週刊『印刷雑誌』



週刊『印刷雑誌』 7巻24号 2016年6月20日
Japan Printer weekly Vol.7, no.24
毎週月曜日(休みの場合は翌日)10時発行

週刊『印刷雑誌』は,印刷会社に限らず,印刷物を購入する人,印刷に興味がある人を対象にした無料のWebメディアです。
紙メディアである技術専門誌の月刊『印刷雑誌』(税抜1400円)と連携し,印刷に関係した情報を中心に毎週月曜日発行しています。

東京国立博物館と凸版印刷,熊本城のVR作品を復興支援で上演
 東京国立博物館と凸版印刷は6月22日〜7月10日,同博物館のTNM&TOPPANミュージアムシアターでバーチャルリアリティ作品「熊本城」を上演する。五重・三重の櫓(やぐら)が立ち並び威容を誇っていた江戸時代の熊本城を再現した作品。鑑賞料金は500円で,全額が熊本城の修復再建のための「熊本城災害復旧支援金」へ寄付される。

キヤノンマーケティングジャパン,ミラーレスカメラのキット8種発売
 キヤノンマーケティングジャパンは7月下旬,ミラーレスカメラ「EOS M3」および「EOS M10」と,LEDライト内臓マクロレンズ「EF-M28mm F3.5マクロ IS STM」を組み合わせたキット8種を発売する。オープン価格。

アサヒ飲料,コンテンツワークスと連携しフォトブックのキャンペーン
 アサヒ飲料は6月14日,フォトブックやクオカードが当たるキャンペーンを始めた。「カルピスウォーター」「カルピスソーダ」に付いているシリアルナンバーで応募すると,抽選でフォトブックが贈呈される。このキャンペーンにはコンテンツワークスがフォトブック作成システムをOEM提供している。

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 日本を代表する雑誌「アンアン」「クロワッサン」「エル・ジャポン」などで鋭感覚のレイアウトをプロデュースしてきた著者が,理論と技法を多数の実例でわかりやすく展開する。『写真を活かすレイアウト』

アマナイメージズ,オリジナル製本サービスにコンテンツ追加
 アマナイメージズは6月17日から,名シーンや好みのキャラクターを選んでアルバムが作成できる「マイビジュアルコレクション」のコンテンツにタツノコプロの劇場アニメ「KING OF PRISM by PrettyRhythm」を追加した。約700点の画像から自由に選択し,30ページから100ページのビジュアルアルバムが作成できる。

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 製本の技術を,図やイラストを多用してわかりやす解説した入門書。デジタル技術隆盛の今,紙の本の価値,デジタル印刷機を核とした製本のワークフローが考えられる時代になっています。『印刷技術基本ポイント 製本編』

イタミアート,Webサイト上で「のぼり」デザインが可能なサービスを開始
 イタミアートは6月10日,専門的なソフトや知識不要でのぼりのデザインができる「のぼりデザインpowered by Picky-Pics」の提供を始めた。Webサイト上で大きさや仕様,仕上がりを選び,素材や文字,写真やイラストを選んでデザインをオーダーできる。30センチのミニのぼりから最大2メートル70センチまで,6種類の大きさが選べる。価格は1枚990円から。

凸版印刷,若年主婦の選挙に関する意識調査
 凸版印刷は6月17日,同社が運営する電子チラシサービス「Shufoo!」が行った参議院議員選挙に関する意識調査の結果を発表した。それによると,20〜30歳代主婦の3人に2人が参議院議員選挙の実施を認知していない。選挙に関する情報は4人に1人がインターネットを使って収集する。過半数以上の同年代主婦が選挙について知っていれば投票する意向がある,という。

大日本印刷,証明写真機を使った社員証制作サービス
 大日本印刷とDNPフォトイメージングジャパンは8月,証明写真機「Ki-Re-i(キレイ)」で撮影した顔写真データを,ネットワークを通じてサーバーに収集し,社員証となるICカードを製造して発行するサービスを始める。このICカードを使った入退室管理システムや食堂清算システムなども一貫して提供する。

凸版印刷,企業の“健康経営”を支援
 凸版印刷は6月中旬,企業の健康経営に関する取り組みを円滑に進めるための「健康経営支援ソリューション」の提供を始めた。CSRレポートやアニュアルレポートなどの制作実績とノウハウを活かし,「健康経営レポート」や「健康宣言ハンドブック」など各ステークホルダーに対して最適な情報発信を行うコミュニケーションの企画・制作を支援する。また各種ヘルスケアサービスも組み合わせ,一貫して提供する。

