週刊『印刷雑誌』



週刊『印刷雑誌』 8巻3号 2017年1月23日
Japan Printer weekly Vol.8, no.3
毎週月曜日(休みの場合は翌日)10時発行

週刊『印刷雑誌』は,印刷会社に限らず,印刷物を購入する人,印刷に興味がある人を対象にした無料のWebメディアです。
紙メディアである技術専門誌の月刊『印刷雑誌』(税抜1400円)と連携し,印刷に関係した情報を中心に毎週月曜日発行しています。

大日本印刷,書店で本のキュレーションサービス第2弾開始

 大日本印刷グループの書店とトゥ・ディファクトは,共同で運営するハイブリッド型総合書店「honto(ホント)」で,著名人や専門家が独自のテーマで集めた本を紹介するキュレーションサービス「ブックツリー」を展開している。これを実店舗で展開する企画の第1弾を1月31日まで丸善日本橋店で行っているが,特設コーナーで紹介した書籍の売上が倍増するとともに,過去2週間の販売が0冊だった書籍の7割が購入されるなどの販売促進効果が得られたという。
 同社は同企画の第2弾として1月20日〜3月7日,東京の丸善丸の内本店で「あの著者が選ぶ“テーマで読む5冊”」を実施する。恩田陸氏や堂場瞬一氏など11人の作家が,自ら選んだテーマで5冊の本を選出し,コメント付きで紹介する。

共同印刷,前田青邨の日本画を複製
 共同印刷は1月20日,前田青邨の日本画「桃花」の美術複製画を300部制作し,販売を始めたと発表した。紅白の桃花を描いた作品で,垂らし込みの画法による花の躍動感や物の質感の描き分けが特徴。複製は同社独自の技法「彩美版」およびシルクスクリーン手刷りと本金泥で仕上げた。額付きで税抜20万円。

BookLive,総合電子書籍ストアで予約サービス開始
 BookLiveは1月18日,総合電子書籍ストア「BookLive!」にて作品の予約サービスを始めた。利用者が作品をあらかじめ登録しておくと,配信開始日に手続き不要で購入できる。1作品単位で購入できる「購入予約」と,シリーズ単位で継続的に購入できる「新刊オート購入」の2通りがある。

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 いま,二千年以上人間とともにあり,その文化の根幹を形づくってきた「本」の存在が揺らいでいる。改めて,本とは一体何なのか。本の歴史とICT技術の発展の双方を見つめ続けてきた著者が,「本」と印刷,そして情報化社会を生きる人間の今と未来を語る。『電子書籍は本の夢を見るか–本の未来と印刷の行方–』

キヤノンMJ,Jリーグに来場者受付管理ソリューションを試験導入
 キヤノンマーケティングジャパンは1月16日,日本プロサッカーリーグに来場者受付管理ソリューションを試験導入したと発表した。同ソリューションは,VIP客の招待状にあらかじめ4桁の番号を印字しておき,受付担当者がその番号を携帯情報端末に入力する。さらにカードプリンタで出力した座席番号入りのカードを渡すことで,来場者の体験価値を高める。

大日本印刷,接客案内でコミュニケーションプラットフォーム活用
 大日本印刷は1月24日〜7月中旬,千葉の船橋インフォメーションセンターで「知能コミュニケーションプラットフォーム」を活用した接客案内サービスの実証実験を行う。音声認識機能のほか発想や対話などの知能処理機能を提供する同プラットフォームを搭載したロボットを設置し,来訪者とロボットがコミュニケーションを取りながら地域の情報を発信する。

凸版印刷,イベントのカーボン・オフセット申請代行
 凸版印刷は4月,展示会やスポーツ大会,講習・講演会,音楽コンサートなどの各種イベントに対するカーボン・オフセットの申請代行を行う「イベント向けカーボン・オフセット申請支援サービス」を始める。同社がこれまでに培ってきた製品やサービスのカーボンフットプリントの算定手法によるCO2排出量算定およびカーボン・オフセット申請の実績に基づき提供する。イベント参加者の移動に関するCO2排出量についても,独自の算出手法を開発した。

