週刊『印刷雑誌』



週刊『印刷雑誌』 7巻10号 2016年3月14日
Japan Printer weekly Vol.7, no.10
毎週月曜日(休みの場合は翌日)10時発行

週刊『印刷雑誌』は,印刷会社に限らず,印刷物を購入する人,印刷に興味がある人を対象にした無料のWebメディアです。
紙メディアである技術専門誌の月刊『印刷雑誌』(税抜1400円)と連携し,印刷に関係した情報を中心に毎週月曜日発行しています。

エプソン,スマホから名刺が作成できるソフト
 エプソンは3月10日,スマートフォンやタブレット端末から名刺が作成できる新しい無料アプリケーションソフト「Epson名刺プリント」の提供を始めた。背景,フレーム,スタンプ,写真,文字の5つの要素を自由に組み合わせるだけで独自の名刺が作成できる。デザイン素材は,「背景」160種類,「フレーム」91種類,「スタンプ」154種類を用意。対応プリンタは,名刺サイズ用紙に対応している「PF-71」「PF-70」「PF-81」,「PX-S05W/B」の4機種5モデル。

京セラ,A4複合機2機種を発売
 京セラは3月9日,カラーA4複合機「TASKalfa 406ci」「TASKalfa 356ci」を発表した。通常の業務で多く使われるA4サイズ以下のドキュメントに特化した高機能・コパクト・低コストをコンセプトとし,印刷速度はカラー白黒ともにA4用紙で406ciが毎分40枚,356ciが35枚。ICカード認証やクラウドサービスの対応,操作パネルのカスタマイズができる。4月上旬発売。価格はTASKalfa 406ciが80万2000円,TASKalfa 356ciが68万2000円。

凸版印刷,訪日外国人旅行者向け取り置きサービスを開始
 凸版印刷は3月7日,全日空商事と共同で,訪日外国人旅行者向け「取り置きサービス」の販売を始めると発表した。訪日外国人旅行者が旅行前に日本の商品をWebサイトで予約し,訪日時に指定した店舗を訪問して,予約にもとづいて取り置きしてあった商品を購入できるサービスで,英語,繁体字,簡体字に対応する。

帆風,3年分のリピート注文に対応
 帆風は,2月22日からオンラインショップで過去の注文をデータの再送が不要で増刷できるリピート注文を始めた。最後の出荷日から3年間データが保管され,前回とは違う部数や納期,納品先を指定することも可能。2月22日以降の注文分からリピート注文に対応する。

吉田印刷所,直せるカタログ印刷を開始
 吉田印刷所は3月8日,納期を分割することで間違いを修正できるサービスを始めた。カタログの発注数を一度に印刷せずに,必要な時期ごとに分割することで,印刷後に発見した修正点を次の印刷時に修正することができる。発注時に「今までの印刷の仕様」「カタログを使う時期」「その時期に使用予定の部数」の情報を加えることで,同社が分割の運用プランを提案する。

コンテンツワークス,GMOクリエイターズネットワークとサービス連携
 コンテンツワークスは3月11日,パンフレット作成サービス「MEME PAPER(ミームペーパー)」がGMOクリエイターズネットワークの提供する「ごはんのカメラマンbyGMO」とのサービス連携を発表した。MEME PAPERは,パソコンやスマートフォンからWeb上で冊子を作成できるサービスで,A4,A5サイズ8〜36ページに対応する。飲食店向けの出張撮影サービスのごはんのカメラマンbyGMOでは,撮影した画像データとは別に,画像を元にした店舗のパンフレットが提供され,そのパンフレット作成にMEME PAPERが使用される。

FFGS,デジタルプルーファーの最新版発売
 富士フイルムグローバルグラフィックシステムズは3月,デジタルプルーファー「PRIMOJETSOFT-XG」の最新版(V5.7)を発売する。色再現性を大幅に高めた最新の10色プリンター「PRIMOJET PRINTER 9050V/7050V」(EPSON SC-P9050V/7050V)に対応。新搭載のバイオレットインクにより,従来機では再現が難しかった青・紫方向の色域が拡大している。

