週刊『印刷雑誌』


週刊『印刷雑誌』 8巻36号 2017年9月25日
Japan Printer weekly Vol.8, no.36
毎週月曜日(休みの場合は翌日)10時発行

週刊『印刷雑誌』は,印刷会社に限らず,印刷物を購入する人,印刷に興味がある人を対象にした無料のWebメディアです。
紙メディアである技術専門誌の月刊『印刷雑誌』(税抜1400円)と連携し,印刷に関係した情報を中心に毎週月曜日発行しています。

■印刷にまつわる文化・歴史

長崎県印刷工業組合,本木昌造の資料収集・発行
 長崎県印刷工業組合と本木昌造顕彰会は9月1日,『PBながさき(PRINTING BIRTH NAGASAKI)に見る本木昌造』を発行した。1995年からの同組合長崎支部の会報『PBながさき』(Printing印刷 Birth発祥 Nagasaki長崎)をまとめたもの。本木昌造に関する年表,足跡,関連地図,蝋型電胎法も収録。9月1日に長崎市で行われた第142回「本木昌造墓参・法要」で参会者に配布した。A4判64ページ。

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日本ペーパークラフト協会,三越でペーパーアート作品を展示・販売
 日本ペーパークラフト協会とトッパン・フォームズ,オフ・クリエイトは9月13〜19日,東京・日本橋の三越「はじまりのカフェ」で,「紙のもつインパクト」展を開いた。トッパン・フォームズで毎年開いている「ペーパーレストラン」展の2015年テーマ「紙から生まれたTaketoriの物語」,2016年テーマ「KAMI神(GAMI)になった動物たち」に出展された,ペーパーアート作品から一部を展示したもので,一部作品の販売や,実際の見え方に近付くようにデータを補正し出力したレンチキュラー印刷の複製画の販売も行った。

■画像と印刷の新技術

凸版印刷,デジカメで3Dモデルを生成する画像処理技術
 凸版印刷は9月19日,デジタルカメラで撮影した画像から三次元形状モデルを自動生成できる画像処理技術の開発において,自動車デザインの製作プロセスにおける性能評価実験を行い,CADへの適用にも耐え得る高精度なモデル生成に成功したと発表した。同実験は2016年6月より行い,本田技術研究所が製作したドアのクレイモデルに対し,凸版印刷が同技術により三次元形状モデルを作成。表面平滑化処理を行った上で,工業用三次元測定機の測定結果と比べたところ,A4判にて誤差は0.08mmだった。これにより,従来は専用機器でしかできなかった製造デザイン工程における三次元形状計測が,同技術によって民生品のデジタルカメラでもできることが確認された。

凸版印刷,バーコードをスマホで撮影して真贋判定
 凸版印刷は2018年4月,米国Systech社と共同で,商品に記載されたバーコードの印刷の微細な差異を見分け,真正品照合が可能な個体認証サービス「UniSecure(ユニ・セキュア)」の日本におけるサービス提供を始める。消費者が専用のスマートフォンアプリで商品バーコードを撮影すると,その特徴点情報をクラウドデータベースに保管された特徴点データと照合し,真贋を判定する。凸版印刷が商品パッケージや関連印刷物の製造とバーコードの画像取得を,Systech社がバーコードの画像データ解析と照合,判定用アプリケーションの開発・提供を行う。

大日本印刷,6言語に対応した観光案内用のデジタルサイネージ発売
 大日本印刷は日本ユニシスと共同で10月1日,6言語表示に対応した観光案内用のデジタルサイネージを発売する。同製品は,画面上の地図からの観光スポットの検索や,QRコードを利用して観光スポットのデジタルパンフレットや地図をスマートフォンにダウンロード,クーポンの発券,周辺地域への回遊など観光を楽しむための機能を搭載した。

凸版印刷,デジタル印刷対応の食品包装向けバリアフィルム
 凸版印刷は9月下旬,HP社のデジタル印刷機に対応した,レトルト包材向けの透明バリアフィルム「GL FILMデジタル印刷グレード」を発売する。同社によると印刷品質はグラビア印刷と同等で,デジタル印刷に対応したレトルト包材向けの透明バリアフィルムは,同製品が世界初という。