販促の総合展示会が年2回開催に
 リードエグジビションジャパンが主催する販促サービスの総合展「販促ワールド」が2017年より,従来の夏開催に加えて冬にも開かれる。本年は,夏は7月5〜7日に有明の東京ビッグサイトで,冬は12月6〜8日に千葉の幕張メッセで開催。どちらも出展申込みを受け付けている。

page2017に出展
 2月8〜10日に東京・池袋のサンシャインコンベンションセンターで印刷メディアビジネスの総合イベント「page2017」が開かれる。主催は日本印刷技術協会。
 モリサワは「Design First」をテーマに,フォントをはじめ,組版,印刷技術,ITなどの製品とサービスを紹介し,グラフィックにとどまらない総合的なデザインの力で印刷の価値を高める提案をする。
 エプソン販売は,特色まで再現できる広い色域が特長のデジタルラベル印刷機「SurePress L-4033AW」や,カラーラベルプリンタ「ColorWorks TM-C7500」,大判プリンタやインクジェット複合機などを出展する。

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 2月8〜10日の印刷メディアビジネス総合イベント「page2017」に印刷学会出版部も出展します! 印刷・デザイン・出版に関する各種書籍,『月刊 印刷雑誌』(お得な定期購読キャンペーン受付ます!),線数メーターやLEDライト付きルーペなど,当社の人気商品を販売。編集者やデザイナーに必携の『編集校正便覧』の新版も会期に合わせて発行します! page2017にお越しのさいは,ぜひ展示ホールDの出口近くの書籍販売コーナーにお立ち寄りください!

ローランド ディー.ジー.,先進印刷技術展に出展
 ローランド ディー.ジー.は2月15〜17日に有明の東京ビッグサイトで開かれる「先進印刷技術展2017(コンバーティングテクノロジー総合展)」に出展する。触感をテーマに,UV-LEDプリンタでの革目や木目,ステッチなどのシボ加工,といった印刷表現「テクスチャプリント」を紹介する。

エレクトロニクス関連展示会で技術を紹介
 「ウェアラブルEXPO」や「コネクティッド・カーEXPO」などIoTやロボット,半導体,電子部品,自動車などに関連する製品や技術を紹介する複合展が1月18〜20日,有明の東京ビッグサイトで開かれた。
 デジタル総合印刷は,ウェアラブル機器を使った遠隔指示・作業支援システムを紹介した。同社がアプリケーションを開発しており,作業者が装着した機器と別所にいる指示者のPCとの映像共有や,音声指示,画像送信,チャット,作業履歴などの機能がある。
 モリサワは,「UD新ゴ コンデンス」の狭幅フォントをウェアラブル機器に組み込んで紹介した。フォントの幅や大きさ,太さを変えることで,機器画面の解像度を変えなくても見やすさや表示文字数を向上することができる。
 ダイナコムウェアは,電子機器での読みやすさを図ったフォント「金剛黒体」を出展した。同書体はユニバーサルデザイン・フォントとゴシック体の良い部分を組み合わせたデザインで,小さな液晶画面でも視認性を高めた。日本語やラテン語のほか中国語や韓国語,ヒンディー語やタイ語などの多言語にも対応する。
 大日本印刷は,自動車部品向けのフィルム,スクリーン,電子シェードや,鍵管理システム,デジタル放送を使ったコンテンツ配信プラットフォーム,製造業向けのバーチャルリアリティ技術活用ソリューションなどを紹介した。

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 印刷プロセスの持つ優位性と有用性を活かし,生産の効率化,コスト削減などにつなげるための知識『次世代プリンテッドエレクトロニクスへ―印刷による付加型生産技術への転換―』
 今後の伸びが期待される印刷による有機半導体製造の安定化に向けたノウハウの理論と実践『プリンテッドエレクトロニクス―スクリーン印刷による安定生産―』
 エレクトロニクスとスクリーン印刷の基本と,素朴な疑問を一問一答でズバリ解決!『知っておきたい「スクリーン印刷とエレクトロニクス」』

