週刊『印刷雑誌』



週刊『印刷雑誌』 7巻1号 2016年1月12日
Japan Printer weekly Vol.7, no.1
毎週月曜日(休みの場合は翌日)10時発行

週刊『印刷雑誌』は,印刷会社に限らず,印刷物を購入する人,印刷に興味がある人を対象にした無料のWebメディアです。
紙メディアである技術専門誌の月刊『印刷雑誌』(税抜1400円)と連携し,印刷に関係した情報を中心に毎週月曜日発行しています。

一越会,障がい者が作る手すき和紙の名刺を発売
 一越会は1月6日,障がいのある職人が作る手すきの和紙「一越紙」を使った名刺「千年名刺」を発売したと発表した。一越紙は前橋市の施設の障がい者が,重要無形文化財に指定された「細川紙」の技術を学び生産した和紙で,それを使い京都の和紙染職人による伊勢型紙を使った金刷りを施し千年名刺として商品化した。2種類の文様デザイン,化粧箱の色を選べる。価格は30枚7992円から。

凸版印刷,電子チラシでインバウンド対応サービス
 凸版印刷は1月6日,同社が運営する電子チラシサービス「Shufoo!」で,訪日前および訪日中の外国人に対して流通企業のチラシをはじめとする買い物情報を届けるサービスを開発したと発表した。チラシ配信の仕組みを活用し,国内外の旅行代理店や観光情報ポータルサイトなど複数の事業者と連携して,情報を配信する。イオンやイトーヨーカドー,近鉄百貨店などが同サービスへの参加を予定しており,3月より提供を始める。 

大日本印刷,金属製品に取り付けても読み取れるICタグ開発
 大日本印刷は1月5日,フェニックスソリューションと共同で,金属製品に取り付けても安定して読み取れるICタグを開発したと発表した。同製品は防水性があり,紫外線に強い材質のパッケージで保護されており,屋外での利用にも適する。2月1日から販売受付を始める。

帝国インキ,コンバーティング技術の展示会に出展
 帝国インキは,1月27〜29日に有明の東京ビッグサイトで開かれる「コンバーティングテクノロジー3次元表面加飾技術展」に出展する。液晶部品用の製品や,インサート成形インキ,鏡面インキなどの機能性スクリーンインキを紹介する。

日本印刷産業連合会,新年賀詞交換会開催

 日本印刷産業連合会は1月8日,虎ノ門のホテルオークラ東京で新年賀詞交換会を開いた。稲木歳明会長は「当連合会のグランドデザインは2年目に入り,組織は5つの常設委員会と11の部会に整理した。次世代へ橋渡しをしていく」と挨拶した。参加者700人。

研文社,東京研文社を合併
 研文社と東京研文社は1月1日付で合併し,(株)研文社(網野勝彦社長)となった。本社は東京に移転した。本社:〒162-0802東京都新宿区改代町45,電話03-3269-6331。

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2月8日締切,「縦書きWebデザインアワード」作品応募
 縦書きWeb普及委員会は2月8日まで,優れた縦書きWebデザインを選考する「縦書きWebデザインアワード」の,CSS Writing Modes(文字 の方向(縦横)を指定するCSSモジュール)を利用した縦書きWebサイトを募集している。賞金10万円。
 また,関連イベントとして,インターネットアカデミー渋谷校でのハンズオンセミナー(1月20日),CSS Niteでのパネルディスカッション(1月21日)も開き,表彰式は,3月12日に秋葉原UDXで行う。
http://tategaki.github.io/awards/

3月27日まで,東京国立近代美術館フィルムセンターでポスター展
 「キューバの映画ポスター」展が3月27日まで,京橋の東京国立近代美術館フィルムセンターで開かれている。多摩美術大学に寄託されている竹尾のポスターコレクション所蔵作品を中心に,ラテンアメリカ映画の中心地のひとつとなっているキューバで,1959年の革命期から1990年前後までに制作された85点の映画ポスターを紹介する。さまざまなデザイナーや画家によるグラフィックを,手刷りのシルクスクリーン技術で印刷するなど独自の映画宣伝の手法を見られる。観覧料は一般210円,大学生・シニア70円,高校生以下・18歳未満・障害者など無料。月曜休室。
http://www.momat.go.jp/fc/exhibition/cubanposter/#section1-1