金羊社ときもと,コミュニケーションデザインのセミナー
 金羊社ときもとは6月22日,東京・鵜の木の金羊社でセミナーを開く。会社内や工場内でのヒューマンコミュニケーションの活性化を目的とした組織運営手法「コミュニケーションデザイン」をテーマに,事例やツールなどを紹介する。

コトブキ企画,JP展にデジタルブック配信システムを出展
 6月23〜25日,インテックス大阪で印刷機材展「JP展」が開かれるが,コトブキ企画はiOS,Androidスマートフォン,パソコン,タブレット端末など各種機器に対応した本棚風のデジタルブックサイトを作成できるデジタルブック配信システム「meclib」を出展する。

国際ユニヴァーサルデザイン協議会,論文要約の募集期間延期
 国際ユニヴァーサルデザイン協議会は,論文要約(アブストラクト)の応募最終締切を6月27日に延期すると発表した。

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 障がい者を含めた多くの人が視覚的に情報を理解できるメディア・ユニバーサルデザインという視点。その現状調査や企業・団体の取り組み,技法,適応例をオールカラーで解説。『メディア・ユニバーサルデザイン』

竹橋コミュニティ・帆風,コミュニケーションの本質を学ぶ
 竹橋コミュニティスクエアと帆風は6月15日,東京・一ツ橋の学士会館でセミナーを催した。「コミュニケーションの本質」と題しアビリティトレーニングの木下晴弘社長が,徳を知れば(プライドでなく)誇りが生じ,誇りは慈愛を生み,自己愛から慈愛にシフトできた時に人間関係は劇的に好転する。ことを法則に沿って話した。

紙のエレクトロニクス応用研究会,研究例会盛況
 紙のエレクトロニクス応用研究会は6月9日,東京・西麻布のKREIビルで研究発表会を行い次の3件があった。ナノセルロースからペーパーエレクトロニクスの注目材料を検討している状況を大阪大学の能木雅也教授が話した。共創のオープンイノベーションについて,A(エース)の山田渉社長が解説した。電子ペンに関し,ワコムエンジニアリングの堀江利彦氏とワコムテクノロジーマーケティング掛晃幸氏が説明した。

印刷図書館,理事長に大日本印刷の山田雅義副社長

 印刷図書館は6月17日,東京・紀尾井町のホテルニューオータニで評議員会・理事会を開き,各議案が承認された。同館は2015年にスペースを4割縮小し,経費を削減し,事業活動収支の黒字化が見込めるようになってきた。2017年3月に創立70周年となり,周年記念として同館所蔵の印刷文化財を図録集としてまとめる予定である。
 また任期満了に伴い,稲木歳明理事長に変わり,新理事長に大日本印刷副社長の山田雅義氏が就任した。

日本印刷産業連合会,会長に大日本印刷の山田雅義副社長
 日本印刷産業連合会は6月17日,東京・紀尾井町のホテルニューオータニで総会を開き,各議案が承認された。2016年度は「グランドデザイン」の,1.社会的責任,2.ミッション・ステートメント周知,3.事業内容の見直しと推進,4.説明責任と情報発信,5.国際グローバル・コンパクトの深耕,の5つの指針に沿って各事業に取り組む。
 また任期満了に伴い,稲木歳明会長に変わり,新会長に大日本印刷副社長の山田雅義氏が就任した。

印刷志の会,労働安全衛生法とリスクアセスメントを聞く
 テクノロールが主催する印刷志の会は6月17日,埼玉・美女木の同社で勉強会を開いた。光陽化学工業の戸田喬泉氏が「労働安全衛生法の改正に関して」と題して,有機溶剤など化学物質の人体への影響や,リスクアセスメントの義務化,厚生労働省のWebページなどを利用した具体的なリスク対策の方法を説明した。

凸版印刷,解体しやすい紙パック容器が清酒で採用
 凸版印刷は6月15日,使用後の解体が容易な口栓付き紙パック容器「EP-PAKオルカット」が,宝酒造の清酒“松竹梅「京のあまくち」”の7月製造分より採用されると発表した。この容器は,口栓のついた頭部の下のミシン目加工を前後に折り曲げて手で引き裂くと簡単に分別できる。

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6月21・22日,ミマキエンジニアリングがオーダーグッズビジネス内覧会
 ミマキエンジニアリングは6月21・22日,東京・北品川の同社でオーダーグッズビジネスをテーマに製品内覧会を開く。21日は,ゲンダイ出版『OGBSマガジン』の真子茂編集長が,同ジビネスの基礎知識や成功の法則などを講演する。問合せは,電話03-5420-8680。

6月23日,出版ビジネススクールが著作権のセミナー
 出版ビジネススクールは6月23日,東京・神保町の岩波セミナールームでセミナーを開く。「基礎から学ぶ“著作権”の考え方」と題し,日本書籍出版協会の樋口清一氏が講演する。参加費7000円。要申込。
http://skc.index.ne.jp/seminar/20160623.html

