週刊『印刷雑誌』


週刊『印刷雑誌』 9巻10号 2018年3月12日
Japan Printer weekly Vol.9, no.10
毎週月曜日(休みの場合は翌日)10時発行

週刊『印刷雑誌』は,印刷会社に限らず,印刷物を購入する人,印刷に興味がある人を対象にした無料のWebメディアです。
紙メディアである技術専門誌の月刊『印刷雑誌』(税抜1400円)と連携し,印刷に関係した情報を中心に毎週月曜日発行しています。

■印刷を楽しむ

長崎県印刷工業組合,活版印刷の一筆箋を販売
 長崎県印刷工業組合は,活版印刷の一筆箋を販売している。表紙は近代活版印刷の祖・本木昌造による種字を復元して鋳造された「和様仮名文字」で印刷されている。価格は税抜250円。問合せは,電話095-824-2508。

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 天正遣欧少年使節の従者として活版印刷術を西洋に学び,初めて日本に伝えたにもかかわらず,歴史から葬り去られた日本最初の活版印刷人コンスタンチノ・ドラードの物語。『活版印刷人ドラードの生涯 リスボン→長崎 天正遣欧使節の活版印刷』(オンデマンド新装版)

吉田印刷所,薄紙へのテスト印刷を無料で提供
 吉田印刷所は3月6日,薄紙に印刷したインナーラップやDMを検討している顧客に向け,印刷技術向上のための印刷テストを兼ねることで印刷代を無料にして薄紙へのテスト印刷を提供する企画を始めた。3月は11日まで「tカラペ ホワイト 19g/m2」での注文を受け付けた。4月は「グラシン紙 薄口 25.8g/m2」での印刷テストを行う予定。申込は先着順で,製版や送料など諸経費は有料。

大洞印刷,グッズ販売の通販サービスを紹介
 大洞印刷は4月4〜6日,有明の東京ビッグサイトで開かれる「グラフィックデザインEXPO」に出展する。在庫を持たずに,さまざまなコンテンツを使った多種類デザインのグッズを販売する通販サービスを紹介する。

帆風,オリジナル刺繍キャップが作れる専門店を開設
 帆風は3月5日,オリジナル刺繍キャップが作れる専門店「Vanfu Shibuya」を東京・渋谷に開設した。キャップの形と色を選び,刺繍タイプと刺繍糸の色,デザインする文字や柄を決めて注文すると約1週間で完成する。

富士ゼロックス静岡,重要文化財「寛文十年社中絵図」を複製
 富士ゼロックス静岡は,伝統文化継承に貢献する活動の一環として,静岡浅間神社所蔵の国指定重要文化財「寛文十年社中絵図」の複製を製作した。3月14日に同神社で行う贈呈式で,伊藤彰一郎社長から宮司の櫻井豊彦氏へ贈呈する。同複製品は4月より静岡市文化財資料館に展示されるほか,教育活動やイベントなどでの展示にも利用される。

■印刷からの拡がり

大日本印刷,名画をモチーフにした壁面パネルをオンデマンドで提供
 大日本印刷は4月,ガラスの質感仕上げを施した鋼板(ホーロー)に,デジタル印刷で名画の特徴的モチーフや,画家の独創的なタッチを表現した,商業施設や公共施設向けの高意匠な壁面パネルを発売する。ホーローの独特なガラス質感と,葛飾北斎やクロード・モネ,ゴッホなどの名画作品の緻密な筆致を融合したデザインで,オンデマンドで大判の壁面パネルにインクジェット出力する。

大日本印刷,建装材ソリューションを発売
 大日本印刷は3月5日,店舗やショールームなどの売り場空間を手軽に演出できる5種類の建装材ソリューションを発売すると発表した。壁紙の上から簡単に貼れる「壁面リフォーム用腰壁材」,多様な陳列棚になる化粧板「WSペグボード」,マグネットで販促用POPなどを掲示できる壁装材「壁面装飾システム」,「マグネットを使用したフリーレイアウト什器」,「耐熱性に優れ,キズの付きにくいオーダーメイド不燃化粧板」がある。