1月13〜17日・20〜28日,東京と大阪で「全国カレンダー展」
 日本印刷産業連合会とフジサンケイビジネスアイは,1月13〜17日に東京のゲートシティ大崎で,20〜28日にペーパーボイス大阪で,「全国カレンダー展」を開く。今回は625点の応募があり,65点が入賞した。経済産業大臣賞を,第1部門ではタツノ「HAKARU」(図書印刷),第2部門ではダイキン工業「ダイキンお天気カレンダー AIR -空気の楽園-」(大日本印刷),第3部門では創日社「エグゼクティブ玉カレンダー(金)」(凸版印刷)が受賞した。入場無料。問合せはフジサンケイビジネスアイ内の事務局へ,電話03-3273-6180。

1月15日,印刷技術懇談会がデジタル印刷の勉強会
 印刷技術懇談会は1月15日,中野坂上の東京工芸大学・芸術学部で勉強会を催す。「2016年のデジタルプリンティングの動向と小森コーポレーションの戦略」と題し,小森コーポレーションの吉川武志氏が話す。参加費1000円。
http://kokucheese.com/event/index/365499/

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1月20日,メディアテクノロジージャパンが紙器のセミナー
 メディアテクノロジージャパンは1月20日,東京・越中島のSCREENグラフィックアンドプレシジョンソリューションズのショールームで紙器パッケージ分野向けのセミナーを開く。「ソニーが見るパッケージのトレンドと,校正の重要性」と題しソニーの田部井有子氏が話すほか,メディアテクノロジージャパンが校正システムやソリューションを提案し,また見学会も行う。
http://www.mtjn.co.jp/seminar/2016/01/-120.html

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1月20・22・25・26日,Tooが福岡でデザイン関連のセミナー
 Tooは1月20・22・25・26日,福岡・天神の同社でセミナーや製品体験会を開く。20日に3DCGソフトウェアの体験会,22日にAdobeのモバイルアプリ活用と書体の最新情報のセミナー,25日に同社主催のDTP・WEBデザインスクールの体験会,26日にアプリ開発時に試作品を作成するプロトタイピング用のツールのセミナーを行う。いずれも参加無料。
http://www.too.com/event/y2016/fuku01/

1月21日〜2月26日,竹尾が「クリエイター100人からの年賀状」展
 竹尾は1月21日〜2月26日,東京・神田錦町の見本帖本店で「クリエイター100人からの年賀状」展を開く。入場無料。土日祝日は休館。
 日本タイポグラフィ協会会員による,50の記念日のためのオリジナルポストカードの展示も同時開催。
https://www.takeo.co.jp/exhibition/mihoncho/detail/20160121.html

1月25日,リコージャパンが不正リスクマネジメント対策のセミナー
 リコージャパンは1月25日,東京・晴海の同社で「不正リスクマネジメント対策としてのIT活用セミナー:海外進出・グループ子会社のガバナンスリスクコンプライアンスに備える」を行う。法律や企業倫理を遵守し,社会的責任を果たしながらビジネスを進めるためのリスク低減のIT活用と,具体的なソリューションとしてのSAP Business Oneについて紹介する。参加無料。要申込,定員20人。
http://www.ricoh.co.jp/event/seminar/15S156.html

1月26日,電流協が障害者差別解消法に関するセミナー
 電子出版制作・流通協議会は1月26日,東京・五反田の大日本印刷で「障害者差別解消法に関するセミナー」を開く。専修大学文学部の野口武悟教授が講演する。参加無料。
https://secure238.sakura.ne.jp/aebs.or.jp/seminar.html

2月4日,コンテンツマーケティングラボが営業セミナー
 コンテンツマーケティングラボは2月4日,秋葉原の東京都中小企業振興公社で,パンフレットやDM,Web戦略などの営業企画で失敗しないポイントを解説するセミナーを開く。参加費は一般3000円,会員無料。要申込,定員12人。
http://www.c-marketinglab.org/pdf/seminar20160204.pdf