モリサワ,オンデマンドプリンティングシステム発売
 モリサワは1月20日,フルカラー・オンデマンドプリンティングシステム「RISAPRESS Color720/720P/620」の販売を始めた。従来機のオフセット印刷の品質に迫る画質・仕上がり精度に,用紙対応力の強化,長尺・封筒印刷のハイボリューム対応などの新機能を加えた。価格は税抜974万〜1497万円。

ブラザー販売,全色顔料ベースインク搭載A3ビジネスIJ複合機
 ブラザー販売は2月上旬,全色顔料ベースインクを搭載し文書の印字品質の向上を図ったA3判ビジネスインクジェット複合機3機種を発売する。装置寿命は約15万ページ。印刷待ち時間も短縮し,1枚目の印刷時間はA4判カラーで約6.0秒,A4判モノクロで約5.5秒。ランニングコストはA4判カラー約4.0円,A4判モノクロ約0.9円。カラー約1500枚,モノクロ約3000枚を出力できるインクカートリッジを搭載した。

京セラ,モノクロA4複合機とプリンタ3機種を発売
 京セラドキュメントソリューションズジャパンは2月,京セラドキュメントソリューションズ製のモノクロA4判複合機「ECOSYS M2640idw/M2540dw」と,モノクロA4判プリンタ「ECOSYS P2040dw」を順次発売する。同製品は従来品に比べ,ファーストプリントタイムやスリープ時の消費電力量を改善。無線LANやリモートメンテナンス機能を新たに搭載した。

フライデーナイト,デジタル印刷プラットフォームを発表
 フライデーナイトは1月16日,デジタル印刷を活用したAPI型印刷クラウドプラットフォーム「Codenberg(コーデンベルク)」を発表した。同プラットフォームは,API(アプリケーションプログラムインターフェイス)の機能によって,Webサイトやアプリ,企業の基幹システムやIoTなどの,データやサービスと印刷工場をつなぐ。注文・生産・配送などの印刷関連業務を自動化し,パーソナライズされた印刷物の制作や,同社が提携する印刷工場で1点からの注文などに対応する。利用には月額料金が必要。

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 デジタル印刷に関して,業態を変えずに印刷会社として何ができるのか。「印刷会社の内情やデジタル印刷への指針」「デジタル印刷のしくみ」「ユーザーの情報」を元に,デジタル印刷の成功への道筋を解説。『印刷会社とデジタル印刷 -成功への道-』
 POD(Print OnDemand)は入念に仕組み作りを工夫することでオフセットでは難しい印刷物や,消費者への効果を作り出すことができる。その特長を活かすための機能や基本原理を解説した入門書。印刷会社以外の総務の方にもわかるようにやさしく解説。『印刷技術基本ポイント POD編』

光写真印刷,VOC警報機
 光写真印刷は1月17日,日本印刷産業連合会の主催により「VOC警報機」を設置したオフセット印刷工場の見学会を開いた。惟村唯博社長は「ローラ洗浄時などでは印刷機直上の警報機が作動することが多いが,防護マスクを着用して作業を行うなど,作業者の意識が高まった。」と話した。

小森コーポレーション,つくばで内覧会
 小森コーポレーションは2月9・10日,茨城・つくばの同社で内覧会「OPEN NEW PAGES SHOW 2017」を開く。オフセット機とデジタル機のカラーマッチング,デジタル機が可能とする可変印刷,後加工との連携による最終製品ができるまでのビジネスモデルや,パッケージ印刷対応の各種検査装置・新装置,後加工と連携した付加価値の高いパッケージ印刷などを紹介する。