大日本印刷,外装用化粧材に新デザイン5種を追加
 大日本印刷は4月,商業施設などの建築物の外装に使われる高耐候化粧材「EB外装フィルム」において,5種のデザインの新製品を発売する。新しいデザインは,和テイストやグレーイッシュ,ラスティック(素朴な)などの最新トレンドをコンセプトにした。

大日本印刷,表示する色や情報が変化する壁装材と光シェードを開発
 大日本印刷は3月7日,台湾E Ink社の電子ペーパー「PRISM」を使用して,表示する色や情報を自在に変えられる壁装材と,LED照明用の北欧風デザインの光シェードを開発したと発表した。同社はこれらを活用し,店頭でのアイキャッチ効果を演出するスペースデザインを創出する。

共同印刷,液体・粘体用小袋が採用
 共同印刷は3月8日,液体・粘体用小袋「Tパウチ・ショット」がアリストの携帯補給食「メダリスト エナジージェル」に採用されたと発表した。この小袋は開封位置のわかりやすさと,直線カット性による開封のしやすさ,内容物のこぼしにくさが特長。ロール原反から製袋,充填までの工程をワンユニットで行う。

凸版印刷,デジタルスタンプでスマホ決済・認証サービス
 凸版印刷は6月下旬より実店舗向けに,デジタルスタンプを活用し,決済やプロモーション,マーケティングなどの複数機能を一括で提供するスマートフォン決済・認証サービス「マルチスタンプ」の提供を始める。スマートフォンの画面にスタンプ型の電子機器をかざすことで,クーポン券やスタンプラリー,商品券や金券などの消し込みができる。約340万の認証パターンがあり,セキュリティ効果も図った。

大日本印刷,AIを活用して店舗の売場を評価するサービス
 大日本印刷は4月,AIを活用し,商品の陳列方法やPOPといった演出などをチェックして,店舗の売場を評価するサービスを始める。同社が2013年より提供してきた,調査員が実際の売場に行って調査・評価するサービスのノウハウや知見をAIに学習させており,売場の画像データを読み込ませるとAIがリアルタイムで評価を行い,蓄積された数千件のデータから比較して,結果をレポートで報告する。

大日本印刷,安全なIoTソリューションを可能にする基盤開発
 大日本印刷は3月よりNTTコミュニケーションズと共同で,IoT機器がモバイル回線を利用する際に必要なSIM(Subscriber Identity Module)に,通信データの暗号化などIoT機器のセキュリティを向上する機能を追加した,新たなSIMおよびeSIMの開発を始める。これをIoT機器に組み込むと,1個のチップでモバイル回線の利用とセキュリティの向上を同時に実現することができる。

経済産業省,購買情報利用のアプリ開発コンテスト
 経済産業省は3月7日,東京・市ヶ谷の大日本印刷で,購買情報を活用したアプリケーションのコンテンストを開き,アドウェルが開発する「SIRU+(シルタス)」が最優秀賞に選ばれた。同アプリはレシート情報から,購入した食品を栄養素へと変換。必要な栄養素に対して過不足を通知し,必要に応じた食品の購入を促すサービス。大日本印刷は同コンテスト事業を受託し,アプリケーションの製作で使用する購買情報を提供した。

凸版印刷,九州の魅力を拡大する新事業を共創
 凸版印刷は2017年9月より,StartupGoGoと共同で,九州の地域活性化や魅力の拡大に貢献する新事業を共創する公募型のオープンイノベーションプログラム「co-necto(コネクト)」を行っている。同社は3月6日,応募案件のうち優れた事業の表彰を行う成果発表会を開いた。最優秀賞をソフトウェア開発を行うQurateの「デジタル コンテンツ マーケティング プラットフォーム」が,優秀賞を九州大学起業部のNOVIGOによる「ワクチンシール〜医療を身近に,感染症リスクのない世界を目指して〜」と,アプリ開発を行うヤマップの「山を起点にした自然観光による地方創生プロジェクト」が,特別賞をバイオテクノロジー製品開発を行うVesCir Ltd.(台湾)の「肌情報を集めてスキンケア製品をカスタマイズ」が受賞した。