ミマキエンジニアリング,インクジェット関連製品を発売
 ミマキエンジニアリングは3月,テキスタイル・アパレル向けの水性昇華転写用インクジェットプリンタ「TS30-1300」を発売する。試作やオーダーグッズといった少量多品種の制作に最適なモデルで,出力速度は4色の場合で最大19.6m2/時。出力分解能は540,720,1080dpi。最大メディア幅1371mmに対応する。価格は税別98万円。
 また4月,3.2m幅対応でロールtoロール型のLED-UV硬化インクジェットプリンタ「UJV55-320」を発売する。インクはCMYKに加え,ホワイト,ライトシアン,ライトマゼンタの7色を搭載でき,ホワイトインクによって透明メディアへの出力やカラーとの2層,3層の積層プリントで意匠性の高い出力が可能になる。出力速度はたとえば,4色インクセットの高速モードで300×600bpi,600dpi,4パスのバナープリント時で60m2/時。価格は税別950万円。
 さらに3月31日より,純正インクジェット壁紙メディア「アルティスタ ウォールデコレーション」の販売を始める。インクジェットプリンタでオリジナルの柄や写真,イラストを出力することでさまざまな空間演出に使える。おもに商業施設などへの施工業者による施工を目的とした製品で,同社のプリンタ11機種と純正インク7種との組み合わせで,不燃材料認定や準不燃材料認定などの各種認定を取得している。質感の違う3種類があり,価格はそれぞれ税別5万円。同製品は,同社の純正メディアをはじめとしたサプライ品や,プリントに関するソリューションを提供する新ブランド「アルティスタ」の第一弾。

ローランド ディー.ジー.,インクジェットプリンタVG-640発売
 ローランド ディー.ジー.は7月,低溶剤インクジェットプリンタの新ブランド「TrueVIS」を立ち上げ,最大用紙幅64インチ(1,625mm)に対応するプリント&カット機の「VG-640」と,同54インチ(1,371mm)に対応する「VG-540」を発売する。両機には新開発のプリントヘッド4基を搭載。3種類のサイズのインク滴を正確に着弾させるヘッドコントロールにより,高精細な表現や,ムラのないベタ表現を図った。前者288万円,248万円。

凸版印刷,3色に表示切替できる電子ペーパーディスプレイを開発
 凸版印刷は3月8日,白黒赤の3色に表示切替が可能で,店頭の売価表示に適するフレキシブル電子ペーパーディスプレイを国内で初めて開発したと発表した。同製品は,プリンテッドエレクトロニクス技術によるフレキシブル薄膜トランジスタと,台湾のE Ink社製3粒子系電気泳動型カラー電子ペーパーを組み合わせた。薄くて曲げることができ,白黒赤の3色表示ができる。

凸版印刷,ソーラーパネルで駆動する販促向け電子ペーパーPOP開発
 凸版印刷は3月10日,屋内の光だけで駆動できる販促向け電子ペーパーPOPを開発したと発表した。ソーラーパネルの電力で駆動し,外部からの電源を必要とせず,表示情報も表面のフィルムを差し替えるだけで変更できる。

大日本印刷,電子ペーパー大手のE Inkホールディングスと協業
 大日本印刷は3月8日,電子ペーパー世界大手のE Inkホールディングスと協業し,セールスプロモーション分野およびセキュリティ分野での新製品開発と,日本および東南アジアを中心とするグローバル市場での販売を共同で進めると発表した。柔らかな色彩とグラデーション表現を得意とする電子ペーパー「PRISM」を搭載した店頭POPや,NFC対応の非接触ICカードに電子ペーパーを搭載し情報を表示できるようにした製品を発売する。

大日本印刷,オムニチャネル対応の販売・販促業務の効率化を支援
 大日本印刷は3月7日,店舗やネットショップなどのあらゆる販売チャネルを連動させて効果を高めるオムニチャネルに対応した「DNP流通向け情報管理プラットフォーム Retail Meister(リテールマイスター)」の提供を始めた。同プラットフォームでは,流通企業の本部でチラシやECサイトの企画・販促の担当者と,商品の品揃えを担当するバイヤー,店舗のマネージャーなどが一元管理された商品情報をクラウドで共有でき,販売・販促業務の効率化と効果の向上につなげる。