Kodakグラフィックユーザー会,総会やセミナーを開催 
 Kodakグラフィックユーザー会は2月9日,総会とセミナーなどを開く。セミナーでは,フュージョンの花井秀勝会長が「IT機能との融合による販促クロスメディア対策と課題」を,清水印刷紙工の清水宏和社長が「UV印刷対応完全無処理版Kodak Sonora XJ導入の狙いと経営的効果」をテーマに講演する。

東京都印刷工業組合,個別コンサルティングの研修開催
 東京都印刷工業組合は1月31日,四谷三丁目の東京都トラック総合会館で「団体課題別人材力支援事業」におけるコンサルティング事業のオリエンテーションおよび研修会を開く。研修テーマは「経営幹部の役割と組織の強化:自ら考え,自ら動く人材育成のために経営者は何をすべきか」。

凸版印刷,広視域な美発色ホログラムを発売
 凸版印刷は1月16日,写真のように実物に近い色を再現するカラーホログラムで広視域の製品「フォトカラーワイド」を開発したと発表した。模倣品被害を抑制するライセンス用途向けに販売する。同製品は,ナノ単位の光学設計と,その設計を実現するエレクトロンビーム描画技術を応用したもの。従来品よりも左右の視域をそれぞれ約5°ずつ拡大しており,世界最高クラスの広視域だという。価格は,ラベル形状で100万ロット製造の場合で約2.5円/枚。

大日本印刷,凹凸などの触感を付与できる加飾フィルムを開発
 大日本印刷は1月18日,射出成形と同時にその熱圧を利用して樹脂成形品と加飾フィルムを貼り合わせる射出成形加工において,表面の凹凸で,さまざまな触感も付与できる新型の加飾フィルムを開発したと発表した。視覚効果に加えて“触感”を付与できる加飾フィルムとして,自動車などの内装材向けに発売する。

共同印刷,加工性を向上した機能性フィルムを発売
 共同印刷は1月19日,非吸着性・保香性・ガスバリア性などの機能性と,ヒートシール性とを合わせもつ「非吸着性フィルム」の加工性を向上させ,量産に適した「ノンキャッチ」を発売すると発表した。樹脂素材の柔軟性を生かし,フィルム形状以外の包装材などへも展開可能なほか,同社のほかの機能性フィルムと複合化した包装材の提供もできる。

日本写真印刷,化粧品用マイクロニードル製品を薄型化
 日本写真印刷は1月17日,化粧品用途に最適化した溶解性マイクロニードルを薄型化したパッケージを開発したと発表した。溶解性マイクロニードルは,ヒアルロン酸などの生体ポリマーを基材として成形された微細な針で,角層の内部に直接成分を届け,溶解・浸透させるシステム。同社の開発したパッケージは,ニードル部の露出を製品ごと,保護ケースで覆う従来の形態とは異なり,保護機能を果たすプレートとニードル部が密着・一体化している。これにより,製品1つあたりのかさを縮小した。

大日本印刷,自動車向け曲面樹脂ガラスを開発
 大日本印刷は1月18日,耐候性や耐摩耗性を向上させた「DNP超耐候ハードコート転写フィルム」の加工性を改良し,自動車のサンルーフなどに対応できる曲面樹脂ガラスを開発したと発表した。同ガラスは,最大直径160mmの円弧(半径80mm)までの曲げ加工が可能。

大日本印刷,金属対応ICタグでレンタル品管理
 大日本印刷は1月16日,広友レンティア,日本アイ・ビー・エムと共同で,「レンタル品管理システム」を構築したと発表した。同システムは金属対応の広指向性ICタグを活用し,金属製の什器や機器などのレンタル品を管理するとともに,ビッグデータ分析によって稼働率の向上や在庫保管コストの低減を支援する。コーユーレンティアが2月より,約100万個のICタグを机や椅子などのオフィス家具に取り付けて全国展開する。