アドビ,消費者のコンテンツに関するトレンドを発表
 アドビシステムズは3月8日,消費者のコンテンツに関する意識調査「2018 Consumer Content Survey」の結果を発表した。この調査は,米英仏独日5カ国のデジタルデバイス(スマートフォン,タブレット,PCなど)を所有する18歳以上のユーザーを対象として実施したもの。日本の回答者1000人に,オンライン上での情報のシェアに関する意識を聞いたところ,76%が5年前に比べ気をつけるようになったと答えた。昨今のオンライン上にある情報の信ぴょう性や不確定な情報源に対する不信感により,多くの人が以前よりも情報のシェアにより慎重になってきていることが分かった。特に,18〜19歳では86%,20〜36歳では80%が,より気をつけるようになったと答えており,若い世代ほど慎重になっている。

■新製品発売

フォントワークス,人気アニメ書体収録のフォントパッケージ発売
 フォントワークスは特定の用途やシーン,利用者に最適な書体を最適な価格で提供するフォントサービス「mojimo(モジモ)」の提供を始めた。シリーズの第一弾として3月1日,同人誌制作に最適な書体をセレクトした「mojimo manga」を発売。人気アニメの公式フォントを含む,コミックなどで利用頻度の高いフォント,明朝体やゴシック体などのスタンダードなものからデザイン系まで,36書体を収録している。年間3600円。

字游工房,游明朝体・游ゴシック体の収録書体を見直し発売
 字游工房は4月2日,「游明朝体Pr6N」シリーズおよび「游ゴシック体Pr6N」シリーズを発売する。従来のJIS90基準のPr6フォント游明朝体Pr6シリーズおよび游ゴシック体Pr6シリーズは収録せず,今後は販売しない。1ライセンス3万2400円(1ウェイト)。

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 和文を中心に文字,書体に焦点をあて,書籍や雑誌をはじめとした印刷媒体や,さらにデジタル機器の表示までの文字の基本,デザインへの応用までを多数の図版を使ってオールカラーで解説。『印刷技術基本ポイント 文字・書体編』

フルット,ロゴやイラストのトレース済みデータを提供するWebサービス
 フルットは3月1日,ロゴタイプやイラストなどをトレースしてデータとして提供するWebサービス「digitize(デジタイズ)」の提供を始めた。利用者情報を登録してトレース済みのデータにしたい画像をアップロードすると,JPG,PNG,PSD,AI,PDFの5種類のデータにして納品される。価格は1点あたり1000円〜。

キヤノン,映像の動体をシルエット表示するシステム発売
 キヤノンは4月9日,マイルストーンシステムズ社のビデオ管理ソフトウエア「XProtect」に組み込むアプリケーションとして,映像内の動体をシルエット表示できるソフトウエア「Moving Object Mask for Milestone XProtect Version 1.0」を発売する。人物をシルエット表示にすることで,プライバシーに配慮しつつ空席状況のモニタリングするなど,映像活用の幅を広げることができる。オープン価格。

竹尾,ファンシーペーパー「玉しき」をリニューアル
 竹尾は4月,和を感じるファンシーペーパー「玉しき」を,あられ柄の6色展開(新色5色+白)とし,極薄物を加えた4連量の商品としてリニューアルする。新色は青,紅(くれない),黄,紫,玄(くろ)。従来の同みずたま柄,さしこ柄,きっか柄は1色での展開となる。

ミマキエンジニアリング,カット機能搭載UVインクジェットプリンタ発売
 ミマキエンジニアリングは7月,カット機能を搭載したUVインクジェットプリンタ「UCJV300-75」「同-107」「同-130」を発売する。それぞれ最大幅800mm,1090mm,1361mmとなっており,特に前者2機種は,POP,シール,ラベル,ステッカー市場に適している。カット情報とメディアの回転情報を記録したIDを同時に印刷し,出力データごとに自動的に読み込んでカットする機能を搭載している。218〜268万円。

