのはわかっているが,日本では少なく,隣の成功の様子を見てから導入する姿勢。C.なんだかんだ言ってグラビアの欠点をうまくカバーすれば,あえてフレキソ印刷を始める必要はない。
などではないでしょうか。
 グラビア印刷の欠点をうまく克服していけば,圧倒的な生産性など多くの長所があるため,まだまだグラビア印刷でやるべきことはあるようです。

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2015年12月7日発行
編集長:末包愛
発行人:中村幹
発行所:株式会社印刷学会出版部

 

 

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