大日本印刷,ICキャッシュカード即時発行サービスが採用
 大日本印刷は9月15日,金融機関の店舗でICキャッシュカードを即時に発行するサービスが,八十二銀行(全144店舗)で採用されたと発表した。また,工場からの郵送によるカード発行業務,インターネットバンキング用に1回のみ有効なパスワードを使ってログイン時の認証を行うワンタイムパスワードを表示する機器の発送業務も合わせて採用された。

■新製品発表

ミマキエンジニアリング,モンティ社製の昇華転写プレス機発売
 ミマキエンジニアリングは9月20日,イタリアのモンティアントニオ社(モンティ社)製の昇華転写プレス機「Mod.180T」を日本国内で発売した。同製品はエントリーモデルで,1300〜1600mm幅の転写紙に対応。テーブルがあり,ロールと端材(カット後の生地)どちらのメディアにも転写できる。シリンダーに真空密閉したオイルヒーターを採用しており,転写時に生地と転写紙に奪われる熱を素早く回復し,温度誤差を±1℃にすることで色ムラを抑える。価格は税抜398万円。

エプソン,昇華転写プリンタのハイエンドモデル発売
 エプソン販売は9月28日,セイコーエプソン製の昇華転写プリンタ「SC-F9350」を発売する。「PrecisionCoreTFP プリントヘッド」を2基搭載したハイエンドモデルで,大口径ローラによりロールの巻き取りずれを±2.5mm以内,紙送り精度は±0.15%以内に抑えた。独自の写真画像技術により,4色インクでも粒状感や横じま(バンディング)が少ない出力も図った。標準価格は税抜260万円。

コニカミノルタとSCREEN,デジタルラベル印刷機の販売協業
 SCREENグラフィックソリューションズはこのほど,コニカミノルタとデジタルラベル印刷機のミッドレンジモデルの販売協業に合意。10月から国内およびアジア地域を中心に,コニカミノルタのトナー方式オンデマンドラベル印刷機を両社のダブルブランドで販売する。

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■セミナー・勉強会

紙のエレクトロニクス応用研究会,紙の応用事例を紹介
 紙のエレクトロニクス応用研究会は9月21日,東京・外神田のArts Chiyodaで技術研究発表会を行った。筑波大学教授(日本印刷学会会長)の江前敏晴氏は,微細な振動により発電を行う「紙基板上の音振動発電機」について,動作原理や実験結果を報告。アポロジャパンの岸上郁子社長は,目に見えない次世代コードとして「スクリーンコード」の特徴やセキュリティでの応用事例を紹介。スタジオジン代表でデザイナーの平瀬尋士氏は,ori-revo(回転体ベースの立体折紙設計ツール)を元にデザインし,京都の表具組合や京から紙の職人とのコラボレーションによる折紙ランプシェードの商品開発の取り組みを報告した。

FFGS,生産の見える化セミナー開催
 富士フイルムグローバルグラフィックシステムズは9月15日,東京・六本木の富士フイルムで,見える化で生産改善している印刷会社の事例を紹介する講習会を催し,140人が参加した。同社の中林鉄治氏は「見える化と働き方改革による労働生産性向上で収益改善を図る」と題し,印刷業向け管理会計や,MISとWebポータルシステムを活用し収益を上げているアサプリホールディングス,作道印刷,服部プロセスの取り組みを紹介した。また,公栄社の庄司志津雄ゼネラルマネージャーはWebポータルシステムの運用や働き方改革について,残業は減っても売上は変わらない事例などを話した。

■人材育成・教育の取り組み

大日本印刷,ホワイトハッカーの訓練講座
 大日本印刷は10月,サイバー攻撃への対策要員を訓練,養成する「サイバーナレッジアカデミー」にて,サイバー攻撃と戦うホワイトハッカー(善良なハッカー)を訓練する講座を開設する。同講座では,攻撃者の心理を知り,その手口を迅速に発見する技能を身につけ,企業システムのセキュリティの脆弱性の早期発見や効果的な防御につなげる。