大日本印刷,地域通貨や地域共通ポイントの導入を支援
 大日本印刷は3月7日,フューチャーリンクネットワークと協業し,自治体や商店街が推進する地域通貨や地域共通ポイントの導入支援事業を始めると発表した。前者は決済端末やクラウド環境で管理するシステムの提供およびシステムと連動したサービスの開発を行い,後者はサービスの各地域への販売と運営事務局を担う。両者は7月に本格的なサービスを始める予定で,また,プレミアム商品券や電力自由化などを行う地域企業の支援としても展開する。

大日本印刷,国際ブランドデビット決済サービスを開始
 大日本印刷と日本ユニシスは3月8日,「国際ブランドデビット」の導入・運用に必要な取引処理,会員管理,勘定系システムとの連携,夜間サービス代行などの機能を提供する「国際ブランドデビット 決済サービス」を始めると発表した。両社は国際ブランドの電子決済サービスで協業しており,前払い方式のサービスに続いての提供となる。同サービスの国内初の利用として北國銀行が4月1日より「北國Visaデビットカード」の発行を始める。

大日本印刷,JCBの非接触IC決済サービス対応のカードを開発
 大日本印刷は3月8日,JCBの非接触IC決済サービス「J/Speedy」に対応したデュアルインターフェースカードを開発し,「ジャックスカード J/Speedy」で採用されたと発表した。同カードは国内および海外で,クレジットでの買い物のほか,加盟店の店頭の端末にかざすだけで暗証番号の入力やサインの処理ができる。

大日本印刷,販促支援サービスにプリペイドカード機能追加
 大日本印刷は3月8日,企業のスマートフォン向け販促アプリサービスに必要な機能を提供する「DNP集客アプリ作成サービス PASSMART」に,アプリで残高管理ができる“プリペイドカード機能”を追加したと発表した。店舗への集客用アプリ上でプリペイドカードと同様の機能が利用でき,カードを持ち運ばなくても,アプリでいつでもプリペイド決済や残高が確認可能。

日本印刷産業連合会,Web版印刷用語集をスマホ対応
 日本印刷産業連合会はWebで無料公開している「印刷用語集」にスマートフォン環境でも最適表示できる画面を作成し,3月14日から公開を始めた。2015年6月から公開している「Web版印刷用語集」は,月あたり平均1万6千人,5万ページの閲覧数を記録すると同時にスマホからの閲覧も急増し,これを受け,情報量を変えずにスマホで最適表示できる画面を公開した。

石田大成社,5月に創業100周年
 石田大成社は,5月5日に創業100周年を迎える。これを記念し,5〜6月に国内4地区と海外4都市で式典を催すほか,社史や記念映像などを制作する。同社は1916年に京都市中京区で活版印刷を始め,現在は国内外24ヵ所に拠点を設置して,印刷とデジタル技術を融合させたクロスメディア事業を展開している。

印刷会社やプリンタメーカーが店舗づくりを支援
 店舗総合見本市「JAPAN SHOP」や,流通業向けIT製品を紹介する「リテールテックJAPAN」など7つの展示会が3月8〜11日,有明の東京ビッグサイトで開かれた。主催は日本経済新聞社。印刷企業では,大日本印刷や凸版印刷,田中印刷所などがカラー電子ペーパーやデジタルサイネージを使ったディスプレイや店内表示などを出展したほか,あけぼの印刷社がPOP印刷サービスを紹介した。また,富士フイルムグローバルグラフィックシステムズやミマキエンジニアリング,リコージャパン,キヤノンマーケティングジャパン,エプソン販売などのメーカーが,IT技術による店舗運営システムやサインディスプレイ向けの大判プリンタなどを提案した。

ダイナパック,HPの段ボール用デジタル印刷機を披露
 ダイナパックは3月7日,埼玉・川越の同社工場で2015年9月に導入したHP社製段ボール用デジタル印刷機「HP Scitex 15500 コルゲートプレス」の内覧会を開いた。デジタル印刷の美粧性や可変印刷,小ロット,短納期などの特徴を活かし,同社はディスプレイやPOP,玩具やペット用品,試験用パッケージ,オリジナルギフトなどの新しい需要と事業を創出するとしている。内覧会では同印刷機やカッティング機を実演したほか,衣食住と遊びの空間をカラフルに印刷した段ボールの什器で飾る例を見せた。