エプソン,速度とメンテナンス性向上の衣類用プリンタ
 エプソンは3月中旬,衣類用プリンター「SC-F2150」を発売する。セット方法に変更を加えたことで,Tシャツの浮き上がり抑制やセット時間を短縮した。メンテナンス面では,自動インク循環システムにフィルターを設置し,凝固したインクを取り除くことで,ヘッドへの流れ込みを抑制している。また,クリーニングカートリッジの追加により,吸引キャップの清掃を自動化している。148万円。
 また,5年稼働保証付きキャンペーンモデル「SC-F21KH5」を期間限定で販売する。198万円。

ブラザー販売,4インチ幅対応の感熱ラベルプリンター発売
 ブラザー販売は4月中旬,お薬手帳用のラベル印刷などに適した4インチ幅対応の感熱ラベルプリンター「QL-1115NWB」を発売する。USB,無線LAN,有線LAN,Bluetooth,USBホストを標準搭載。使用環境に合わせてラベルを作成できる。また,最大255種類のテンプレートが登録可能。その他,バーコードデータが並んだA4サイズのPDFデータから,バーコードの位置を自動的に検知して1枚ずつ印刷できる機能を搭載している。

Too,PCなどのデータ復旧サービスを開始
 Tooは3月6日,顧客のデータを復旧する「あんしんデータ復旧サービス」を始める。Mac,Windowsパソコンや外部メディアなどが,故障して認識できない,または誤って消去してしまったなどの場合に,同社の技術スタッフが提携先と連携し,データの復旧を行う。診断申込5000円,データ抽出は,ダメージの大きさとデータ容量により1万円〜別途見積り。

トーヨーカラー,有機顔料製品の価格を改訂
 トーヨーカラーは有機顔料製品について,4月1日出荷分から価格改訂を行う。価格改定幅は1kgあたり,アゾ系150円,フタロシアニンブルー150円,フタロシアニングリーン700円,高級有機顔料800円の値上げとなる。また加工顔料は個別に設定している。

■プロの世界

日本プリンティングアカデミー,経営別科コース生4人が卒業
 東京・茗荷谷の日本プリンティングアカデミーは3月5日,卒業式を開いた。1年制の経営別科コース卒業生4人,経営本科コースの進級生2人による卒業課題発表,卒業生への証書授与が行われた。

小森コーポレーション,内覧会でデジタル機などをアピール
 小森コーポレーションは3月1・2日,茨城・つくばの同社で内覧会を開いた。廣済堂の中村和久氏が,同社が導入している小森のデジタル印刷機「Impreimia IS29」について講演した。内覧会ではH-UV搭載の6色輪転機を使ったパッケージの生産,反転機構付き8色機を用いた両面刷り,デジタル印刷機を使った小ロット生産の3つの実演を行った。

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 デジタル印刷に関して,業態を変えずに印刷会社として何ができるのか。「印刷会社の内情やデジタル印刷への指針」「デジタル印刷のしくみ」「ユーザーの情報」を元に,デジタル印刷の成功への道筋を解説。『印刷会社とデジタル印刷 -成功への道-』

印刷工業会,やる気のメカニズムを聞く
 印刷工業会は3月5日,東京・新富の日本印刷会館で管理者研修会を開いた。東京大学の池谷祐二教授が,好奇心を持って知ることを楽しみ,無意識を刺激し順応力を高めることが,やる気や記憶力を高めると解説した。また,記憶力は年齢と共に低下するということは無く,生活をマンネリ化させず,物事に興味を持ちポジティブに捉えれば,衰えることはないと話した。

印刷工業会,女性活躍推進の意見交換実施
 印刷工業会は3月6日,東京・新富の日本印刷会館で女性活躍推進部会分科会(第三期)最終報告会を行った。“多様な働き方への意識改革”分科会は,大洋印刷,水上印刷,第一生命保険,千修,三州製菓,トッパン・フォームズなどを取材し,継続して働ける環境を実践している各社の状況を報告した。“キャリアデザイン”分科会は,一人ひとり目標を持ち,その目標を会社の求めることに適合させながら達成できるよう,現状や問題点を検証した。“職場のコミュニケーション”分科会は,男性上司と女性部下の職場におけるコミュニケーションが充実し良好な関係の状態になるよう小型のガイドを作成した。

