週刊『印刷雑誌』



週刊『印刷雑誌』 7巻37号 2016年10月3日
Japan Printer weekly Vol.7, no.37
毎週月曜日(休みの場合は翌日)10時発行

週刊『印刷雑誌』は,印刷会社に限らず,印刷物を購入する人,印刷に興味がある人を対象にした無料のWebメディアです。
紙メディアである技術専門誌の月刊『印刷雑誌』(税抜1400円)と連携し,印刷に関係した情報を中心に毎週月曜日発行しています。

便利堂,130周年記念にコロタイプと文化財がテーマの図録を発行
 京都でコロタイプによる印刷を手がける便利堂は,2016年7月に創業130年周年を迎えた。その記念に同社は,富山・高岡市美術館で開催中の「美の記憶‐よみがえる至宝たち」展を機に展覧会図録『時を超えた伝統の技:文化を未来に手渡すコロタイプによる文化財の複製』を発行したと,9月27日に発表した。同書はコロタイプによる文化財の複製について,法隆寺金堂壁画複製事業などの実例を交えて紹介している。価格は900円+税。

共同印刷,日本製紙と紙器事業合弁会社を設立
 共同印刷は9月28日,日本製紙とラップカートンやティシューカートンなどの紙器製品を製造する新合弁事業会社を設立することで合意し,合弁契約を結んだ。2017年1月に新合弁事業会社を茨城・守谷にある前者の工場の敷地内に設立し,同工場で製造しているラップカートンなどの紙器製品と,日本製紙グループの草加紙パックが製造している,日本製紙クレシアの東京工場向けティシューカートンの製造を引き継ぐ。

凸版印刷,バーチャル試着アプリが『ゼクシィ』で採用
 凸版印刷は9月26日,自分の写真でバーチャル試着ができるスマートフォン向けアプリ「DressMe!(ドレスミー)」が,リクルートマーケティングパートナーズが8月23日に発売した結婚情報誌『ゼクシィPremier AUTUMN 2016』の綴じ込み付録「大人のドレス&小物BOOK」で,「ゼクシィPremier DressMe!大人の着せ替えドレス」アプリとして採用されたと発表した。このアプリでは,雑誌に掲載されているウエディングドレスや小物を自身の全身写真と合成して試着体験ができる。

大日本印刷,観光イベントを開催
 大日本印刷は,旅行者など街歩きを楽しむ人に向けて,地元ならではの目線で厳選した“よりみち”スポット情報を提供するスマートフォン用アプリ「DNP旅の“よりみち”アプリ YORIP(ヨリップ)」を2015年6月より提供している。同社は2016年9月30日・10月1日に,YORIP主催イベントとして,青森県八戸市と大分県日田市の魅力を紹介し,特産品を販売するイベント「よりみちマルシェ」を東京・市谷の同社で開いた。

出版デジタル機構,コンテンツ製作のクラウドサービス発表
 出版デジタル機構は,講談社と日本電気が共同開発したコンテンツ製作支援システム「Smart Source Editor」をクラウドサービス「Picassol」として,11月1日から一般に提供していくと発表した。文字・組版ベースの編集・校正ソリューションで,紙,デジタル印刷,電子書籍,Webなどへマルチ展開ができるのも特長としている。同社は9月26,29日に,東京・神楽坂の日本出版会館で本ソリューションの説明会を出版社や出版印刷会社,編集者向けに行った。また10月6日に同所で行う予定。税抜価格は,たとえば年間作品点数1〜25点・1ライセンスで月額3万9000円,作品271〜300点・10ライセンスで33万円,など。年内に契約した場合3ヵ月半額キャンペーンとしている。

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大日本印刷,映像が空中に浮いて見えるプロモーションツール発売
 大日本印刷は10月,3D映像を空中に投影し,映像が浮いているように見えるプロモーションツールを発売した。同製品は,アスカネットが開発した,モニターで見る映像を空中に浮遊しているかのような3D映像として表示できる特殊なプレートと,映像を映し出すタブレット端末を紙製の筐体に取り付けたPOP。センサーを取り付けることで,人の手の動きに合わせて,空中の映像を操作することも可能。2種類の形態があり,価格は税別30万円/台と35万円/台。