凸版印刷,産学連携ワークショップから誕生した新商品が発売
 凸版印刷と梅花女子大学および中田食品が2015年に行った産学連携ワークショップによって商品化した「梅豆乳鍋つゆ 梅なでしこ鍋」が,9月27日より全国のイオン各店で販売される。同製品は,中田食品が課題としていた若い女性をターゲットとした梅の新商品開発について,凸版印刷による商品企画・開発のノウハウの指導を受けながら,同大学の学生が考案した。

フレーベル館,都内で認可保育所を開園
 凸版印刷のグループ会社であるフレーベル館は9月21日,前者より東京・赤羽西の施設の提供を受けたことにより,2018年4月に,都市部にありながら自然に触れられる認可保育所「(仮称)フレーベル西が丘みらい園」を開園すると発表した。フレーベル館の幼児教育に関するノウハウや,凸版印刷の企画・開発力,教育に関するICTのノウハウなどを生かしたさまざまなプログラムやソリューションを展開し,子どもたちの健やかな育ちと地域の子育てを支援する。

日本印刷技術協会,事業分野別経営力向上推進機関として認定
 日本印刷技術協会は9月21日,経済産業省より8月18日付で「中小企業等経営強化法」に基づく「事業分野別経営力向上推進機関」として認定され,9月14日に同省で認定式が行われたと発表した。同省コンテンツ産業課が管轄する印刷・出版・アニメ・ゲーム産業では初の認定機関となる。

■印刷・デザイン・出版イベントスケジュール

10月22日まで,資生堂が手すき和紙の展覧会
 資生堂は10月22日まで,東京・銀座の同社ギャラリーで「かみ コズミックワンダーと工藝ぱんくす舎」展を開いている。手すき和紙の可能性を探り,衣服・芸術・出版の表現領域で活動するコズミックワンダーと工藝ぱんくす舎が,和紙作りにかかせない水に焦点を当てた工芸作品を展示している。入場無料。月曜休館。
http://www.shiseidogroup.jp/gallery/exhibition/

10月24日まで,京都dddギャラリーが平野甲賀氏の装丁展
 京都dddギャラリーは10月24日まで,「平野甲賀と晶文社展」を開いている。1964年から1992年まで晶文社の本の装丁を一手に担った平野甲賀氏の作品約600冊を紹介する。また,今春開かれた台湾での展覧作品の描き文字や,舞台やコンサートのちらしやポスターを手直しし,作品上のメモまで書きつけ和紙に刷り出した作品およそ80点も展示している。入場無料。日曜・祝日は休館。
http://www.dnp.co.jp/CGI/gallery/schedule/detail.cgi?l=1&t=2&seq=00000710

12月8日まで,富士ゼロックスがドイツ女性作家の版画展
 富士ゼロックスは12月8日まで,横浜・みなとみらいの同社で「ハンネ・ダルボーフェン」展を開いている。同社が所蔵する版画コレクションの中から,ドイツの現代美術を代表する女性作家ハンネ・ダルボーフェン氏の作品「私の父へのオマージュ」(96点組)を紹介している。入場無料。土・日・祝日は休館。
http://www.fujixerox.co.jp/company/event/hanga/exhibition.html

12月23日まで,CCGA現代グラフィックアートセンターで版画展
 福島のCCGA現代グラフィックアートセンターは12月23日まで,「ジョセフ&アニ・アルバース,二つの抽象:タイラーグラフィックス・アーカイブコレクション展Vol.30」を開いている。ドイツの造形学校バウハウスに学んだアーティストのアルバース夫妻が,晩年に手がけた版画作品を紹介する。入場料は一般300円,学生200円,小学生以下と65歳以上などは無料。月曜・祝日の翌日など休館。
http://www.dnp.co.jp/CGI/gallery/schedule/detail.cgi?l=1&t=3&seq=00000705