6月26日,本づくり協会がセミナーと活動報告会
 本づくり協会は6月26日,東京・水道の印刷博物館でセミナーを開く。「活字はことばの僕である:書体設計をはじめるきっかけと,私の書体作りの考え方」と題して,字游工房の鳥海修社長が講演する。また,同協会の活動報告や会報誌の配布なども行う。参加費は,入館料300円と聴講料1000円。問合せは本づくり学校・分室へ,電話03-5282-3265。

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6月29日,出版ビジネススクールが編集・企画のセミナー
 出版ビジネススクールは6月29日,東京・神保町の文化産業信用組合でセミナーを開く。「これからの出版:編集・企画を考える」と題し,アルファベータの中川右介・前社長が講演する。参加費7000円。要申込。
http://skc.index.ne.jp/seminar/20160629.html

7月1日,日本印刷学会が新聞印刷技術基礎知識講座
 日本印刷学会は7月1日,東京・新富の日本印刷会館で新入社員・初心者のための新聞印刷技術基礎知識講座「紙面の品質向上とコスト削減の為の資機材の理解を深める」を開く。品質維持とコスト削減のための資機材のメンテナンス,新製品情報,新聞印刷におけるカラーマネージメントを解説する。また読売新聞社の完全無処理CTPプレートの実用化の講演もある。参加費は,会員(正会員・賛助会員)・協賛会員10,000円,会員外15,000円。
http://www.jspst.org/event/160701.html

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 リアルメディアとして長きにわたりマスメディア・文化を支え続けている新聞は,一体どのように作られるのか。取材から記事入稿、印刷、後加工までをわかりやすく解説し,専門用語には解説を加えた。『新聞製作入門』

7月6〜8日,幕張メッセで「ライブ&イベント産業展」
 7月6〜8日に千葉の幕張メッセで,ライブ・コンサート・舞台や各種イベントのためのサービスや製品を紹介する総合見本市「ライブ&イベント産業展」が開かれる。主催はリードエグジビションジャパン。入場無料(事前登録制)。
http://www.live-event.jp/ja/

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 音楽ジャケット制作エピソード徹底解剖!デザイナーがこだわり抜いた音楽パッケージのデザインクリエイティブと製造技術,それらに関わる人々のエピソードを豊富な写真とインタビューで紹介。アーティストとデザイナーと製造技術者の三位一体で出来上がる「音楽のモノづくり」の魅力を物質的・視覚的な観点から解説します。『ミュージック・ジャケット・ストーリーズ-見て楽しむ特殊パッケージの世界-』

7月8日,日本画像学会がポリマー材料の勉強会
 日本画像学会は7月8日,早稲田大学・西早稲田キャンパスで「プリンティングを支えるポリマー材料」をテーマに6件の講演会を催す。参加費は会員3000円,非会員5000円,学生1500円。
http://www.isj-imaging.org/event/imaging_today/2016_IT_29.html

7月16・17日,奈良でデザインのイベント「ASUKA DESIGN WEEK」
 デザインのイベント「ASUKA DESIGN WEEK」が7月16・17日,奈良の橿原市,高取町,明日香村からなる飛鳥地域で開かれる。主催は飛鳥デザインウィーク事業推進協議会。フォーラム(参加無料,7月6日申込締切)や子供向けワークショップ(参加無料,要事前申込),演奏会(参加無料)などが行われる。参加クリエイターは,浅葉克己,喜多俊之,隈研吾,茂木健一郎の各氏など13人。
http://asukadesignweek.jp/

7月29日,日本印刷学会西部支部が作道印刷と北東工業の見学会
 日本印刷学会西部支部は7月29日,見える化を実施している作道印刷とUV水なし印刷を行っている北東工業の見学会を開く。参加費は,会員・協賛組合員2,500円,非会員3,000円(マイクロバス代含む)。
http://www.jspst.org/event/160729.html

月刊『印刷雑誌』最新号のご案内
2016年6月号【特集:紙とデジタル保存】(好評発売中)
  紙は,環境にやさしい表示・保存媒体です。紙は森林を伐採した木から作るので,環境を破壊している。などと今でも思っている人がいるようですが,『印刷雑誌』の読者であれば釈迦に説法でしょうが木を植えて森を作って木を切ってという循環型社会で生産される典型的な例の一つが紙です。もちろん,リサイクルもできます。
 今月号は紙の環境と紙に載せる価値,価値のアーカイブを掲載しました。

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週刊『印刷雑誌』7巻24号
2016年6月20日発行
編集:末包愛,古性基樹
編集・発行人:中村幹
発行所:株式会社印刷学会出版部

 

 

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