電子出版制作・流通協議会,電子図書館の現状を報告
 電子出版制作・流通協議会は3月6日,東京・新川の日本図書館協会で図書館における電子図書館の現状と期待されるサービスについて報告会を開いた。
 植村八潮教授(専修大学)は,教育現場における電子書籍利用について,「紙の本を読むことが読書である」といった読書観は,大人によって子供たちに構築されたメディア観であり,従来型の読書概念や書籍の範ちゅう外で,新たな読書と電子書籍が普及し始めているともとらえられると話した。
 野口武悟教授(同)は,大学図書館における電子書籍利用調査結果について,ようやく半数を超えた段階であり,懸念や課題は公共図書館と共通する点が多いと話した。

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 公共図書館における電子書籍貸出サービスを中心とした電子図書館サービスについて、現状と課題、将来展望を解説!『電子図書館・電子書籍貸出サービス 調査報告2017』

文化通信社,6月に中国の出版・書店を視察するツアー開催
 文化通信社は6月4〜7日,中国北京市の児童書出版社や多様な書店,大手ネット書店,印刷会社などを視察するツアーを開く。中国では日本の絵本が売れ行きを伸ばしているという。

博伸社,地域交流の音楽会を開催
 博伸社は3月21日,東京・潮見の同社で地域交流のための音楽会を開く。フルート奏者の吉原りえ,ヴィオラ奏者の加藤由貴夫,ピアノ奏者の松山隆子の各氏が出演する。

東洋インキ,地球環境大賞で環境大臣賞を受賞
 東洋インキSCホールディングスは2月28日,「第27回地球環境大賞」において,グループで推進している「バイオマス製品開発によるサスティナブル社会実現への貢献」で環境大臣賞を受賞したと発表した。受賞したのはオフセット・グラビア・フレキソの各インキと,ラミネート接着剤・ホットメルト粘着剤を含むバイオマス製品の開発および普及活動で,(1)客観的評価と事実に基づく情報表示と,(2)主要な印刷方式を網羅するバイオマス製品群の供給,の二つの方針が高く評価された。

■印刷・デザイン・出版イベントスケジュール

3月30日まで,竹尾がファンシーペーパー「カラープラン-FS」の展示
 竹尾は3月30日まで,東京・神田錦町の見本帖本店で「Colorplan“CHAOS”」展を開いている。厚手のファンシーペーパー「カラープラン-FS」全51色を用いたインスタレーションを展示しているほか,紙見本帳や製品見本を紹介する。入場無料。
https://www.takeo.co.jp/exhibition/mihoncho/detail/20180308.html

4月6日まで,竹尾が青山でクリエイターの個展シリーズ
 竹尾は東京の青山見本帖の店舗で,クリエイターの個展シリーズ「STOCK MEMBERS GALLERY 2018」を開いている。3月12〜23日に神田宇樹・相馬敬徳・若林亜美の各氏,3月26日〜4月6日に宇野智美・中島雄太・細谷百代の各氏の作品を紹介。入場無料。
http://www.takeo.co.jp/news/detail/002135.html

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4月7日まで,アドミュージアム東京で広告コンクール展
 汐留のアドミュージアム東京は4月7日まで,「第56回JAA広告賞 消費者が選んだ広告コンクール展」を開く。日本アドバタイザーズ協会が開催している同賞の受賞作品を紹介する。2017年度は,新聞,雑誌,テレビ,ラジオ,デジタル,屋外・交通の6部門合わせて1337点の応募があり,130人の一般消費者審査員による選考によって63作品が入賞した。入場無料。日・月曜は休館。
http://www.admt.jp/exhibition/program/

4月14日まで,天理ギャラリーで「諸国名所絵図めぐり」展
 東京・神田錦町の天理ギャラリーは4月14日まで,「諸国名所絵図めぐり:一枚刷りにみる,ふるさとの風景」展を開いている。江戸後期から明治期にかけての一枚刷を中心に,日本各地の名所・寺社案内用の刷物(すりもの)を,列島を北から南に巡覧するかたちで紹介する。入場無料。日曜休館。
http://www.sankokan.jp/news_and_information/ex_tg/tg163.html

