週刊『印刷雑誌』



週刊『印刷雑誌』 7巻13号 2016年4月4日
Japan Printer weekly Vol.7, no.13
毎週月曜日(休みの場合は翌日)10時発行

週刊『印刷雑誌』は,印刷会社に限らず,印刷物を購入する人,印刷に興味がある人を対象にした無料のWebメディアです。
紙メディアである技術専門誌の月刊『印刷雑誌』(税抜1400円)と連携し,印刷に関係した情報を中心に毎週月曜日発行しています。

共同印刷,東山魁夷「金太郎」の複製画を発売
 共同印刷は3月28日,東山魁夷が1949年に描いた日本画「金太郎」の複製画を500部制作し,販売を始めたと発表した。制作には,アクリルガラスで本紙を圧着することで作品に透明感と奥行きを与える技法を使った。木製の額付きで税抜18万円。

凸版印刷と兵庫県立大学大学院,尼崎の観光マップを制作
 凸版印刷は3月31日,兵庫県立大学大学院と共同で兵庫・尼崎の魅力を発信する観光マップ『Be Friends Paper Vol.1「尼(あま)いもん」』を制作したと発表した。訪日中国人観光客の間でも人気の高い同地区について,同大学院の日本人学生や中国人留学生など12人が,凸版印刷の監修でフィールドワークを行い,地域を楽しむ3つのツアーと5つの商品を選定し,日本語と中国語で紹介する冊子を制作した。この冊子を尼崎地域産業活性化機構などを通じて無料配布する。

凸版印刷,高松城の往時の姿を再現したモバイル端末向けコンテンツ
 凸版印刷は4月1日,香川の高松城の往時の姿をデジタル技術で再現するモバイル端末向けコンテンツ「波の上の名城 高松城」を制作し,提供を始めた。高松城跡の玉藻公園にて無料貸出するタブレット端末で閲覧できるほか,スマートフォンアプリとしても公開している。同コンテンツは,仮想現実(VR)や拡張現実(AR)などの技術によって,現存しない高松城天守や江戸時代の高松城内の様子を360度パノラマ映像や画像で楽しめる。

凸版印刷,デジタルサイネージ向けに多言語対応の観光情報コンテンツを制作
 凸版印刷は,香川の高松市が市内5ヵ所に設置して4月1日より利用を始めた「高松市 観光情報発信用デジタルサイネージ」向けに,多言語に対応した高松市の観光情報コンテンツを制作した。高松市が運営する観光Webサイトと内容を連携させ,事前学習してきた観光客に対し,より親近感のある情報提供を行う。6言語に対応したとともに,文字の大きさや画面遷移,情報量などをデジタルサイネージ向けに調整することで,できるだけ多くの人々にとって使いやすいユニバーサルデザインに配慮した。QRコードを用いてスマートフォン向けのWebサイトへ誘導したり,詳細情報や目的地までの地図情報へのアクセスもできる。

BookLive,小説投稿サービスを開始
 BookLiveは4月1日,スマートフォンやPCから小説を無料で閲覧,投稿できるサービス「トルタ」の提供を始めた。同サービスは,作品内の“きゅん”とした文章にマークを付けたりコメントできる機能があり,作品の盛り上がりがひと目でわかるとともに,ほかの読者と感動を共有することができる。また会員登録をすると自由に作品を投稿できる。

DNPフォトイメージングジャパン,フォトブックサービスを拡張
 大日本印刷の子会社のDNPフォトイメージングジャパンは4月1日,フォトブックサービス「みんなの本づくりサイト DreamPages」の機能を拡張した。新機能の「DNPのフォトブック DreamPages」は,従来のPCだけでなくタブレット端末にも対応し,画像と文字を重ね合わせられるなどの自由で高度な編集機能があり,高品質のフォトブックがより作りやすくなった。同サービスのオンライン版,ダウンロード版,スマートフォン版は同じ一つのIDで利用できる。

カラーチップス,バンドの裏へ印刷可能な腕時計を販売

 カラーチップスは3月30日,プラスチックバンドの裏側にオリジナルの印刷ができる腕時計の販売を始めた。摩擦に強く,プリントの剥奪が少ないことが特長。日常で使用する腕時計に好きなアイドルやキャラクターを印刷し,人目には気がつかないように持ち歩くことができる。価格は1600円,最小ロットは100個。