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千葉大学矢口博久教授,最終講義「光・眼・色」
 千葉大学工学部情報画像学科の矢口博久教授が2016年3月で退官となり,3月7日に西千葉の同大学で最終講義が開かれた。矢口教授は「光・眼・色」と題し,自身が行ってきた光と眼と色の標準化や,新しい表色系について講義した。

全日本印刷工業組合連合会,顧客の問題解決のセミナー
 全日本印刷工業組合連合会は3月15日,東京・新富の日本印刷会館でセミナー「まち・ひと・しごと創生を支援する7つのサービス」を行う。富士ゼロックスの杉田晴紀氏が今まで同社と印刷会社で取り組んだ,企業や地域が抱える問題への解決事例を紹介する。

日本印刷技術協会,5月から後継者ゼミ
 日本印刷技術協会は5月13日〜9月10日全11日間で,印刷会社の後継者と幹部を対象に「印刷後継者・経営幹部ゼミナール」を開講する。33期の今回は,理論と(経営)実践と演習を3つの柱として,自社の事業計画の基盤づくりを教える。会場は東京の晴海グランドホテル,参加費は会員65万3400円,一般85万5360円。

日本出版学会,モトヤの活版印刷見学会
 日本出版学会は4月9日,活版印刷の見学会を開く。大阪・南船場のモトヤの活字資料館で,活字・組版の歴史を勉強する。

凸版印刷,事業継続の表彰制度で大賞受賞
 凸版印刷は3月9日,事業継続推進機構が主催する「BCAOアワード2015」事業継続部門で,大賞を受賞したと発表した。同賞は日本の事業継続の普及と実践に貢献した個人・団体を表彰する制度。同社は,訓練や教育,事前対策,評価・改善などの実践により発災直後の初動から事業の早期復旧までの対応強化を図っていること,顧客への減災や防災などに関する様々なソリューションを提供している点が評価された。

コニカミノルタ,地球温暖化対策報告大賞を受賞
 コニカミノルタは3月3日,第19回環境コミュニケーション大賞において,環境報告書部門「地球温暖化対策報告大賞(経済大臣賞)」を受賞したと発表した。同賞は,環境省と(一財)地球・人間環境フォーラムが主催。

FFGSグラフィックサプライ,コムテックスを統合
 FFGSグラフィックサプライは4月1日付けで,コムテックスの印刷関連事業を継承,経営統合する。代表取締役社長に野村龍太郎氏,従業員88人。刷版機器や刷版材料などの商業印刷分野だけでなく,フレキソ印刷分野においても両社のシナジーを生かし,自社製品だけに拘らないソリューションを提供することにより,3年後をめどに150億円の事業売上を目指す。

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3月16日,日本印刷技術協会がpage2016のセミナー
 日本印刷技術協会は3月16日,東京・杉並の同協会で「page2016の注目製品」セミナーを行う。「未来を創る」と謳われた展示会から注目分野,注目製品を紹介し,効果的な販促物やDMの製作なども提案する。参加費は,印刷総合研究会メンバー2人まで無料(上級3人まで,特別5人まで),JAGAT会員1万800円,一般1万5120円。要事前申込。
http://www.jagat.or.jp/archives/19799

3月17日,スターティアラボがSEO対策のセミナー
 スターティアラボは3月17日,東京・西新宿の同社で「一歩踏み出すためのWebサイト活用術:SEO基礎・リスティング広告」をテーマにセミナーを行う。グーグルの田村和磨氏がSEOとリスティング広告の対策を紹介する。参加無料。要申込,定員30人。
https://www.41web.jp/seminar/seminar_20160317.html

3月17・18日,大阪でICTの展示会
 Cloud Days 大阪2016,ビッグデータEXPO大阪2016,モバイル&ウエアラブル大阪2016,セキュリティ&ガバナンス大阪2016,IoT Japan大阪2016が3月17・18日,グランフロント大阪で開かれる。主催は日経BP社。入場料3000円(事前登録者無料)。
http://expo.nikkeibp.co.jp/cloud/2016spring/osaka/