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 日本の印刷術伝来から,江戸時代に浮世絵など華麗な美術作品として色摺り印刷物が花開くまでの道程を,政治や宗教,出版文化など社会的背景とともに技術的側面からも考察した印刷・出版文化史。『江戸前期上方色摺史の研究〜グローバルな進化の過程の下で〜』

3月13日,メディアの将来像を考える会が研究会
 メディアの将来像を考える会は3月13日の午後7時から,東京の早稲田大学で研究会を開く。「スマホ時代の情報の浴び方」と題し,スマートニュースの松浦茂樹氏が話す。参加費1000円。要申込。問合せは,同会幹事団へメール(inagakitaro@aoni.waseda.jp)。

3月15日,帆風が英文組版のセミナー
 帆風は3月15日,東京・千代田区のベルサール神保町で「実務に役立つ英文組版:考え方とその実践手法」をテーマにセミナーを行う。エディトリアルデザイナーのコントヨコ氏とスイッチの鷹野雅弘氏が,デザイナー・組版者や,英文原稿を準備する企画・編集・広報等担当者にも役立つ,後から恥をかかない実務に役立つ英文組版の基本知識を紹介する。参加無料。要申込,定員150人。
https://www.vanfu.co.jp/vf/seminar/194th

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 組版とページ割りの基本知識をカラー図版とわかりやすい説明でまとめた,初歩的な知識がすぐに身につく基本テキスト。『印刷技術 基本ポイント組版・ページネーション編』

3月22日,富士ゼロックスがPODのセミナー
 富士ゼロックスは3月22日,東京・六本木の同社で「教育・出版セミナー 2018 :Digital Solutionで新たな可能性」を行う。学習塾の生徒募集・教育の質の向上,学習参考書(資格書)の出版に関するソリューションを中ロット,スピード,多色化の課題を解決する最新のデジタル印刷技術とともに紹介する。参加無料。要申込。問合せはメール(seminar0322@fujixerox.co.jp)

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 POD(Print OnDemand)は入念に仕組み作りを工夫することでオフセットでは難しい印刷物や,消費者への効果を作り出すことができる。その特長を活かすための機能や基本原理を解説した入門書。印刷会社以外の総務の方にもわかるようにやさしく解説。『印刷技術基本ポイント POD編』

3月26日〜4月5日・4月17〜26日,大阪と東京で「味明物語」展
 フォントデザイナーである味岡伸太郎氏の著書『味岡伸太郎 書体講座』(発行:春夏秋冬叢書)出版を記念した展示会「味岡伸太郎 味明物語」が,3月26日〜4月5日に大阪の平和紙業で,4月17〜26日に東京の同社で開かれる。入場無料。土日休館。それぞれ3月26日と4月17日にトークショーがある。
https://www.font.jpn.com/ajimin/index.html

3月27・28日,リコージャパンが企業コミュニケーション製品のセミナー
 リコージャパンは,3月27日に神奈川・みなとみらいの同社で,28日に東京・築地の同社で「働き方改革(ワークスタイル変革)実践事例セミナー」を行う。企業に必要な新しいコミュニケーション方法や実践実例を紹介するほか,同社の製品の実演とオフィス見学を行う。参加無料。要申込,定員6人。
27日 http://www.ricoh.co.jp/event/seminar/17S281.html
28日 http://www.ricoh.co.jp/event/seminar/17S237.html

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 色再現は人間の感じ方が左右するテーマの一つでしょう。測色計の数値は同じ色になっているのに,異なる色に見える事象は枚挙にいとまがありません。今月号は照明に関する最新情報やJapan Color認証制度,測色の最新動向について解説しました。また色のコミュニケーションの基本に関する連載が始まっています。次号以降も,色の情報収集にお役立てください。

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週刊『印刷雑誌』9巻10号
2018年3月12日発行
編集:末包愛,古性基樹
編集・発行人:中村幹
発行所:株式会社印刷学会出版部

 

 

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