大日本印刷,不正改ざん防止ソフトが自動車業界で初採用
 大日本印刷は1月16日,DNPハイパーテックが開発した,アプリケーションなどの不正な解析や改ざんを防止するクラッキング対策ソフトウエア「CrackProof(クラックプルーフ)」が,自動車業界で初めて採用されたと発表した。車載システムのデジタル化やIoT化が進む中,自動車向けアプリのサイバー攻撃対策として活用される。

大日本印刷,キュリティシステムが自動車部品メーカーで採用
 大日本印刷は1月17日,通信機器同士の認証と管理を専用サーバーで行うセキュリティシステム「DNP Multi-Peer VPN(Virtual Private Network)」が,自動車部品メーカーに初めて採用されたと発表した。同システムを車載通信機器に組み込むことで,新車開発時の走行テストデータを遠隔地に通信するさいのセキュリティを高める。

共同印刷,太陽光発電設備が稼働
 共同印刷の情報コミュニケーション部門の生産拠点である茨城・五霞工場3号館に,1月10日に設置した太陽光発電設備が13日より発電を始めた。同設備のパネルは915枚で発電容量は247kW。年間発電量は約26万kWh。同社は約120トン/年のCO2排出量削減を見込んでいる。

コニカミノルタジャパン,テレワーク推進賞で受賞
 コニカミノルタジャパンは1月17日,日本テレワーク協会が主催する「テレワーク推進賞」のテレワーク実践部門で「奨励賞」を受賞したと発表した。同賞はICTを活用した場所や時間にとらわれない柔軟な働き方である「テレワーク」の取り組みを顕彰するもの。同社は,テレワークを導入・実践・定着させ,経営効率の向上,ワークライフバランスの向上など,有益な効果を出している点を評価された。

印刷OEM研究会,音楽・娯楽系パッケージ工場を見学
印刷OEM研究会は1月17日,ジャパン・スリーブの静岡・島田にある工場を見学した。エンターテインメント系CDやDVDのパッケージを主に生産する同社の印刷や豊富な後加工設備と取り組みを学んだ。参加者41人。

印刷成田講,46人が参加
 印刷産業,企業の融和親睦を図るとともに業界反映を願う印刷成田講(藤田弘道講元,凸版印刷名誉顧問)は1月19日,千葉の成田山新勝寺を参詣し大護摩修行を行った。参加者46人で,ここ数年来最多人数と言う。2016年より活性化のため副講元を置き,水野雅生(ミズノプリテック会長),浅野健(金羊社会長),宮腰巖(ミヤコシ会長)の3氏が就任している。

東京都印刷工業組合,小池都知事来賓に盛り上がる
東京都印刷工業組合は1月16日,丸の内のパレスホテル東京で新春の集いを催した。臼田真人理事長は「今後,印刷業界がどこに目標を置き何ができるか。当工組も着実に具体的プランを策定・実践し,顧客や社会に対し必要とされる企業になろう」と挨拶。来賓の小池百合子都知事から印刷会社への期待の祝辞があり,会場は盛り上がった。

日本印刷産業機械工業会,今年設立80周年
日本印刷産業機械工業会は1月18日,芝公園のザ・プリンスパークタワー東京で年始会を開いた。宮腰巖会長は「平成29年概算要求の中に設備投資減税の2年延長が盛り込まれた。Japan Color認証制度は,標準印刷認証が190工場を超え,また今後パッケージ業界へのさらなるプレゼンテーションを進め,さらに本年の早い時期にデジタル印刷認証制度の仕組みを確立する。今年は設立80周年を迎える」と挨拶した。

日本印刷学会西部支部,色の見え方を考える
 日本印刷学会西部支部は1月20日,大阪・大国町のモリサワで「多様化する環境における色の見え方を考える」をテーマにセミナーを催し,参加者50人が次の内容を聴講した。「照明光原による色の見え方の違いはなぜ起こるのか?」藤岡重蔵/コニカミノルタジャパン,「見え方に影響を及ぼす用紙特性と市場動向:紙メーカーからみた市場ニーズと用紙選定の留意点」木村篤樹/三菱製紙,「蛍光増白剤が及ぼすカラーマネージメントへの影響とその特色:測色値と色の見えの相違」川守田孝治/エックスライト社,「情報は伝える時代から,分かる・伝わるを保障する時代に:誰でもわかる,認識できるメディア・ユニバーサルデザインとは?」浦久保康裕/メディア・ユニバーサル・デザイン協会。