大日本印刷,大学講義用オリジナル教材の制作支援サービス
 大日本印刷は9月28日,東京大学出版会,丸善雄松堂と共同で提供している,紙およびデジタルの大学教員オリジナル教材の制作を支援するサービスの販売活動を本格的に始めると発表した。同サービスは既存の図書や学術論文,Webサイトの情報などを活用し,オリジナル教材の企画から編集,制作,出版,流通までを支援する。今回,著作権処理のメニューを充実させたほか,教材の制作メニューと価格を体系化した。参考価格は100部制作の場合で1冊あたり4000〜5000円。

大日本印刷,経産省「おもてなしプラットフォーム」の実証を開始
 大日本印刷は10月1日,同社が開発したVRM(Vendor Relationship Management)システムを採用した経済産業省「おもてなしプラットフォーム」の実証事業を始める。同システムは,生活者が自身の個人情報を管理し,その情報を開示して利用したいサービス事業者を選択できる仕組み。おもてなしプラットフォームは,訪日外国人が1つのIDで日本各地のさまざまな事業者が提供するサービスを安全・安心に利用できるようにする。また,各地の事業者は訪日外国人の同意を得てその個人情報を活用しサービスを提供できる。

大日本印刷,再生可能原料を使用したナイロンフィルム包装材を開発
 大日本印刷は9月29日,ドイツのBASF社,興人フィルム&ケミカルズ(KJFC)と共同で,再生可能原料を使用した「認証ナイロンフィルム包装材」を開発したと発表した。ナイロン樹脂をBASF社が,ナイロンフィルムをKJFCが,包装材を大日本印刷が製造し,サプライチェーン全体の製造プロセスを第三者認証機関が監査認証する。

凸版印刷,凹凸表現のラベルを発売
 凸版印刷は10月初旬,グラビア印刷で薄紙に素材のもつ質感や触感を表現するラベル「エンボスルックG2薄紙タイプ」と,立体感を表現する「エンボスルック3D薄紙タイプ」を,酒類・飲料ボトル向けの薄紙印刷用途として発売する。前者は,実物を高精細な画像としてスキャニングする技術と組み合わせることで木目などのリアルな質感再現も可能。後者はグラビア印刷により,微細なドット柄の上に透明ニスを印刷することで,凸状のマイクロレンズを規則的に形成し奥行きのある立体感を表現する。

キヤノンMJ,印刷業向けデジタル印刷機の新製品
 キヤノンマーケティングジャパンは10月3日,電子写真方式のデジタル印刷機「imagePRESS」の新製品として「同C850」と「同C750」を発売した。多様なメディアへの対応力,色味の安定性や解像度2400×2400dpiの画質,センサー技術による表裏見当精度,最大で毎分85枚の出力速度,最大762mmの長尺用紙の自動両面出力,などが特徴。レーザースキャナに赤色垂直共振器型面発光レーザーを採用して装置の小型化,焦点深度の拡大,書き込み精度の向上を図ったほか,表面が滑らかなトナーを使用し,トナーの耐久性,凹凸のある用紙への対応,品質と生産速度の向上を図った。

メディアテクノロジージャパン,パッケージ制作の課題解決を提案
 メディアテクノロジージャパンは10月4〜7日,有明の東京ビッグサイトで開かれる国際包装展「TOKYO PACK2016」に出展する。アビッド・フレックスおよびCGS Japanと共同で,紙器・軟包装・特殊印刷分野におけるパッケージ制作の各工程の課題解決のための機器・ソフトウエアを展示する。

コダック,パッケージ印刷技術を紹介
 コダックは10月4〜7日,有明の東京ビッグサイトで開かれる国際包装展「TOKYO PACK2016」に出展する。軟包装向け水性インクジェット技術や,フレキソ製版技術を紹介する。5日に「水性顔料インクを使った軟包装材へのデジタル印刷の可能性」と題したセミナーも行う。

松尾産業,測定装置や試験機を紹介
 松尾産業は10月5〜7日,インテックス大阪で開かれる「関西高機能素材ワールド2016 第4回高機能プラスチック展」に出展する。熱硬化樹脂の品質管理向けの自動硬化時間(ゲルタイム)測定装置や,樹脂硬化収縮測定装置,UV-LED照射装置,印刷試験機,引張試験機などを紹介する。

日本印刷産業連合会,「社会責任報告書」発行
 日本印刷産業連合会はこのたび,「社会責任報告書:SRレポート2016」を発行した。“社会と文化の発展に取り組み,信頼される産業を目指す”ことを印刷産業の取引先や一般消費者に向けて発信するために刊行。A4判32ページ。非売品。