アイジェット,3Dデータの撮影キットを販売
 アイジェットは3月30日,3Dデータを構築するための人物用撮影キット「PASHAZO(パシャゾー)」の販売を始めた。ターンテーブルに乗せた被写体を回転させ,縦に配列した8台のデジタルカメラで撮影できる。2.5m×2mの省スペースで運用でき,最短10秒での撮影が可能。

ダイナコムウェア,300書体対応のWebフォントサービス開始
 ダイナコムウェアは3月29日から,「DynaFont」の300書体をWebページで表示できる「DynaFont Online」の販売を始めた。インターネットを通じて同社のサーバーからフォントデータが配信されるため,閲覧環境に依存せずに表示が可能。価格は商用利用で年間1書体1万4400円,全書体7万2000円。非商業利用で1書体1440円,全書体7200円。
 また4月1日,「DynaFont TrueType」パッケージ製品のダウンロード版の発売を始めた。価格は5718書体収録の「DynaFont TypeMuseum 5718 TrueType」が1万4800円など。6月30日まで,同フォントの対象製品を20%割引するキャンペーンを行っている。

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フライデーナイト,クラウドベースの印刷プラットフォームを発売
 フライデーナイトは,企業や個人が持つデータやシステムと印刷工場の製造ラインを直接的に接続するクラウドベースの印刷プラットフォーム「コーデンベルク」の提供を2016年夏より始める。ITやIoTの仕組みの一部としてデジタル印刷を組み込むことができる。また印刷の小ロット対応やカスタマイズ,自動化,製造工程の透明化などを可能にする。

QES,PC操作と印刷イメージの統合管理ソフトを発売
 QESは4月1日,Skyの企業・団体向けクライアント運用管理ソフトとスプライン・ネットワークの印刷イメージログ監視システムを連携したソフト「PrintInsight for SKYSEA Client View」の販売を始めた。運用管理ソフトで収集するPCの操作記録や,管理画面上で印刷したファイルの画像や印刷データのテキスト情報を取得できる。また部門ごとに印刷イメージの取得期間や保管フォルダを指定することが可能。価格は1ライセンス7900円,保守サポート1年1580円。

エスコグラフィックス,パッケージデザインの3次元ソフトを割引
 エスコグラフィックスは6月30日まで,パッケージのデザインや設計を行うさいに使える3次元ソフト「Studio」を割引価格で提供するキャンペーンを行っている。対象製品はBox Package,Flexible Package,Label Package。同社に問い合わせると個別に割引価格の案内がくる。

FFGS,面付け・プランニングソリューション発売
 富士フイルムグローバルグラフィックシステムズは3月28日,カナダのTilia Labs Inc.の面付け・プランニングソリューションの最新版「PHOENIX V5.0」を発売した。最新版ではジョブ設計を行うプランニング機能を大幅に改良し,数百におよぶ品目であっても,経営情報システムなどに登録されている情報を元に,印刷機・用紙・面付けパターンの組み合わせを数分で自動計算し,印刷時間や製造コストの見積もりも同時に作成できる。

リコー,IJ技術を活かした立体複製画制作技術を開発
 リコーは3月29日,インクジェット技術を応用して立体複製画を制作する技術を開発したと発表した。インクジェットと画像処理技術,3Dプリント技術を応用することで,複製画を立体的に制作する技術で,従来の平面的な複製画と比較して,絵の具の盛り上がりや筆のタッチ,キャンバスの生地目など実際の絵画の凹凸を高精細に再現する。UV硬化インクを採用し,高い硬度と密着性を保ちながら延伸性によって,印刷対象物の多様な形状に柔軟に適応する。同社は,10月から上野の森美術館で開催される「デトロイト美術館展(東京展)」で販売予定の複製画に同技術を提供する。

凸版印刷,軟包装分野で小ロット多品種生産に最適なパッケージを提供
 凸版印刷は4月下旬,軟包装分野で小ロット多品種生産に最適なパッケージを提供するトータルソリューション「トッパンFP(Flexible Packaging)デジタルソリューション」の提供を始める。同ソリューションは菓子や食品,トイレタリーなど軟包装を用いた商品パッケージにおいて,1種固定のデザインだけでなく,地域や季節,可変メッセージなどのバリエーション展開を可能にする。同社はデジタル印刷を用い,軟包装パッケージの企画・制作・生産,販促プロモーションまでを一貫して支援する。
 これに伴い同社は,トッパンパッケージプロダクツの福岡工場(福岡県古賀市)に,軟包装向けのデジタル印刷設備を導入した。