9月28日,東京国際フォーラムで「江戸・TOKYO 技とテクノの融合展」
 中小企業総合ビジネスフェア「江戸・TOKYO 技とテクノの融合展」が9月28日,丸の内の東京国際フォーラムで開かれる。主催は東京信用保証協会。中小企業270社や支援機関13機関・団体が出展し,生活・サービス関連や製造関連,IT・情報通信関連,先端技術,伝統工芸などの製品やサービスを紹介する。入場無料。
http://www.cgc-tokyo.or.jp/assistinfo/fair/index.html

10月6日〜12月1日,竹尾が「紙のかたち展2」
 竹尾は10月6日〜12月1日,東京・神田錦町の見本帖本店で「紙のかたち展2 ふわふわ,ごろごろ,じわじわ」を開く。3組の若手建築家たちがテーマに合わせて作品を制作。新しい紙の可能性を探る。10月20日にトークショーもある(要申込)。入場無料。土日祝日は休館。
https://www.takeo.co.jp/exhibition/mihoncho/detail/20171006.html

10月10〜31日,日本HPが各地でプリンター技術イベント
 日本HPは,次の日程と場所でLatexプリンター,3Dプリンター,水性プリンター,Workstation,の技術を紹介するイベントを開く。10月10・11日はベルサール新宿セントラルパーク,16日はTKPカンファレンスシティ博多,18日は広島県立広島産業会館,20日は名古屋国際センター,23・24日は大阪マーチャンダイズ・マート,27日は宮城県建設産業会館,31日はTKPガーデンシティ アパホテル札幌。要申込。
https://www.hp.com/jp/summit2017 

10月12日,日本出版学会が出版流通の研究会
 日本出版学会は10月12日,東京・三崎町の日本大学で研究会を開く。「今後の出版流通への展望と課題:本の販売の最前線から見た,出版産業の虚像と実像」と題し,取次の太洋社に勤務し,筑摩書房を経てNUMABOOKSに所属する松井祐輔氏が話す。参加費は一般500円,会員と学生は無料。要申込,定員40人。問合せは出版流通研究部会の鈴木親彦氏へ,メール(chikahiko80szk@gmail.com)。

10月13日,六本木でマーケティングの祭典
 マーケティングの祭典「THE MARKETING NATION SUMMIT」が10月13日,六本木のグランドハイアット東京で開かれる。主催はマルケト。参加無料。事前登録制。
https://jp.marketo.com/summit/2017/

10月16日〜12月22日,南青山で素材×デザインの展覧会
 東京・南青山のMaterial ConneXion Tokyoは10月16日〜12月22日,「BYPASS」をテーマにデザイン展「MATERIAL DESIGN EXHIBITION 2017」を開く。8組の企業とデザイナーが,素材の可能性を引き出し,新しい用途につなぐ道筋を紹介する。入場無料。土日祝日は閉館(11月3日は開館)。
http://www.mcx-mde.com

10月17日,スターティアラボが売上向上のセミナー
 スターティアラボは10月17日,東京・西新宿の同社で「現状の人員,リスト,サイトで,今まで以上の売り上げを叩きだす」をテーマにセミナーを行う。同社の田中次郎氏とベルフェイスの小林昭宏氏が,営業現場ですぐに使える生産性向上の手法から,商談件数を増やすための顧客育成の手法を紹介する。参加無料。要申込,定員30人。
https://mtame.jp/seminar/2017/1017/

10月19・20日,東京で「暮らしの包装商品展」
 日本包装技術協会は10月19・20日,東京・丸の内のKITTEで「暮らしの包装商品展」を開く。暮らしの中で何気なく使用している“包装”が,いかに重要でどんな役割を果たしているのかを,消費者向けに楽しくわかりやすく紹介する。印刷関係では大日本印刷や凸版印刷が出展する。入場無料。
http://www.jpi-expo.jp

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10月21日,日本出版学会が出版史の研究会
 日本出版学会は奈良女子大学日本アジア言語文化学会と共同で10月21日,奈良女子大学で研究会を開く。「内地/外地をまたぐ書籍流通史をめざして:転移・国策・ネットワーク」と題し,名古屋大学大学院の日比嘉高氏が,第二次世界大戦以前における内地外地をまたいだ書物の流通ネットワークの歴史を話す。参加無料。問合せは立命館大学の湯浅俊彦氏へ,電話075-466-3136。