大日本印刷,IoT製品・サービスの開発を15社共同で支援
 大日本印刷は9月12日,同社とKiiなど15社が共同で,モノのインターネット(IoT)に関連する企業の製品・サービスの開発を総合的に支援する「IoT支援プログラム」を,これらの企業が参加する団体「Kiiコンソーシアム」を通じて始めると発表した。プログラム参加企業および利用企業は,多様な専門領域で,どの企業がどのような機能や要素を提供できるか相互に理解でき,開発に必要な専門性をもった企業群を迅速に見つけ,効率的な開発につなげることができる。

ビデオジェット,医薬品業界向けのハブサイトを開設
 ビデオジェット・エックスライトは9月13日,医薬品業界向けのハブサイトを開設したと発表した。医薬品および医療機器メーカー向けに総合的な情報を提供し,刻々と変わる印字やラベリング要件への適合を支援する。また,技術紹介や,お客様成功事例,用途別の動画,規制に関するインフォグラフィックスなどの教材文書やサービスも提供する。

凸版印刷,32インチのフレキシブルカラー電子ペーパーを試作
 凸版印刷は9月14日,台湾のE Ink Holdings社と共同で,1枚のTFT駆動背面板で構成されたフレキシブルかつフルカラーの電子ペーパーとして世界最大となる32インチの試作品を開発したと発表した。この電子ペーパーパネルは,カラー用の前面板と高精細フレキシブル基材による背面板の組み合わせによって構成。凸版印刷が,背面板に位置精度良くカラーフィルタを形成する技術と,外からの光を反射して表示する電子ペーパーの表示特性に適した色再現技術を確立し,電子ペーパー向けカラーフィルタを開発したことで,従来よりも明るい色調の再現を可能にした。

大日本印刷,ナノインプリントのテンプレートをつなぐ技術を開発
 大日本印刷は9月13日,ナノインプリント用の複数のテンプレート(パターン形成用の版)を段差が生じないように高精度でつなぎ,大面積対応の部材の量産を可能にする“つなぎ合わせ技術”を世界で初めて開発したと発表した。この技術は,同社の材料技術・加工技術・装置技術などを応用し,数十nmの微細な凹凸のパターンをもつテンプレートを段差なくつなげるようにした。

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大日本印刷,排出紙を再製品化する資源循環システムを構築
 大日本印刷は9月16日,製造工程で発生する余白分や余剰分などの紙を活用し,再度同社グループの工場で製品を生産する資源循環システムを構築したと発表した。第一弾として包装材を製造する京都の田辺工場で運用を始め,同社の国内各拠点の応接室などで使用するコースターを製品化した。今後ほかの工場に展開していく。

大日本印刷,植物由来包材がエコマーク認定
 大日本印刷は9月30日,植物由来原料を一部に使用し,石油の使用量を削減した「DNP植物由来包材 バイオマテック」シリーズのうち「バイオマテックPE(ポリエチレン)フィルム」の販促物が,「エコマーク認定」を取得したと発表した。これにより同フィルムを使用する企業は,自社製品の包装材でエコマーク認定を取得するさいの認定作業を簡略化できる。

印刷関係各社が「グッドデザイン賞」受賞
 日本デザイン振興会が主催し,暮らしや社会を豊かに導くデザインに対して与えられる「グッドデザイン賞」の2016年度の受賞者が発表された。印刷関係企業でも受賞があった。9月30日の各社の発表を紹介する。
 大日本印刷は,LED発光パネル「Lightface(ライトフェイス)」が受賞。これは新開発のLEDと光の散乱理論を応用した高効率導光板技術によって,厚さ11mmの板状で,額縁状の枠がなく表面全体が発光するLED発光パネル。
 コニカミノルタは,モノクロデジタル印刷機「bizhub PRO(ビズハブ プロ)1100」,インクジェットテキスタイルプリンタ「ナッセンジャー SP-1」,色彩輝度計「CS-150/CS-160」,輝度計「LS-150/LS-160」が受賞。
 キヤノンはインクジェットプリンタ「PIXUS TS9030」,「imagePROGRAF PRO-1000」,デジタル複合機「imageRUNNER ADVANCE C5500/6500/8500 シリーズ」,デジタル一眼レフカメラや交換レンズ,ネットワークカメラレイアウト検討ソフトウエアが受賞。
 セイコーエプソンは「カラリオプリンター EP-879AW/AB/AR」と大判プリンタ「SureColor SC-P20050X/PS」,プロジェクター1種が受賞。