3月22・24・29日,大日本印刷がマーケティングセミナー開催
 大日本印刷は3月22・24・29日,東京・五反田の同社でマーケティングセミナーを行う。22日は「キャッシュレス×マーケティング:FinTech時代の経営イノベーション」をテーマに,顧客情報と決済(購買)情報を組み合わせて分析し,適切なタイミング,方法,コンテンツによる販促施策を展開する同社の取組みを紹介。
http://ur0.work/sxl0
 24日は「カスタマーエクスペリエンスマネジメントの実践:テクノロジーの活用による次世代マーケティングの実現」をテーマに,顧客生涯価値を向上するための方法やそれを支える技術のノウハウを共有。
http://ur0.work/sxl1
 29日は「生活者を知ればマーケティングが変わる!:ロジックとエモーションの融合がもたらすイノベーション」をテーマに,生活者に届けるコンテンツや店頭のディスプレイとの連動にも求められる変革について具体的な解決例をあげながら考察。
http://ur0.work/sxl2

3月23日,東京・北青山で本を楽しむイベント
 本の楽しみを広げるイベント「本のフェス」が3月23日,東京・北青山の京都造形芸術大学と東北芸術工科大学で開かれる。主催は実行委員会と読売新聞社。書店や出版社がおすすめの本を紹介するほか,トークショーなどを行う。入場無料,一部有料。
http://www.cpfine.com/honnofes.html

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3月23日,スターティアラボが顧客データ分析のセミナー
 スターティアラボは3月23日,東京・西新宿の同社で「デジタルとリアルをつなぐインバウンドマーケティング手法」をテーマにセミナーを行う。同社の田小友康広氏が顧客の問い合わせ内容を営業活動用にデータ化,分析する方法を紹介する。参加無料。要申込,定員30人。
https://www.41web.jp/seminar/seminar_20160323.html

3月24日〜6月10日,Material ConneXion Tokyoで素材との対話展
 南青山のMaterial ConneXion Tokyoは3月24日〜6月10日,五感に訴えかける素材をテーマにした展覧会「SENSE the MATERIAL:素材との対話」を開く。実際に素材を触り,素材と向き合えるような展示を行う。展示の出品メーカーは,加地,三和化工,廣瀬製紙,富士高圧,三菱化学。入場無料。土日祝日休館。
http://jp.materialconnexion.com/Portals/21/pdf/SENSE_the_MATERIAL.pdf

3月26日,品川で三次元映像の研究会
 「三次元映像のフォーラム」は3月26日,東京の品川インターシティで研究会を開く。最先端の三次元映像技術の紹介とパネルディスカッションがある。参加費は会員無料,フォーラムエイトおよび最先端表現技術利用推進協会員1500円,一般3000円。要事前予約,定員100人。問合せは, hagura@hyper.ocn.ne.jp

3月28日〜4月2日,文字道が写真と写植の作品展
 文字道は3月28日〜4月2日,東京の表参道画廊+MUSEE Fで「接点:マカオと長崎 写真と写植」展を開く。マカオ出身の写真家シーズン・ラオ氏と,写植家の伊藤義博氏による光と影を使った作品を紹介する。写植機や活版印刷の体験もできる。入場無料。問合せは,090-4963-0599。

4月6〜8日,東京ビッグサイトでフラットパネルや高機能素材の展示会
 リードエグジビションジャパンは4月6〜8日,有明の東京ビッグサイトで「ファインテック ジャパン」,「高機能素材ワールド」,「Photonix 2016」の各展示会を開催する。フラットパネルディスプレイに関する最新技術やフィルム,プラスチック金属,セラミックスなど日本のものづくりを支える高機能素材,光通信技術,レーザー加工,光計測・分析機器や光学部品および材料をはじめとするオプティクス関連技術が集まる。
http://www.ftj.jp/ja/

4月7日〜6月3日,竹尾でタイポグラフィの作品展
 日本タイポグラフィ協会とニューヨークタイプディレクターズクラブは4月7日〜5月13日,東京・神田錦町の竹尾見本帖本店で「日本タイポグラフィ年鑑2016作品展」を開く。また4月7日〜6月3日に「ニューヨークタイプディレクターズクラブ展」も開く。世界各国から応募された中より優秀作品を展示する。グラフィック作品が持つパワーやディテール,パッケージ作品などの重みや質感,エディトリアル・デザインにおける装丁や文字組みの絶妙さなどを紹介する。入場無料。土日祝日休館。
https://www.takeo.co.jp/exhibition/mihoncho/detail/20160407.html

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2016年3月14日発行
編集長:末包愛
発行人:中村幹
発行所:株式会社印刷学会出版部

 

 

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