10月23日,Tooが「制作現場の効率アップセミナー」
 Tooは10月23日,東京・品川のキヤノンSタワーで「制作現場の効率アップセミナー:できることから見直してみませんか?」を開く。同社とアドビシステムズが,現代のクリエイティブ環境に最適なソフトやハード,クラウドサービスやDTPに特化したサービスなどを,ワークフローに沿って紹介する。参加無料。事前予約制,定員100人。
http://www.too.com/event/y2017/adobe10/

11月1日,ユニバーサルコミュニケーションデザイン協会がUDのセミナー
 ユニバーサルコミュニケーションデザイン協会は11月1日,東京・汐留の電通ホールで情報開示のわかりやすさに関し有料と無料のセミナーを行う。問合せは,電話03-5524-0280。

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 障がい者を含めた多くの人が視覚的に情報を理解できるメディア・ユニバーサルデザインという視点。その現状調査や企業・団体の取り組み,技法,適応例をオールカラーで解説。『メディア・ユニバーサルデザイン』

11月8〜10日,幕張メッセで「Japan IT Week」
 Web&デジタルマーケティングEXPOや通販ソリューション展など10の展示会で構成する「Japan IT Week」が11月8〜10日,千葉の幕張メッセで開かれる。主催はリードエグジビションジャパン。入場無料。招待券と名刺が必要。
http://www.japan-it.jp/aki/

11月16日,日本出版学会が編集者を語る研究会
 日本出版学会は11月16日,東京・三崎町の日本大学で研究会を開く。「編集者として58年間考えてきたこと:なぜ,いま『日本ナショナリズムの歴史』なのか」と題し,今秋に『日本ナショナリズムの歴史』(全4巻,高文研発行)を刊行するジャーナリストで歴史研究家の梅田正己氏が,編集者としての58年の想いや著書の背景を語る。参加費は一般500円,会員と学生は無料。問合せは出版編集研究部会の飛鳥勝幸氏へ,メール(asuka@sanseido-publ.co.jp)。

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11月22日,繊維学会が紙パルプのシンポジウム
 繊維学会は11月22日,東京大学の弥生講堂で「紙パルプシンポジウム」を開く。「豊かな社会づくりに貢献する製紙技術と紙パルプの未来」をテーマに,大王製紙,ユニ・チャーム,王子タック,星光PMC,バルメット,田口技術士事務所が発表する。参加費は一般1万2000円,会員5000?1万円,大学官公庁関係者5000円,学生・院生2000円など。要申込,定員200人。
http://www.enomae.com/senni_pp/52ndSymposium.htm

11月29日〜12月3日,岐阜で「ポスターグランプリ」作品展
 岐阜県印刷工業組合は11月29日12月3日,岐阜・司町の「みんなの森 ぎふメディアコスモス」で若手デザイナーの登竜門「ポスターグランプリinぎふ」の作品展を開く。テーマは「with」。問合せは,電話058-295-4831。

12月4日,日本印刷学会がスクリーン印刷のセミナー
 日本印刷学会は12月4日,東京・新富の日本印刷会館で「スクリーン印刷の未来」をテーマにセミナーを開く。理想科学工業「感熱デジタル方式によるダイレクト製版」,日油「プリンテッドエレクトロニクス用途へ向けた,大気中プロセス可能なスクリーン印刷用銅ペースト」,京写「Printed Electronics技術によるフィルム回路基板の開発」,エスピーソリューション「高品質スクリーン印刷の「標準」と最新印刷事例の紹介」の講演がある。参加費は一般9000円,会員7000円,教職員・シニア2000円,学生会員1000円。要申込,定員70人。問合せは,電話03-3551-1808。

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週刊『印刷雑誌』8巻36号
2017年9月25日発行
編集:末包愛,古性基樹
編集・発行人:中村幹
発行所:株式会社印刷学会出版部

 

 

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