大日本印刷,グループ3社を統合
 大日本印刷は10月1日,グループ会社3社を統合した新会社「株式会社DNPコミュニケーションデザイン」を設立した。統合したのはDNPメディアクリエイト,DNPデジタルコム,DNP映像センター。これにより情報コミュニケーション部門のマーケティング・コミュニケーション事業の強化・発展を図る。

東洋インキグループ,新本社ビルに移転
 東洋インキグループは,新本社ビルで11月後半から業務を始める。新住所は,東京都中央区京橋2-2-1(京橋エドグラン)総合受付29階。東洋インキSCホールディングス(株):〒104-8377,トーヨーカラー(株):〒104-8381,トーヨーケム(株):〒104-8379,東洋インキ(株):〒104-8378,東洋SCトレーディング(株),東洋ビーネット(株),東洋アドレ(株),東洋モートン(株),マツイカガク(株)東京営業部は,〒104-0031。電話番号は変更なし。

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10月14日,印刷技術懇談会がパッケージソフト・ハードのベンダー見学会
 印刷技術懇談会は10月14日,東京・青海にあるエスコグラフィックス,エックスライト・ビデオジェットのショールームの見学会を開く。参加費1000円。要申込,定員25人。
http://kokucheese.com/event/index/428517/

10月15日,モリサワが文字文化フォーラム
 モリサワは10月15日,大阪・敷津東の同社で「モリサワ文字文化フォーラム」を開く。「“らしさ”のデザイン」をテーマに,グラフィックデザイナーの佐藤卓氏とマツダの山本修弘氏が講演する。参加無料。要申込,定員200人。
http://www.morisawa.co.jp/culture/forums/upcoming/3329

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 和文を中心に文字,書体に焦点をあて,書籍や雑誌をはじめとした印刷媒体や,さらにデジタル機器の表示までの文字の基本,デザインへの応用までを多数の図版を使ってオールカラーで解説。『印刷技術基本ポイント 文字・書体編』
 組版とページ割りの基本知識をカラー図版とわかりやすい説明でまとめた,初歩的な知識がすぐに身につく基本テキスト。『印刷技術 基本ポイント組版・ページネーション編』

10月19〜25日,東京・日本橋で「国際稀覯書展」
 丸善雄松堂が運営するワールド・アンティーク・ブック・プラザは10月19〜25日,東京の丸善日本橋店内の同プラザで「国際稀覯書展」を開く。初版本や豆本,挿絵本,版画などを展示即売する。入場無料。問合せは,電話070-3607-5462。

10月20日,きもとがアイデア創出とワークフローのセミナー
 きもとは10月20日,東京・新宿の同社でアイデア創出の場とする「diGセミナー」を開く。ニシカワ,金羊社,北海道地図,アイワットが自社のさまざまな取り組みを紹介する。また中央大学の露木恵美子教授が,ワークフロー改革についての研究成果を講演する。参加無料。要申込,定員40人。
https://docs.google.com/forms/d/1lFkjx0dNVMrcg9ZKnFXC8ERz_eq06GpoCyCo_1Y95G8/edit?usp=sharing

10月21日,日本印刷学会がオフセット印刷の研究会
 日本印刷学会は10月21日,東京・赤坂の富士フイルムで「変わりゆく印刷技術とオフセットの未来」をテーマに研究会を開く。東洋インキ,三菱製紙,こだま印刷,小森コーポレーション,デザイン実験室,相互,読売新聞東京本社が講演する。参加費は一般1万2000円,会員1万円。
http://www.jspst.org/event/161021.html

10月21日,埼玉・北戸田でデジタル印刷の勉強会
 テクノロールが主催する印刷志の会は10月21日,埼玉・北戸田の同社でデジタル印刷技術に関する勉強会を開く。日本HPの秋山進氏が講演する。要申込。定員50人。参加500円。問合せは,電話048-449-7333。

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 デジタル印刷に関して,業態を変えずに印刷会社として何ができるのか。「印刷会社の内情やデジタル印刷への指針」「デジタル印刷のしくみ」「ユーザーの情報」を元に,デジタル印刷の成功への道筋を解説。『印刷会社とデジタル印刷 -成功への道-』
 POD(Print OnDemand)は入念に仕組み作りを工夫することでオフセットでは難しい印刷物や,消費者への効果を作り出すことができる。その特長を活かすための機能や基本原理を解説した入門書。印刷会社以外の総務の方にもわかるようにやさしく解説。『印刷技術基本ポイント POD編』