凸版印刷,多言語対応セルフカウンセリング端末を開発
 凸版印刷は6月上旬,訪日外国人観光客向けの商品を展開する流通・メーカー向けに,商品情報が紙出力できるタッチパネル式の多言語対応セルフカウンセリング端末を発売する。これは,化粧品などの商品紹介コンテンツを端末の画面に表示し,診断形式で利用者にタッチパネルで選択してもらいながらお勧めの商品を紹介するもの。また商品情報や使用方法などを紙に出力できる。4月1日より沖縄県内の大型量販店で,カネボウ化粧品の日焼け止めの紹介に使用し実証実験を行っている。

凸版印刷,非接触ICクレジットをNFC対応スマートフォンに発行
 凸版印刷は3月30日,NFC対応スマートフォンに非接触ICクレジットを発行する商用サービスが日本で初めて3キャリアに対応し,ジャックスが4月1日より提供する「ジャックスモバイル決済サービス」で採用されたと発表した。これは,NFC対応スマートフォンの電話番号を特定する固有ID番号が入ったICカード内へ,クレジットカード会社に代わってネットワークを通じてクレジットデータを配信・管理するサービス。クレジットカード会社から受け取ったデータを元に凸版印刷がICデータを生成し,非接触ICクレジット発行データに加工,NFC対応スマートフォンのICカードにネットワークを通じて書き込む。生活者は専用のアプリケーションをスマートフォンにインストールすることにより,このスマートフォンをかざすだけで決済できる。

平和堂,電子マネーサービスで大日本印刷のサービス採用
 平和堂は7月,大日本印刷の「DNPハウスプリペイド決済サービスVALUE TACTiX」を採用し,自社型電子マネー「HOPマネー」決済サービスを始める。4月1日よりHOPマネー機能付のポイントカードの新規発行および既存カードからの切替を行っている。新しいポイントカードは,あらかじめチャージ(入金)した金額内で買い物に利用できるほか,たまったポイントをHOPマネーにチャージすることもできる。

凸版印刷,世界遺産の富岡製糸場でCG映像ガイドツアーの実証実験

 凸版印刷は近畿日本ツーリストと共同で3月26・27日,群馬県富岡市の平成27年度富岡製糸場CG映像ガイド構築事業における実証実験を行った。凸版印刷が同事業におけるバーチャルリアリティ作成業務およびガイドツアーのシステム開発を受託し,近畿日本ツーリストが観光ガイド業務を受託した。世界文化遺産で国宝・国指定史跡・重要文化財である群馬の富岡製糸場において,眼鏡型ウェアラブル端末を活用して,来訪者が当時の情景や歴史を感じながら場内を回遊できる「富岡製糸場CG映像ガイドツアー」を行った。

大日本印刷と放送大学,デジタルテスト学習管理システムの実証研究
 大日本印刷は3月29日,放送大学の中川一史教授と共同で,学校で日々行われる小テストをデジタル化し,解答結果の集計・分析を容易にすることで教師の個別指導を支援する学習管理システムの実証研究を,日本マイクロソフトの協力のもと,東京・杉並ほか複数の学校で始めると発表した。この研究では授業内の小テストをタブレット端末で行い,自動で採点や結果の確認をし,蓄積されるデータから生徒の弱点や傾向を把握する。今後,実証結果をもとに,学習データを活用した新たな指導のあり方や児童の成長の見とり方などを研究していく。

大日本印刷,産業用途向け透明ハイバリアフィルムを開発
 大日本印刷は3月31日,独自の化学蒸着技術を応用し,フレキシブルな有機太陽電池や有機ELディスプレーなどの産業用途向けに,バリア性の高い透明ハイバリアフィルムを開発したと発表した。同フィルムは1日の1m2あたりの水蒸気透過率が0.0004gで,以前開発したバリアフィルムと比較して10分の1以下の水蒸気バリア性と,透明性や光の透過率も向上した。

共同印刷,酢酸ガスと湿気を同時に吸収するフィルムを開発
 共同印刷は3月31日,薬品や電子部品のパッケージ,電子機器の部材向けに,悪臭や腐食性のある酢酸ガスと湿気とを同時に吸収する「酢酸プラス湿気吸収フィルム」を開発したと発表した。同フィルムは独自の混練技術で,酢酸ガス吸着フィルムに湿気吸収機能を持たせた。発生した酢酸を吸着するほか,湿気を吸収することで酢酸自体の発生を抑える。