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3月18日まで,京都dddギャラリーで「グラフィックとミュージック」展
 太秦天神川の京都dddギャラリーは3月18日まで,「グラフィックとミュージック」展を開いている。2016年3月〜6月に福島のCCGA現代グラフィックアートセンターで開催された展覧会の巡回展。音楽に関係するポスターを展示。デザイナーが音楽をどのように表現しているか,「聞くこと」と「見ること」のクロスオーバーから生まれた作品を紹介する。1月29日にギャラリーツアーもある。入場無料。日曜・祝日休館。
http://www.dnp.co.jp/CGI/gallery/schedule/detail.cgi?l=1&t=2&seq=00000692

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 音楽ジャケット制作エピソード徹底解剖!デザイナーがこだわり抜いた音楽パッケージのデザインクリエイティブと製造技術,それらに関わる人々のエピソードを豊富な写真とインタビューで紹介。アーティストとデザイナーと製造技術者の三位一体で出来上がる「音楽のモノづくり」の魅力を物質的・視覚的な観点から解説します。『ミュージック・ジャケット・ストーリーズ-見て楽しむ特殊パッケージの世界-』

2月8日,ギフトショーで書店空間を考えるセミナー
 贈答品や販促品の見本市「インターナショナル・ギフト・ショー」が2月8〜10日,有明の東京ビッグサイトで開かれる。8日に「雑貨・文具・玩具チャネルとしての書店空間を考える」と題したセミナーがある。雑貨や文具の新業態「神保町いちのいち」を10店舗に拡大した三省堂書店の秋山弘毅氏と,知育玩具「LaQ」を全国2000書店に直接取引で広げたヨシリツの吉條嘉家氏が,書店の可能性や魅力,チャンネルを生かすノウハウなどを語る。参加費は事前申込3000円,当日申込4000円。
http://www.giftshow.co.jp/tigs/83tigsinvitation/seminar.htm

2月14日,スターティアラボが企業PR戦略のセミナー
 スターティアラボは2月14日,東京・西新宿の同社でセミナー「中小企業がとるべきPR戦略とは:ノウハウと事例を大公開」を行う。フロンティアコンサルティングの上岡正明氏が企業PRの基本や中小企業でも実行できる具体的な手法を紹介する。参加無料。要申込,定員30人。
https://www.41web.jp/seminar/seminar_20170214.html

2月22日,スターティアラボが労基法改正対策のセミナー
 スターティアラボは2月22日,東京・西新宿の同社でセミナー「社労士が教える労基法改正対策セミナー:法改正に監査のポイント,”知らなかった”のままで大丈夫?」を行う。アクタス税理士法人の古田明弘氏が労基法改正から考えるワークライフバランスに関して講演する。参加無料。要申込,定員30人。
http://ur0.work/B51A

月刊『印刷雑誌』最新号のご案内
2017年2月号【特集:注目集めるパッケージ】(販売開始!)
  現在のパッケージは,意匠性,材料(紙,フィルムなど),版式(平版,凹版,凸版,孔版),印刷方式(直刷り・オフセット,枚葉・輪転),表面加工方法(ニス,フィルム貼り,箔押しなど),表面意匠(光沢,マット感,立体,動き,ザラザラ感など)などさまざまな角度から創意工夫,分析・検討され,印刷・加工が施されます。このように多くの項目が,掛け算され,多種多様に生み出されるパッケージについて,取り上げました。

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週刊『印刷雑誌』8巻3号
2017年1月23日発行
編集:末包愛,古性基樹
編集・発行人:中村幹
発行所:株式会社印刷学会出版部

 

 

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