10月21日,スターティアラボが動画マーケティングのセミナー
 スターティアラボは10月21日,東京・西新宿の同社で「先進企業の動画活用」テーマにセミナーを行う。同社の樋口清政氏とサムシングファンの薮本直樹氏が,企業の動画活用事例を中小企業も含めて紹介し,一から動画活用を検討する基本ステップを解説する。参加無料。要申込。
https://www.startialab.co.jp/MoviePrintseminar20161021.html

10月21日〜11月14日,「本を巡る物語」をテーマに装丁展
 日本図書設計家協会と竹尾は10月21日〜11月14日,東京・神田錦町の竹尾見本帖本店で「本迷宮 ――本を巡る不思議な物語」展を開く。ミステリーやSF,幻想文学などのジャンルを超えて活躍する作家10人が,「本を巡る物語」をテーマに日本図書設計家協会会報誌『図書設計』へ書き下ろした掌篇10篇を,1冊の本に編み展示。同協会会員による装丁と装画もあり,ドイツ装や手製本,特装本などの造本も紹介する。入場無料。一部日程を除き土・日・祝日は休館。
 10月27日にトークショーもある。入場無料。要申込。
https://www.takeo.co.jp/exhibition/mihoncho/detail/20161021.html

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 幕末明治の初期洋装本から現代のベストセラーまで,装丁家兼製本マニアの著者が,日本の近代製本史を文献と実物資料の両面から丹念に探る。『製本探索』
 原弘から杉浦康平,横尾忠則,菊地信義,そして原研哉まで,日本を代表する31人のグラフィックデザイナー各氏のブックデザインを,58作品,68点のカラー図版とともに紹介。『デザイナーと装丁』
 
宮内庁書陵部で長年に渡って古典籍の修復と製本,成巻に関わってきた著者が,その技術を広く世に伝えるべく,作業手順や方法を丁寧に解説した一冊。『古典籍の装幀と造本』
 
初めて本づくりに挑戦する人のために,ルリユール(工芸製本)界で当世一流の製本家が,ページレイアウトから印刷,製本までを丁寧に解説。『デジタル技術と手製本』

10月26日,日本M&Aセンターが印刷ビジネスの事業承継のセミナー
 日本M&Aセンターは10月26日,東京・日本橋の同社で,「印刷ビジネスの未来と成功する事業承継」をテーマにセミナーを催す。印刷業界における事業承継,売手よし・買手よし・世間よしの印刷業界M&A,印刷ビジネスの未来を創る6つの扉の3講座で構成。参加無料,要申込。
https://www.nihon-ma.co.jp/seminar/s_print.html

10月26日〜12月22日,素材の魅力をとらえるデザインイベント
 東京・南青山のMaterial ConneXion Tokyoは10月26日〜12月22日,素材の魅力をデザイナーの視点でとらえるイベント「MATERIAL DESIGN EXHIBITION 2016」を開く。素材メーカーとデザイナーが共同で,素材に潜む可能性や新たな価値を見出す方向性を示す。10月27日にトークショーも行う。
http://jp.materialconnexion.com/Portals/21/pdf/Material_Design_Exhibition_2016.pdf

10月28日,日本画像学会がトナー技術の講演会
 日本画像学会は10月28日,東京・新富の日本印刷会館で「トナー技術&トナーを取り巻く技術の基礎を理解する」をテーマに講演会を開く。富士ゼロックス,花王などの8社がトナー技術に関して話す。参加費は,一般1万円,会員7000円,学生2000円。
http://www.isj-imaging.org/event/tech_seminar/2016_smr_130.html

10月30日〜11月6日,東京・新橋でペーパークラフトの展覧会
 日本ペーパークラフト協会とオフ・クリエイト-クリ8は10月30日〜11月6日,東京・新橋のトッパン・フォームズで「ペーパーレストラン2016 紙の力・紙を使いこなしたアートの世界展」を開く。「神様になった動物たち」をテーマに,21人のアーティストが作品を展示する。入場無料。ワークショップやセミナーなどもある。
http://www.j-papercraft.com/paperrestaurant2016

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 「製版はなくなる」と,ある団体の役員が言って,製版業界から叩かれたことがありました。製版の質が変わっただけで,プロの製版(技術)は変わっていないのではないでしょうか。プロだからできること,を本号で紹介しています。 

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週刊『印刷雑誌』7巻37号
2016年10月3日発行
編集:末包愛,古性基樹
編集・発行人:中村幹
発行所:株式会社印刷学会出版部

 

 

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