大川印刷,CO2排出量を100%カーボン・オフセットした印刷事業
 大川印刷は2015年度地球温暖化防止活動環境大臣表彰を受賞したことを受け4月1日,自社の印刷事業により排出される年間のCO2量を算定し,全量をカーボン・オフセットする「CO2ゼロ印刷」を始めると発表した。この取り組みでは国内排出量取引制度の「J-クレジット制度」を活用し,同社の森林育成事業や全国の一般家庭の太陽光パネル導入によるCO2削減クレジットによってCO2排出量を相殺する。

シーピーデザインコンサルティング,改正個人情報保護法に関する研究会
 大日本印刷の子会社のシーピーデザインコンサルティングは3月30日,改正個人情報保護法に関する課題抽出と,個人情報保護委員会へ提案する意見書の作成などを行う研究会「改正個人情報保護法:“消費者志向で考える事業者ガイドライン研究会”」を発足すると発表した。ビジネスと生活者の両方の視点から,企業の事業展開の中で想定される諸問題について検討し,事業者としての個人情報の取り扱いに関する判断基準を明確にするとともに,意見書を作成して,ガイドラインを策定する個人情報保護委員会などへ提案する。賛同する企業を募り,4〜9月と10月〜2017年3月に活動する。

竹尾,イタリア・ミラノでペーパーショウ
 竹尾は4月2〜17日,イタリア・ミラノのトリエンナーレ美術館でペーパーショウ「SUBTLE」を開いている。15人のクリエイターが,紙が揺り起こす人の繊細な感覚に着目し,紙の魅力を探る。

ローランド ディー.ジー.,会員制DIY工房にUV-LEDプリンターなどを導入
 ローランド ディー.ジー.は4月1日,東京・港区のアーク森ビルに開店する会員制DIY工房「TechShop Tokyo」にUV-LEDプリンター,3次元切削加工機,メタルプリンターなどを導入したと発表した。同工房はものづくりに必要な最先端工作機器を50種類以上取り揃え,試作品や少量生産に必要なツールを提供するするとともに,会員同士の交流やマッチングを促すイベントも開催する。

日本印刷産業連合会,4月20日にグリーンプリンティング工場交流会
 日本印刷産業連合会は4月20日,東京・新富の日本印刷会館でグリーンプリンティング(GP)工場交流会を開く。労働安全衛生協議会による化学物質による健康障害のリスクアセスメントの講演や,富士フイルムグローバルグラフィックシステムズの環境配慮の取り組み紹介がある。

OEM研究会,4月定例会を開催
 印刷OEM研究会は4月21日,東京・鵜の木の金羊社で定例会を開く。

共同印刷,日本写真印刷と生産提携
 共同印刷は3月25日,日本写真印刷および日本写真印刷コミュニケーションズと,2015年12月付の出版商印部門における日本写真印刷との協業(生産提携)に関する合意に基づき,資本業務提携契約および生産受委託契約を結んだ。東京地区における生産の協業体制を構築し,生産体制への再編や品質管理体制の確立,購買活動や物流業務における連携を推進する。

大日本印刷,女性活躍推進に関する行動計画を策定
 大日本印刷は3月29日,女性活躍推進の一環として,女性が指導的立場で活躍できる雇用環境を整備するための行動計画を策定したと発表した。「女性管理職(課長以上)の人数を現在(2016年2月末)の2倍にする。」という目標を掲げ,教育体系の整備や面談の実施など,策定した行動計画を4月〜2019年3月の3年間で推進する。

キヤノン,13年連続でレンズ交換式デジタルカメラの世界シェア1位
 キヤノンは3月29日,レンズ交換式デジタルカメラの世界市場において,2003年から2015年までの13年連続で台数シェア1位を達成したと発表した。

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5月17日まで,大阪で文字資料の展覧会
 大深町のLIXILギャラリー大阪で5月17日まで,「文字の博覧会:旅して集めた“みんぱく”中西コレクション」展が開かれている。京都の中西印刷の6代目社長の中西亮氏が,25年間で100を超える国々を旅して3000点近く収集した文字資料を紹介。これらの資料は現在,「中西コレクション」として国立民族学博物館に所蔵されている。同展ではこのコレクションを中心に,世界の文字資料約80点を展示する。入場無料。水曜休館。
http://www1.lixil.co.jp/gallery/exhibition/detail/d_003419.html