2月4・5日,小森コーポレーションがつくばで内覧会
 小森コーポレーションは2月4・5日,茨城・つくばの同社で内覧会を開く。両日とも午前,午後の部で「KOMORI Commercial Solutions」,「KOMORI Packaging Solutions」の2つのテーマに分け,製品を紹介する。問合せは,電話03-5608-7806。

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 厳しい景気動向の中で,突発事故,突発修理などによる利益損失をなくし,安定した生産と利益を創造するためには?『印刷現場の予防保全』
 予防保全活動の成功事例を実名で紹介し,手法や教訓を解説する現場中心の保全指南書。『予防保全:印刷企業の実例を探る』
 現場の改善と管理の現状を切り開く一つの手段にし,「お客様を獲得する印刷現場」をわかりやすく解説。『印刷現場のつくり方 :お客様の獲得に向けて』
 改善事例から機械運用上の重点項目を提示した機械メンテナンス知識の決定版!『印刷トラブル防止のツボ オフセット現場の改善実録』

2月5日,日本画像学会が超高感度光センサー技術の勉強会
 日本画像学会は2月5日,東京の恵比寿カルフールで勉強会を催す。「シングルフォトン検出とは?〜ノーベル賞を支えた光検出技術〜」と題し,浜松ホトニクスの須山本比呂氏が話す。参加費は,会員1000円,非会員2000円。
http://www.isj-imaging.org/event/imagingcafe/yokoku160205.html

2月9日,富士通がマーケティングのフォーラム
 富士通マーケティングと富士通は2月9日,東京・元赤坂の明治記念館でマーケティングに関するフォーラムを開く。ICT活用の成功事例やマイナンバー,セキュリティなどをテーマにしたセミナーと,IoTやクラウド,モバイルを活用したソリューション,プロダクトやサービスなどの展示を行う。参加無料。事前登録制(2月5日締切)。
http://urx.mobi/qfXh

2月23日,博報堂がマーケティングセミナー
 博報堂は2月23日,東京・赤坂の同社で「欲求流去の時代〜“欲しい”の瞬間をつかむ!最新ショッパーマーケティング」をテーマにセミナーを開く。消費者がSNSを中心に,新たなモノへの欲求刺激を受け続ける中でモノを,欲しい・いいね,と思っても,いつの間にかその欲求を忘れ失くしてしまう「欲求流去」という現象の実態を紹介する。参加無料。要申込(2月7日締切),定員各回50人。
http://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000047.000008062.html

3月11・12日,デジタルジャーナリズム・フォーラムを開催
 3月11・12日,東京・文京区の講談社本館講堂で「デジタルジャーナリズム・フォーラム2016」が行われる。内外の著名ジャーナリスト,エンジニア,メディア関連事業経営者らが登壇し,所属する組織やポジションなどの違いを超え,変化するメディアやジャーナリズムの行方,生き方,ノウハウをグローバルに語り共有する場をめざす。 主催は同フォーラム実行委員会。
http://www.digitaljournalism.jp

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 いま,二千年以上人間とともにあり,その文化の根幹を形づくってきた「本」の存在が揺らいでいる。改めて,本とは一体何なのか。本の歴史とICT技術の発展の双方を見つめ続けてきた著者が,「本」と印刷,そして情報化社会を生きる人間の今と未来を語る。『電子書籍は本の夢を見るか–本の未来と印刷の行方–』
 出版デジタル機構 元会長の植村八潮氏(専修大学教授)が,現在の電子書籍ブームへの軌跡を10年以上に渡り追い続けた記録を一冊に集約。『電子出版の構図』

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 日本では,印刷は,空気や水のように,自然に我々の周りにあるモノとなってしまいました。そして印刷物内の情報は,当たり前のようにWeb上にあるといって過言ではないでしょう。しかし,印刷物は,その内容の奥深さや本質を消費者に伝えることができます。その考えや技術を紹介します。

2016年がスタートしました。本年も週刊『印刷雑誌』を何とぞよろしくお願い申しあげます。(編集部一同)

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2016年1月12日発行
編集長:末包愛
発行人:中村幹
発行所:株式会社印刷学会出版部

 

 

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