8月10日応募締切,リコーの全天球カメラを活用するコンテスト
 リコーとYRPユビキタス・ネットワーキング研究所は8月10日まで,全天球カメラ「RICOH THETA」を活用したアプリケーションやガジェットを募集する「RICOH THETA × IoT デベロッパーズコンテスト」の応募を受け付けている。応募者には特典として,同カメラの機能をアプリケーションに組み込むためのベータ版クラウドAPI(Application Programming Interface)を提供する。
http://contest.theta360.com/

4月6日〜5月10日,東京・日本橋でウィーンをテーマに古書展
 丸善雄松堂が運営するワールド・アンティーク・ブック・プラザは4月6日〜5月10日,東京の丸善・日本橋店内の同プラザで「ウィーン1900年 Vienna at the Turn of the Century」をテーマに古書や稀覯書を展示する。1900年前後に開花したウィーン美術の作品や,挿絵本,原画,版画,絵葉書からデザイン見本まで80点ほどを紹介する。4月14日にトークショーもある。問合せは,電話03-3357-1417。

4月8日,モリサワがデジタルマーケティングのセミナー
 モリサワは4月8日,東京・下宮比町の同社でセミナーを開く。マルケトがデジタルマーケティングを活用してビジネスを変える方法を,不二印刷が印刷会社がマーケティングを実施することで発揮できる強みを,モリサワが可変印刷を活用したDMからお礼メールまでマーケティングの運用を,講演する。要申込。問合せ,電話03-3267-1318。

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4月12〜14日,ジャパンパッケージングコンペティション作品展
 日本印刷産業連合会は4月12〜14日,東京・新富の日本印刷会館で「ジャパンパッケージングコンペティション」の作品展を開く。2016年は166点の応募作から38点が受賞した。問合せはジャパンムック内の事務局へ,電話03-3908-1250。

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4月19〜21日,名古屋で「ものづくりワールド」展
 リードエグジビションジャパンは4月19〜21日,ポートメッセなごやで,「設計・製造ソリューション展」と「機械要素技術展」で構成する「第1回名古屋ものづくりワールド」展を開く。入場無料。招待券が必要。
http://www.dms-nagoya.jp/ja/
http://www.mtech-nagoya.jp

4月20日,東京・神保町で書店直取のしくみの研究会
 出版ビジネススクールと文化通信社は4月20日,東京・神保町の岩波セミナールームで「アスク出版の書店直取のしくみとこれからの展望」をテーマに研究会を開く。アスク出版の天谷修平社長が,語学書版元の同社が書店との直接取引を軸に増収増益を続けている経緯や,展望などを話す。参加費7000円。要申込。
http://skc.index.ne.jp/seminar/20160420.html

4月20・26日,Tooが東京と大阪でAdobe Creative Cloudのセミナー
 Tooは4月20日に東京の秋葉原UDXシアターで,4月26日に大阪・梅田のキヤノンマーケティングで「Adobe春のスピードアップセミナー」を開く。同社とアドビシステムズが,Adobe Creative Cloudを使ったワークフローの改善やデザイン制作について解説する。大阪会場ではEIZOからカラーマネージメントのセミナーもある。入場無料。要申込。
http://www.too.com/event/y2016/adobe_cc_tyo/
http://www.too.com/event/y2016/adobe_cc_osk/

4月22日,出版ビジネススクールが出版会計のセミナー
 出版ビジネススクールは4月22日,東京・神保町の岩波セミナールームで「出版会計の基礎」セミナーを開く。税務経理協会の大坪嘉春社長が,出版社の財政体質強化のための商慣習や,業界特有の勘定科目の処理方法や考え方を解説する。参加費1万円。要申込。
http://skc.index.ne.jp/seminar/20160422.html

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4月22日,日本画像学会が東京工業大学で勉強会
 日本画像学会は4月22日,大岡山の東京工業大学で勉強会「イメージングカフェ」を開く。東京大学の原島博・名誉教授が「人生画像三昧」と題して,符号化,構造化,顔,空間,光線,アート,超臨場感,をキーワードに講演する。参加費は,一般2000円,学生1000円,個人会員1000円(いずれも1ドリンク付)。
http://www.isj-imaging.org/event/imagingcafe/imagingcafe.html

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2016年4月4日発行
編集:末包愛,古性基樹
編集・発行人:中村幹
発行所:株式会社印刷学会出版部

 

 

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